PhoeniX-DxD   作:挫梛道

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ライザー眷属、全員登場。
 


お姉ちゃんの良い(とこ)、見せてやるにゃ!

 

「あのM字っパゲは、俺が殺る。

お前等は、残りで勝手に遊んでいろ。」

「はぁ?! ちょっとオッサン、何 勝手に仕切ってんねん?」

「止めとけ。コイツには、言うだけ無駄だ。」

「良いから早く しろよ、と。」

 

◆◆◆

よっ、イッセーだぜ!

西部劇っぽい荒野みたいなフィールドに、ライザー様のサイドから姿を見せたのは、えーっと…

 

「黒鎧の銀髪の人が、騎士(ナイト)のガイ・ブラック。

白黒のトランプ衣装がノー・ネーム=ジョーカー。

黒スーツを着崩してる赤髪はレノ。

そして、あのギザギザ頭の黒装束、眼帯の男の人が、更木剣八よ。

この3人は兵士(ポーン)ね。」

部長、説明的な台詞、ありがとうございます!

対するナベリウスからは、両腕が蛇!の覆面の男。

頭が牛、所謂ミノタウラスっぽい大男。

そして、青基調の騎士風な礼装の男の3人が。

えーと、パンフレットによれば、蛇手男がオピュクス。

牛男がバリクナジャ。

騎士がマルチェロ…ですか。

どうやらマルチェロ氏が、この中では一番の手練れらしく、如何にも戦闘狂な風貌の(失言!)更木さんが、彼との一騎打ち(タイマン)を望んでいる様で、仲間内で少し揉めてる感じだ。

 

戦闘開始(ゲーム・スタート)!』

そんな中、バトルが始まった!

 

▼▼▼

◆◆◆

く、黒歌だにゃ~…

うぅ…頬っぺたが痛ひ…ひりひりするにゃ…

あの 年増処女 ユーベルーナ、容赦無さ過ぎだにゃ!

 

「くーろーかーさーん~?

今 何か、言いましたか~?(ニッコリ)」

い、いえ! (なーん)にも言ってないし、思ってもいません!…にゃ!

…さて、戦闘。

 

「ふはははは!

逝くぞ!Mっぱげ!」

「だ、誰が、Mっぱげだ!?」

剣八がナベリウス屈指の嫌味男マルチェロに、刃零れだらけの太刀で、攻撃を仕掛ける。

…に、してもMっぱげって…ぷぷぷ…

上手い! 座布団1枚にゃ!

 

どっ!www

 

これには観客席も、大爆笑だにゃ!www

 

「ほなレノさん、自分達も行きますか!」

「あ~ら よ、…っと!」

「……!?」

ノー・ネームとレノは、蛇手の男に攻撃。

 

「…殺す!」

「ぐぉっ?!」

そしてガイは、牛男に攻撃。

こっちの2人は、私も知らない奴等。

多分、私がナベリウスから逃げた後に、眷属入りした連中みたいだにゃ?

 

≫≫≫

「…殺す。…疾風魔狼剣!」

 

斬!

 

「ずもももぉ~!?」

『ツォネ・ナベリウス選手の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

戦闘開始から約5分。先ずはガイが、牛男を撃破。

 

「此方も終わりにするぞ、と!」

「はいさ!」

 

バキッ!x2

 

「シャシャーっ?!」

『ツォネ・ナベリウス選手の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

そして、その後。

レノとノー・ネームが、蛇手男を、ロッドと戟で撃破。

共に殆んど被ダメ無しの、完勝だにゃ!

 

「ふははははは!

おら!死ねや! Mっぱげがぁ!!」

 

ぶぅん!

 

「ちぃっ! 失礼な上に品性の欠片も無い、何て野蛮な男だ?!」

そして剣八が、Mっぱげwww…マルチェロを攻め立てる。

 

タタッ…

 

顔をしかめるマルチェロが、素早くバックステップで距離を空け、

「私は断じて、禿げては いない!…喰らえっ!」

 

シュンシュン…ドォオッ!

 

細剣を十字の軌跡に振い、それで生じた、魔力を帯びた真空刃が、剣八を襲う!

 

ドッドォォン!

 

「…その、程度か?」

「な、何…だと…?!」

その真空の十字架は剣八に直撃したのだけど、それでも剣八は倒れない。

確かに少しは…いや、悪魔的に、十字の形に魔力での攻撃を受けたのだから、大ダメージを負ってる筈だけど、あのバトル・ジャンキー、そんなのは全然 気にしてないみたいにゃ。

 

「ば、馬鹿な!? 私の"血の十字架(ブラッディ・グランド・クルス)"をまともに受けて、立っていられるだと?!」

「ふん! 今までは余程 弱い奴としか、戦ってなかったみたいだな!

