仗助に双子の姉がいたらというもしも パート3 三部へ 作:蜜柑ブタ
原作とちょいと展開が違います。
チャカを倒すのは、仗助です。
アスワンで、休息を取った後、コム・オンボに到着した。
コム・オンボに到着後、一息ついていると、そのすきにポルナレフがいなくなった。
「ポルナレフさん?」
「アイツのことだ、どうせ、ナンパにでも行ったのだろう。」
「彼のことだ、そう遠くには行かないはずだが、あとで呼びに行けばいいさ。」
「わー、扱い適当。」
最初の頃の騎士道に熱いキャラどこ行った?って感じだが、今がポルナレフの素なのだろう。
「こんな時でなけりゃ、エジプト観光だってしたかったのによぉ…。残念だぜ。」
「近くに観光地になっている遺跡があるらしい。そこぐらいまでなら、行ってきてもいいぞ。」
「えっ? いいんすか?」
「ついでに、ポルナレフも探してきてくれると嬉しいが。」
「行かせる目的、そこっすか。」
とりあえず、ちょっとだけの観光ついでのポルナレフ探しとなった。
言われたとおり、確かに遺跡があり、ポルナレフらしき人物が入って行くのが遠目に見えた。
「あっ、いたいた。」
「ポルナレフさん捕まえて、それから遺跡を見てこうよ。」
そう言いながら、二人は遺跡へ向かった。
しかし、人がほとんどいない遺跡の中には、ポルナレフの姿が無かった。
「あれ?」
「おっかしいな~。さっき入って行くの見えたのに…。」
「逃げろ! 二人ともーーー!」
「えっ?」
「うしゃあああ!!」
そこへ、一人の青年が剣を手にして斬りかかってきた。
「仗助!」
ミナミが仗助を突き飛ばし、肩を切られた。
「姉ちゃん!」
「チッ、東方ミナミか…。」
「てめ…、DIOの刺客か!?」
激昂した仗助がクレイジー・ダイヤモンドを出すと、剣を手にしている青年が後ろへ飛び退いた。
その身のこなしは、常人のソレではない。
「こいつ…ただ者じゃねぇ…。」
「トロい貴様らは、後回しだ…。まずは、ポルナレフから…。」
青年はそう呟くと、遺跡の柱の陰へ隠れた。
入れ替わるように別の柱の陰から、胸から出血させているポルナレフが出てきた。
「ポルナレフさん!」
「気をつけろ…。奴は、このぶっとい柱を透過するスタンドだ…。柱に隠れても無駄だ。」
「後ろぉ!」
「ハッ!」
ポルナレフの後ろにあった遺跡の柱が切断され、倒れてきた。
「ドラララララララララララララララ!!」
仗助がクレイジー・ダイヤモンドで、柱を殴り、再生させようとした。
「クククク! たかが、直すだけのスタンドでは、俺には勝てないぜ?」
「……そいつは、どうかな?」
「? ハッ!? ウゴォ!?」
元の位置に戻ろうとした柱がぐにゃっと反対側に曲がり、そこにいた剣を手にしている青年を下敷きにした。柱は再生されたものの、仗助の意思により曲がった形で直されたのだ。
「……ちっとばっかし、やり過ぎちまったかな?」
「いいや、真っ向勝負で相当な手練れだったからな、これくらいの奇策で、思いっきりやらにゃ、こっちが負けてたぜ。ナイスだ、仗助。たいしたもんだよ。」
「へへへ、どういたしまして。」
「お前ってよー、ジョースターさんに似て、褒めるとすぐ調子乗るよな?」
「えー? そうっすかぁ?」
「……。」
「ミナミ? どうした?」
「いや…剣が…、ネズミに持って行かれそうになってますけど…。」
「はっ? あっ、マジだ!」
「こんにゃろう!」
ポルナレフが、なぜか鞘に収まっている剣をネズミから奪い取った。
「この剣がスタンドだと思ったが…違ったのか? 実体があるぜ。」
「えっ? どういうことですか?」
「てっきり、剣のスタンドの使い手かと思ったけどよぉ…。」
ポルナレフは、柱の下敷きになっている青年の腕を見た。
「おーい!」
「あっ、ジョースターさんだ。」
「遅いから来たぜ。何をやっていた?」
「いや、敵が来て…。」
「かなりの手練れだったみたいだったすけど、倒したっす。」
「その剣は?」
「ああ? これ? ……たぶんスタンド使いのもんだからなぁ。」
「凶器は取っておくに超したことはないよね、私が持ちますよ。」
「警察に届けようぜ。高価そうだしよ、誰かが拾ってなんかあっても困るからな。」
ポルナレフは、そう言ってミナミに、剣を渡した。
「しかし、こんなところまで敵が現れるとなると、単独行動はますます危険じゃ。これからは、必ず少なくても二人で行動しよう。今日中にエドフへ行くから、行くぞみんな。」
「……。」
「姉ちゃん?」
「…ん? なんでも…ない。」
一瞬ボーッとしていたミナミが、我に返って首を振った。
『く……! ど、どうなってやがるんだ…、この娘の…精神は…!!』
「……気のせいじゃないか。」
「?」
「なんでもない。」
ミナミは、そう言った。
エドフへへ行くための乗り物に乗るための道中、ミナミが握っている剣の鞘には、ブルー・ブルー・ローズが巻き付いていた。
「……眠い…。」
「ああ、寝とけ寝とけ。こん中じゃミナミが一番疲れてるだろうからな。」
「…じゃあ……、そうする…。」
ミナミは、剣を抱きしめ、そして膝の上にイギーを乗せた状態で眠った。
『ちくしょう…、このアヌビス神が…、他人を乗っ取る力が…、スタンドの力で完全に押し負けているだとぉ! DIO様が欲しがるこの娘のスタンドは…いったい!?』
「おーい姉ちゃん、ついたぞ? あれ?」
「どうした、仗助?」
「姉ちゃんが、…起きねぇ…。」
「まさか、またぁ!?」
「仕方ねぇ、背負って行け。」
「へーい。」
仗助は、ミナミを背負った。
眠っているミナミは、剣を握りしめていて離さなかった。さらにブルー・ブルー・ローズまで鞘から柄にかけて巻き付いていたため、剣を抜くことすらできない状態だった。
アヌビス神、予定外のことに困惑。
ミナミのスタンドに負けてる。
だが、しかし……?
2019/08/14
感想欄にて、仗助のラッシュ、『ドラドラドラドラドラドラドラ!!』について指摘があったので、変更。