魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「第10話です。今回はついにあの2人が……!」
望「どうなるんだ?」
望
「それにしても、最高のパーティだったな」
パーティが終わって少しした時、俺はそう呟いた。
まさかあの『ファイアーボンバー』とデュエットできるなんて、夢にも思ってなかったのだ(直前の暴走ぶりも自分でどうかと思ったが)。
望
「おっと、そういえば、シグナムさん達との約束があったな」
インパクトがでかすぎて危うく忘れるところだった。危ない危ない。確か場所は……はやての家の庭だったな。
俺はハガネの出入口へと足を進めた。
シュウト
(望さん? どこ行くんだろう)
ミサキ
(追いかけよっか)
プレシア
(どこ行くのかしら? ちょっと気になるわね)
アルフ
(つけてみるかい?)
リインフォース
(そうしましょう)
? 何かいくつか気配を感じたが……気のせいか。
八神家 庭
望
「来たことは来たが……誰もいないな」
早かったか? それとも遅いんで帰っちゃったのか?
シグナム
「待たせたな、望」
と思ってたら、今来たところだったようだ。焦って損した気分だ。
望
「いえ、俺も今来たところなんで。……それで、話って何ですか?」
シャマル
「そのことだけど、順を追って言っていいかしら?」
望
「? 別にいいですけど」
シグナム
「なら望。……お前が私達と出会った時のことを覚えているか?」
望
「……あの時のこと、ですか? はっきり覚えています」
正直忘れようにも忘れられない出会いだったからな。……出会い頭に斬りかかられるなんて、聞いたことないだろう。今となっては特に気にしてないが。
シグナム
「私が最初に感じた印象は、怪しいというのが大半だった。だが、闇の書の真実を、主はやてを救う方法を言った時、不思議と信じることができたんだ」
シャマル
「そして、はやてちゃんとリインフォースを救ってくれた時、貴方に本当に感謝したわ。……でも、それだけじゃなかった」
望
「え?」
シグナム
「私とシャマルが抱いていたのは、感謝の念だけではなかった。最も、私達には気づきもしなかったが」
シャマル
「プレシアさんと、リインフォースが妊娠した時に、その感情の兆候が表れたのよ。それは日に日に大きくなっていって……今日、どんな感情なのかやっと気づいたわ」
望
「言ったら悪いんですけど、気づくの遅くないですか?」
少なくとも一ヶ月は経ってるから、遅すぎだと言われても仕方がないと思う。
シグナム
「そう、遅すぎたのだ。もう少し気づくのが早ければ、あるいは違った結果になっていたのかもしれない……そこでだ。せめて、私達の感情がどんなものか、聞いてほしいんだ」
望
「え……俺に?」
シャマル
「ちょっとしたわがままなんだけど……ダメかしら?」
望
「別にいいですけど……」
そう言うと、2人はホッとした表情を浮かべていた。……そこまで聞いてほしいことなのかな? もしかしたら、俺が考えてるよりも重要なことかもしれん。
シグナム・シャマル
「「望(さん)、私は―――」」
っと、聞き逃したら大変―――
シグナム・シャマル
「「お前(貴方)のことが……好きだ(です)」」
―――だって………………え?
望
「あの、それ……本気で言ってるんですよね? 疑ってる訳じゃないけど」
シグナム
「ああ、本気だ」
シャマル
「証拠を、見せます」
望
「へ?」
2人は俺に近づき―――同時に、キスをしてきた。
望
「なっ、あ……」
シャマル
「望さんが、プレシアさん達を愛しているのはわかっています……」
シグナム
「だがせめて、この想いを聞いてほしかった。……考えれば、単なる自己満足だな」
望
「…………」
シグナム
「時間を取らせて悪かった。明日からも、いつも通りに過ごしてくれ」
そう言い残すと、シグナムさん達はハガネに入って行った。
望
「…………どうしたらいいんだ、俺……」
???
「付き合えばいいんじゃない?」
望
「誰だ!?」
突然聞こえてきた声に驚き、そちらを向くと―――
ユキナ
「え、えっと……」
ミサキ
「あ、あははは……」
ユウキ
「いや、あの、望さん。俺達は別にわざと覗いた訳じゃ―――」
シュウト
「もう腹括ろうぜ……」
プレシア・リインフォース
「「…………」」
すまん、正直君達がいることよりプレシアとリインフォースの無言の方が恐ろしいんだが。
望
「プレシア……リインフォース……俺は……」
プレシア
「……貴方がしたいようにすれば、いいんじゃない?」
望
「え!?」
いきなり言われたことに、俺は目を見開いた。
リインフォース
「『好きな人と結ばれないのは一番辛い』……前に、プレシアが私と望に言ったことです。シグナムとシャマルの気持ちは、痛い程わかります……ですから、受け入れるかどうかは、貴方に任せます」
望
「……もし受け入れるとして、本当にいいのか?」
プレシア
「前に言ったように、平等に愛してくれればいいわよ。それに―――」
そこでプレシアは、シュウト達の方を見た。
プレシア
「……彼らを見てたら、何人でもいいかなって思えてきたのよ」
望・シュウト・ユウキ
「「「確かに」」」
ユキナ・ミサキ
「「自分で言わないの」」
あの凄まじい数の婚約者を見たら、4人なんて少ないように感じるな。
リインフォース
「望はどうするんですか? 受け入れるのか、拒絶するのか―――」
望
「……受け入れるさ。俺は誰にも、悲しい思いはさせたくないからな」
言い終わると、俺はシグナムさん達を追いかける為、走った。
シュウト
「……あの人は、本当に優しい人なんだな」
ユウキ
「だから、惚れられまくるんだろうな。ま、俺達が言えたことじゃないけど」
プレシア
「それには同意するわ」
『『『ははは……』』』
その後、帰りながらしばらく談笑をしていた。
望
「シグナムさん! シャマルさん!」
やっとの思いで、2人に追いついた。
シグナム
「どうしたんだ、望?」
望
「さっきのことだけど……俺、2人とも付き合うよ」
シャマル
「え……!? で、でも―――」
望
「プレシア達の許しは貰ってある。それに……2人を悲しませたくないし、俺だって、好きだからな」
シグナム
「ほ…本当に、いいのか?」
2人の目から涙が溢れ出す。
望
「ああ……俺は、2人が好きだ」
シグナム・シャマル
「「望!!」」
言った直後、俺に思い切り抱きついてきた。俺はそんな2人を、優しき抱きしめた。
アルフSIDE
アルフ
(どうしちまったんだい……)
シグナム達の告白を見たアタシは、突然胸が苦しくなり、すぐにハガネに引き返した。
アルフ
(今までは、こうなることはなかったのに……!)
胸が締め付けられるように痛くて、望のことをまともに考えられない……いや、むしろ望のことを考えると胸が痛くなり、同時に顔が熱くなっていく。
アルフ
(何で……何でなんだ……!?)
今のアタシには、この感情が理解できなかった。
望「…………正直、こんなことになるとは思ってなかった」
レイ「モテまくりですね」
望「でも、さすがにこれが限度じゃないか? シュウト達みたくはならんだろ?」
レイ「それはどうですかねぇ?」
望「何だよそれ? それよか次回はどうなるんだ」
レイ「次回はあるキャラ達が出ます」
望「誰だ?」
レイ「……オリ主(笑)達」
望「え」