仗助の双子の姉がいたらというもしも、パート2  第二部『戦闘潮流』へ   作:蜜柑ブタ

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仗助がいれば、指輪除去できない?って思ったので、今回はその件についてツッコみというか、物語を進行させるための途中過程。


除去不可能!?

 

 

 あれから、ミナミと仗助は、保護され、仗助とジョセフは、レントゲンをとった。

 すると、指輪がそれぞれの心臓の血管に知恵の輪のように絡まっていることが分かった。

 診た医者が言うには、血管の壁と一体化している部分もあるので、四次元の知恵の輪ですとのことだ。

「グレート…、マジでかよぉ…。」

「オーノー! 改めてハッキリ言われるとショックなのによぉーーー!」

「……取れないんですか?」

 ミナミは、一応聞いてみた。

「現代医学では不可能でしょう。」

 ハッキリ言われ、ミナミは目眩を覚えた。

「あっあっ、あんまりだぁーーー!」

 っと嘆くジョセフ。

「あ…、でも、ジョセフさんのは、なんとかなるかも…?」

「おっ? それどういうことだよぉ!?」

 訝しむジョセフに、ミナミが提案し、仗助とヒソヒソと話し合った。

「ようするに、仗助の能力でなら、破壊した物を直せる。つまり、腹を貫いたとしても、どうやっても直るんです。仗助が直さないという意思を込めない限りは。」

「つまりぃ?」

「心臓を貫いた際に指輪を掴んで取れば、生きた状態で指輪を取り除ける可能性があるってことです。実際、腹の中に入った、異物を、腹パンで貫いて、その際に割った瓶の中に閉じ込めるという芸当も可能なんです。こんな感じで。」

「ドラァ!」

「ゲフッ!」

「ちょっーーーー!?」

 その場にいた全員が驚愕した。

 いきなり、仗助が見えぬ力で、ミナミの腹にデカい穴を空けたからだ。

 そして引っこ抜かれた際に、部屋にあった空のジュースの瓶が、バリバリと割れながら元の形に戻る。中に、食べたであろうご飯と魚(ししゃも)が詰まった状態で。

「こんな感じで。」

「な…、なんともないのかね?」

「痛いのは一瞬ですから。」

「もう姉ちゃん…、なんでこんな方法取るんだよ…。」

「だって証明するには、論より証拠でしょ?」

「す、すすす、すげぇ…、すごいとしか言いようがない! とてつもない力だぜ、コイツは!」

「OH、MY、GOD! コイツは、まさに神の助けって奴だぜぇ! 頼む仗助、俺ん中から指輪を取ってくれよ!」

「いや、ちょいと待ってください!」

 すると成り行きを見ていた医師が止めに入った。

「聞くところによると、この指輪には毒が?」

「あっ? 確かにそう言ってたな? それが?」

「指輪には確かに空動があります。しかし、どのような毒かは分かりません。先ほどの異常現象を見るに、相当な衝撃を与える物だと見られますが…、もし衝撃で指輪が破損し毒が流れ出た場合は?」

