「冗談じゃないわ!」
◆◆◆
やあ、ライザー・フェニックスだ。
コカビエル騒動から約3週間、久し振りにオカ研部室に顔を出してみたら、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
(」゚o゚L)
リーアたんが、
「ちょ…姫島君、一体、何が有ったんだい?」
「はい、実は…」
≫≫≫
「はっはは…
兵藤君も、災難だったなあ。」
「ライザー!笑い事じゃないわよ!」
「おっと、これは失礼。」
要約すると、こうだ。
【凶報】先週辺り、兵藤君に出来た新規の顧客が、実は堕天使総督のアザゼルだった件。
…曰く、堕天使の総督殿は『最近 日本に引っ越してきた、日本大好きな外国人』として、兵藤君に接触してきたらしい。
連日、テレビゲームの対戦相手だとか、夜釣りの付き添いとかな、悪魔稼業としては かなり楽な依頼に対して それに そぐわない、高価な壷やら絵画を対価として差し出していたそうだ。
そして今夜、ゲームの対戦中に いきなり正体を明かしたとか。
「…で、兵藤君は そのアザゼルに、何か されたって訳じゃ、ないのかい?」
実はアザゼルは、
木場君情報だが、あの白龍皇の他にも、既に何人もの
「それが…普通に自己紹介された後、此方は戦々恐々だったのに、『ふはははははは!そんなに鯱張るよ!別に食ったりしねぇよ!』って大笑いしながら背中バンバン叩いてきて、その後また普通に一緒にゲームして、『今夜の対価だ』って、このケーキ貰って…だけでした。」
「「よし、お茶の準備だ。」」
「畏まりました。」
「ライザー! お兄様も!!
グレイフィア!貴女も本当に紅茶を淹れたりしない!」
あ、言い忘れてたが、今 部室には、サーゼクス様とグレイフィア様も、来られている。
リアスから『アザゼルが駒王町に居る』との報告を受け、駆け付けてきたのだ。
「大丈夫だよ。アザゼルはコカビエルと違い、余程な事が無い限りは、自分から手を出したりは しないさ。
今回みたいな悪戯は、するだろうけどね。」
それは それで、余計に
とりあえずは、兵藤君が無事で何よりだな。
≫≫≫
「それにしても堕天使総督殿は、お早い お着きですね。」
「全くだね。」
「早過ぎるわよ!」
未だに怒りが収まっていないリーアたん。
まあ、堕天使が自分の縄張りに不法侵入した挙げ句、自分の下僕に接触したとなると、ねぇ?
でもな、リアス。
お前も約1週間、その気配に全然 気付かなかったんだろ?
その辺りは、きちんと反省すべきだぞ。
「そ…それは、解ってるもん…」
……………………。
そして、アザゼル。
コカビエルの事件の後、グリゴリ側から、この件を含めて悪魔、そして天界に対して色々と話したいと、三竦みのトップ会談を持ち掛けてきて、それが この駒王学園にて、1学期終業の日の夜に執り行われるのが決まったのが、丁度1週間前。
タイミング的に、アザゼルは それが決まったと同時に、駒王町入りした事になる。
「その会談の前に…来週の授業参観。
リーアたん、僕も参加させて貰うy
「来ないで下さい。」
「ほう?授業参観ですか、面白い。
ならば俺も、リーアたんの婚約者としt
「嫌っ! 絶っっっ対に来ないで!!」
…………………………orz
「いえ、ライザー様?『部長に婚約者が居る』とか知れたら、学園全土がパニックになりますから…」
▼▼▼
◆◆◆
イッセーだぜ!
授業参観は、何とか滞りなく終わった。
…授業自体は。
ウチのクラスの授業は英語。
悪魔に転生して、少なくとも地球圏の言葉の壁は超越した俺にとっては、楽な授業だった。
父さん母さんも、俺の英会話のレベルの高さに、驚いていたよ。
ただ、その授業の後…
「えー? これが私の正装だよー?☆」
「な、訳が無いでしょう!
