仗助に双子の姉がいたらというもしも パート3 三部へ   作:蜜柑ブタ

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ホル・ホース、またまた登場。


オインゴが入院してないため、ここに登場しています。


そしてオインゴとボインゴは……?


トト神と、皇帝のカード

 カイロにて、カフェでのダービーとの一戦のあと、ジョースター一行は、とにかく聞き込みをしていた。

 写真に写った屋敷を探すこと。それしかないのだ。

 このカイロで、40年も大工をしている大工職人に聞いても、似たような建物が多いとのこと。そして雰囲気からして、100年は経っていると見ていた。そういう建物は、南の方に多いと聞き、一行は南の方角へ向かうことにした。

 ジョセフは、なんとなくだが、何かがいるのを感じていた。それがDIOの気配なのか…、それとも……。

 

 

 一方その頃……。

 

「ほ、本当にやるのかよぉ…?」

「仕方ねぇだろ! お前らも後がねぇんだしよぉ!」

 怯えているオインゴとボインゴに、そう言ったのは、ホル・ホースだった。

 戦闘型でないため、見逃してもらったオインゴとボインゴ。だが、一度はDIOの配下としてミナミを攫おうとしたが、失敗に終わり、処刑されるのを恐れてエジプトを脱しようとしたのだが、そこをホル・ホースに見つかり、脅されたのだ。

 

 逃げようとする自分達をDIOに教えると。

 

 そしてエンペラーを突きつけられ、協力を余儀なくされたオインゴとボインゴ。

「せめてよぉ、ミナミだけでも、奪えりゃ…、お前らの失敗も目をつむってもらえるかもしれねぇしよ。やるだけのことはやれ!」

「うぅ…。」

「兄ちゃん…。」

「だいじょうぶだ…、ボインゴ。お前だけはなんとかなるようするからな…。」

 オインゴがヨシヨシと、ボインゴの頭を撫でた。

「しかし、信じられねぇな…。おめぇのトトの予言は、よぉ。」

 

 

 ボインゴのトト神が宿る漫画には、近い未来が表示される。

 

 そこには、ポルナレフに鼻を指で突っ込むと、ドカーンとトラックにジョースター一行が轢かれて、大ピンチになるという内容だった。

 

「ぼ、ぼ、僕の…。」

「トト神の予言は絶対だろ? 聞いたぜ。それに、さっき実行もして実際にこの目でみたしよぉ…。けどよぉ、内容がざっくりすぎんだよ!」

「し、しししし、仕方ないんです…、で、でも、絶対…です…、逆らえば…大変…。」

「……クソッ!」

 

「おい、ホル・ホース。」

 

「ハッ!?」

 

 そこにポルナレフがやってきてしまった。

 ひとりだった。

 その隙に、オインゴは、ボインゴを抱えて逃げた。

「あっ! お前ら!」

「おい、今度は何を企んでやがんだ?」

「そ、それは…。」

「逆尾行してみれば…、お前かよ…? あのバステト女神ってのを操る女と組んでたかと思えば、今度は、誰と組んでやがった? 教えな。」

「う…うううう!」

「ん? なんだって?」

「うおおおおおおおお!」

 焦りに焦ったホル・ホースは……、次の瞬間、エンペラーを出そう見せかけて、ポルナレフの鼻に指を突っ込んだ。

「!?」

「……。」

「おい…? なんの、真似だ?」

 しかし、そのあとのことは考えてない。というか予言には描かれていない。

 そして完全に手詰まり。

 

「ポルナレフさーん? どうしたんですか?」

「ポルナレフ? どうした、誰かいたのか?」

 