…呑まれやがれ!」

 

ダッ…!………!

 

そして剣八が、マルチェロに突進。

その途中、手にしていたボロボロの太刀が、鈍い光を放つ鋭い刃の大鉈に形を変える。

 

「ふはははははははは!

終いだ!Mっぱげえぇっ!!」

「…………………!!?」

鬼気迫る、野獣の如くな殺気に完全に呑まれ、棒立ちとなるマルチェロ。

その脳天目掛け、鉈は振り降ろされた。

 

『ツォネ・ナベリウス選手の騎士(ナイト)戦闘不能(リタイア)です。』

よく殺ったにゃ!剣八!(*^ー゚)b

 

▼▼▼

◆◆◆

白音です。

先ずは一言。

マルチェロ…ざまあwww

あの嫌味男、ナベリウス家に居た頃は、顔を会わせる度に、嫌味を言ってきましたからね。

てゆーか、あの男との会話って、嫌味言われた事しか記憶に有りません。

ナイスです!更木さん♡!(*^ー゚)b

…さて、次の戦闘ですが、出たサイコロの合計は③。

フィールドは、直径1㍍、高さ20㍍くらいでしょうか?…な石柱が、やはり同じくらいの幅に等間隔で並んでいるステージ。

その地面には、鋭い刺が沢山 生えている…偶に格闘漫画なんかで出てくる、所謂『落ちたら死ぬ!』…な、そんなステージです。

…って、悪魔(わたしたち)って飛べますから、これ、余り意味無いですよね。

そしてナベリウス側から出てきたのは、両手に怪物(モンスター)の人形を持った、忍者みたいな格好の人物。

僧侶(ビショップ)のヨシキィさんです。

あの人、まだナベリウス眷属だったんですね。

とっくにトレードに出されたり、消えてしまったとばかり思っていました。

  

「いや、あれは"黒子"って言うんだよ、白音ちゃん。」

祐斗先輩、うっさいです。

そして、ライザー様サイドからも、選手登場。

 

わーわーわーわーわーわーわー!

 

小さな子供達が中心となった歓声の中 現れたのは、正しく"筋肉の鎧"と形容するに相応しい褐色の肉体に、タンクトップとトランクスを着こみ、二の腕から拳、脛から足の甲までテーピングを施した、爽やかな笑顔のな男の人。

 

「アパパパパ!

やあ皆!アパチャイだヨ!」

「「「「「アパチャイー!」」」」」

チビッ子に大人気、兵士(ポーン)のアパチャイ・ホパチャイさんです。

 

「つ、遂に出たよ、あの人…」

「あははは…」

アパチャイさんを見たイッセー先輩 祐斗先輩が、渇いた笑みを浮かべ、口元を引き攣らせています。

多分 今、私も同じ様な顔をしてるでしょう。

…あの5月の合宿、後半から、私達3人の近接戦闘のコーチとして やってきたアパチャイさん。

その時 私達は、慈悲、或いは手加減という単語を解ってないのか知らないのかな、彼が繰り出す痛烈なアッパーブローやハイキックで、何度も何度も青空の彼方、お星様きらーん☆となったのでした。

つまり、何が言いたいかと云うと、 

 

『ツォネ・ナベリウス選手の僧侶(ビショップ)戦線離脱(リタイア)です。』

…まぁ、そう云う事です。

やっぱり…な、瞬殺でした。

 

「僕、あの人が出た瞬間に、相手に同情したからね…」

「奇遇だなイケメン、俺もだよ…」

ででーん!ヨシキィ、チャイキックー!

 

▼▼▼

◆◆◆

「マスターマスター、次は、私が出るにゃ!」

黒歌、再び!…だにゃ!

アパチャイも快勝して あちら側、残るはバカ主(元)と、兵士(ポーン)が1人のみ!

そして次に出たダイスの合計は⑤。

つまり次のバトル、駒価値⑩に設定されているバカ主(元)は出る事が出来ず、必然的に兵士(ポーン)1人だけが、フィールドに出る事になる。

今回のゲーム、私とナベリウス家の因縁を踏まえ、私は お休みな予定だったけど、此処迄 有利な展開になったら、もう関係無ゃいにゃ!

兵士(ポーン)1人相手なら、流石に圧勝だにゃ!

何よりも、折角 白音も応援に来てくれているのだから、やっぱり お姉ちゃんの格好良い処、見せたいにゃ!