あ、兵藤! お前も この御方の説得を手伝っt…って、こら!逃げるな!?」
魔王様が1人、セラフォルー・レヴィアタン様が、魔法少女コスプレの撮影会をしていて、その騒ぎを聞いて駆け付けた生徒会と揉めていたり…
とりあえず匙、俺を巻き込むな。
≫≫≫
「見て下さい!此処でリーアたんが、先生に指されて答えるのです!」
「ほぉ~♪」
「止ーめーてーっ!!?」
そして帰宅後、何故か我が家で部長やサーゼクス様とグレイフィア様、更にはグレモリー公爵…則ち部長の お父さんを招いての、授業風景の上映会が始まったのだ。
これには部長は勿論、部長の猛反対も有り、結局 授業見学には顔を出さなかった、ライザー様も参加。
サーゼクス様の解説に部長、髪の毛みたいに赤面。
「…で、この娘さんがアーシアちゃんと云って、ウチのイッセーの彼女なんですよ~。」
そして部長の次は、ウチの父さんが撮った授業風景だけど この人、
まあ、俺も恥ずかしいから、別に良いけどね。
「ほう? 彼女…ですか?www」
「彼女…ねぇ?www」
…ライザー様?部長?
お願いですから、『正確には"3人の彼女の内の1人"』とかな余計な発言は、場が拗れるから止めろ下さいね?
▼▼▼
◆◆◆
引き続き、イッセーだ!
今日で、1学期は終わり。
明日から夏休みを迎える この日の夜、悪魔、天使、堕天使…三竦みのトップ会談が始まった。。
元々はコカビエル騒動が発端で、各勢力のトップが色々と話す会談の場に、俺達オカ研メンバーや生徒会の皆さんも、騒動の中に居た者として参加。
ついでに あの騒動の数日後に、新たにリアス部長の眷属となった新メンバー…も、同席しているのだ。
尚、やはり あの場に居合わせていたライザー様は、スケジュールの調整が付かず、今回は欠席だ。
堕天使のトップとして姿を現したアザゼルの御付きには、あの白龍皇が。
鎧を着ていない その容姿は、俺と そう歳が違わなく見える、銀髪のイケメン男だった。
天界からは、熾天使のミカエルが。
アザゼル、コカビエル同様に聖書に名を記し、ゲームなんかでも、大抵は天使のトップの位置に居る、メジャー天使だ。
そして悪魔の代表は、魔王であるサーゼクス様とセラフォルー様。
そしてグレイフィア様が、出席されていた。
参考迄にセラフォルー様は、
何だ、やれば出来るじゃないですか。
≫≫≫
そして会談開始。
最初はコカビエルの件についての、堕天使総督の言い訳と言うか、説明だ。
あの時のグレイフィア様の推測通り、あの騒ぎは堕天使組織とは関係無く、コカビエルの単独(他にもクソ神父とか居たけど)だったらしい。
結局コカビエルは"
因みに あのクソ神父は、悪魔が管轄する地上施設にて、死ぬまで地下牢の中の生活が確定している。ざまぁ!
そしてコカビエルの話の後、3大勢力の戦争について話したりで…途中、堕天使陣営が多数の
しかし、最初に『和平』という単語を口にしたのが、あのアザゼルだったのには、皆が驚きを隠せなかった。
そして この堕天使トップの提案に、魔王様と天使長は無言で頷いた。
「和平…か…」
いや、俺だって、争い合うよりかは、平和な方が良い。
しかし これから先、俺個人が堕天使や天使達と仲良く出来るかと云えば、疑問しか沸かない。
確かにアザゼル…さんは、俺的には気さくなオッサンってイメージが強い。
しかし堕天使は、俺やアーシアが悪魔に転生した、直接の原因。
俺とアーシアを、一度は死に追いやった存在だ。
確かに現状には不満が無いが、それは あくまでも、結果オーライな話だ。
そして、天界の連中。
コイツ等は堕天使以上に、信用出来ない。
この前のイリナ達みたいに『私様EREEEEE!』と勘違いしてる様な奴等。
世間一般に対して
木場は それで、命を落としたんだ。
しかも、その計画を異端とか謂いながら、その成果は『使える』として、その後も継続。
きっちりと、人工の聖剣使いを量産している。
こんな奴等と仲良くなれると思うか?
