「ふぅ、今日はここまでにしよう。明日の選考試合に響いたら事だからな」
「了解。お疲れ様」
現在、インターミドル・チャンピオンシップ選考試合前日の夜。ラプターは空いた時間の稽古をゼスト、クイント、メガーヌの三人に交代制で頼んでいた。どうやらクイントとメガーヌは出場経験があるらしく、どの様な相手が立ち塞がるかなどを忠実に再現してくれたために、とても実のある練習が出来ていた。
「それじゃあ、俺はこれで。今日もありがとう」
「いいのよ~。お疲れ様、ラプター」
「お疲れ。明日は娘たちと一緒に応援に行くわ」
「はは、楽しみにしておくよ」
と、クイントとメガーヌとの挨拶も済ませて、ラプターは風呂場で軽く汗を洗い流した後に、自室のベッドに横になる。
もはやいつもの事なので誰も注意しないのだが、ラプターは誰に対しても敬語を使うことは無い。それが例え上司であろうと部下であろうと年上であろうと肉親であろうと、一切使わない。局内ではもはやそれが当たり前と認識されていた。注意する者は居ない。何故なら、彼はSランク魔導師で、今の階級に収まっていいはずのない人間であり、また本人曰く、管理局には入局したんじゃなく雇われてやった、とのこと。
つまり、レジアスなどの階級の高い者が頼んでまで入れた優秀な人材、ということになっているのだ。局内で。だからこそ、誰も注意する事が出来ない。しかし、彼のノリの良さと潔い性格が幸いしたのか、やっかむ者はこの地上本部には誰も居なかった。
「ナハト、おやすみ」
隣で既に就寝していると思われるナハトヴァールにそう言って、彼も眠りにつく。
「う~ん・・・・・・どうしようかなぁ・・・・・・」
しかし、ナハトヴァールは眠ってなどいなかった。ベッドの枕元でその小動物ほどの小さな体を丸めながら、あることについて悩んでいたのだ。
「・・・・・・うん、優勝でもしたら、いいかな」
ナハトヴァールも、最後に結論が出たのか独り呟いて今度こそ就寝するのだった。
◆
インターミドル・チャンピオンシップ。それは全管理世界の十代の魔導師達が頑張って個人計測ライフポイントを利用し、スポーツとしての魔法戦技術を競う競技大会。正式名称は「ディメイションスポーツアクティビティアソシエイション(略称DSAA)公式試合インターミドルチャンピオンシップ」という。
地区選考会とは、上手く行けばスーパーノービスという有利な状況に入ることの出来る予選の前段階の、予選の予選といえる試合だ。明日、ラプターが行うのがこれである。また、エリートクラスのシード組はこれを免除とされている。
その次は地区予選となっている。地区予選とは全勝ち抜き戦のトーナメント形式で、これは地区代表を決める為の戦いだ。
そして地区予選の次が都市本戦。都市本戦とは、地区代表二十人と前回の都市本戦優勝者の計二十一人が集まって開かれる決勝グラウンド。野球でいう甲子園の様なものだ。ここで初めて、ミッドチルダ中央部のNo.1が決まることになる。
そして都市本戦を越えた最後の舞台が、世界代表戦だ。これは都市選抜(ミッドでは三人)で世界代表を決めて選抜優勝者同士で行う大会のことで、これに勝てば間違いなく、全管理世界中最強の十代、ということになる。
これからやっと、その大会が始まろうとしている。
ラプターが出るのは、先も言った通りまずは地区選考会だ。この時点でスーパーノービスを取っておけば、後が楽な事に間違いはない。何せ、戦う回数が減るのだから。
しかし、ラプターのスーパーノービス入りは、ほぼ確定しているだろう。何せ、Sランク魔導師の資格を、デバイスと片腕無しにもぎ取って見せたのだから。
だからこそ、明日は単なる前夜祭程度に過ぎない。本当の戦いはその先の―――地区予選からなのだ。
◆
―――翌日。
開会式が始まり、そして終わり、今まさに選考試合が始まろうとしていた。
選考試合のルールは至ってシンプルだ。何故なら、禁止事項が質量兵器の使用禁止、とデバイスの非殺傷設定の解除禁止、などの当たり前のことばかりなのだから。