 そこへ、ミナミ達が来ようとしていた。

 ポルナレフがその隙に鼻から指を抜き、シルバー・チャリオッツを出そうとして、一瞬の違いでホル・ホースのエンペラーの銃口が早くポルナレフの顔に突きつけられた。

 そしてホル・ホースは、ポルナレフの後ろに隠れ、頭の後ろに銃口を突きつけて、なんでもないと言わせようとした。

 ポルナレフは言われるまま、尾行者はいなかったとか答えつつ、舌で後ろ、後ろっと示そうと必死だった。

「後ろ……。」

「誰かいるんすか?」

「べ…、ベークション!」

 次の瞬間、ポルナレフが大きくくしゃみをし、そしてポルナレフにゴリゴリとエンペラーを突きつけていたホル・ホースが、よろけて出てきてしまった。

「あっ!」

「ホル・ホース! また、てめぇかよ!」

「シルバー・チャリオッツ!」

「グゲ!」

 素早くポルナレフが、ホル・ホースの後頭部をシルバー・チャリオッツの肘で殴って倒した。

 

 直後。

 

 猛スピードで走ってきたトラックが一行に突っ込んできた。

 

 ミナミは、辛うじて難を逃れたが、他の者達は倒れ、また崩れたブロック塀の下敷きになった。

 

「うごくなーーー!」

 

「えっ?」

 ミナミの首にナイフが突きつけられ、肩を掴まれた。

「…お前は…。」

 承太郎がヨロヨロと立ち上がった。

「う、動くと、コイツの首を切るぞ! 動くな、一歩も!」

 オインゴだった。

 オインゴは、ズリズリとミナミを引っ張ってジョースター達から離れた。

「お前…あん時、見逃してやったのに…、コイツ(ホル・ホース)と組んだのか?」

「…そ、それは…、し、仕方ねぇんだよぉおおおおおおおおお!!」

「……トトの予言か?」

「そうだよおおおおお! トトがそう予言したんだ! 逆らうとこっちが痛い目にあっちまううううう!!」

「ほう? で? その後、どうなるんだ? そのままミナミをDIOの屋敷まで連れて行くのか?」

「そ、そこまでは…。」

「やめときな…。お前が、ミナミの首をかき切るよりも早く、俺のスタープラチナが殴れるぜ?」

「う…ううううう!!」

「……お願い。やめて。」

「ミナミ?」

「何か事情があるみたいだけど…。あなたが死ぬと、とても悲しむ人がいるでしょう?」

「う…、それは…。」

「兄ちゃん…。」

「ボインゴ、下がってろ!」

「ワンワンワンワンワン!!」

「ぎゃあああああああああ!」

「ボインゴーーー!?」

 イギーに襲われたボインゴを助けるべく、オインゴがミナミから離れた。

 その隙に、スタープラチナの手がミナミを引っ張り寄せた。

「ったく…。油断するな。」

「ごめんなさい。あっ。」

「あっ? うおっ。」

 直後、シュルリとブルー・ブルー・ローズが地面から出てきていて、承太郎は後ろによろけた。

 その直後、承太郎の頭上すれすれを、ホル・ホースのエンペラーの弾丸が通った。

 

「な、なにいぃいいいい!?」

 

 ボインゴのトト神の漫画を手にしていたホル・ホースが、愕然とした。

「ば、馬鹿な…正午ぴったりに撃てば、承太郎を殺せるって…!」

 

『ーーーそれでは、正午のお知らせをーーー。』

 

 すると近くにあったラジオ局の放送マイクからそんな声が聞こえた。

「お、おおおお、俺の時計が…! 進んで…!? ど、どうなるんだ!? この漫画の通りにならなきゃ、どうなっちまうんだ!? この漫画の…。」

 そして……。

 メチャクチャに飛んで戻って来たエンペラーの弾丸が、漫画の承太郎の絵を貫き、ホル・ホースの眉間に着弾した。

 

「あ…ああ…。」

 ボインゴは、オインゴに抱きついた状態で、血を撒き散らして倒れたホル・ホースを見つめた。

「トト神の…予言は絶対…、逆らえば……痛い目に遭う…。」

 ボインゴは、ホル・ホースの傍に落ちていたトト神の漫画を拾った。

 ボインゴの表情は、どこか晴れやかだった。

「ボインゴ?」

「兄ちゃん、僕、決めたよ。もう兄ちゃんにばかり頼ってばかりで生きてちゃいけないんだって。」

「お前…。」

「ミナミ…、ごめんね…。僕ら間違ってたよ、最初から…。だから…。」

「いいの?」

 ミナミは、ボインゴがDIOに逆らう決意をしてDIOのいる館を教えようとしていると直感した。

「ううん。いいんだ。ねえ、兄ちゃ…。」

 