その点は まだ、色んな意味で正直な、堕天使の方が信用出来る。
…しかし、上が決めたからには、下は従うしかない。
今の俺は、そういう世界で生きているんだ…
▼▼▼
◆◆◆
やあ、ライザー・フェニックスだ。
ありのまま 今 起きている事を話すぜ!
魔王様や天使堕天使の会談は、所用で出席出来なかったが それも何とか片付けた。
…で、会談は終わっているとしても、まだ学園に残っているであろう、リアスの顔を見ようと、後れ馳せながら学園へと顔を出してみると、悪魔天使堕天使が仲良く連合して、謎の軍勢?が結界の中、大乱闘を繰り広げていたんだ!
一体、どうなってるんだよ?
其処のヴラディ君とアルジェント君、説明!
「「か、斯々然々ですぅ!!」」
…成る程。
要約すれば、魔王様と堕天使総督、そして天使長が3竦みの和平を結んだ その時、それに異議申し立てしてきた輩が出現して、その儘 戦闘に入った…と。
そして【
尤も そのリーダー格の女は、堕天使総督殿が退けたらしいが、その総督と同行していた白龍皇も実は、そのテロ集団のメンバーでした…ってオチが附いていて、
「喰らえ、ヴァーリ!
ドラゴニック・ファントム!!」
バガァッ!
「ぐぇっ!?」
只今、兵藤君と赤と白の戦闘中だ。
「白音ちゃんはなぁ! おっぱいが小さいのを凄く気にしてるんだぞ!
普通に凄く、綺麗で可愛いのに…
気にしたりとか、そんな必要なんて、全然 無いのに…だ!!
解ってるのか?! この、半分フェチが!」
………………………………………。
一体、何が有ったのだ?
「消し飛びなさい!」
「呑まれなさい!」
「天雷よォッ!」
「てぇいやっ!」
「…ぇぃ。」
「オラァッ!」
…そして、リアスにソーナ君、その下僕の皆も、テロのメンバー…ありゃ悪魔でなくて、人間の魔法使いだな。…と、戦闘している。
そんな中、最も目立っているのは、
「ミルたん・エア・ハンマー!にょー!」
……………。
コカビエル騒動の数日後、新たにリアスの眷属となった、新入りさんだ。
セラフォルー様が偶に着ておられる、
…が、その願いと云うのが、『ミルたんを、魔法少女にして欲しいにょおおぉっ♡』であり、それは普通に考えて、色々な意味で無理な話。
しかし、『転生悪魔になれば、魔法が使えますよ』。
この白音君の一言で、あっさりと転生を決意。
魔法が使えるなら、所謂 属性?って奴が、LawでもChaosでも、何でも良かったみたいだ。
そしてリアスも、兵藤君に紹介された彼…女を歓迎。
最初はシルバー、或いはサイラオーグにも劣らないMuscleな巨躯…見るからにパワータイプだったので、
尚、先程の『エア・ハンマー』。
確かに魔力で圧縮固定された空気弾を放っているから魔法には違い無いが、端からは どう見ても、振り抜いたパンチの拳圧で攻撃してる様にしか見えない。…てゆーかキミ、魔法使わなくても、"素"で それ、出来るだろ? 閑話休題。
≫≫≫
ボンッ!!