『それではAリング。ゼッケン34 VS ゼッケン1033』
「ほら、呼ばれたぞ」
セコンドのゼストが分かり切ったことを言ってくるが、よく分かっている。その方が、気合が入るという事を。
「てか、相手に怪我させないようにって・・・・・・素人じゃないだろうけど、加減難しい」
「まぁ、好きなようにやってみろ。これはお前の試合だからな。ピンチになった時か馬鹿やらかしそうになった時くらいしか、俺は介入しない」
「はいはい・・・・・・行ってきますか。オーディン、セットアップ」
ゼッケン1033番を装着しているラプターは、デバイスを起動させて二の腕までの黒い金属状のガントレットを纏い、指定されたAリングへと上がる。相手は、ラプターより五つくらいは年上の女性選手だ。武器はゼストと似通った薙刀―――いや、戦斧だ。
『Aリング、スタンバイ・セット』
少し悪ふざけをしてみようかと、開始前にほんの一瞬だけ表情を歪ませると―――
「言っておくが、ディバイン・シュラークとブレイク・シュラークは何があってもこんな場所で使うな。選手にトラウマ植え付ける気かお前は」
「はーい」
ゼストがものの見事にラプターの考えている事を言い当て、先に封じてしまった。毎回の模擬戦相手になっている為か、もうお互いの手を知り尽くしている仲になっているラプターとゼスト。既にゼストは、ラプターの思考を読むぐらいは本当に朝飯前だった為、今更思考の先読みなどに驚きはしない。
『レディ・ゴー!』
開始の合図が鳴ると同時に、相手がこちらに急接近してくる。しかし、ゼストほど速くなければ、クイントほど動きが読みにくい訳でもない。単調な、間合い詰めだ。
「なら、オーディン、出力10%まで抑えて、いっちょ一撃必殺いっときますか」
『(面白そうですね。了解)』
オーディンも乗り気なのか良い返事をする。しかし、その会話の時間にも既に相手は戦斧を思いっきり振るってきているのだが―――ラプターはそれを左腕で単純に掴み、そして右腕の方に魔力を限界まで集中させ―――その技を解き放つ。
「グングニル!」
オーディンの威力調整機能によってたった1割の出力しか出ていないそれだが、元の火力はあのディアーチェとはやて二人の最大火力を同時に相殺するほどの威力だ。
相手選手の腹に全力で拳を叩き込み、そしてリング外、観客席の壁の方まで吹き飛ばし、相手の選手はその壁に激突して気絶してしまう。
その瞬間、カンカンカン! という鐘の音が三回なり、決着の合図。同時に場が沸き上がり、ラプターに向けて拍手喝采が観客席から送られる。
「お前・・・・・・ジョーカーを始めから切ってどうするんだ」
「勘違いしてくれれば、それに越したことは無い」
そう。今回敢えて10%で敵に叩き込んだのは、焦って自分の一番の決め技を叩き込んで試合には勝ったが手の内を見せてしまったルーキー、ということを演出するための罠だ。先ほどのたった一割が最大威力と認識されればもうけものであり、また最大威力のグングニルは、誰にも、どの射程からも止められないからこそ最強なのだ。今のグングニルは、全力のそれの単なる一欠片に過ぎない。
ゼストも一度その脅威を見ている為か、納得したように無言で頷いた。
そしてそれから二時間ほど経ってからの事だった。
「おめでとう。文句なしのスーパーノービス入りだ。ちなみに、言ってなかったがお前は二組だ」
「逆に入れなかったら恥ずかしいだろ。Sランク魔導師が肩書きになっちまう。てか、そういう重要な情報は早く言えよ」
「・・・・・・それもそうだな。まぁ、今日はこれで帰ろう。祝う程のことでもないし、宴とかに期待はするなよ。そもそも、お前ほどの実力者がこの選考会に出ること自体がおかしいんだからな」
「へいへい。分かっておりますよ」
その後は真っ直ぐ帰路について、今日はしっかりと体を休めて、明日の試合に控えよう。そう考えて、ラプターは地上本部についた後、自室に戻ってすぐに寝てしまうのだった。
