『黒翼』と『ガルーダ』の筆休め。
此方は原作アンチ、原作主人公勢アンチの人には向かないかも?
今度はラブコメ?…だ!!
◆◆◆
貴族ってのは…特に男は結局、その【家】を継いで、初めて貴族なんだ。
家継ぎ確定な長男以外…即ち
本家筋に分家を興して貰い、その当代となるのも手だが、それは やり過ぎると、今度は それが【家】の恥になっちまう。
ならば、次男坊三男坊が貴族で有り続けるには、どうすりゃ良いか?
例えば政的、或いは戦働き等で実績を納めて のし上がり、当人一代限りの爵位を得る。
それと もう1つ、嫡男、或いは本当に
尚、
…しかし俺には、政の才能は殆ど無い。
ならば戦は?
残念ながら今は一応、平和な御時世って事になっている。
火種が全く無いって訳じゃないが、戦争なんて簡単に起きやしない。
その代わり…って言うのもアレだが、今 貴族の間じゃ、いや一般の民も含めて大人気な
…って、ゲームで勝ちゃ爵位ってオマ…
ぶっちゃけ これ、何処かの親馬鹿貴族が自分ん処のボンボンを救済したいが為に、無理矢理に作った
まぁ、それで爵位を得られる位なら、そいつは
尤も、その時には俺は既に、余所の【家】の令嬢さんとの婚約(婿入り)が決まっていたのだが…やっぱし単に婿養子って、男としてカッコ悪くね?
≫≫≫
「せぇいやゃあ!」
「無ぅ~駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァあッ!!」
…で、ゲームで結果を出す為には、やはり それなりに努力・鍛練が必要な訳で有り…
幸いにも俺は その重要性を早い内に…今、現在進行形で
この男とは3年前に初めて会った時、挨拶代わりにと手合わせしてみたのだ。
…が、最初は この男の
しかし結果は、俺の"血筋"故の特性での辛勝。
…と同時に俺は戦慄した。
今の儘では数年後には俺は、この【努力マン】に不様に敗れ、その後は一生、この男に勝つ事は無い!…と。
この年下の男に そう感じ、その後は当時の俺を含む、周りの連中の価値観からすれば、変人扱いされる程な鍛練の末、今の実力を身に付ける事が出来た。
結果的にゲームでの勝利を積み重ね、つい先日、漸く俺は爵位を得たのだ。
尚、この男とは今も修行仲間であり、
「ゼィ…ゼィ…」
「ハァ…ハァ…
テッメー、また強くなりやがって!
この、努力マンが!」
「ははは…俺には、それしか無いですから。」
それは互いに顔面フルボッコで息絶え絶え、地面に大の字で倒れながらも、笑いを交えた会話。
「…ん?」
「どした?サイラオーグ?」
そんな時、この黒髪の男…サイラオーグが何かに気付く様な台詞。
それに釣られ、此奴が顔を向けた先を俺も見てみると、
「あ、あの…」
「あ…」
紅い髪の毛の美少女が顔を赤くして、もじもじしながら そこに立っていた。
「どうして此処が…って、あー、ユーベルーナか…」
「ん…その、此処だって、聞いたから…」
「あー、そーだったー。
きょうわ ひるから きゃくじんが たずねてきて、その あいてをしなければいけないんだったー。
じゃ、そんなわけで おれ、そろそろ かえりますんでー。
おぃ、クィーシャ。」
「はい、サイラオーグ様。
それではライザー様、リアス様、我々は これで失礼します。後は…ごゆっくりと♪」
「え、ちょ待…!?」
彼女の登場に何かを察したのか、サイラオーグは御付きの女性が展開した転移魔方陣で、この場から姿を消した。
…って、何故に棒読み口調?
「…で、何事かな、リアス?」
そして、1人残った少女に何事かを尋ねると、
「あ、あの…おぉお、お弁当、作ってきたので、食べて下さい!」
そう言って、更に顔を赤くして、
あー、もう そんな時間帯か。
「あぁ、有難うな、リアス。」
「うん…」
よーし、飯だ、飯。
リアス・グレモリー(15)
グレモリー家長女
同家次期当主候補
サイラオーグ・バアル(16)
バアル家長男
同家次期当主候補
リアスの従兄
ライザー・フェニックス(19)
フェニックス家三男
リアス・グレモリーの婚約者(婿養子)
※各キャラの年齢(差)は、小説オリジナル