気まぐれな蛇が兎を見守るのは間違っているだろうか   作:オワタ\(^⚪︎^)/

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ベル君と性格がテルミっぽいオリキャラの絡みが見たかったから書いてしまった

後悔も反省もない筈……


蛇は転生し兎と出会うようです

ここはどこだ?

 

俺は何をしていた?ここに来るまでの過程が分からない

 

「…その質問に答える前に貴方に言わなければならない事があります」

 

⁈誰だ!

 

「そうですね…貴方がたがよく使われる神様というものですかね」

 

…神が何の用だよ

 

「はて、信じるのですか?」

 

訳わかんねぇ所にいて挙げ句の果てにいつの間にか目の前に出てこられたら信じるしかねぇんだわ

 

「ふむここに来る人間は大体信じないのですが、まぁ貴方が特殊なのでしょう。それでは率直に言わせて頂くと貴方は死にました」

 

そうかい そりゃ大変残念だ

 

「…動揺もなし、貴方はまるで自分が死んだ事を知っていたみたいですが?」

 

そうかも知れねぇって頭の片隅にあるだけだ 本当はめちゃくちゃ驚いてるぜぇ?

 

「まぁいいでしょう。貴方には他の世界に転生して欲しいのです」

 

流行りの異世界転生って奴か?俺は興味ねぇな

 

「まぁそう仰らずに、貴方の好きなものを一つ上げましょう」

 

一つ…一つねぇ…なら俺は『ブレイブルーのスサノオユニットとハクメン&テルミの装備』って所か

 

「好きなんですか?アニメ」

 

いや、馬鹿な知り合いがやっていたのを隣で見てこいつら面白れぇなぁって思っただけだ

 

「まぁそのくらいなら良いですがスサノオには少し制限を掛けさせてもらいます。強力すぎるので」

 

あぁ問題はねぇぜ 俺のメインはテルミの方だからな

 

「そうですか、では貴方が転生する世界は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている』です」

 

名前だけだが聞いた事あるな まぁいいかさっさと送ってくれよ

 

「貴方のような人間は初めてですね。これ程サクサクッと進んだのは貴方が最初ですよ」

 

知るかよ こんなくだらねぇ事に時間がかかるよりも早く転生した方が楽しいだろうからなぁ

 

「そうですか、それともう一つ。貴方が入った事によって色々なイレギュラーが発生するかも知れませんのでご注意を」

 

元々原作もあんま知らねぇんだ関係ねぇだろ

 

「そうですね。では貴方の人生に祝福を」

 

さてと…ちょっくら暴れますか

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「あ?んだここはよぉ」

 

俺が目を覚ましたのは家と家に挟まれた路地裏だった。近くに鏡を見つけたので覗き込んでみるとそこには俺の顔があった前世と同じ顔だ。そして服装はテルミの黄色のパーカーを赤くした事以外何も変わりはない。ポケットには手紙とバタフライナイフが入っていた。

 

「なんて書いてあんだこれ?」

 

『この手紙を見ているということは貴方は既に転生しているという事ですね。貴方の転生特典についてですが、基本ユウキ=テルミの格好になっています。貴方が望めばスサノオユニットつけハクメンにもなれますがハクメンの状態でユウキ=テルミの事象兵器や装備は使えません。その逆もまた然り…そしてスサノオですが発動から30分という時間制限と使うと1日のクールタイムが必要になります。そして力を大幅に下げさせてもらいましたが、まぁその世界ではそれでも強い方なので文句は言わないように、そしてハクメン、ユウキ=テルミ、スサノオの技や動きは貴方の脳内にインプットしてあるので自然と真似や応用が出来るでしょう。身体能力も上げてありますので感謝してくださいね。あと碧の魔導書と蒼の魔導書は2つとも入れてるので、それでは』

 

「あぁかなり良いわ。めちゃくちゃ良いわこれぇ」

 

俺は手を握り開きを繰り返し、バタフライナイフを手の上で遊ぶ。魔導書が2つあるとはなぁ。ククッ良いぜぇ

 

「さてと…ってさっきから表がギャーギャーギャーギャー五月蝿えんだが…なんかあんのか?」

 

