魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「第11話です。今回は転生者が出てきます」
シュウト達が来てからと、シグナムさんとシャマルさんからの告白があってから3日が過ぎた。みんなはもうすっかり互いに打ち解け合っている。俺としてはそこが少し心配だったので、何よりだ。俺はシュウト達の他、2人のコンボイや仮面ライダー1号、2号、BLACK・RX等たくさんの人と仲良くなることができた。シグナムさん達とも付き合って変わったことは、そうだな……はい、あーんをされる人数と回数が増えたことと、何故かフェイト、はやて、シュテル、レヴィ、ロード、ユーリが羨ましそうに見ていたこと。アルフの態度が急に余所余所しくなってしまったこと(俺、悪いことでもしたのか?)だな。
ああそれと、シュウトが俺にいくつかのガイアメモリを渡してきた。どれも今まで見たことのないもので、何でも『大切な人を護れる力をあげたい』ということで、全部自作だそうだ。折角だし、どれもカッコイイのばかりだったので全部貰った。欲張りかな? ……そういえば、ユキナとミサキがプレシアとリインフォースにロストドライバーとガイアメモリを渡していたな。『子供が産まれた後、何か起きたら大変』だとか。渡したメモリがメモリだけに恥ずかしがっていたが、一応貰ったようだ。
ここまでが前回と今回との間に起きた出来事だ。手抜きとか言わないでくれ、わかってるから。
望
「はっ、はっ、はっ……」
で、今何をやってるかと言うと、翠屋でバイトを終えた後の軽いトレーニングだ。ここ最近こうして鍛えているので、士郎さんとも一応渡り合うことができる。と言っても、俺の方はギリギリなんだが。それと、シグナムさんとシャマルさんのことを(半分うっかりで)話してしまったら、『望君らしいね』や『そういうところが、惹かれるんだろうな』とか言われた。よくわからんが。っと、話が逸れたな。
望
「ふぅ……今日はこの辺にしとくか」
タオルで汗をふきながら、息を整える。そして家に帰ろうとした時―――
???
「逃がすかぁぁぁああああああ!」
望
「っ!?」
ドカンッ!
魔力弾による攻撃……魔導士か! だがフェイトやなのは達以外に魔導士がいたのか? それに、どんな奴なんだ?
?1
「やっと会えたな、モブ野郎が!」
?2
「おいおい、せめてそこは初めましてだろう」
俺の目の前に降り立ったのは、1人は金髪に緑と水色のオッドアイの少年、もう1人が銀髪に赤と青のオッドアイの少年だった。……なんだろう。見てるだけで痛々しい気がする。失礼だけど。
望
「……一体何者なんだ君達は? 何故いきなり攻撃してきた」
?1
「よくぞ聞いた! 俺の名は竜崎凍耶! 超絶イケメンで最強のオリ主だ!!」
?2
「俺は牧村創哉。見ての通り、どこにでもいるようなイケメンだ」
…………色々ツッコミたいが、順番に言うぞ。
まず竜崎君。超絶イケメンとか自分で言わない。てかオリ主って何? 後無駄にテンション高いね。次に牧村君。落ち着いてるのはいいけど、君のような日本人離れしたイケメン、どこにもいない―――あ、竜崎君がいたか。
望
「……で、攻撃してきた理由は?」
凍耶
「そんなもの、決まっている! 俺達の目的に、お前が邪魔なんだよ!!」
望
「は? 俺が? 待て待て、俺は君達の目的とか知らないし、知ってたとしても邪魔したりはしないさ」
凍耶
「しらばっくれるな! お前、なのは達と関わってるだろ!?」
望
「それがどうかしたのか?」
凍耶
「それがいけないんだ!」
いや、だから何で? 人と関わったらいけないとかどんだけ酷いんだよ。それ以前に、何故君から言われなきゃならんのだ。
創哉
「すまない、わかりやすく話そう。まず俺達は、『魔法少女リリカルなのは』の世界に転生した」
望
「転生者……って奴か」
江島と似たようなものか。
創哉
「それを知ってるなら、話は早い。俺達の目的は原作の結末……テスタロッサ一家と、リインフォースの運命を変えることだ。具体的には、プレシアとアリシアとリインフォースを助けるってことだな」
望
「何だ、そうだったのか。それなら安心してくれ。3人共、俺が助けたよ。今は元気に暮らしている」
凍耶
「全然安心できねぇんだよ!!」
え、何で? 彼女達の救済が目的なら、もういい筈だろうに。
凍耶
「本来なら、これは俺達がやる筈だったんだ! なのにお前が横から勝手に色々やりやがって! しかもプレシアとリインフォースを嫁にして、妊娠させたそうじゃないか!」
望
「何で知ってんの!? てか嫁って、立場上籍入れるのは難しいんだが!」
日本じゃハーレムもとい重婚は認められてないので、籍は入れられない。あ、式は上げたからな。でな、そん時の2人の姿が綺麗すぎて……って今は関係ないか。
凍耶
「黙れぇ! お前のせいだ。お前のせいで俺の計画が、『第二の人生をなのは達とウハウハ計画』が台無しじゃねぇか!!」
どうでもいいけど、何の捻りもない上に痛い名前の計画だな……
凍耶
「おまけに、シグナムとシャマルにまで告白されたそうじゃないか!」
望
「だから何で知ってんの!? 人のプライバシーを覗かないでくれる!?」
創哉
「落ち着け、凍耶。ま、簡潔に言うとだな、アンタの存在が邪魔だから倒れてくんない? って訳だ」
望
「はあ?」
意味がわからん。何言ってるんだこの子達?