 その瞬間、巨大な氷の塊がボインゴを潰した。

 

「……………えっ?」

 建物の壁に突き刺さった尖った氷の塊と建物の壁の間から、ドクドクとドス黒い、ボインゴの血と、その血を浴びて汚れたトト神の漫画が開いた状態で落ちていた。

 

 

『DIO様に逆らった、ボインゴは、氷に潰され、死にましたとさ。めでたしめでたし。』

 

 

 氷に潰されたボインゴの汚い絵が、血によごれた状態で描かれていた。

 

「ぼ…ボインゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

 オインゴが泣き叫んだ。

 そして、もう終わっていると分かっていても氷をどかそうとする。

「…んな…そんな…。」

 ミナミは、青ざめ首を振った。

「ミナミ!」

「あっ!」

 承太郎により庇われ、直後オインゴの背後から無数の氷が飛んできてオインゴは貫かれて死んだ。

 

 

『DIO様に、逆らおうなどと馬鹿な真似をするからだ。』

 

 

「その声は…、虹村か!」

『残念だが、そう簡単に来られては困るのだ。』

「どこにいる?」

『姿を見せると思っているのか? まあいい、私はこれより、気流を描いて、氷の嵐をお前達に送るだけだ。』

「なに?」

『ミナミ以外は、全員…、そこの馬鹿な兄弟のようになるがいい。』

「う、うう…。」

「泣くのはあとだ。他の連中を助けるぜ。」

 承太郎は、ミナミを発破し、倒れているジョセフ達を起こした。

 その時、たくさんの尖った氷が飛んできた。

「オラオラオラオラオラオラオラ!!」

「エメラルド・スプラッシュ!!」

「マジシャンズ・レッド!!」

 それぞれスタンドで氷の攻撃を防いだ。

「立てるか!?」

「あ、ああ…なんとか…。」

 立ち上がった一行に、さらに氷の攻撃が降り注ごうとする。

「この氷は、虹村の攻撃じゃない…! 誰か…、別の誰かの攻撃を虹村が援護しているのだ!」

「ワンワンワンワンワンワンワンワンワンワン!!」

「どうした、イギー!」

 イギーが天を向いて吠えている。

 すると、1羽のハヤブサが空を飛んでいた。

 だが妙なハヤブサだった。派手な装飾品が施されており、明らかに普通じゃない。

「まさか、アイツか?」

「今度は、鳥かよ!」

 すると、ハヤブサから氷が飛んできた。間違いなく、あのハヤブサこそが、氷のスタンド使いだと分かった。

「撃ち落とす! エメラルド・スプラッシュ!!」

 しかし、氷を撃ち落とそうとすると、氷はあらぬ方向に軌道を変え、自分達の方へ飛んできた。

「これは!」

「マジシャンズ・レッド!!」

 炎の壁が氷を蒸発させる。

 しかし、別軌道から飛んできた氷の塊が建物の壁に跳弾し、アヴドゥルの背中に刺さった。

「ぐあ!」

「アヴドゥル!」

「仗助!」

「はいっす!」

「くそ、このままじゃじり貧だぜ! どっちか…、虹村か、あの鳥のどっちかを倒さねぇと!」

 一行は逃げながら対策を考える。

 

 

 しかし、一行は気づかなかった。

 潰されたボインゴと、その傍で死んだオインゴが消えていたことに。

 

 ブルー・ブルー・ローズが、先ほどまで血がダラダラと流れていた場所を探るように生えていた。

 

 

 

 




原作キャラ死亡に見せかけて……?


ホル・ホースは、トト神の予言にうっかりし、原作通り眉間を自分で撃ってしまう。(一応生きてる)

心を入れ替えようとしたボインゴは…、ペットショップと、虹村のコンビの攻撃を受けてしまう。そしてオインゴも…。
しかし、ブルー・ブルー・ローズの能力により…?


次回は、ホルス神(を援護するザ・タイド)とのバトル?



2019/08/18
鷹じゃなくて、ハヤブサでしたね。すみません。
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