PhoeniX-DxD   作:挫梛道

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久し振りのアップです。
 


ライザー・ブート・キャンプです!

▼▼▼

やぁ、イッセーだ!

ライザー様の試合の3日後。

俺達は今、フェニックス城を訪れている。

目的は8月末に行われる若手悪魔同士のゲームに備えての、合宿に来たのだ。

因みに対戦相手はサーゼクス様曰く、「その日になっての お楽しみだよ♪」…だとか。

個人的には生徒会長さん…失礼!ソーナ・シトリー様のチームと戦いたいって気持ちは有る。

シトリー眷属の匙は、同じ1年で同じ兵士(ポーン)、そして同じドラゴン系神器(セイクリッド・ギア)を持つ者として、思いっきり戦り合ってみたい。

尤も どういうマッチメイクになるか、当日までは分からないからな~?

(‐人‐)…とりあえずサイラオーグ様とだけは、絶対に当たりませんように…南無南無…っグギャァァッ!?

し、しまった…ついつい祈ってしまい、頭が…

 

≫≫≫

「よっ、皆、よく来たな。お疲れさん。」

城内のロビーで待機していると、ライザー様が使用人さん?を何人か引き連れて やってきた。

 

「とりあえずは彼等に、君達が寝泊まりする部屋を案内させるから。

…で、荷物を置いたら直ぐに着替えて、中庭に集合だ。」

 

▼▼▼

はい、引き続いてのイッセーです。

訓練着…グレモリー家から支給された、超丈夫なジャージですけどね…に着替え、中庭に出向くと、ライザー様と眷属の皆さんが何人か…それから、初めて見るヒトが何人か、既にスタンバっておられました。

 

「…それじゃ、早速だが今回の、最初の割り振りを言うぞ。」

ライザー・ブート・キャンプは基本、マンツーマン。

場合によっては、1人に2人以上が付き添っての訓練となる。

5月の時は、最初は俺にライザー様と もう1人、ラダマンティスさんが付いたんだよな…って、あら…? 何だか思い出しただけで、涙が出てきました。

 

≫≫≫

「それじゃ よろしく、頼むぅ~ぅよ?」

「は、はい!よろしく お願いします!」

今回のアーシアの指導役は、道化師っぽい衣装のヒト…ロズワールさんだ。

この人は来年の話だが、レイヴェル様が悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を授かった時、彼女の僧侶(ビショップ)になるのが決まっているとか。

 

「それでは行くぞ、小娘。」

「よろしく お願いします。」

白音ちゃんを教えるのは、漢さんと云う猫系妖怪?だ。

白音ちゃんや黒歌さんと違い、見た目は喋る以外は普通に猫100㌫な漢さん。

和っぽい名前だけどエジプトの生まれで、やはりレイヴェル様の眷属候補だとか。

 

「それじゃ、ガンガンいかせて貰うでありんすよ?」

「は…はい!」

そしてギャスパーの相手は、シャルティアさんという美少女!

ロズワールさん漢さん同様、レイヴェル様の眷属候補だ。

因みにギャスパー君、相手が天敵(DIOさん)じゃないからか、凄く嬉しそうに、元気に返事してました。

リアス部長にはユーベルーナさん、朱乃さんにはカールさんが、木場にはガイさん、ミルたんにはアパチャイさんが、それぞれ付く事に。

そして俺に修業を付けてくれるのは…

「頼むから死ぬなよ…小僧ぉ?」

「この私から教えを受けるのを、至極光栄に思うが良い!

ん?…何をしているのだ?

早く膝を着き、感謝の意を示すが良い!

へいへいHey!ハリー!」

「…………………………。」

い、いやぁ~~~~~~っ!(」゚O゚L)

…&、ウゼェ…!(=Д=)

先日のゲームで鬼っぷりを見せて下さった更木剣八さんと、 ウゼェクスカリバー イクスさんでした。

 

▼▼▼

「むきゃーっ!?

死ぬ! マジに死ぬる!!」

「だから死ぬなと言ってるだろーが!

逃げてばかりだと、逃げ足しか鍛えられねえぞ!!」

…はい、まだまだイッセーです。

 

斬!…どっすぅん!

 

森の中、大鉈みたいな刀で木々を伐採、思いっきり自然破壊をしながら迫る更木さんから逃げる俺。

いや、あんな凶悪殺人犯みたいな笑顔で迫られたら、普通は逃げますよね?

 

「何をしている!

さぁ、早く私の動きを見切るのだ!

見事 私を掴む事が出来たら、更木に対抗し得る剣として、お前に力を貸してやろうではないか!

この誉れ名高き伝説の聖剣!

エェックスキャァリヴァ~♪がなぁ!」

 

ウゼェエっ!!!!(=Д=)

 

そして この白い謎生き物が、聖剣形態でソード・ファン〇ルみたいに高速飛行で追い掛けてくる!

…一応 今回の修業、今は所謂ウォームアップ。

俺が剣を手にしてからが、本当の修業らしいけど、冗談じゃない!色んな意味で!!

