PhoeniX-DxD   作:挫梛道

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サブタイの通りです。
今回は やや短め。
 


若手レーティングゲーム、スタートよ!

▼▼▼

「2人揃ってフルボッコだなwww」

「「ほっといてくれ。」

        下さい!」

やあ。ライザー・フェニックスだ。

リアス達の凶化合宿も無事に?終了。

8月の終盤、若手悪魔6人によるレーティングゲームが、いよいよ開催された。

いや、正確には既に昨日からスタート。

1日1ゲーム、これを3日連続で行われる運びなのだ。

初日(きのう)はサイラオーグとディオドラ・アスタロトのカードだった。

ディオドラの策略を、脳筋(サイラオーグ)が正面打開出来るかが勝負の鍵と思っていたが、サイラオーグの女王(クィーン)が見事な軍師っ振りを発揮。

墜とし墜とされな互角な展開の末、最後は(キング)同士の凄絶な殴り合いでの決着だった。

そして その翌日…則ちゲーム2日目の今日、ゲーム運営が用意した若手控え室に下僕数人を引き連れて顔を出してみると、顔中に絆創膏やら包帯やらな2人が居た訳だ。

 

「それでライザー様は、どうして此方に?」

「向こうのVIPルームは、偉そうな貴族様(笑)ばかりで居心地悪くてね…

特に今日は、な…」

「「「「「「「あー…」」」」」」」

ソーナの兵士(ポーン)君の質問に応えると、それに何か察したのか、その場の皆がハモらせる。

…説明が遅れたが、今回のゲームは一般公開されず、旧王都ルシファードの城に出場選手や今回のゲームを企画された魔王様や運営等の関係者、招待された貴族が集まり、其々 用意された部屋で観戦…なスタイルだ。

俺も招待客としてルシファード入りしていたが、今日のゲームは間違い無く、貴族側の部屋に居ると 老害 余所の貴族達が逐一ゲームが動く度に俺に話し掛けてくると予想。

それがウザいから、若手の部屋に避難してきたのだ。

 

≫≫≫

AM11:45。

 

ヴォン…

 

今日のゲーム開始予定時刻の15分前、室内の巨大モニターに自動で電源が入った。

 

「む? そろそろ…ですかな?」

その2分割された画面に今日のゲームを戦う両陣営が映し出されたのを見て、シーグヴァイラの下僕の執事風な男が呟く。

画面には今日のゲームを戦うゼファードル・グラシャラボラス、そして我等がリーアたんが、下僕と何やら話しているかな画が映っていた。

因みに今日のゲームを大まかに説明すると…

 

・フィールドは核戦争後の…某世紀末救世主伝説の舞台の様な、荒れ果てた廃墟の様な街並み。

その西側にリアス、東側にゼファードルが本陣を構えている。

・両チーム、ゲーム開始までは自陣エリアを出る事は出来ない。

その代わり、自陣内の探索や(トラップ)の設置はフリー。

・東西のエリアは、巨大な城壁が分断。

敵エリアに進むには、城壁中央に建っている砦を突破しないといけない。(上空を飛んで城壁を越えるのは不可能仕様。当然、ゲーム開始前に砦の侵入も不可)

尚、この砦の最下層には、万能薬『フェニックスの涙』が1つ置かれている。

・勝利条件は敵(キング)降服(リザイン)、または戦線離脱(リタイア)

・ゲーム開始と同時、両チーム、本陣より出発、行動開始。

ゲームスタート時に本陣に不在の場合、その者は即戦線離脱(リタイア)、失格となる。

もし これが(キング)だった場合、その時点でゲーム終了となる。

 

…まあ、こんな感じだ。

勝利条件に"敵拠点制圧"が無い分、互いに本陣は放棄、攻めに重点を置ける戦略を組み込めるって処かな?

それと、中央砦のフェニックスの涙をどちらのチームが入手するか…それも今回のポイントだな(今回は事前支給は無っしング)。

 

▼▼▼

「いよいよ…ね…」

「「「「「「「はい!」」」」」」にょ!」

リアスよ。

そう、いよいよ始まる。

…私の夢。

レーティングゲームに出場して、結果を積み上げる。

今日は その第1歩、デビュー戦だ。

ゲーム開始の1時間前に本陣に転移した後、自陣エリアの地形確認や(トラップ)の設置を終わらせた後、今は改めて作戦会議中。

 

「ミリアルドさん仕込みの軍式トラップを仕掛けてきました。

但し、敵味方の識別は不可ですので、此方エリアには入らないで下さい。」

祐斗が地図に指を指しながら説明。

 

「ぼ、僕も、DIOさん直伝の罠を仕込んできました!

このエリアは危険ですから、絶対に行っちゃ駄目ですぅ!」

そしてギャスパーも続けて自分の仕掛けた罠についての説明。

…ってギャスパー?

その(トラップ)…(滝汗)

 

「あ…ありがとう…

それじゃ、今回の作戦を言うわ。

先ずは皆で この本陣を出た後…

 

≫≫≫

 

ゴォォオオオオン…!!

