深淵卿に憑依しました   作:這いよる深淵より.闇の主人

25 / 30
遅れまして、すいません

早めにライセンの迷宮行きたかった……

それでは、どうぞ!


ブルックの町

 しばらく進み、町まですぐ近くになったところでバイクから降りる。南雲の方も魔力駆動二輪を宝物庫にしまった。俺も宝物庫欲しいなあ……と思いながら町の外観を眺める。

 

 周囲を堀と柵で囲まれた小規模な町で、街道に面した場所に木製の門がある。その傍には小屋があるので、門番の詰所だろう。

 

「うふふ……えへへへ~~」

 

「おい遠藤……どうしたんだコイツ、にやにやと気持ち悪い」

 

「おおシアよ、乗り物酔いでおかしくなるとは情けない」

 

「おっと突っ込まないぞ。いやな? これから町に入る訳なんだが……兎人族(シア)がただ出歩いていたら面倒なことになるからって南雲に首輪を貰ったろ? あれを付けてやったら……」

 

「こうなったわけか……こんな性能つーかデメリット付けた覚えは無いんだけどな」

 

「嫌がってたから首輪を付ける理由を教えただけなんだが━━」

 

「よしわかった……遠藤、バカウサギに話した内容を言え」

 

 

 話してる途中……意味が分かったらしい南雲からそう言われ、俺はシアを説得する為に話した内容を伝えた

 

 

 

 

 ~遡ること数分前~

 

「なんで首輪なんてつけようとするんですぅ~?! 私たち仲間じゃなかったんですかぁ~」

 

「仲間だからこそだ。奴隷でもない亜人のお前が町を歩けるわけないだろ?」

 

「うぅ……ですがぁ」

 

 

「それにお前は兎人族、鬱陶しいのが欠点だが、可愛いしスタイルも魅力的だ。こうでもして(首輪でもつけて)周囲にわからせないと面倒なことになるんだよ」

 

 シアear

(大事な仲間だからこそ、可愛くて魅力的なシアが誰のものか分からせる為に首輪(の証)をつけないと心配で町も出歩かせられないんだよ)

 

 

「も……もう何を言い出すんですかぁ~可愛いとか魅力的だとか━━」

 

「まぁ……事実だからなぁ(鬱陶しいっての聞こえてないのか?)」

 

「えへへ」

 

 

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「よし、ステータスカードの隠蔽おわり。遠藤もちゃんとやっとけよ~」

 

 どうやらスルーすることにしたらしく、どんどん歩いていく……その二人を見た俺も面倒なので放っておくことにした、とりあえずステータスを……ん? 

 

 =============================================================

 

 遠藤浩介 17歳 男 レベル:??? 

 

 天職:暗殺者

 

 筋力:11517

 

 体力:13452

 

 耐性:10824

 

 敏捷:13727

 

 魔力:14986

 

 魔耐:14986

 

 

 

 技能:暗殺術[+短剣術][+隠蔽][+追跡][+投擲術][+暗器術][+伝振][+遁術][+深淵卿][+操影術]・気配操作[+気配遮断][+幻踏][夢幻Ⅲ][+顕幻][+滅心]・影舞[+水舞][+木葉舞]・直感[+????]・魔力操作[+魔力放出][+魔力圧縮][+遠隔操作]・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・風爪・夜目・遠目・気配感知[+特定感知]・魔力感知[+特定感知]・熱源感知[+特定感知]・毒耐性・麻痺耐性・石化耐性・恐怖耐性・全属性耐性・先読・金剛・威圧・念話・高速魔力回復・魔力変換[+体力][+治癒力]・限界突破・生成魔法・言語理解

 

 =============================================================

 

 直感の派生技能? しかも技能名が[+????]ってどうなってる? 

 

 "直感"は()からの特典、って事は絶対的にあのクソ()の仕業だ。たく、どんな力か分からないってのに、追加したんなら説明してほしい(・・・・・・)

 

 ステータスプレートの説明を見ても全て?になっているので、どんな力なのか全くわからない。こんな面倒な事をしてくれた犯人であろうクソ()に苛立っていると、急に頭の中に文字が浮かんできた

 

 

 {[+????]は、一日に二回まで使用できます。

 この力は使用者の疑問に思った事や知りたい事をある特定のものを除いて知れるもの、二回目からは膨大な魔力が必要になる。

 

 使用方法・念じる}

 

 え、なにこれ……俺が説明しろって思っ(念じ)たから使えた感じ? 

 

 ……まぁいいや、それより早く行かないと

 

 

 

 

 急いでステータスを隠蔽すると、南雲とユエよりも少し遅く町の門までたどり着いた。予想通り、門番の詰所だったらしく、武装した男と南雲が話をしていた。

 

 

「えーと、いいのか? ……それじゃあ、ステータスプレートを見せて、町に来た目的を教えてくれ」

 

 

 

 急いで正解だった、どうやら待っていてくれたらしい。俺が来たのを確認した南雲は門番の質問に答えながらステータスプレートを取り出した。

 

 

 

「食料の補給がメインだ。旅の途中でな」

 

 

 

 ふ~んと気のない声で相槌を打ちながら門番の男が南雲のステータスプレートをチェックする。

 普通ならば南雲の化け物染みたステータスに驚愕するだろうが、そんなことにはならない

 

 

