サブタイトルの割には深淵様が出た理由がショボいですが、どうぞ!
武器制作が決定してから体感時間約3週間ほどで、南雲の武器、大型のリボルバー式拳銃であるドンナーが完成した。
「見ろよ遠藤! 剣と魔法の世界に現代兵器! 試し狩りをしてきたが殺傷力は十分だぞ」
完成するや否や飛び出して行き、蹴りウサギをホクホク顔で狩ってきた親友に
「おう、一つ言わせて貰うとお前の方が規格外だよ」
と言った
この数週間、俺は手伝えることが殆ど無くて、傍らで作業を眺めていたが...何処で銃の作り方を知ったのかは知らないが、何度も失敗を繰り返しながら試行錯誤を続け、
「なんだろうな、遠藤のそれ、褒め言葉に聞こえてきたぜ」
よし、無視してウサギ肉を食べよう。
さて、ステータスは
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遠藤浩介 17歳 男 レベル15
天職:暗殺者
筋力:298
体力:456
耐性:264
敏捷:489
魔力:382
魔耐:382
技能:暗殺術[+投擲術][+暗器術]・気配操作[+気配遮断]・影舞・直感・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地]・言語理解
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派生技能の[+空力]と[+縮地]は、できれば欲しい技能だったので、かなり嬉しい。暗殺者兼刀を扱うものとして感動だ
早速使おうと外に出て、[+縮地]を試してみる。足に力を込めて...踏み出したら壁に思いっきり突っ込んだ
「プフッ」
後ろから聞こえてきた笑いに笑顔で振り向く、一瞬にしてその場から移動した俺は南雲の頭をアイアンクローする
「わ、悪かったって! つーか普通に使えてるじゃねぇか!」
わお、本当だわ
「よし、俺もやってみるか」
そう言って思いっきり踏み出した南雲は、俺と同じように壁へ激突した
「プクススス~、ドンマイ」
青筋を浮かべた南雲は[+縮地]を使い、俺の後ろに回り込んだ
「残念、それは残像だ」
アイアンクローをかけられる直前、更に後ろへと周り込んでデコピンする
「クソッ! もうマスターしてやがる!」
「俺は八重樫の道場で色々と仕込まれているんだよ、その応用だと思えば...ちょろいもんよ」
次に[+空力]を試してみる。確か足場を置くような技能だったはず
「てやっ! グフッ?!」
自信満々にジャンプしようとしたのだが、何かに躓いて顔面から盛大にぶっ転んだ
「だ、大丈夫か? ほら、神水」
サンキューと礼を言い、受け取ると一気に飲み干す
難しいなこれ、ちゃんとイメージしないとな
もう一度慎重にやってみると、今度は地面とキスをする~なんてことにはならなかった。まだ危ういが形はできた
それから更に特訓を重ね、技能を使いこなせるようになった。
そんなある日、南雲が「俺の左腕を喰った奴を倒してくる」と言いだした。ついていこうとしたが、「アイツだけは俺の手で倒したいんだ」と言われてしまい、留守番をすることになってしまった
暫くは自分の思い描いた仮想の敵と組手をしていたが...
「う~ん...よし」
俺は、死地に赴く決意でとあることを練習する
「疾牙影爪のコウスケ・E・アビスゲート、参る!」
その練習とは、ステータスプレートに[+深淵卿]が追加された時に心が折れないようにする特訓だ
「よし、次はポーズだな」
片手で顔を覆いつつ、もう片方の手にはナイフを見立てた棒を持ちながら顔を覆う手とクロスするように構える
「やっべぇ格好よくね?」
俺は調子に乗り、覚えてる限りの香ばしいポーズとセリフを実演していく
「ふ、どこを見ている?」
片手をポケットに入れながら少し上体を逸らしつつ、もう片方の手でサングラスがあると仮定して中指で押さえる
「ふっ。いい殺気だ。だが、足りない。姿形なき深淵を捉えるには、全く足りない!」
「感じるだろう? 冷たくも優しい闇の
「俺は、満月よりも三日月が好きだ。夜の闇を払うほどではなく、しかし、この素晴らしき暗闇に彩りを添えている。弧を描く姿は、まるで夜の女神が微笑んでいるかのようだ」
この男、案外ノリノリである
「よし、次は」
ドチャッ
「あ」
俺は即座に南雲の目の前に移動する
「おかえり」
「あ、あぁ爪熊は倒してきたぜ」
「そりゃあ良かった。それじゃあソイツを食べて俺の武器を作ってくれないか?」
「そうだな、ところで━━」
「さて、どのぐらい能力値が変わるか楽しみだな」
「だな、ところ━━」
「次の階層にはどんな魔物がいるんだろうな?」
「あー...よし、食べるか」
そうだ、何も聞かないでくれ
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遠藤浩介 17歳 男 レベル20
天職:暗殺者
筋力:378
体力:536
耐性:354
敏捷:539
魔力:432
魔耐:432
技能:暗殺術[+投擲術][+暗器術][+深淵卿]・気配操作[+気配遮断]・影舞・直感・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地]・風爪・言語理解
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説明にはこうある
効果:凄絶なる戦いの最中、深淵卿は闇よりなお暗き底よりやってくる。さぁ、闇のベールよ、暗き亡者よ、深淵に力を! それは、夢幻にして無限の力……
「オラァッ!」
プレートを叩きつけると、足でゲシゲシする
「なんで発現してんだよ! ポーズか?! さっきのあれか?!」
うおぉぉ! と、頭を地面に叩きつけていると、南雲が止めに入って冷静さを取り戻した
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あれから落ち着いて話し合って、次の階層に行くことにした。(勿論武器は作ってもらった)
上にいく道が無い代わりに、下へ続く階段..というか凸凹した坂道のような道があったので進んでいく
その階層はとにかく暗かった。
地下迷宮だからというのもあるだろうが、今まで潜った階層は緑光石が存在し、薄暗くとも視認できないほどではなかった
あまりの暗さに南雲は、自作の緑光石を取り出し灯りとする。それを左手に括りつける。
しばらく進むと、通路の奥で何かがキラリと光った気がした
「南雲、直感が反応した。いるぞ」
「便利でいいなその技能は」
慎重に進んでいると、左側に敵がいると分かったので、灰色のトカゲのような魔物を感付かれる前に斬り殺す
その肉を剥ぎ取り、どんどん奥へと進んでいく
途中で羽を散弾銃のように飛ばしてくるフクロウと、六本足の猫が襲いかかってきたが、すべて返り討ちにして俺たちの食料となった。
「この二つの技能は便利だよな、遠藤」
拠点を作り、食事を終えた南雲はステータスプレートをヒラヒラさせて言う
「確かに、でも気配感知は直感があるからそこまでだが、夜目は嬉しいな」
あの三体の魔物はそれぞれ、トカゲは石化耐性、フクロウは夜目、猫は気配感知の技能を持っていて手に入れることができた
知ってはいたものの、石化の邪眼とか格好良いから欲しかったなぁと思っていると、俺の中の深淵卿が「呼んだ?」と出てきたがねじふせる
南雲の弾丸作成と神水補充が終了すると探索は開始され、すぐに下へと通じる道があった。俺たちは迷うことなく先へと進んだ
遅れましたが投稿です
次回は早くもユエ登場!
早く雫を出したい!
それではまた次話でお会いしましょう!
この小説での第一ヒロインは?
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八重樫雫
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畑山愛子
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園部優花
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リリアーナ
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一応ティオorウサミミお姉さん