そして、翌日―――。
「下手なミスはするなよ」
「分かってるよ」
ゼストの忠告に半分だけ耳を貸しながら、スーパーノービスでの相手を見る。武器は恐らくラプターと同じ五体、もしくは純粋な魔導師タイプか、その混合。デバイスを展開しているのに何も持っていないのが、その証拠だ。
「・・・・・・オーディン」
『(なんですか?)』
「ちょっと、強い奴いぶり出す為に、挑発してみねぇか? この会場全体に対して」
ラプターが提案すると、黒いガントレット状態の展開されたオーディンは少し考える間を作ってから、答えを述べた。
『(いいのではないでしょうか。ただし、手の内はあまり見せないようにお願いします)』
「まったく、とことん優秀な奴だな」
デバイスメンテナンスは、選考会の一週間前―――つまり、ミッドに帰還してすぐに行っていた。今日も、オーディンは絶好調だ。
『それでは、両者準備が出来た様です。そして、戦闘開始のゴングが今―――』
と、司会者が言っている間に、ラプターは体を完全に脱力させて、敵に気配以外の全てを感じさせないようにする。感情を感じさせなければ、力といったものも感じない。これほど不気味な存在は、他にはないだろう。
―――カンッ!
『鳴りました!』
「てやぁぁぁ!」
掛け声と共に、相手がラプター向けて突撃してくる。どうやら、純粋なインファイターのようだ。しかし、今はどうせ解析しても無駄だと考え、意識を集中させる。
より怖く、恐ろしい存在をイメージして、その存在になり切る為に雰囲気を同一化して―――相手に殺気と悪意だけを、全力でぶつける。
「ひっ!?」
ひ弱そうな声を上げて、対戦相手のラプターより八歳ほど年上の女性はバックステップを取る。つまり、間合いを取った。それは確かに、判断としては正しい。
しかし、いま彼女の目に映るラプターはきっと・・・・・・怪物のように、見えた事だろう。何せ、親の仇を見るような目で、憎悪を、怒りを、殺意を、悪意を、的確に、全力でぶつけてくるのだから。そして目を半眼にすれば・・・・・・恐ろしさは、もはや殺人鬼などの比ではなくなる。
一歩、ラプターはゆっくりと足を進めた。そうすると、相手の女性は一歩、後退する。再び一歩、ラプターがゆっくり足を進めると、再び一歩、女性が後退する。
間違いなく、彼女は恐怖していた。目の前の、バケモノに。人間にあるまじき何らかの生物に、恐怖を抱いていた。圧倒的威圧感の前で、呼吸は乱れ、心拍は上昇し、思考が混乱し、周りの声がまるでずっと遠くから言われている事のように、聞こえにくくなる。
「はぁ、はぁ・・・・・・」
威圧感を掛けられている以外に、アクションはお互いに何も取っていない。精々、ゆっくり、ゆっくりと一歩を歩んでいるだけだ。しかしその一歩一歩が、彼女の恐怖心を駆り立てた。不気味な程遅いその歩みに、相手の最高速度が分からない。思考が混乱しているため、その最高速度が例え普通の者の速度だったとしても、対処に遅れる可能性がある。そうすれば、あるのは負け―――いや、死かもしれない。そう思わされるほど、今の彼女は精神的に追い詰められていた。
「―――っ!」
彼女のセコンドが、これはダメだと思いタオルを投げる。それは、降参の合図だった。
それと同時に、ゴングが鳴り試合終了の合図を告げる。会場は静まり返っていた。先ほどの威圧感が、会場の全域に広がっていたのだ。
ゴングが鳴り終わると同時に、ラプターの威圧がウソみたいに霧散した。既にそこに居るのは化け物では無く、ただの十歳の少年だった。
「う、うぐっ、ひっく・・・・・・」
「泣いていい。むしろ、アレによく、あそこまで耐えたな」
どうやら、やり過ぎたらしい。対戦相手の女性は完全に今の恐怖から解放されたことに、涙を流している。ラプターはとりあえずゼストを見てみるが―――恐ろしい形相で、こちらを睨んでいた。つまり、責任取ってこい、という合図だった。