「あっ。」

「あっ? って、なに? えっ、ダメ? ダメなの?」

「ねえ、仗助、あんた毒とかって、治療できないよね? 血管に直接入れられたお酒がダメだったんだし…。」

「できねぇ…。」

「だ、そうです…。」

「だそうです、じゃねぇよ!!」

「それに…、仮にジョセフさんを助けられたとしても、今度は仗助が…。」

「そうだったな…。お前の力は、自分には使えないんだったか?」

「そうっす。」

「……33日までに、奴らは、必ずお前を殺しに来る。俺の親友を救い、そして俺の命を救ってくれた恩人だ。俺を頼ってくれ。」

「えっ?」

「大船に乗ったつもりで頼れってことさ。」

 シーザーは、そう言って笑った。

 つまり、シーザーは、仗助を助ける気でいるということだ。

 ミナミと仗助は顔を見合わせ、それからシーザーを見た。

「お…お願いします。弟を、助けてください。」

 ミナミは、ペコッと頭を下げた。

「おいおい、こんなスケコマシに頭さげっと、食われちまうぜ? 俺の娘ちゃん。」

「えっと…。」

「俺のこと、『お父さん』っと呼んでたろ? そういうこった。」

「まったく、信じられん話だ…。未来のジョジョの娘と息子が、今ココに…。将来は、日本人と結婚とは。」

「……あのひとつ訂正が。」

「?」

「うちの…母……、未婚です。」

「ん?」

「ちなみに……、かなりご高齢になってからの、子です。あと、歳がかなり離れた甥っ子がいます。はい…。」

 それが示すこと。

 つまり……。

 ざーーーっと、ジョセフの顔から血の気が引いた。スピードワゴンも。

「あ…あああああああああああ、頭の回転が良いだけに、分かっちまったああああああああああ!!」

「ジョジョ!! なんてことを!」

「あの、未来の話ですから! ずっと先の!」

「そうそう! 正妻の人と結ばれて貰わないと、色々と大問題ってか!」

「しかし、それでは、君達が!」

「いいんです。母は、愛し合って私達を産んでくれたし、後悔はないって言ってました。」

「そうそう。何より俺らもそれで納得してるし、未来でちゃんと和解は…できたっす。」

「強い子達だ…。」

 ジョセフに掴みかかっていたスピードワゴンは、涙ぐんだ。

「じゃあ、俺の嫁さんって誰?」

「えっと…内緒です。私達も詳細は知らないんで…。」

「嘘言っちゃいけないんだぞ~? ほ~れ、鼻の穴が開いてる。」

「っ!」

「もうここまで来たらお父さんに全部白状しなちゃ~い!」

「にぎゃああああ!」

「ジョジョーー! てめぇ、自分の未来の娘だからって何してもいいわけじゃねぇぞ、ゴラァ!!」

「その通りっす!」

「イデデデデ! やめてやめて! いいじゃねぇかよ、胸にダイブするぐらい!」

「ああ…、ジョースターさん…すみません…。未来の実の娘にもセクハラするような男に育ててしまって…。」

 スピードワゴンは、グスンッと泣いた。

 

 まあ、とにかく話をまとめると。

 死の結婚指輪は、仗助の能力(クレイジー・ダイヤモンド)でも、取り除くのは困難。(毒が漏れる可能性がある)

 そのため、33日以内で、決着を付けないと仗助とジョセフの命が無い。

 ワムウが腕を治してから仗助を狙うだろうと思われるので、それ以下の日数で来る可能性は大いにある。

 柱の男達の弱点は、総じて太陽の光であり、同じエネルギーを持つ波紋使いの波紋の呼吸による攻撃であること。

 そのため戦うには、現在のジョセフの戦闘能力ではまったく足りないし、シーザーも実力不足を痛感している。

 結果、33日以内で修行を積み、柱の男達に挑む必要性がある。

 

「オーノー! 俺の嫌いな言葉は、一番が『努力』で、二番目が『ガンバル』なんだぜーー!」

「てめーーの命だろうが、この野郎!!」

「……なんか情けないなぁ。あのお父さんも昔はこんなだったんだね。」

「だな。」

 さては、美談を盛ってたな…っと、ミナミと仗助は思ったのだった。

「それにしても…。シーザーさん…。」

「どうしたの、姉ちゃん?」

「……私の最も嫌いなタイプかも。」

「あー……、女好きっな奴は嫌いなんだっけ?」

「うん。」

 故郷の杜王町で散々ナンパされたせいで、スケコマシなタイプが大嫌いになってた、ミナミだった。

 




重ちー戦の時に、酒を抜いた描写がないので体内に混ざっちゃった物、吸収された物は、直らないということにしました。
もしかしたら…、できるかもしれないけど…。
ジョセフに死ぬほど努力させるには、これしかないと思って……。


そして、母が未婚だということをバラしたミナミちゃん。このままだと、スージーQとジョセフが結ばれないと踏んであえてバラした。


そして、ミナミにとって、女好きタイプは、大嫌いで、シーザーは、もれなくその対象。なんとなく勘で感じ取った。
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