少し高くなった身長に違和感を感じながら俺は表の道に出てみる。するとそこには大きな蛇がいた。緑色の蛇みたいな生き物だ…ウロボロスと被ってんな…と思いつつ周りを見ると褐色肌の顔が似ている女2人と耳が尖った変なオレンジ髪の女が蛇もどき相手に戦っていた。

 

「なんだアイツら…いや、あのオレンジ髪見覚えがある…確かあの馬鹿に見せられた時に…ダメだ名前が思い出せねぇ…エルフの嬢ちゃんでいいか」

 

すると褐色肌の女2人が蛇もどきに突っ込んでいった。かなり速かったが目で追えない速度ではない。そしてエルフの嬢ちゃんは手に持っていた杖で何かを言い始めた。確かエルフの嬢ちゃんは魔術師…ってこったぁ魔法を使う気か…

 

「っ!…あの蛇もどき狙いを変えやがった。魔術に反応してやがる!」

 

俺は蛇もどきがエルフの嬢ちゃんに狙いを変えたのを気づいた俺はすぐにエルフの嬢ちゃんの元へと走る。別に女が襲われそうだから助けようって訳じゃねぇモブなら他っておくが一応重要キャラクターだからな助けといて損はねぇだろ。後で礼でも貰っておいてやるか

 

そして俺は脚に力を溜めた。

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「やばい!狙いを変えた!」

「レフィーヤ!逃げてぇ!」

 

終わった…お2人の声が遠く聞こえる。そしてあのモンスターの姿が遅く見える。これが走馬灯って言うのかな…まだ死にたくなかったな…アイズさんともっとお喋りしたかったな。

 

私はギュと目を瞑り来るであろう衝撃に備えた。けど来たのは衝撃でも私を貫く痛みでも無かった。

 

「奴の動きを止めな!ウロボロス!」

 

そんな声が、荒々しい男の人の声が聞こえてきた。

 

「おいおい嬢ちゃん。まだ死ぬのは早くねぇかぁ?お前まだ若いんだからよぉ?美味え食べもんも綺麗な洋服も運命の相手だった居ねえだろうが」

 

目を開けると赤黒いパーカーに身を包み不敵な笑みで私を見ていた。黒い髪にまるで蛇のような黄色い目そして何より目に付いたのは男の人の手から出ていた鎖がモンスターの動きを止めていたのだ。

 

「まるで死を悟ったかのように目を瞑って受け入れやがって、たく最近の餓鬼は抵抗するって言葉を知らないのかねぇ。それよりも」

 

彼は抜け出そうと暴れているモンスターを見て目を細めた。

 

「テメェは鬱陶しいんだよ!」

 

鎖を引っ張り近づいたモンスターを彼はまるでボールを蹴るかのように軽々と蹴り飛ばした。

 

「たくよぉ。雑魚は雑魚らしく地べた這いつくばって死んでろや」

 

「レフィーヤ大丈夫⁈」

「…あ、はい。怪我はありません」

「それよりもあの男…誰なの」

「私にもわかりません…でも恐ろしく強いです」

「うん私にもわかる」

「本来の武器ではないとは言え私達の攻撃を通さなかったあのモンスターを蹴り一つで倒したと言うの?」

「いえ、まだです!」

 

モンスターはその胴体を天高く伸ばし先の方が開いた。その姿はまるで花のような形をしていた。しかもいつの間にか数が三匹に増えており計6本の触手が彼に向かっていった。

 

「危ない!」

「その小ぇ目ん玉を目ぇいっぱい開きながら見てな」

 

彼は軽々と触手を全て躱し、その胴体に蹴りを叩き込んだ。しかし対してダメージは無かったのか構わずに触手と花の部分の口が彼を襲う。しかし彼はパーカーのフードを抑えながら笑っていた。

 

「ヒャハハハ!テメェら最高かよ!案外タフじゃねぇか、これなら殺し合いがあるぜぇ!」

「ギャアァァァァァァァ!」

「そんなに叫ぶなよぉ…殺したくなっちまうじゃねぇか!」

 

彼は咆哮を上げたモンスターの頭部を地面に蹴り落として手から鎖を出す。違う、私が鎖だと思っていたものは蛇だ。蛇の頭に鎖の身体…それはまるで意思を持つようにもう一匹のモンスターに纏わりつき彼へと引き寄せる。

 

「行くぜ、轟牙双天刃!」

 