「あー・・・・・・その、何かすみません。威圧掛け過ぎちゃったみたいで・・・・・・」
「いや、むしろそれで良い。この恐怖心を克服できるかどうかはコイツ次第だが―――確実に、成長の糧とはなる」
スポーツマンシップ精神に則ってか、相手のセコンドはラプターに憎悪の感情を示さない。そして、ラプターを毛嫌いする雰囲気すら放たない。
「・・・・・・では、せめて精神値の安定くらいは協力させてください」
普段は全く敬語を使わないラプターが、そこで急に敬語を使い、オーディンに命令する。
「オーディン、この子の精神値、安定させてやってくれ」
『(了解)』
今この場で言う精神値とは、要するに心拍数の安定を意味する。今、目の前の彼女は恐らくだが恐怖で、心拍数が酷く上昇している筈だから。
『(マインド・ヒーリング)』
そして、これはラプターの魔法では無い。オーディンに元から組み込まれていた、ルーン魔術というものの一端だった。
ルーン魔術とは、何らかのものに文字を書き、刻み、それに微量の魔力を込める事により発動する、北米神話に登場する魔法なのだが―――どうやら、その魔法は実在するモノらしく、オーディンを造った開発者たちが、軽い悪戯心でこれまた組み込んでいたらしい。それも、どれも実戦では全く使えないようなモノばかり。レジアスが無駄な経費を掛けられて頭を抱えていたことを、ラプターは今でも鮮明に覚えている。
対戦相手だった彼女の周りにほとんど無色の魔力粒子が舞う。そして一秒一秒、彼女は確実に心拍数が安定したものへとなっていった。その証拠に、荒かった呼吸が整ったものになっている。もう、心配は無いだろう。
「ほら、立てるか?」
「は、はい・・・・・・」
ラプターが女性に手を貸すと、女性はその手を取って立ち上がる。
「では、自分はこれで、失礼します」
一度お辞儀をして、ラプターはゼストの元へと戻った瞬間―――ゴンッ! という強い衝撃がラプターの頭を揺さぶった。つまり、ゼストに鉄拳制裁を加えられた。
「全く、この馬鹿者が。本気で殺意をぶつけるとか、何かを考えているんだお前は」
「いってぇ・・・・・・いや、ちょっとしたあぶり出し・・・・・・というか挑発した。上位ランカーやら他の強者とかに」
「で、成果は得られたのか?」
説教は既に終わったのか、行動の成果をゼストは聞いてくる。すると、ラプターは後ろを向いて観客席の少し後ろで立って試合を見ている、歳は十四か十五辺りの男と、それとは全く正反対に居る正面側の観客席の少し後ろに居るこれも十四か十五辺りの女性。そして両横の観客席の後ろに居る十七、十八ほどの男女、そして観客席に紛れ込んでいる一人を見た。
「五人、くらいかな。いや、此処に来ていないのを合わせたりすれば、十くらい、かもな。ちょっと楽に勝つのは、難しくなったな」
「まぁ、逆に良い事だがな」
これにて、今日のラプターの試合はもう終了だ。観客席で次の試合を見てもいいのだが、今はコンディションを整える方が今は重要視される。そういった理由を付けてゼストを扱き使おうとラプターが考えていると―――
「言っておくが、俺にはまだ仕事が残っている。試合の映像は他の誰かに取ってもらうんだな」
「へいへい、分かりましたよ」
流石にそういった理由があるのでは、ラプターも引き下がる他に無い。それに、今日はスーパーノービスの試合だけで、エリートクラス・・・・・・つまり、相手が去年のベスト十位やら五位やら一位やら、という者の試合が見られるのは、明日からなのだ。ならば、別段自分と同じ新人に何らかの目星も付ける必要も無いだろうと、思い、ラプターはゼストと共に人混みの会場の中を出る。
そしてやっと、入口に出そうな所で―――ラプターは何故だか、自分でも何故か分からない内に、視線が横へと逸れていた。その視線は、黒いフードを被り、そのフードの中から艶やかな黒色の前髪を覗かせた者を捉えた。
(あれは―――!)
