PhoeniX-DxD   作:挫梛道

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さぁ、バトル開始だ。
 


運営の罠!

▼▼▼

 

『ゼファードル・グラシャラボラス様の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

「「「「!!?」」」」

どうも、初めまして…ですね。

僕は木場祐斗。

リアス・グレモリー様の騎士(ナイト)です。

ゲーム運営からの罠怪物(トラップモンスター)との戦闘中、突然のアナウンス。

 

「どうやら相手さんも砦に入った早々、骸骨騎士(コイツ)に襲われてるみたいだな!」

「…の、様ですね。」

ん。それで向こうは1人、あのモンスターに殺られたんだね。…っ!!

 

ドガァッ!

 

そんな風に考えてると、この怪物は僕に対して攻撃。

それを躱して距離を空けると、今度は

「ひぇっ?!」

「………!!」

ギャスパー君と白音ちゃんに向かって突撃。

…! そうか! 多分だけど あのモンスターは()()()()()()()()()を攻撃対象にしている様だ?

 

「イッセー君!」

「応! こっちだよ!バァーッカ!!」

 

ダダダッ…

 

イッセー君も それに気付いたのか、僕の呼び掛けに応じ、2人で あの怪物に距離を詰めると

 

ドォン!

 

「危なぃっ!」

やはり推測は当たったかな?

今度は また、僕に体を向け直して攻撃してきた。

 

「ド・ラ・ゴ・ン…波ぁっ!」

 

どぉぉん!

 

此処でイッセ君ーが遠距離からの攻撃!

そして其方の方向を見た瞬間、

「ふぉ、停止世界の邪眼(フォービデドゥン・バロール・ビュー)!!」

 

ぴた…

 

「ナイスだ、ギャー助!」

ギャスパー君が自身の神器(セイクリッド・ギア)を発動させ、怪物の時間(うごき)を停めた!

 

散ッ…!

 

その隙に僕達は散開して、敵の背面と左右に位置を取り、

 

聖魔刃の羽根(フェザー・エッジ)!!」

「にゃんにゃん波っ!!」

「超・ドラゴン波ぁっ!!」

 

ゴォォォォオッ…!!

 

その3方向からの同時攻撃だ!

 

「…解除!」

そして回避不可のタイミングで、ギャスパー君が時間停止を解除。

 

ドッゴォォン…ッ!!…ずっしぃん…

 

結果、この攻撃は まともにヒットして、デスナイトは倒れ、姿を消した。

 

スゥ…

 

「「「「…!!?」」」」

そして それと同時、出現したのは所謂"宝箱"。

 

「あの怪物を倒した、ボーナスでしょうか?」

「ま、まさか、これも罠なんて事は…」

「いや、これも罠だったりしたら、マジに どんだけクソゲーだよ?!

此処はゲーム製作者としての、常識と良心を信じようぜ!」

 

パカッ…

 

そんな遣り取りの中、宝箱を開けてみると、其処には3つのタブレット端末が入っていた。

 

≫≫≫

…あの後、僕達は3手に別れた。

最初の作戦通り、僕とイッセー君は砦を抜け、東エリアを目指すべく進軍。

白音ちゃんとギャスパー君は、砦最下層に有ると云う、フェニックスの涙を入手に動く。

この砦内は本当に外からは想像が出来ない程に…迷路みたいに入り組んでいて、多数の分かれ道と部屋から構成されていた。

そして あのタブレットは、謂わば砦内部の地図。

砦内を進めば、その部分が書き足されるオートマッピング機能が備わっていた。

ついでに言えば3つの端末は連動していて、僕、イッセー君、白音ちゃん達がそれぞれ進んだ道が随時、端末に追加表示されていく仕組みだ。

 

「クルル…」

「…………!!?」

…………………………………………。

そして細い通路の角を曲がった時、僕の目の前に現れたのは人蛙(ワーフロッグ)

運営が仕込んだ罠怪物(トラップモンスター)じゃない。

あの黄色の肌と牛乳瓶底(ぐるぐる)眼鏡は見覚えが有る。

確か、夏の若手悪魔の会合の時に居た…ゼファードル眷属だ。

 

ザッ…

 

僕を見て戦闘の構えを取る黄色いカエル男。

まぁ、戦場で敵と遭遇すれば、それは当たり前なんだけどね…

それに対して僕も聖魔剣を構える。

それじゃ このゲームの戦闘(ファーストバトル)、始めようか。

罠怪物(さっきの)は数には入れない!