緑色の魔力のような物を纏った彼の二度蹴りは容易くモンスターの頭部を消し去った。そんな一方的な虐殺に私は何も声が出なかった。level 5のお2人が苦戦していたモンスターを三匹も一人で相手してあの余裕あの力…普通じゃない。あんな冒険者なんて居ないはず。

 

それに…あんなの魔法じゃ無い…無詠唱のエンチャント魔法にしては効果が一瞬で終わるし、普通の魔法にしては威力がおかし過ぎる。あれは私の魔法の何倍も強い…

 

「…なんだぁ?もう二匹死んじまったのかよ」

 

彼は最後のモンスターを見てニヤリと笑った。その顔を見た私は向けられていないはずなのにまるで蛇に睨まれた蛙のように身体が動かなくなり自分の下半身から生暖かい液体が流れている事に気付いた。失禁したのだ私はあの人の得体の知れない恐怖に。

 

「調整は出来たし大体分かった…もう良いぜ?死ねや」

 

彼はまるで紙細工を握り潰すかのように容易くモンスターを倒してこちらへと向かってきた。

 

「エルフの嬢ちゃん怪我はねぇか………っククッアヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

 

彼は私を見た途端にお腹を抱えて大声で笑い始めた。そして彼の笑い声を聞くたびに私の顔が熱くなっていくのがわかった。

 

「お前…ククッ…その年で失禁かぁ⁈ククッ…アヒャヒャヒャヒャ!俺を笑い死にさせる気かよ!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

「ちょっとそんなに笑わなくてもいいんじゃない⁈」

「だけどよ…ククッあ〜面白えもん見せて貰ったわ」

 

彼はまだ顔を抑えながら肩を震わせていた。命を救ってもらった身だけど杖で殴り飛ばしたいかも知れない。

 

「悪いな。テメェらの獲物取っちまってよ。少し運動したい気分だった所でな、丁度良いところに運動相手が居たわけだ」

「あのモンスターを三匹一人で相手して少しの運動ね」

 

彼はまるで次の獲物を探すかのようにふらっとその場を去ろうとする。

 

「ちょ、ちょっと待ってください!」

「…あぁ?んだよエルフの嬢ちゃん」

「お名前を…教えていただけませんか?」

「名乗るほど大層な名前なんてねぇよ。テメェがこいつを倒せるようになったら教えてやるよ」

 

それは何ヶ月何年後になるのだろう。そう思い彼に言い返そうとするが彼は蛇の鎖で何処かへと飛んで行ってしまった。

 

「…あ」

「行っちゃったね〜、でもあんな人冒険者に居たかなぁ?」

「分からないわ、帰ったら団長にでも聞きましょう。レフィーヤ立てる?」

「は、はい!大丈夫です!」

 

私はお2人の後をついて行きながら時々彼が行ってしまった方向を無意識に振り返っていた。

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「危ねぇ!名前聞かれて焦ったぜ!確か冒険者ってのじゃねぇとああいうモンスターは倒せないんだったな。名前なんて教えたらバレちまう」

 

俺は焦りながら路地裏で捨てられた鏡の前で身なりを正していた。パーカーを脱ぎ、ウロボロスが咥えていた帽子を被る。声のトーンも低く威圧した感じではなく軽い感じへと変える。俺が前世で実際的に本性を隠すためにやってた術だ。

 

「これで良しっと、アニメ本編のテルミさんもこんな感覚だったんですかねぇ」

「さてと…私でもこの世界の主人公は分かります。確か名前はベル・クラネル…彼を探してコンタクトを取れば…かなり動きやすいですし他の人の情報も自然と入ってくるでしょう。しかし問題点が1つ…私は彼の行方を知りません。どうしたものか」

 

すると大勢の人の声が俺の耳の鼓膜を刺激した。耳を塞ぎ何かとそちらを見ると真ん中に血だらけの白い髪の女の子が大猿なような物に殴られようとしてる瞬間だった。

 

「…今日は何かと縁がありますねぇ」

 

先ほどのように脚に力を溜め猿を蹴り飛ばす。

 

「相手との力量も測れないようなら最初から戦わないでくださいね?」

 

後ろに倒れそうな彼女の腰に手を回して寄せる。その瞳は赤い…綺麗なルビーのような輝きを持っていた。その彼女はすぐに俺の手の中で気絶した。

 