「リッド!」
思わず大声を上げてそちらの方に手を伸ばしてしまう。来た道を逆走しようとしたが、しかし人の流れには逆らえず、ラプターはなし崩し的に外に出る事になってしまう。
「どうした? 知り合いでも居たのか?」
「・・・・・・いや、多分、気のせい」
そうだ、冷静に考えれば、彼女がこの時代に居る筈がない。何故なら、古代ベルカは既に、ずっと昔の、話なのだから。彼女が現世に、あの姿のままで―――生きている筈が、ない。
「見間違い、だよな・・・・・・?」
しかし、否定したくない自分が、心の中に居た。あの頃、あの時の返事をしたいと思ってしまう自分が、心の中に。
「・・・・・・少し、調べてもらおう」
会場から出て地上本部の自室に戻ったラプターは、父親宛にメールを送信した。
内容を要約すれば『エレミアが現代に生きているかどうかを知りたい。もしくはその子孫。すぐに調べて欲しい』というものだ。前置きに前に話した婚約者やら何やらの長い文章が連なっているが、それは所詮馬鹿親父を食付かせるための餌であり、内容にはほとんど関係ないといっていい。
「・・・・・・もう、寝るか」
大会は明日だ。今のように困惑と迷いを残したままでは、勝てる試合も勝てなくなってしまう。だからこそ、頭を冷静にするために、今は寝よう。
困惑と迷いがあるのに反して、ラプターはすぐに眠りにつけた。それはきっと、精神的に少なからず疲れがあったからだろう。
そして、朝目覚めた時だ。
「ん・・・・・・? メールか」
大方、あの馬鹿親父が調べてくれたのだろうと思いつつ、その内容を見てみた。
『調べたところによれば、子孫は居るらしい。てか、現代に大昔の人間が生きてるわけねぇだろ馬鹿息子。それと、子孫の方は今二、三歳。どうやらお前と同じ―――いや、少し違うだろうが、少量の記憶と武術が継承されているらしい。ま、調べられたのはそれだけだ。もう少し時間を掛けて、俺も個人的に調査してみるから、そっちはインターミドルを頑張りやがれ。以上』
と、書かれていた。あの背丈からして、あの時のフードを被った者はラプターと同じ十歳ばかりの筈だ。ならば、やはり人違いだったらしい。
「ふぅ、ならいっか」
今考えれば、古代ベルカの武術オタクであればエレミアくらい知っていてもおかしくはない。なら、そのコスプレか、などという考えに至って、納得した。つまり、ラプターは自己解決した。
「さぁて、なら行きますか」
今日はエリートクラス。予選や選考会、スーパーノービスクラスの戦いを免除された上位選手たちも、今日はあの会場で凌ぎを削る。
困惑と迷いは既に無い。だからこそ、全力で戦うことが出来る。
「っと、呼ぼうと思っていた所だ。行くぞ、今日は上位選手たちも参加しているからな。全ての試合、見逃すことは出来ん」
「へいへい。分かっていますよ」
今の時間から出れば、恐らくエリートクラスの初戦に、ギリギリ間に合うかどうか、といったところだろう。ならば、少し急がなければ。
こうして、ラプターとゼストは会場に向かったのだった。
さて、次はいよいよエリートクラス戦に突入です。
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また、更新速度が学校が始まる事により二日に一話、三日に一話になる可能性がございます。その点に関しましては、本当に申し訳ないと思っていると同時に、ご愛読者様の皆様に、ご理解をいただけたら、と思っております。
ただし、手を抜くつもりは一切ありません。これからも更新バリバリと出来る限りしていきますので、どうかこれからも、ご愛読の方をよろしくお願いいたします。
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