 

≫≫≫

 

斬っ!

 

「ク~ルルルルル~っ??!」

 

『ゼファードル・グラシャラボラス様の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

 

…ふぅ、思っていた以上に簡単に撃破出来た。

やっぱり さっきの怪物(トラップ)はイレギュラー過ぎるよ。

ついでに言えば、これも地獄の合宿の成果かな?

兎に角、先に進もう。

 

カチッ…

 

え?かち?

………………………………………。

何だか他と踏み応えが違う石煉瓦を踏んだと同時、何だか凄く不吉(フラグ)っぽい音が。

…と、思えば、

 

ヴォン…

 

足下に青く光る魔方陣が現れて

「うっゎわっ…?!」

 

 

……………………………………………。

気が付けば まだ砦の内側には違いないですが、全く別のフロアに転移(とば)されてしまいました、まる

 

≫≫≫

ハァ、ハァ…

あれからは最悪だった。

恐らくは砦最上階まで転移させられ、兎に角 先へと進もうとしたけど、その途中に何度 運営が仕込んだであろうトラップに襲われたか!?

いきなり壁から沢山の槍が突き出るわ刺付きの天井が落ちてくるわ金たらい(水入り)が落ちてくるわ床が突然 超強力粘着シートになるわ!

落とし穴は結果的に近道(ショートカット)出来たから大歓迎だったけど…

 

ドドドドドド…

 

そして現在は下り坂、猛スピードで転がる巨大な鉄球に追い掛けられています!

…とりあえず、僕も一言 言っても良いかな?

いや、駄目だと言われても言わせて貰うよ?

 

「クソ運営ぇ~~~ぃ!!」

 

≫≫≫

 

「ほ~う…? よく、此処まで辿り着いた。

だが、此処で終わりだ。」

「…………!!」

あの後、何だかんだで漸く砦反対側の出入口に到着。

外に出てみると、其処には あれは僧侶(ビショップ)ですね?

黒いローブの魔術師風な男が1人。

 

「私はゼファードル・グラシャラボラス様の僧侶(ビショップ)、ニグン・グリッド・ルーイン!

グレモリーの眷属よ、お前は此処で退場だ!」

成る程。

彼は此方のミルたんと同じく、砦を抜けた者の迎撃役として、此処に待機していたみたいだね。

よし、名乗られたからには僕も名乗ろう…騎士として!

 

「僕はリアス・グレモリー様の騎士(ナイト)、木b

「ふん! 消え行く者の名前に、興味は無いわ!!」

…ひ、酷くない?

 

▼▼▼

やぁ、イッセーだぜ!

あの骸骨の騎士を倒した後、俺達は3手に別れたんだけど、クッソー!、見事に転移の罠に引っ掛かっちまったよ!

タブレットの お陰で、自分の位置は把握出来てるから まだ何とかなってるけど…?!

この先、何者かの気配を感じるぞ?

この先は まだマップ表示されてないから、味方じゃない。

敵確定です。

尤も逃げる訳には往かないし、進むしかない!

木場か白音ちゃんが既に敵を倒してるみたいだし、俺も やってやるよ!

 

≫≫≫

「き、貴様!赤龍帝か!?」

「…!!」

走り込んだ先は、広い部屋だった。

その中央でバカデカい剣を背負い、漆黒の全身鎧を着た大男が立っていた。

どうやら向こうも俺の気配を感じ取り、戦い易い この空間で待ち構えていた様だ。

 

「な…何故、貴様なのだ…?」

「はい?」

そして この鎧の男は俺を見た瞬間、まるで怒った様に全身をわなわなと震わせ、拳を握り締める。

見た目からして騎士だし、多分、木場との騎士(ナイト)同士の戦いを望んでいたか?

いや、兵士(オレ)でゴメンね!

でも、もう そんな事 言ってる場合じゃないぞ!

さぁ、さっさと始めようぜ!

 

「ぐ、グレモリーは…」

「…?」

しかし俺が戦闘の構えを取っても、この男は悔しそうに話し出した。

 

「リアス・グレモリーの下僕は、美少女が沢山だと聞いていた!