「ベル君!」

 

黒髪のツインテールの女の子が彼女を抱きしめる。…ん?ベル君?てことはこいつがベル・クラネルか…?アニメは少ししか見ては居ないから全然気づかなかったぞ。

 

「貴方が彼の主神でしょうか?」

「あぁ僕のファミリアの子さ!」

「ならば、少し彼を抱えて下がっていてください」

 

俺が蹴り飛ばした猿が起き上がりこちらに走ってくる。ベル・クラネルを考慮した結果殺すまでには至らなかったか。

 

「さてと戦闘は専門外なんですがねぇ」

「え⁈それなのに大丈夫なのかい⁈」

「まぁ」

 

「猿ごときには負けませんよ」

俺は猿の懐に滑るように入りあの技を俺が初めて見た技を放つ。

 

「蛇翼崩天刃!」

 

ウロボロスの魔力を纏った蹴り上げは的確に猿の胸を貫く。それと同時に何かを砕くような感触があり猿は灰へと消えた。

 

「ふぅ〜こんなものですかね」

「す、凄いよ!君!」

 

「すげぇぜ兄ちゃん!」

「あんな化け物を一撃で!」

「お兄ちゃん凄い凄い!」

「強くてクールな男…嫌いじゃないわ!」

 

「…おっとこれ以上目立つのは御免ですね。神様失礼します」

 

俺は神とベル・クラネルを担いで神に聞きながら神の家へと向かう。

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「君凄いね。戦闘だけじゃなく医療の心得もあるんだ」

「少しかじった程度ですがね。覚えておいて損は無いですよ」

 

俺はベル・クラネルの治療をし、神『ヘスティア』と話していた。

 

「お陰でベル君と僕も助かったよ。一体目はベル君本人が倒したのだけどいきなり二体目が現れてね。ベル君のスタミナはもう無くて限界だったのさ」

「それは大変でしたね。冒険者にもなってまだ早いでしょうに」

「なんでベル君が冒険者になって早いと思ったのさ?」

「あの猿と対峙するときの姿勢や担いだ時の筋肉の発達の仕方ですかね。確かに様にはなってましたが…まだまだ荒いご様子が見受けられたので」

 

実際的にあんな雑魚に負けるようならまだ初心者なんだろ。あれだモンハンだったか?の下位ハンターってやつだ。

 

「そういえば君の名前は?」

「私の名前は幽鬼狭間です」

 

嘘を付き、カズマ=クヴァルやテルミの名前を語っても良かったが後でバレると厄介なので実名を語っておく。

 

「ユウキ=ハザマ?東洋出身なのかい?」

「えぇまぁそんな所ですかね」

 

日本も東洋の国だ何も嘘は言ってない。神様に嘘が通じるかは知らないがベル・クラネルと関わっておくためにはこの神との関係性は良くして置かないとダメだ。

 

「まぁハザマ君と呼ばしてもらうよ」

「呼び方はお好きに、所で他のファミリアの方はいらっしゃらないのですか?」

「…うーんここのファミリアは僕とベル君だけさ」

「苦労なさっているのですね」

「そうなんだよねぇ…ねぇねぇ!もし良かったら僕達のファミリアに入らない⁈」

 

まさか向こうから提案してくれるとは、俺にとっては願っても無い話だ。原作に遅かれ速かれ関わるなら早い方がイレギュラーにも対応しやすいし、何より原作主人公の近くにいれば動きやすい。

 

「あ、でもハザマ君は他のファミリアに入ってるから無理かな」

「…実は私、ファミリア入って無いんですよねぇ」

「……え、えぇぇぇ⁈ファミリアに入って無い⁈てことは恩志無しでシルバーバックを倒したのかい⁈あのモンスターはlevel2でも手を妬く個体がいるのに!」

「大きな声ではいえませんが私には生まれつき特殊な能力がありましてねぇ。それで倒したと言いますか」

「あぁ…そう言うことか、だから君はあんなに強いんだね。なら話は別だ!服を脱いでそこに寝転がって!」

 

俺はヘスティアの言う通りにソファーの上に寝転がる。ヘスティアは俺の背中に跨り所々を触ったり撫でたりしてくる。

 

