原作キャラ、続々登場!
◆◆◆
初めましてだな!
俺は兵藤一誠。イッセーと呼んでくれ!
実は俺は、人間じゃあない。
確かに ほんの少し前までは、極々普通の
将来の夢は、ハーレム王だぜ!
「イッセー、次は窓拭き、お願いね。」
「はい、部長!」
ゴールデンウィークが間近に迫った今日は放課後に、リアス様…リアス部長に、お客様が訪ねて来られるらしい。
そんな訳で今は部長の眷属総出で、俺達の拠点であるオカルト研究部の部室を、昼休み返上で掃除しているのだ。
「あぁ、すまないがキミ、ホウキやモップは、何処に有るんだい?」
「…え? あ、掃除用具は隣の部屋の、ロッカーに有りますよ…」
「ありがとう。」
部室の窓を拭いている途中、オカ研部員では無い…と言うか、多分、学園関係者じゃない、知らない男の人に声を掛けられた。
どう見ても日本人には見えないし、多分、部長が掃除の手伝いに喚んだ
「いや、今は本来、休憩時間なんだろ?
そんな中、部屋の掃除って、偉いよな。」
「はぁ…どうも。」
作業しながら、話し掛けてくる男の人。
ウチのイケメン野郎とは別ベクトルの、目付きが鋭い悪人面系イケメン…所謂ワルメンな このヒト、何となくだけど良い人な気がする。
「キミとは初対面…てゆー事は、もしかしてキミが、リアスが話していた赤龍帝君かい?」
「え…あ、はい。」
え?何だ、このヒト?
俺の事を知ってるみたいだし、何よりも今…
「あ、あの…すいませんけd
「ちょっとイッセー、喋ってないで…?
「あ、すいません、部長。」
「……………………………………。」
掃除中、話していた俺に注意してきたリアス部長。
しかし、その部長が こっちを見た途端にフリーズした。
「…部長?」
「ら、らららら…」
…ら?
「な、何でライザーが、もう来てんのよぉ~?!」
≫≫≫
「来るのは放課後って言ってたのに…」
「はっはっは!実家の用事が、予想外に早く片付いたんでね。
そうなれば予定を切り上げ、リアスに早く会いに行きたいと思うのは、当然だろ?」
「ば、ばかっ!?」
「「……………………。」」
結論から言えば、このヒトが、放課後に訪ねてくる予定だったヒトみたいだ。
掃除を中止して、応接に…
こういう時は、お客様を3人掛けソファに座って貰い、部長は対面のシングルに座るのが普通なのだが、今は部長も、3人用ソファに…このヒトの隣に座って、腕を絡ませているんですけど?!
しかも、普段はクール系美女な部長が、一見 怒っている様で、思いっきりデレているんですけど??!
俺の隣に立っている金髪美少女…やはり
ん。しかし俺だって、鈍感系じゃない心算だ。
部長の事を、
「おい、
やはり俺達と同じく、部長達より少し離れた場所で、様子を見ていた同級生…悪魔としては先輩の木場に聞いてみると、
「あの御方はライザー・フェニックス様。
冥界の侯爵、フェニックス家の御三男で、リアス部長の婚約者だよ。」
「「こ…んゃっ?!」」
こんな答えが返ってきた。
あの様子からして、もしかして恋人かとは思っていたけど、予想より一段上の答えだった。
これにはアーシア共々に吃驚た。
まあ、部長は冥界の貴族令嬢だから、許嫁とか居ても、不思議じゃないと納得出来たけど、
「ら…ラブラブですよね。」
アーシアが言う通り。
一見、部長が予定より早過ぎる来訪に怒っている様に見えるけど、その実、当人以外の何人をも拒む、ラヴオーラを2人が放出している。
それは決して、単純に両家の親同士が決めただけの関係じゃない事を、見せつけているかの様だった。
「…そして、冥界屈指のバカップルです。
バナナを食べながら説明捕捉してくれたのは、1年生の塔城白音ちゃん。
下級生だけど、やはり悪魔としては俺より先輩で、学園マスコットの愛称で人気者な、小柄な美少女だ。
この、『バカップル』にも納得だ。
「…で、何で一緒に掃除してた訳?」
「いや、訪ねてみたら、皆 一生懸命に掃除してたろ?