 

「…!」

そんな風に考えていると、まだ森の中だけど木の生えてない、広い場所に出た。

 

「ふははは! 死ねやぁ!小僧ォッ!!」

「さぁ、観念するが良い!」

…多分だけど、どうやら俺は この場所に誘導されていたみたいだ。

広場の中央、後ろからは更木さん、前からは回り込んだ糞聖剣が、迫ってくる。

タイミング的に、エクスカリバー(呼び捨てですが、何か?)の方が近く、そして早い!

…成る程。

そういう事ですか。

はいはい、解りましたよ!

 

ガシィッ…ガィィンッ…!

 

「ぐっ…!」

「ほ…ぅ…?」

突進してくるウザイ剣を最小限の動きで躱し、その柄を握り締める。

そして振り向くと同時、一刀両断してきた更木さんの斬撃を、この剣で受け止める!

凄く重い一撃だ!

これ、模擬戦とか手合わせのレベルじゃないですよ?!

 

「くっくくく…

やるじゃねぇかガキ…

だが、これからが本番だ!

さあ、構えろ!」

殺る気満々だった一撃(…恐らくだけど間違い無い)を受け止められたが、それを逆に、嬉しそうに笑う更木さん。

大鉈の切っ先を俺に向け、剣を構える様に指示。

 

「あ、はい…

でも、少しだけ待って貰えますか?」

「あ゙?!」

俺の「ちょっと待って」に不機嫌そうに、ヤ〇ザ顔が更にヤク〇゙顔になる更木さんだが それはスルー。

 

ずん…ずずずず…

 

「…はい?」

とりあえずは この剣を真っ直ぐ地面に突き刺し、刀身の根元まで埋める。

 

「をぉを~ぃぃ…君は一体、何をしているのかぁ~ぁな?」

クソカリバーが何だかロズワールさんみたいな口調で聞いてくるが、そんなの無視だぁ~ぁよ!

 

ズシィッ!

 

地面に残った柄尻に踵を真っ直ぐ落とし、完全に この聖剣を地中に埋めてやった!

 

「…アスカロン!」

 

シャキィッ!

 

そして取り出したのは、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)に収納されている聖剣アスカロン。

三大勢力の会談にて和平が結ばれた後、その一貫として天界のミカエル様から譲り受けた剣だ。

 

「グッククク…

ギャーッハッハッハッハッ!!

面白え!最高だぜ、お前!!」

それを見た更木さん、不機嫌から一転の大笑い。

心の底から面白がっていのは分かりますが、顔が更に怖くなっています。

 

「ククク…小僧、名前は?」

そして俺の名前を聞いてくる更木さん。

 

「兵藤…兵藤一誠です。」

「ほぉ~う? 一誠…一誠か。

…なかなか、良い名だな。」

「そ、そうですか?」

「応よ。俺の知ってる限りじゃ、"一〇(イチなんとか)"って名前の奴ぁ、大抵 出来る奴なんだよ。」

「そ…そうなんですか…」

えぇーと…もしかして、誉められてます?

 

「…で、兵藤一誠。

その剣、腕に組っ付けてないで、取り外しは出来ないのか?」

「は…はい、可能ですけど…」

更木さんに言われ、所謂ドラ〇ンキラー状態のアスカロンを籠手から外し、普通の剣の様に構えてみせる。

 

「よーし、それじゃ この俺がイッセー!

お前に教えてやるよ、"剣道"って奴をなぁ!!」

「………………………………………。」

更木さんが今日 最恐 最高な笑顔で言ってきました。

どうやらアスカロンを出したのは、悪手だったみたいです。

 

「おぉ~い君達~?

先に この私をどうにかしてくれたら、凄く嬉しいんだけどな~?」

(∩゚д゚)アー、キコエナイキコエナーイ

  

▼▼▼

「ぅぅ…怖かっだ…怖かっだよ~…」

「はいはい、イッセー先輩よく頑張りましたね。」

「イッセーさん、もう大丈夫です。

怖くないですよ?」

「あらあらあら♪」

どうも、白音です。

日も暮れて、お城に戻ってきたイッセー先輩。

私達を見た瞬間、いきなり朱乃先輩に泣きながらのダイビング・ハグ。

そして今は私に膝枕。

余っ程な修業だったのでしょう、完全に幼児後退しています。

朱乃先輩とアーシア先輩、3人で頭撫で撫で あやしていますが…とりあえず剣八さん、殺り過ぎです。

 

「ぅぅう~…シャルティアさん、凄く怖いですう~…!」

ついでにギャー君も あの女の人にトラウマを植えられたみたいですが、大丈夫ですかね?

 

≫≫≫

「皆さん、お疲れ様でーす。」

「夕食の用意が出来たから、食堂に集合だってさー!」

とりあえずイッセー先輩やギャー君も落ち着きを取り戻した後、1度 解散して お風呂で汗を流した後、広間に集合。

部長を除く皆で今日のハードさを互いに語り合っていたら、イルちゃんネルちゃんが食事が出来たと、呼びに来ました。

 

いよっしゃあぁーーぁっ!

 

待っていました!シルバーさんの料理!

今回の合宿、これだけを心の支えに挑んでいるのです!