 

そしてPM12:00ジャスト。

ゲームスタートを報せる鐘の音が響いた。

 

「さあ、行くわよ!」

「「「「「「「はい、部長!」」」」」」」

本陣から西エリア中央付近に建つ、恐らくはエリア内で最も高い廃ビルに移動。

此処で私、朱乃、アーシアが待機して、他の皆はフィールド中央の砦へと進むのだった。

 

▼▼▼

「何々…【この砦内は、レーティングゲームのフィールド作成と同じ技術で、内部は外観よりも広い作りになっています。尚、運営側が仕掛けた罠も多数 用意していますので、注意して進んで下さい。】…?」

白音です。

砦に到着した私達。

その入口に立て付けられた看板には、そう書かれていました。

 

「また このパターンかよ…」

「あはは…そんな気もしていたけどね…」

これに、イッセー先輩や祐斗先輩が、呆れた様に話す。

()()と云うのは、昨日のサイラオーグ様とディオドラ様のゲームでも、運営サイドが仕掛けた(トラップ)が次々と炸裂。

あの温厚そうなディオドラ様が、

「糞運営が~~~~っ!!」

…ってキレた程です。

 

「まあ、注意して進まないといけないのは分かった。

とりあえず行こうか。」

「…だな。それじゃミルたん、此処は任せたぜ!」

「任されたにょ。」

此処でミルたんは、砦に入らずに待機。

反対側から砦侵入したゼファードル眷属が、此方に入り込んだ時の迎撃役です。

とりあえずはイッセー先輩と祐斗先輩は どんどん先へと進み、私とギャー君は砦最下層に有ると云う、フェニックスの涙を入手する。

これが、リアス部長の考えた作戦の第1段階です。

 

≫≫≫

「うわ…マジに広ぇ…」

「お城みたいですぅ…」

そして砦に入った私達。

その内側は看板に書かれていた通りな、広い空間。

ギャー君の言ってる通りな お城のエントランスみたいな空間です。

 

ヴォン…

 

「「「「!!?」」」」

そう思っていたら、床に魔方陣が展開されました。

 

「ひぇえっ?!」

「早速かよ!?」

其処から現れたのは、身の丈約5㍍程の巨人が1体。

しかし、只の巨人じゃありません。

鎧兜に剣と盾、漆黒の装備に身を包んでいるのは白骨ならぬ黒骨の骸骨の騎士!

ゼファードル眷属で無く、ゲーム運営サイドが用意した罠怪物(トラップモンスター)ですね。

 

ドガァッ!

 

「…っ!」

この骸骨騎士が大剣を振り下ろす。

狙われたイッセー先輩は、バックステップで回避。

重装備な巨体に似合わない、俊敏な動きです。

剣を叩き付けられ、固そうな石の床が割れて周囲に破片を飛び散らす。

 

『………………………。』

そして この怪物は、今度は私の方に顔を向けた。

どうやら次の標的は、私を選んだみたいs…

 

ひゅん…!

 

は、速い?!

さっきのイッセー先輩への攻撃以上の超スピードで距離を詰め、斬撃でなく足を大きく上げての踏み潰しを仕掛けてきた!

…まっず! これは躱せない!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………。

 

 

「大丈夫かい、白音ちゃん?」

「祐斗…先輩…?」

視界が急に変わりました。

あの不死の騎士(アンデッドナイト)の足の裏で視界が真っ黒に被われていた筈なのに、それが いきなり祐斗先輩の顔に切り替わってました。

 

「だ…大丈夫? 白音ちゃん?」

「ギャー君…」

あー、そーゆー事ですか。

巨人に踏み付けられる直前、ギャー君が()()()()()()()()、その攻撃を無効化。

そして その後 祐斗先輩が素早く私を回収、安全圏まで避難した訳ですね。

 

ガィン!

 

「うぉっ?!」

そして敵は またイッセー先輩に攻撃していました。

大剣のフルスィングをドラゴンの鎧を纏っての、両腕でのガード。

ダメージは少ないみたいですが、体重差でしょうか?

 

「あ痛たたた…」

思いきり吹き飛ばされ、派手に壁に激突です。

その衝撃で石壁にクレーターが。

 

「「「イッセー君!」

       先輩!」」

「あぁ、大丈夫だ!」

慌てて先輩の元に駆け寄りますが、イッセー先輩は心配無用とサムズアップ。

 

「あの化け物、確かにパワーとスピードは凄いが(テク)とかは てんでザルだ。

ついでに魔法や吐息(ブレス)とかの広範囲攻撃も持ってないだろう。

頭も余り良くないっぽいし…

散開して距離を取り、3方から遠距離攻撃すれば どうにかなる!…多分!」

そして自己なりの分析。

…少し自信無さ気で最後が締まりませんでしたが、この戦闘の攻撃方針が決まりました。

 

「よし、行こう!」

「応!」「「はい!」」

さぁ、反撃開始です!

 




  
【次回予告】
 
「チェンジ!」
「ざけんな!」
 
次回『漆黒の首無し騎士!(予定)』
乞う御期待!
感想よろしくです。
 
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