仗助の双子の姉がいたらというもしも、パート2  第二部『戦闘潮流』へ   作:蜜柑ブタ

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オリジナル回。



短めです。


なんか、フラグが立ちつつある?


修行中のケア?

 

「仗助。」

「……へ~い。」

 仗助にお呼びがかかり、仗助はヨロヨロと力無く、倒れているジョセフとシーザーに近寄り、クレイジー・ダイヤモンドを使った。

 ハッ!と目を覚ます二人は、自分の体をペタペタと触って確認していた。

「あの…、正気ですよね?」

「み、ミナミちゃ~~~~~~~~ん!!」

「うわっ!」

「もうやだぁぁああ!!」

「ジョセフさん…。」

 もう何度目かになる泣きつきに、ミナミも仗助も、止めはしなかった。

 シーザーは、ガタガタガクガクと自分の体を抱いて震え上がっているし…。

 修行、数日目だが、あまりのキツさと、死ぬ寸前から正常状態に戻されることを繰り返される、ある種の拷問に、心が折れかけているようだった。

「あの…リサリサさん…。」

「なにかしら?」

「そろそろ、限界が見えてる気がしてならないんすけど…? さすがの俺も壊れた精神までは直せないっすよ?」

「……そうね。小休止を許しましょう。」

「小休止~~!?」

「冗談です。」

 冗談に聞こえなかった…!っと、ミナミと仗助は戦慄した。

「時間が無いことは分かっているわね?」

「だ…だずがっだ~~~…。ありがと、ミナミ、仗助~~。」

「さ…サンキュー…。」

 ガチ泣きしている、ジョセフとシーザーであった。

 こりゃ重傷だ…っと、ミナミと仗助は思った。

 

 

 休憩は許されたが、ジョセフの呼吸矯正マスクは、外してもらえなかった。

「あの、ジョセフさん…。」

「ん~~~?」

「そろそろ離してください…。」

「やだ。」

 ミナミは、椅子に座った状態のジョセフに後ろから抱きしめられた状態だった。

「はあ~~~、癒される…。」

「もう…。」

「ジョセフさん…、いい加減にしないと、俺、殴っちゃいますよ?」

「おう? 未来の父ちゃんの俺とやり合おうってのか、仗助?」

「姉ちゃんは人形やぬいぐるみじゃねぇんだ! いい加減にしろよ!」

「あーあー、分かりやしたよ。」

「わっ。」

 急に離され、ミナミは、よろつき、仗助が助けた。

「そういえば、シーザーさんは?」

「アイツなら外で黄昏れてんぞ。飛び降りしなきゃいいけどな。」

「碌でもないこといわないでくださいっすよ。」

「ん~、なんかアップルパイが食べたくなったな。作ろうかな?」

「なんでこの流れでそうなるわけ? 姉ちゃん、空気読めねぇよな…。」

「いいじゃん。別に。食べたくない?」

「いる。」

「じゃあ、キッチン借りに行ってくる。」

「うんま~いの、作ってくれよ~?」

「私が食べたいの。」

 ミナミは、キッチンに向かった。

 そして、ロギンズとメッシーナに頼んでキッチンを借り、アップルパイと、ついでにベリーでベリーのマフィンを作った。

 焼きたてを籠に入れて持って行く途中。

 シーザーがいた。

「あっ。」

「……ミナミか。どうした、それ?」

「つ…作ったんです。」

「ふ~ん、料理も嗜むのか。良い嫁さんになれるぜ?」

 シーザーが近づくと、ミナミは、一歩下がった。

 それを見たシーザーは、顔をしかめた。

「なあ…。」

「あ…。」

「俺のこと…嫌いか?」

 ここ数日間で、ミナミから避けられていることに、シーザーが気づかぬはずがなかった。

「えっと…その…。」

「俺、君になにかしたか?」

「いえ、シーザーさんが悪いんじゃ無いんです。私が悪いんですから…。」

「どういうことだ?」

「……あの…、シーザーさん…みたいなタイプに、メチャクチャねちっこくナンパされたせいで、苦手になっちゃって…。」

「…あー。」

 シーザーは納得した。

 シーザー自身が嫌いなのではなく、シーザーに似たタイプの男にしつこく言い寄られたトラウマがあるせいだと分かったからだ。

 確かに、ミナミほどの容姿では、言い寄る男も多いだろう。

「それは、別にミナミのせいじゃねぇだろ?」

「でも…。」

「それより、ひとつもらうぜ。」

「あっ。」

 ベリーのマフィンをひとつ取り上げ、シーザーは焼きたてのソレを食べた。

「うん。美味い。料理上手だな。」

「どうも…。」

「トラウマほじくらないよう、できる限り触らないようにするから、あんまり気を張りすぎなくていいからな。」

「えっ? あ…。」

 そう言い残してシーザーは、手を振りながら去って行った。

 ミナミは、思わず伸ばしかけた手を止め、しょんぼりした。

 

 

 半日後、修行は再開された。

 

 

「てめぇは、…お、女じゃねぇ! 鬼だ、デビルだ!」

「吠えるなら、吠えるだけ吠えていなさい。」

「も…もう勘弁してください…先生…。」

「仗助。出番よ。」

「すんません! ジョセフさん、シーザーさん!」

「いやだあああああああああああああああああああああ!!」

 仗助はリサリサに逆らえず、涙ぐみながら、悲鳴を上げる二人を治療した。

 

 

 




シーザーの性格が掴めない……!

ミナミは、祖父がいるとはいえ、未婚の母の子ですからね、家事全般はできるし、料理上手。あと、唐突に甘い物作りたくなるという癖があるという後付け設定。

心が折れかけている二人ですが、たぶん、数日後には慣れると思う(?)。二人とも本来の意思力は強いと思うから……。
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