 

▼▼▼

「…今回の若手の中で最も厄介なのは、やはりサイラオーグだ。」

はい、何とか復活したイッセーです。

食事の後は、ライザー様の戦術指南と今回のゲームの対策です。

ライザー様が最も要注意としてるのは やはり、若手悪魔最強の呼び声高いサイラオーグ・バアル様でした。

はい、正直な話、今の俺達じゃ勝てるイメージが浮かびません。

  

「それから今回、ソーナ・シトリーには、堕天使総督のアザゼル殿が監督に就いたそうだ。

かなりな強敵に仕上がってるだろうな。」

「「「え?」」」

「「何ですって?!」」

あ、アザゼル先生が?

ちょ…あのヒト、オカ研の顧問ですよね?

どうして生徒会側に付くんですか?

 

「レヴィアタン様からの要請らしい。

…で、総督殿が言うには、リアスには俺が付いてるってのも有るが、『面白そうだから』…が、一番の理由らしいぞ?」

あ~、そうですか…。

『面白そう』ですか、納得しました。

あの先生、正体隠していた時から、そーゆーキャラでしたからねー。

 

◇◇◇

 

~その頃のシトリー城~

 

「や、止めろぉっ!?

ちょ、マジに止めましょうよ?!…って、聞いてます?」

「くっくくく…大丈夫だ、直ぐに終わる。」

 

飾り気の無い石製の床と壁の暗い地下室で、クリーム色の髪の少年がベッドに拘束され、それを前髪が金色、横と後ろは黒髪の男が邪悪な笑みを浮かべて見ていた。

 

「先ずは左目…だな♡」

「い、いやぁ~~~~~~っ?!!」

 

◇◇◇

▼▼▼

はい、イッセーです。

合宿2日目の朝ですが…

 

「ん…んん~…」

「すやすや…」

「むにゃむにゃ…いっしぇーせんぱいの〇〇ぽ、おいひぃれしゅう…」

うおをぉぃ!? 白音ちゃんは どんな夢を見ているの?

そう、ベッドの上には朱乃さんアーシア白音ちゃんが居るのだ!

いや、昨日、この部屋に案内された時…皆 個室だったんだけど…ベッドが無駄に大きいとは思っていたんだよ!

風呂に入った時、木場達に然り気に聞いてみたら、自分達は普通の大きさって言ってたし!

これ絶対、ライザー様の仕込みでしょ!

因みに女の子達、普通にパジャマとか寝間着、着てますよ?

あんな超ハードな修業の後、夜に また大暴れ出来る様な体力なんて、残ってる訳が無いですから!

ナニ事も無かったよ!

単なる添い寝ですからね!

 

「すいませんイッセーさん…

私の神器(セイクリッド・ギア)は、体力の回復は出来ないんです…」

アーシアは何を言ってるの?

 

「私の房中術も、アレは体力の回復でなくて分け与えですから…

黒歌姉様が居たら良かったのですが、姉様は昨日から仕事で外出中らしいですから…」

白音ちゃんも!

 

≫≫≫

「あら皆、おはよう。」

「ゃぁ…ぉはょぅ…」

「皆様、おはようございます。」

「「「「お、おはようございます…」」」」

尚、朝食前、廊下で部長、ライザー様、ユーベルーナさんと顔を会わせたのだけど、ライザー様の顔が搾られた様に窶れていたのは、見なかった事にしておきました。

 

「ついでに部長とユーベルーナさんの顔が艶々っていたのも、同様ですわ♡」

 

◇◇◇

 

1週間後…

 

▼▼▼

「よし、今日から合宿後半に入るが…」

やぁ、ライザー・フェニックスだ。

リアス達の合宿も後半に突入。

来週の若手ゲームに備え、一部コーチ役をチェンジしての最終調整だ。

とりあえず、白音君には黒歌に付いて貰って、兵藤君はレイヴェルの女王(クィーン)(予定)の()に任せるか。

それから…

 

≫≫≫

「ららら、ライザー様!お願いです!

チェンジ!チェンジを要求します!」

「なかなか失礼な小僧だな?

我輩の顔を見た途端、泣きながら交替を願うとは…」

あらら…兵藤君にレイヴェルの女王(クィーン)(予定)のネウロを紹介すると、必死な顔でチェンジ懇願してきたよ。

ん、何となく気持ちは解るが、大丈夫だ兵藤君!

相手のヤヴァさが判るのも、強さの1つだ!

 

「そーゆーレベルの問題じゃないでしょ、このヒト!

俺の第8感(エイト・センシズ)が、脳内で最大レベルの警戒感(アラーム)を鳴らしているんですよ!」

大丈夫だ!

この男の修業に耐えきれたら、サイラオーグにも勝てるぞ!…多分。

 

「い、いやぁぁぁあ~~~!!!!」

 




 
ロズワール…ロズワール・L・メイザース(Re:ゼロ)
漢…漢(鬼灯の冷徹)
ネウロ…腦噛ネウロ(魔人探偵腦噛ネウロ)
シャルティア…シャルティア・ブラッドフォールン(OVER LORD)
 
…のイメージで。
 
次回より若手悪魔によるレーティングゲーム、スタート!
 
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