うるさい蝉の声で目覚めた。
今日は起きたくない。
しかし起きなくてはいけない。
重い身体を起こし、ご飯を食べて銀行へ向かう。
そんなに掛かるとは思わないが念のため、一万円を千円札で下ろす。
夏祭りとかで一万円札はマナー違反だからね。
家に帰り、準備をする。
私服で良いとは思うが、相手が浴衣だと困るので俺も浴衣を用意する。
そんなこんなで、気づくと16時を回っていた。
(名前)「やべ、、、」
急いで家を飛び出し、図書館へ向かう。
待ち合わせは17時。間に合うだろうか。
ぎりぎり時間には間に合ったが、もうすでに3人は待っていた。
魂子「遅いですよ?」
(名前)「いや、まだ待ち合わせ時間前、、、」
夏希「女の子を待たせちゃイケないんだぞ?」
(名前)「可愛いなこの子」
夏希「ふぇっ、///」
魂子「おいこら、遅れといて私の夏希を口説くとは良い度胸だな!」
(名前)「いや!口説いてないし!てか、君も似合っててかわいいよ!!」
魂子「なっ!///」
思ったことを言ったのだが、これで赤面するとはなかなか可愛いところあるじゃないか、、、
あかり「もしもし警察ですかぁ?」
(名前)「ん?」
そこに携帯を片手に立っている女子を見つけた。
あかり「女子高生をこんな時間に口説くなんて、、、」
(名前)「口説いてないって!!」
誤解を解くのに20分を費やした。
ただ、3人とも本当可愛かったな。
そこからは、大変だった。
〈あかり編〉
あかり「こっちですよ!こっち!」
(名前)「ん?」
あかり「射的やりましょ!射的!!」
射的かぁ、、、久々だけどいけるかなぁ
(名前)「良いよ?」
あかり「やった!それじゃあ、一回300円なります!」
(名前)「あぁ、奢る約束だったね」
あかり「はい!」
俺はあかりちゃんの分と自分の分を支払った。
一回で5発か
あかり「ふふふ、ガンゲーで鍛えたこの腕見せてあげますよ」
あかりちゃんは凄い速度で景品を倒していく。
しかし、1つだけ取れなかったようだ。
あかり「むっ、あのクッション取れないですね」
そう言い指さしたのは、トマト型のクッションだった。
俺はあと1発残ってたのでそれで、そのクッションを取った。
(名前)「はい、あかりちゃん」
あかり「えっ?」
俺はそのクッションをあかりちゃんにあげた。
あかり「良いんですか?奢って貰ったうえにクッションまで貰っちゃって」
(名前)「良いよ、あげる」
あかりちゃんは、大事そうに持って少し俯いた。
そして、上目遣い+笑顔で
あかり「ありがとうございます!」
と言った。俺の心は貫かれた。
〈夏希編〉
夏希「あのいっとーせーのさんざめくひかりで、、♪」
俺の前を歌混じりで歩く彼女は、夜空にある星のどれよりも輝いていた。
(名前)「何か、欲しいものある?」
夏希「えーっと、」
彼女は、顎に手を当て、名探偵のように考え込む。
そんなに悩むことなのか?
夏希「わたあめ、、、いや?かき氷。あっ、でもでもチョコバナナにクレープも捨てがたい、、、」
お菓子ばっかだな。
(名前)「俺の奢りだし、全部買おうよ。食べられなかったら分ければ良いし、ね?」
彼女はまた考え込んだ。が、とたんに笑顔になり
夏希「うんっ!」
と、元気よく答えた。
そこから、2人で全部を買いに行き、ベンチに腰掛けた。
夏希「まずはぁ!かき氷!!」
味はレモンらしい。黄色だからか。
彼女は美味しそうにかき氷を頬張る。
急ぎすぎたのか頭を抱えている。
そして、俺に向かってスプーンを向けてきた。
夏希「あーん」
(名前)「えっ、、、」
いやいや、ダメだろ、、、これは流石に捕まるって
でも、彼女からだから良いのか?
いやいや待て待て冷静になれ。
これはかき氷を食べるだけ。そう、食べるだけだ。
俺は、食べることにした。
夏希「あーん♪」
(名前)「あーん」
かき氷が口の中で解ける。
ひんやりしたこのかんじがたまらな、、、
いや、待てよ。
(名前)「これって、間接キ、、、」
俺が言いかけたとき、彼女も気づいたようで、顔が真っ赤になっていた。
かき氷で冷えたはずの身体が熱くなっていったのを感じた。
〈魂子編〉
焼きそば、お好み焼き、たこ焼きにケバブ、、、ラーメンにから揚げ、フランクフルト、、、その他諸々、、、
彼女はどれだけ食べるのだろうか、、、
まるで〇〇分の花嫁に出てくる五女のようだ。
とてつもない速度で俺の財布が軽くなっていく。
魂子「ほら、次いきますよ!」
(名前)「次は何?」
魂子「お菓子ゾーン入ります。」
マジですか、、、
彼女は、まずクレープ屋にいった。
ほぼ炭水化物だ。
次にかき氷、そして、チョコバナナ、、、
考えるのはもう止めよう。
そして、数えるのも、もう止めよう。
そう決意した。
彼女の食事は何処に入っているのだろうか。
次郎を軽く制覇できるのではないか、と思ってしまう。
魂子「ふんふふーん」
でもま、楽しそうな彼女は可愛いから良いか。
最後は3人と一緒に4人で花火を見た、
とても輝いていたが、、、
それよりもなによりも俺には
(名前)「君たち3人の方が輝きすぎてて花火が見劣りしてしまうな」
魂子・夏希・あかり「「「なっ!////」」」
(名前)「えっ、口に出てた?」
ーーーーーFinーーーーー
最終回まで見て頂きありがとうございました!!