 

「やれやれだな…分かったよ。

よし、行ってこい!黒歌!

…但し、ヤバイと思ったら、(オレ)の権限で、直ぐに強制辞退(リタイア)させるからな。」

 

≫≫≫

舞台は夜の砂漠。

そして、敵さんも既に姿を見せている。

鉄の鎧に鉄兜。

鉄の盾に鉄の銛。

見掛けは、鉄の装備で身を固めた、如何にも"兵士"って格好だにゃ。

 

「ケケケケケケケケ…!」

そう、()()()だけは!

下半身は、はっきり言って()()だにゃ!

八本の蛸足が、キモく蠢いてるにゃ!

 

戦闘開始(ゲーム・スタート)!』

審判のコールにより、戦闘開始。

 

「けけけ…昇格(プロモーション) 女王(クィーン)!」

 

ひゅん…!

 

まだ遠い間合いから、数本の蛸足を伸ばして攻撃してくる、ナベリウスの兵士(ポーン)のリー。

尤も それ等は、全部 躱してるけど。

それでも手数(足数?)だけは多く、自分(こっち)の間合いに入らせてくれないにゃ!

女王(クィーン)への昇格(プロモーション)は、伊達じゃ無いにゃ!

 

≫≫≫

 

ひゅぅん…ひゅん!

 

戦況は、互いに羽を広げての空中戦に突入。

刺突か、はたまた捕縛狙いか…

迫りくる8本の蛸足を掻い潜り、漸く懐に入ると、

「にゃーっ!」

 

斬!

 

「ぎゃっ?!」

猫の爪を伸ばし、更には それに、仙氣をコーティングさせての斬撃!

一瞬にして前側の蛸足4本を斬り落としたけど、

 

にゅいんっ!

 

コイツ、一瞬にして再生しやがったにゃ?!

 

しゅぃんっ!

 

「…………?!」

そして その足でまた、直線的な鋭い突きや、大きく弧を描いての、背後からの攻撃を繰り出してくる。

 

「けけけ! 俺達ゃボスから、お前さんと当たった時は、存分に嬲った上で 犯れ 殺れって言われてるんでな!」

はあ!? こ、コイツ、今 何て言おうとしたにゃ?!

わ、わわわ…私は触手プレイなんて趣味は、持って無いにゃ!!

しかも、()()()() ()()だなんて、絶対に御断りだにゃ!!

 

「………………………。」

こうなったら 仕方無い。

奥の手兼、最終奥義だにゃ。

只でさえ『あの技』に似ていて、仲間からはネタ技www…とか言われて弄られ、現在 絶賛封印中だけど、この儘じゃマスターにより強制辞退(リタイア)されかねないし、そんな事 言ってる場合じゃ無い。

赤龍帝ちんも同じ様な技、使うらしいし、良いにゃ!

公式の場では、本邦初公開だにゃ!

 

◆◆◆

白音です。

黒歌姉様、もしかして貞操のピーンチ!…ですか~?

そう云えば、日本の『春画』に、()()()()()が有りましたよね?

海女さんが大蛸に捕まり、〇〇〇(バキューン!)されてるヤツ。

全く…姉様も既に(本人非公認ながら)ファンクラブが在り、ダンディな おぢ様から同年代のイケメン、美少年なショタ君まで、選り取り見取りじゃないですか?

さっさとファンに手を出していれば良い物を、変に体裁やイメージとかに拘るから、何時までも処女ってるんですよ。

…って?

 

「…何だ? 黒歌さんの動きが、変わった?」

イッセー先輩も、気が付きましたか。

その通り。

端から見れば、変化は無い様に見えますが、あれは身体中に、仙氣を過剰に通い巡らせていますね。

"氣"に精通している者でないと、判らない程の変化。

イッセー先輩は、ラダマンティスさん指導の『龍氣』の鍛練も受けていたので、分かったのでしょう。

 

「にゃあぁぁぁ…っ!」

そして高速飛行で距離を置き、練っていた仙氣を更に増大させる黒歌姉様。

左手で右手首を掴み、正面、触手責めを狙ってくるタコ男に右掌を前方へ突き出し…って、あの構え、もしかして…?

 

「喰らえ! にゃんにゃん波ァッ!!

 

弩っ轟々々々々々々々々々々々々っ!!

 

やっぱりです!

姉様(このヒト)、右手から仙氣功(ビーム)、出しちゃいました!

