仗助に双子の姉がいたらというもしも パート3 三部へ   作:蜜柑ブタ

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お試し短編。



いきなり空条家に放り出された、仗助とミナミ。


そこで、まだちょっと若いジョセフと、高校生の承太郎に出会う。


お試し短編  ここは、ドコ?

 

 ヒュ~~~~ン、ドスン!

 

「なんの音じゃ!?」

 

 ジョセフと、承太郎は、隣の部屋から聞こえた音に驚いてその部屋に入った。

 

 

 

「いった~~~い…。」

「ね、姉ちゃん…、重てぇ…、早く、どいてくれよ…。」

 

 

 

「誰だ…、てめぇら?」

 

「あっ? あれ? 空条さん?」

「あ、承太郎さん?」

 ひっくり返ってメチャクチャな格好で重なっている学ランの女性と青年が、ハッキリと承太郎の名を呼んだ。

 承太郎の眉間がピクリッと動く。

「どういうことだ? なんで、てめぇら、俺の名を知っている?」

「えっ?」

「DIOの手先って…、わけじゃなさそうだな。間抜けな面してるしよ。」

「間抜けって…。酷い…。」

「あれ? でも承太郎さん…、なんで学ラン…ってかなんか若くね?」

「あ、そういえば…、で…隣にいるのは……? あれ? ましゃか……。」

 起き上がった二人は、顔をバッと見合わせた。

 察しの良さと頭の回転が良いのは、父譲りであることを、今ほど恨んだことはないかも…っと思った。

 

「えーっと…、確認して良いですか?」

「なんじゃ?」

「あなたの…、お名前は…?」

「人に物を尋ねるときは、先に名乗るもんじゃぞ?」

「……東方…。」

「!?」

「やっぱり!」

「うおおおおおおお! マジか!?」

「どういうことだ? ジジイ?」

「えっ!? あ、それは…。」

「ジョセフ・ジョースターさんですね! そしてそっちの学生さんは、その孫の空条承太郎さん! 間違いないですよね!?」

「……何もんだ? てめぇら? ジジイの知り合いか?」

「いや…その…、話せば、非常にややこしいんですが…。」

 

 その後、茶の間で、かくしかじかと説明。

 

 その時のジョセフは、完全に針のむしろに座らされてるような状態だった。

 

「なるほど…。ジジイ…てめぇ…。」

「……し、しかしのう…、証拠はあるのかね?」

「えっと…、この痣って、一族相伝なんですよね?」

 ミナミは、仗助の学ランの襟をずらして、星の痣を見せた。

「た、確かに! それは、ジョースターさんと承太郎にもある痣だ!」

「ちなみに、私は、双子だからか知らないですけど、左右対称で、痣がこっちにあります。」

「なるほど…、双子とはほくろの位置などが左右対称になりやすいとは聞くが。」

 この場にちょうど居合わせていた、アヴドゥルが驚いた。

「だが、なぜ未来のお前達がここに来た?」

「それが…。」

「まったく分からなくて…。」

 二人は顔を見合わせ、落ち込んだ。

「気がついたら、ここにか?」

「はい…。」

「ふぅむ…。DIOの影響かのう?」

 復活したジョセフが考え込むように手を組んで呟いた。

「えっと…、今の時間軸は、1988年なんですよね?」

「ああ、そうじゃが?」

「ってことは、私達は、4歳の時か…。」

「ジジイ…。」

「うぅう…。」

 承太郎に睨まれ、再び針のむしろに座らされたような気になるジョセフだった。

「ってことは…、仗助…。」

 ミナミの目がキラーンと輝いた。

「そうだな! あの人に会えるかも!」

「あのひと?」

「あ、私達、この頃にちょっと色々とあって、恩人の人がいるんですよ! でも、15、16年経っても見つからなくって…。」

「俺の髪型は、その人を真似たっすよ。」

「ほーん。そのハンバーグみてぇな髪型がか?」

「あっ。」

「?」

「てめぇ…、俺の髪型がなんだって?」

「じょーーーすけーーー!」

「グゲハッ!」

「ごめんなさい! ごめんなさい! 髪型を貶されると、すぐプッチンしちゃうんです、うちの弟。できたら、髪型のことは絶対に、何も触れないように! でないと、顔面が元通りになる保証がありませんので…!」

「ううむ…そうか。確かに、朋子も、ずいぶんとキレやすい性格しておったのう…。」

「がんめんが? ってことは、てめぇらもスタンド使いか?」

「ぅ…、い、一応…。」

「……はい。」

 横腹を押さえている仗助、ミナミは、非常に言いにくそうにした。

「どうした? まさかてめぇらのスタンドも、人に言えないような能力でもあんのか?」

「いや…その…。」

「あ、あんまり姉ちゃんのスタンドには触れないでやってくださいっす。姉ちゃん、メチャクチャ気にしてるんで。」

「そうか…。」

 承太郎は、あえて触れないことにした。

 それは、直感のなのか、生物的な本能なのか…。

 承太郎は、ミナミに何かヤバいものを感じていた。

 それは、自分が悪霊と見ていたスタンドというものを遙かに超える……ナニか。

 

 

 東方ミナミと。

 東方仗助。

 

 星を巡る、数奇な運命が、星の十字軍にいかなる旅路と結末をもたらすのだろうか…?

 

 

 




承太郎。ミナミのスタンドになんとなくヤバい物を感じる。
実際ヤバいですけども……。


主人公側の味方の生存を目指します。
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