「あのー?何を?」

「ハザマ君って意外と筋肉質なんだね。君自身は戦闘は専門外だったり能力任せた言うけど、かなりの筋肉のつき方だね。ちゃんと身体は鍛えているんだ」

「まぁ、私は前の仕事上の関連でゴロツキなどに絡まれることが多々ありましたからねぇ。身体も鍛えていたのですよ」

「仕事?」

「えぇ…少し情報屋をやっていまして」

 

これも本当の事だ。俺はそれ相応の金を貰えればそれに見合った情報を売った。頭の政治家のスキャンダルネタから浮気調査と色々な幅の情報を売ったものだ。学校もロクに行かずに情報を集めていた頃が懐かしい。

 

「…え?何…このステータス」

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幽鬼狭間

 

Level 6

『 力 』A840

『耐久』B723

『器用』S976

『敏捷』S991

『魔力』SS1052

 

[魔法]

・------------

・------------

・------------

 

[スキル]

・秩序ノ力

自身が思うことでステータス・魔法・スキル変化

 

・破壊ノ力

自身が思うことでステータス・魔法・スキル変化

 

・負ノ連鎖

憎しみを受ければ受けるほどステータス高補正

 

・双蛇ノ加護

全ての状態異常無効

嘘を付いても見抜かれない

 

・事象兵器(ウロボロス)

使用者にステータス高補正

魔力を流すことで猛毒付与

 

・------------

________________________________________

 

「こんなの…普通じゃない」

 

写してもらった俺のステータスを見てヘスティアはそう呟く。そりゃそうだ…なんだよ初めっからLevel6ってよ…俺TUEEEEEはめんどくせえからしたくねぇんだが…まぁ仕方ねぇ。

 

「神様…提案が」

「なんだい?」

「私はこのスキルの通り嘘が見破れません。そこで昔違うファミリアに居た事にして神様の所に移り変わった事にしましょう。そうすればLevel6でも案外大丈夫でしょう」

「…でも」

「大丈夫です。私は嘘が得意なので」

 

俺はヘスティアを頷かせる。ヘスティアはおそらく駆け引きなどが向かなく感情が先走って失敗して後で凹むタイプだ。そして原作のベル・クラネルも嘘がつけなかったタイプの筈だ。ならばどうするか…答えは1つ…俺が嘘を吐き続けることだ。生憎神だろうと口では負けるつもりは毛頭無いしな。

 

「分かった…でももしバレた場合はその時は僕も覚悟を決める」

「……良いんですか?知らぬ存ぜぬで通せば貴方達は関係なくなりますよ?」

「一度家族になった子を見捨てるほど腐った親のつもりはないよ」

「…全く…人が…いえ、神が良いとでも言うのですかねぇ」

 

ヘスティアの甘さに俺が苦笑をしていると隣の部屋の扉が開き、ベル・クラネルが姿を現した。

 

「神様!大丈夫でしたか!」

「おやおや、もうお目覚めですか?しかし病み上がりの貴方はもう少し安静にしていてください」

「貴方は?」

「紹介するよベル君。この子はハザマ君、昔僕の知り合いのファミリアに居たんだけど、ある事情があってこのファミリアに移り変わる事になったのさ」

「幽鬼狭間です…以後お見知り置きを」

「あ、ベル・クラネルです!よろしくおねがいします!」

 

ベル・クラネルは俺を見て律儀に頭を下げた。

 

「私、堅苦しいのは苦手なのでフランクに行きましょう」

「あ、ありがとうございます!ところでハザマさんのLevelは」

「私のLevelは6ですね」

「6⁈そんな強いんですか⁈」

 

何だこいつ滅茶苦茶リアクションが面白えじゃねぇか。あれだな弄りたくなる後輩って感じだ。しかし表面ではそんな事出来ねぇしなぁ。

 

「いえいえ、長年やっていればいつかは辿り着く道ですよ。ベル君もいつか…いえもしかしたら直ぐにでも…追いつかれるかも知れないですね」

「僕には…」

「そんな急がなくて良いですよ。急いで小さな小石にでも躓いて転んだら大変ですからね」

 

さてと…俺がやる事は原作通りにベル・クラネルを育てる事だが…ククッどんな風に育つかは分からねえからなぁ?楽しみだぜ。

 

取り敢えずは…さっきから鬱陶しいこの目線の元に行ってみるかぁ。

 

 

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