何となく、手伝った方が良いかな~?…と思ってね。」
ん。このヒト、良い
≫≫≫
「レーティング・ゲーム?」
「ああ、そうだ。
夏の若手悪魔の会合の時に、正式に魔王様から発表されるだろう。」
俺達平部員も応接の周りに集められ、このライザーさん…じゃない、ライザー様の話を聞く事に。
要約すれば、夏休みに俺達グレモリー眷属は、冥界…部長の里帰りに同行するのだけど、その時に、冥界の中央都市で、部長と同年代…所謂"若手悪魔"と呼ばれる者達と、悪魔社会の偉い方々との顔合わせ的な会合が開かれるらしい。
そして その時、その若手悪魔達による、レーティング・ゲームの大会開催を発表するそうだ。
レーティング・ゲーム。
俺も部長から聞かされたが、簡単に言えば、大きな擬似空間を用いて、
部長は将来、このゲームで、結果を出すのが、当面の夢だとか。
今回ライザー様が、人間界の この部室を訪ねてきた理由は、いち早く その情報を得たので、部長に教える為だったとか。
「まぁ、単純にリアスに会いたいってのが9割だけどな。」
「ば…ばかぁっ?!
何をバカな事、言ってんのよ?!」
「「「「「………………。」」」」」
「はい、ブラックコーヒーですわ♪」
「ど、どうも…」「戴きます。」
この バカップル 2人が醸し出す、何とも言えない空気が室内を支配しようとした時に、オカ研の副部長である姫島朱乃先輩…部長と並び、"学園二大お姉様"と称される、グラマラスで超美人な先輩だ…が、絶妙なタイミングでブラックコーヒーを差し出してくれた。
「…それでだ、リアス。
こう言っちゃアレだが、キミの下僕達は、まだまだ弱い。
特にキミ、赤龍帝君…ヒョードー君だったね?
確かにキミは、伝説のドラゴンをその身に宿し、その潜在能力は計り知れないだろうが、今は悪魔に転生してから まだ日が浅く、何よりも実戦経験が完全に不足…ぶっちゃけ超雑魚だ。
そちらの聖女さんも、同様にね。」
う…確かに その通りかも知れませんけど!
反論は出来ませんけど!
もう少しオブラートに包んだ言い方って、出来ないのですか?
俺、泣きますよ?
「はっはっはっは!
orzるな orzるな、ヒョードー君!
だからこその…今日のメインな話は、これからだよ。」
「どういう事?…ライザー?」
散々俺達(…特に俺)をディスりながら、フォローを入れるかな言葉を出すライザー様に、部長が何事かを尋ねる。
「この連休に、部活の合宿を行うんだろ?
それに俺達も、コーチとして参加させて貰う。」
「「「「「「「…!!」」」」」」」
このライザー様の言葉に、部長…当然 俺も含めたオカ研メンバー全員が、驚きの表情を見せた。
この4月末~5月の連休に、部活として山での合宿…
それにライザー様…そして「俺
「そ…それは嬉しい…けど、それって まだ魔王様からの正式発表前に、ズルしたって事には ならないかしら?」
「しかも、プロのチームの指導…って?」
このライザー様の申し出に、リアス部長と朱乃さんは、口元を少し引き痙りながら、不正になったりしないかと話す。
「いや、自分の婚約者と、その眷属を鍛えるだけだぞ?
別に変な話じゃないだろ。」
それに対し、心配無用と言うライザー様。
ん~…何となくだけど、部長や朱乃さんの対応からして、ライザー様の手を借りるのでは無く、その指導法に問題が…プロチームって言う位だから、相当な地獄の特訓メニューを課されるのが、嫌だって感じだなぁ。
「ひぃいっ?!」
もう1人の1年生部員…一見 金髪美少女、実は男の娘…のギャスパーも、何だか怖がってるし、白音ちゃんと木場も、顔をどんよりさせている。
俺とアーシア以外は過去に何度か、そんな地獄の特訓を受けているからこその、そんな反応だよ。
地獄の特訓…確かに出来る事なら勘弁願いたいが、強くなる為には…それが どれ程の地獄かは知らないけど、絶対に乗り切ってみせるぜ!
「…イッセー君。
キミが今、イメージしてるのは、天国だよ?」
イケメン~~~~~ンッ!?
お前は、ヒトの頭の中を読むな!!
「俺の同行メンバーは…ま、当日の お楽しみとして…
とりあえず、シルバーを連れて来る事だけは、約束しておこう。」
「……!!
部長!皆さん!頑張りましょう!!」
そしてライザー様の、『シルバーを連れて来る』の言葉に、白音ちゃんが過剰に食い付き、モチベーションを一気に突き上げた。
シルバーさん…一体どんなヒトなのか、これも少し、気になるなぁ。
この小説では、ギャー君も既に、封印が解かれているとします。
次回『地獄の合宿、始まります!(予定)』
感想よろしくです。