仗助の双子の姉がいたらというもしも、パート2 第二部『戦闘潮流』へ 作:蜜柑ブタ
…たぶん連載する。
書きたい意欲がある限り。
お試し短編です。
「…ちゃん、姉ちゃん! しっかりしろって!」
「うぅ…ん? じょーすけ?」
「ああ、よかった。だいじょうぶかよ?」
「えっと…なにがあったんだっけ?」
「分かんねぇ…。気がついたら変な洞窟だぜ、ここ…。なんか遺跡っぽいような…?」
東方家の双子。
東方ミナミと、東方仗助は、見知らぬ場所で、戸惑った。
「マルクーーーーーーーー!!」
「! 今あの奥の方から声が!」
「人がいんのかよ! ならちょうどいいぜ。」
けれど、そこで二人が見たのは、体の半分近くを失った軍人の青年の姿と、異様な不気味さを感じさせる3人の男と、体が半分失われた青年を介抱している金髪の青年と、背筋がしっかりした老人と……。
どこか自分達に似た顔立ちをした、若い青年の姿だった。
ミナミと仗助は、なにがあったのか分からないが。これだけは、ハッキリした。
助けないと!っと。
「仗助!」
「おう!」
「!? なんだ君達は!?」
「どいてください! 今治しますから、弟が!」
「何を言って…!?」
「おい、さわんじゃ…。」
「ドラァ!」
「!?」
体が半分失われた青年に、仗助のクレイジー・ダイヤモンドが触れた瞬間、青年の体がまるで巻き戻されるテープの映像のように直っていった。
「な、なんだこれは!?」
「よっしゃあ、間に合った!」
「ナイス、我が弟よ!」
「ぅ…、シーザー…? 僕は? か、体が…治ってる?」
「おいおいおいおい! どんな手品だよ!? 今、そこのおまえ、何したんだ、ああん!?」
「いや、何って…、直しただけっすけど?」
「なおす~~~~~~!? 波紋でもこんな芸当はできねぇぜ!? てめぇ何者だ!? ヘンテコリンな頭しやがって!」
「あっ。」
「?」
「あっ? 今、テメー、俺の頭がなんだって言った?」
「おい?」
「落ちついて! 今は抑えて!」
「ぐげっ!」
ミナミは、今にも自分達に似た青年に殴りかかろうとした仗助の横腹を殴って止めた。
「お願いします…。髪型にはあまり触れないようにお願いします!」
「あ…ああ…?」
「見ましたか…。カーズさま。」
「……実に奇妙だな。」
奇妙な格好の三人の男が、仗助がやったことを見て、興味深そうにしていた。
「あの三人組…、なんか、やばい気配しかしない…。仗助…、コノ状況…、相当にヤバいっぽいよ…。」
「へっ…?」
ミナミに押さえつけられている仗助は、落ち着いてきて間抜けな声をもらした。
「君達は…、実に奇妙だ…。なぜジョジョにそんなに似ているのかね?」
老人がミナミと仗助に聞いた。
「えっと…、それより、私達にどうしてそんなに似てるのか、そっちの方が気になって…。」
「……お前ら、ただの人間みたいだな? あそこにいる“柱の男”どもとは全然違うぜ。けど、どうやってマルクを直したのかがど~~にも気になるぜ?」
「あなたの…、名前…教えて貰って良いですか?」
「あ? 俺? 俺は、ジョセフ。ジョセフ・ジョースターだ。」
「じょせ…!?」
「?」
「姉ちゃん、姉ちゃん! 今の聞いたか!?」
「聞いた、バッチリと! どういうこと!?」
「おい、お前ら…?」
「な…なんで…。」
「お父さんが、若い頃の姿でここにいるのーーーーーーー!?」
「…………………おとうさん?」
「あっ。」
「あっ。」
ギギギギ…っと二人が振り返る。
二人は思わず、お互いの手を握り合った。大汗かいて。
「やっべ~…。どうする? 姉ちゃん…?」
「どうするったって……、もう手遅れっぽいけど?
二人の数奇な運命は、戦闘潮流に飲まれていこうとしていた。
マルクは、生存します。
こんな感じで、グダグダ、行き当たりばったりで始まる感じです。
そして、それが未来でどう影響するのか……?