 理由は簡単、先ほど俺が言ったようにステータスプレートには、ステータスの数値と技能欄を隠蔽する機能がある。冒険者や傭兵においては、戦闘能力の情報漏洩は致命傷になりかねないからである。

 

 

「よし……次は━━」

 

(気づいて無いよなぁ)……すまんが、俺のも頼む」

 

「……は? うおっ!? い、一体どこから!?」

 

 

 南雲のプレートを返すと、俺を無視してユエの方に顔を向けたので何時もの落ちで気がついてないのだと判断して声をかけると予想通りの結果で、門番が驚いている

 

 

「……俺は暗殺者だからさ、気配を自然と消しちまうんだ。驚かせたようですまなかったな」

 

「そ、そうだったのか。なるほど……よし、大丈夫だ。

 ……で、後ろの二人のプレートは?」

 

 

 門番がユエとシアにもステータスプレートの提出を求めようとして、二人に視線を向ける。そして硬直した。みるみると顔を真っ赤に染め上げると、ボーと焦点の合わない目でユエとシアをみている。門番の男は二人に見惚れて正気を失っているようだ。

 

 

 

 南雲がわざとらしく咳払いをする。それにハッとなって慌てて視線を南雲に戻す門番。

 

 

 

「━━連れは、その……魔物の襲撃のせいで失っちまってな、こっちの兎人族は……わかるだろ?」

 

 

 

 その言葉だけで門番は納得したのか、なるほどと頷いた

 

 

 

「それにしても随分な綺麗どころを手に入れたな。白髪の兎人族なんて相当レアなんじゃないか? あんたって意外に金持ち?」

 

 

 

 未だチラチラと二人を見ながら、羨望と嫉妬の入り交じった表情で門番が南雲に尋ねる。南雲は肩をすくめる

だけで返した。

 

 

 

「まぁいい。通っていいぞ」

 

「ああ、どうも。おっと、そうだ。素材の換金場所って何処にある?」

 

「あん? それなら、中央の道を真っ直ぐ行けば冒険者ギルドがある。店に直接持ち込むなら、ギルドで場所を聞け。簡単な町の地図をくれるから」

 

「おぉ、そいつは親切だな。ありがとよ」

 

 

 

 門番から情報を得て、門をくぐり町へと入っていく。門のところで確認したところ、この町の名前はブルック。久しぶりの町中は、それなりに活気があった。かつて見たオルクス近郊の町ホルアドほどではないが露店も結構出ていた。

 

 ━━ホルアドか、そういや八重樫と買い物行ったことあったな……八重樫が今なにをしてるのかとかってわかるのか? 

 

 気になったので、"八重樫は今なにをしている? "と念じてみると、また頭の中に文字が浮かび上がってきた

 

 [八重樫雫は、天之河光輝、白崎香織、坂上龍太郎ほか数名とパーティーを組み、【オルクス大迷宮】で魔物と戦っています。]

 

 

 頑張ってるなぁ~なんて思っていると、急激な脱力感に襲われて倒れそうになる……それをなんとか踏ん張り、奥歯に仕込んだものを噛んで神水を摂取する。心配した様子でシアが聞いてきた

 

「だ、大丈夫ですか?」

 

「あぁ、いつの間にか追加されてた"直感"の派生技能を使ってみたんだが……どうやら魔力を一気に持ってかれたようでな」

 

「"直感"の派生技能?」

 

「ほれ」

 

 

 気になっているようなのでプレートを投げて渡す。南雲はそれを受けとるとプレートを見て訝しげに俺を見る

 

「……ん? これはどういう技能なんだ?」

 

「えーとな……疑問に思ったことや知りたいことを念じるだけで知れる技能だってよ。一日に二回しか使えなくて、二回目は一回目とは違って"デメリット"として魔力を大量に消費するらしい」

 

「……ん? ということは、もう二回使ったのか?」

 

「一回目はこの技能について考えてたら頭の中に使い方が思い浮かんでな。二回目は八重樫が何してるのかな~と」

 

「そんなことで倒れそうなほど魔力使うなよ……」

 

「ハジメ……好きな人がなにをしてるのか気になるのはしょうがない」

 

 

 呆れて言う南雲に珍しくユエが弁護してくれた。その後ろでは初めて聞く名前にシアが困惑し、俺の好きな人と聞き、俺に詰め寄ってきた

 

「こ、コウスケさん!? なんでハジメさんとユエさんが知っていて私に教えてくれなかったんですか!?」

 

「いや、聞かれなかったし……」

 

「た、確かに!? ぬぐぅぅ~!…… い、今教えてください!」

 

 そんな風にぐいぐい八重樫の事を聞いてくるシア。それを答えながらメインストリートを歩いていくと、一本の大剣が描かれた看板を発見する。

かつてホルアドの町でも見た冒険者ギルドの看板だ。規模は、ホルアドに比べて二回りほど小さい。

 

 

 

 南雲は俺らの方をチラッと見た後、ため息をして扉を開いて中に入っていき、俺たちもそれに続くのだった

 

 




二日に一話のはずが!?す、すいませんーー!

それと技能増やしちゃいました!(テヘペロ)

早く雫ちゃん出したいなぁ……


それでは……また次回お会いしましょう~

投稿と展開が遅いと思う?

  • (投稿速度)が遅い
  • (展開)が遅い
  • 待ってま~す
  • 畑山愛子先生っ!!すっきぃぃ!!
  • 園部好き!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。