 

「ド、ドラゴン波…だと…?」

これには似た様な技(元はマンガの技)を使う、イッセー先輩も驚き。

兎に角この にゃんにゃん波?は、迫る8本の触手諸共に、ナベリウスの兵士(ポーン)を吹き飛ばしたのでした。

 

『ツォネ・ナベリウス選手の兵士(ポーン)戦線離脱(リタイア)です。』

 

▼▼▼

◆◆◆

『くっ…

ら、ライザー・フェニックス!

一騎打ちだ!』

どうも。リアスよ。

黒歌も勝って、残るは自分1人。

いよいよ以て、後が無くなったツォネ・ナベリウス。

マイクを取り出し、ライザーとの一騎打ちをアピールしたけど、

 

ブーブーブーブーブー!!

 

これに対して、スタジアム全体から、ブーイングの嵐が。

 

「そりゃ、当然でしょ。

今まで あんだけボロ負けしといて一騎打ちって、虫が良過ぎますよね?」

よねー?

ナベリウスからすれば、余計な疲弊は避けて、(ライザー)と戦りたいのでしょうけど、あの発言は せめて、互いに一度は、下僕全員をバトルに出して、それで互角の展開だった時に言う台詞よね。

確かに両者、下僕は全員出したけど、ライザー側の完全勝利だったじゃない。

 

『ふっ…』

ライザーも、それに返事をする如く、マイクを持って不敵な笑みを浮かべた。

 

『おいおい?

寝言 言ってんじゃねーぞ?

そんなに俺とバトりたきゃ、"⑫"出すか、(こっち)の下僕の皆さん、全て片付けてからにしてくれ。』

そして一騎打ちには、応じない姿勢を見せる。

 

「まあ、『良ろしい、ならば一騎打ちだ!』なら、最初から それ、すべきですよね?

圧倒的不利な中、まだ勝つ気でいる事は、良い事なんだろうけどさ?」

「諦めたら其処で、試合終了だにょ。」

一騎打ちが為されない場合、ルールでは両者がダイスを振り、例えば その合計が⑦だった場合、自分1人のツォネ・ナベリウスは、無条件で戦闘に出るけど、ライザー側は駒価値⑦の下僕…例えば騎士(ナイト)僧侶(ビショップ)兵士(ポーン)1人ずつの組み合わせを出したりする事になる。

ライザーが戦闘に出るには、ダイスの合計が彼の駒価値である⑫になるか、ライザー側も、残りが彼1人だけになった時。

 

『…しかし、だ。』

…でも此処で、ライザーは更に悪そうな笑みを浮かべ、言葉を続け出した。

 

『確かに普通なら、そんな馬鹿げた訴えに応じる事は無い!

しかし、今回は…

はい、中継カメラさん、西側客席の真ん中をアァーップ!』

…え゙?

 

「「「「「「お、おぉおおおぉ~~~~~!!」」」」」」

ライザーの一言で、スタジアムの巨大スクリーンに、西側客席の中央…即ち私達ってゆーか、私の姿が映し出された!

余りの不意打ちに、一瞬 何が起きたのか解らず、間抜け顔しているのが弩アップに!?

は、恥ずかしい~~!!

いや、良いから!大歓声拍手喝采なんて、要らないから!!

 

『…見ての通り、今日は この俺の、可愛い可愛い婚約者も、観戦に来てくれているんだ。

そうなると、やっぱし良い処、見せたくね?』

 

うおおぉおぉぉお~~!!

ヒューヒューヒューヒューヒュー♪

 

この発言に、大歓声と囃し煽るような口笛の大乱舞。

…って、お、お馬鹿ぁっ!

何、大観衆の前で恥ずかしい事を言ってんのよぉお?!

 

「あ~らあらあらあら♪

流石は冥界屈指の、バカップルですわね♡」

「バカップルですね。」

「バカップルです。」

「バカップルだ。」

「バカップルですぅ。」

「バカップル。」

「バカップルだにょ。」

しゃ…しゃあらっぷ!

 




 

ガイ・ブラック…黒木凱(シュラト)
ノー・ネーム=ジョーカー…ジョーカー(烈火の炎)
レノ…レノ(FFⅦ)
更木剣八…更木剣八(BLEACH)
アパチャイ・ホパチャイ…アパチャイ(ケンイチ)
 
マルチェロ…マルチェロ(ドラクエ8)
バリクナジャ…バリクナジャ(ドラクエ7)
オピュクス…蛇手男(ドラクエ5)
ヨシキィ…パペット小僧(ドラクエ8)
リー…オクトセントリー(ドラクエ6)
 
…の、イメージで。
 
②剣八さんは3話、アパチャイは8話の時点で、眷属入りは決定でした。
 
③次回で、レーティング・ゲーム編、締めます。
 
 
感想よろしくです。
 
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