凍耶
「いや、コイツを倒すだけじゃダメだ。コイツがいた形跡を徹底的に破壊しないと。そうだな……いっそリインフォース達の子供を殺すか」
望
「……………………………あ゛?」
今……何て言った? 子供を、殺す? プレシアとリインフォースのお腹にいる、できたばかりの、小さな命を? 2人が、泣いて喜んでくれた、俺達の証を―――殺すト言ッタノカ?
『ETERNAL!』
望
「……変身」
『ETERNAL!』
凍耶
「仮面ライダーだと!? だが、俺達に勝てると思うな!」
創哉
「その通りだ。おとなしく殺された方が身のためだと思うぞ」
エターナル
「誰モ殺さセナンカしなイ……みんナハ、俺ガ護る」
こんナ下種共ニ、大切な人達ヲ、殺サレテタマルカ。
エターナル
「サア……貴様等ノ愚行ヲ悔イ改メロ……」
マンション
ユキナ
「た、大変よ!」
シュウト
「どうした、ユキナ?」
ユキナ
「望さんが、魔導士達と戦ってるの!」
プレシア
「何ですって!?」
ミサキ
「相手は誰なの!?」
ユキナ
「それが……転生者なのよ」
ユウキ
「この世界にもいたのか、転生者が」
リインフォース
(江島裕太と同じ、転生者……)
シュウト
「性格は?」
ユキナ
「典型的な踏み台転生者よ。でも、望さんの様子がおかしいわ……まるで、正気をなくしてるみたい」
それを聞いた瞬間、プレシアとリインフォースは転移魔法を発動した。
ドゴンッ!
凍耶
「ぐはぁっ!?」
創哉
「凍耶!? くそっ!」
バシュッ バシュッ
創哉
「き、効かない!?」
エターナル
「コノ程度ナノカ? 最強ノオリ主ガ、聞イテ呆レルナ」
ドチラモ最強ドコロカ雑魚ジャナイカ。
エターナル
「……ソロソロ殺スカ」
接近シ、凍耶ノ首ヲ絞メル。
凍耶
「が……あぁ……!」
デバイスヲ奪イ握リ潰スト、ソノママ左腕ヲ引キチギル。
凍耶
「ーーーーーーっ!!!!!!!」
続イテ足ヲ、残ッタ腕ヲ、全部チギル…………ダルマニナッチマッタ。
エターナル
「……ツマラン」
ドサッ
創哉
「お前……よくも凍耶をぉぉ!!」
バキッ!
創哉
「何っ!?」
エターナル
「ソンナ柔ナパンチシカデキナイノカ……ツマラン、死ネ」
腹ヲパンチデ殴リ、貫ク。
創哉
「うげぇぇぇぇ!?」
気持チ悪イ声ヲ出スナ。
ドサッ
創哉
「ぐ…は……あ…悪魔だ……」
凍耶
「だ、誰……か……助けてくれ………」
エターナル
「コレヲ使ッテミルカ」
『TACTICAL!』 『TACTICAL! MAXIMUM DRIVE!!』
背中ニタクティカルアームズガ現レル。
エターナル
「ホウ……中々イイジャナイカ。デハ、殺ルカ」
ブレードモードニ変形サセタタクティカルアームズノスロットニ、ガイアメモリヲセットスル。
『JOKER! MAXIMUM DRIVE!!』 『HEAT! MAXIMUM DRIVE!!』
発動ト同時ニ、ブースターデ加速シ、一気ニ接近シタ。
凍耶
「や、やめ―――」
エターナル
「シネ」
2人ヲ切リ裂クキ、真ッ二ツニスル。上半身ト下半身ガ離レた2人ハ、燃えテナくなッタ。
……同時ニ、俺も正気に戻った。
エターナル
「…………」
変身を解除する。
プレシア・リインフォース
「「望!」」
そこへ、プレシアとリインフォースがやってきた。
プレシア
「大丈夫? 何ともない?」
望
「ああ。だが……」
リインフォース
「何があったんですか?」
望
「……俺は、人を殺した」
俺は転生者達に言われたこと、それがきっかけで完全にブチギレて転生者達を跡形もなく殺したことを説明した。
望
「……バカだよな、俺も。たった一言で、ここまで逆上するなんてs「バカなんかじゃないわ」え?」
プレシア
「そんなことを言われたら、怒って当然よ。私だって怒るわ」
リインフォース
「確かに人殺しは悪いことです。私もかつては暴走の果てにたくさんの人達を殺しました……ですが貴方は、私達の為にしたのでしょう?」
望
「ああ……」
リインフォース
「私は、私達はどんな貴方でも受け入れます……貴方の傍にいたいから」
プレシア
「もし貴方が自分の為だけに誰かを殺すなら、私達が止めるわ。だから、安心して」
望
「…………あり、がとう」
目から涙が溢れて止まらなかった。
この後、遅れてやってきたシグナムとシャマルにも同じ説明をしたら、同じく受け入れてくれた。嬉しくて、涙が余計に溢れた。
……後、あの転生者達は、シュウト達が情報処理をしてくれたお蔭でなんとかなるそうだ。
望「やってしまった感が物凄いんだが……」
レイ「どうせ前世じゃおっさんなんですし、性格にだって問題だらけですからいいのでは?」
望「そういう問題か?」
レイ「それと、暴走時に発した決め台詞には、慎司さん考案のものを使わせていただきました。ありがとうございます! そして次回もお楽しみに!」