だからこそ、今日のゲームを楽しみにしていたのだが…それなのに赤龍帝!

何故、貴様が現れるんだ!?

チェンジだ!チェンジを要求する!!」

「ざけんな!」

 

▼▼▼

 

タンタンタンタンッ…

 

ギャスパーです!

僕と白音ちゃんは今、最下層を目指して螺旋階段を降りているんですが、

 

ダンダンダンダンッ…

 

う、上の方から、誰かが階段を降りてくる音が!

 

「足音からして2人ですか。

やはり目当ては、フェニックスの涙でしょうね。

ギャー君、急ぎましょう。」

あ、待ってよぉ、白音ちゃ~ん!?

 

≫≫≫

「「こ、これは…」」

はい、やっと1番下?まで到着しました。

階段を降りた先は広い空間に。

そして この先に続くのだろう扉には、

 

【この先 戦闘経験の無い者、進む事 叶わず】

 

…と書かれたプレートが貼られていて、鍵が掛かって開きません。

 

「これは そのまんまの意味でしょうね。

丁度良いです。

今、階段を降りてきている人達を倒しましょう。

扉を開く条件はクリア出来るし敵は減らせる。

一石二鳥です。」

そう言って、足音が響く階段に目を向け、臨戦態勢を取る白音ちゃん。

 

「良いですね、ギャー君。

敵が見えたら、とりあえず直ぐに()()()下さい。」

「う…うん!」

 

≫≫≫

『ゼファードル・グラシャラボラス様の兵士(ポーン)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

「やりましたギャー君、コンビネーションの勝利です♪」

「う、うん…!」

さっきの骸骨さんの時と同じく、相手の時間を停めて死角に回り込み、其処で停止解除からの攻撃。

これで先ずは1人撃破。

そして もう1人は、白音ちゃんが正面からの格闘戦で撃破。

 

ギギィ~…

 

これで条件が満たされたみたいで、扉が開きました!

そして部屋に入ると、奥側に1段高くなってる壇上に宝の箱が。

しかし、その前にはそれを守っているかの様な、兵士さんが居ました!

 

「あれって、ゼファードル様の眷属じゃないよね…」

「…てゆーか、あの鎧のマーク、"神の子を見張る者(グリゴリ)"の紋章?」

色々と疑問に思いながら、

「あ、あの~…?」

兵士さんに近付き話し掛けると、

「もし この先の宝が欲しいなら、この私を倒して行くが良い。」

 

ババァン!

 

「「えぇ~っ??!」」

いきなり兵士さんが変身!

2本角の兜の奥に、1ツ目の様な赤い光が。

右手に片刃の剣を、左手に刺付きの鉄棍。

そして尻尾にはボウガンが。

球型の下半身に足は無く、多分 魔法の力で宙に浮いているロボット?が、僕達に襲い掛かって来ましたぁっ!!?

 

▼▼▼

 

バタンッ!

 

「…っにょ!?」

ミルたんだにょ!

ミルたんはリアス様の作戦で、砦から出てきたゼファードル眷属を迎撃する為に待ち構えていたんだけど、

「やはりリアスも、同じ事を考えていたか?」

…………………!!

遂に扉が開き、敵が出てきたと思ったら、1、2、3…10人の集団だったにょ!

しかも敵のボス、ゼファードル・グラシャラボラスも居るにょ!

 

「ふん、こんな雑魚に時間を使う必要も無いだろう…

ギム! お前が相手をしてやれ!」

「ふっ…承知!」

 

ザザッ…

 

前に出てきたのは、長い蒼髪をモジャモジャパーマにした、和装っぽい服の男。

よくみれば頭の上、小さく ちょんまげにしてるにょ。

 

「俺達は先に行ってるぞ!

さっさと片付けてこい!!」

 

ドドドド…

 

刀を構える男に敵の王様は そう言って、残りの眷属達と走り去っていったけど、そっちは危ないにょ!

 

「貴様は敵との戦闘の中、余所見をしてる余裕が有るのか!?」

 

パサァァ…ッ…

 

「…参る!」

そして その様子を見ていたミルたんに、蒼髪モジャモジャ男が突然、背中から蝶の羽みたいな光を出して突然してきたにょ!

この男、妖精さんだったにょ?

 




 
次で決着…出来たら良いな~?(笑)
 
感想よろしくです。
 
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