「……………………………?」
「嘘?!わ、私の滅螺憎魔が、効いてない?」
「…今、何か、したのか?」
「ひっ…!?」
…そして このテロリスト連中、遂には俺にも攻撃を仕掛けてきやがった。
そこそこ威力の有りそうな、
しかし、残念だったな。
フェニックスである この俺には基本、炎の攻撃は、効かないんだ。
そして このライザー・フェニックスに そんな真似を仕出かしたんだ、それなりの覚悟は、出来ているんだろうな?
俺は敵なら、例え相手が女でも容赦しないぞ。
ボォォウゥッ!!
「ひぇっ?!」
前に差し出した俺の右手に、紅蓮の炎が燃え上がり、そして それは、次第に巨大な
俺の、得意技の1つだ。
「ひょえぇえっ!!?」
それを見た、深緑のローブを纏った魔術師の女は腰を抜かす様に尻餅を撞き、
「た、助けて…命だけは…
な、何でも言う事、聞くから…」
更には泣きながら、そして地面を濡らしながら命乞いするが、もう遅い!
恐らく その『何でも言う事 聞く』には、エロい要求も含まれていたやも知れんが、そーゆーのは兵藤君なら兎も角、俺にはリアスが居るから間に合ってるんだよ!
この俺の炎…真の炎を垣間見て逝け!
「皇鳳焔!!」
ボボボオボボオボボォォオッ!!
俺の手から飛び立った炎の鳳は、この女だけでなく、その軌道上に居た
「ド・ラ・ゴ・ン…波ァッ!!」
ゴォオオッ!
「ぐっはぁっ?!」
そしてアッチ側…兵藤君と白龍皇の戦いも、決着が着いたみたいだな。
他の面々も、請け負っていた敵をそれぞれ撃破して、悪魔側…この場合は、3大勢力側とでも言うべきかな?…の勝利に終わった。
パリィン…!
…そんな中、新手が。
空の上、学園を覆っていた結界をガラスを割る様に崩し、校庭に降りてきたのは、漢鎧を着た男だ。
「カカカ…
こっぴどくヤラレちまった様だなぁ、ヴァーr(バキッ!x3)ぬわすっ?!」
「「「先手必勝だ!
だよ!」
だぜ!」
しかし、登場早々に、兵藤君のパンチ、木場君の斬撃、そしてソーナ君の
白龍皇共々、テロリストとして拘束されたよ。
これで今度こそ、決着かな。
≫≫≫
「明日から…いや、既に今日か。
ナツヤスミってのに、少なくとも今夜は もう、遊ぶ気には なれないな。」
「うん。流石に疲れたわ。
今日は もう、シャワーを浴びて直ぐに寝たいわ。」
「一緒に入るか?…で、一緒に寝るか?」
「お、お馬鹿っ!!…そ、添い寝だけだから、ね!」
「(バカップル。)」
「(バカップルだ。)」
「(バカップルですぅ!)」
「(バカップルですね。)」
「(バカップルだにょ。)」
あの後、俺達が こんな会話をしてる中、トップの方々だけで話し合い、改めて正式に和平が結ばれた。
3大勢力の和平に異を唱え、襲撃してきたテロリスト組織【
皮肉にも共通の敵の存在が明らかになった為、余計に その判断が固まった様だ。
しかし、俺達の世代は兎も角、大昔から互いに殺り合ってた御年輩達が、簡単に納得してくれるかどうか…
多分これ、悪魔だけで無く、各勢力の内輪でも、少しだけ荒れるだろうな。
【裏設定、或いは原作との相違点】
・リアスもですが、アーシアは兵藤家にホームステイしていません。
グレモリー所有のマンションで1人暮らしです。
・紙粘土を使った英会話?
無ーよ、そんなの!(笑)
・イッセーは
・リアス達は
…だって、コカビーさんが それを言う前に、サーゼクスさんに〆られましたから(笑)
・ギャー君は【
最初から普通に、会談に出席していました。
・ゼノヴィア→OUT ミルたん→IN
・ヴァーリ&美猴、退場?www
感想、よろしくです。