魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦66年

レイ「今回はちょっとした閑話休題です。どうぞ」



幕間

俺は今日、シュウトにあるものを作ってもらい、その試運転の為ある場所に来ていた。それは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハガネ シミュレーションルーム

 

望

「……で、来たわけだが。ここでどうやってジャイロゼッターの、しかもビークル&ロボットモード両方の試運転をすると?」

 

そう。俺は今シュウト、ユウキ、慣多さんと共にハガネのシミュレーションルームに作ってもらった『ジャイロゼッター』の試運転をやるらしいのだが……ものの見事にだだっ広い空間が広がってるだけだ。

 

望

「ロボットモードはまだしも、ビークルモードはどうするんだ?」

 

シュウト

「ああそれなら―――」

 

ユキナ

『私が説明するわ』

 

うおっ!? どこから―――って放送席みたいなのがある……あそこにいるのか。

 

ユキナ

『まずこの部屋だけど、普段は何もないけど訓練の際には様々な環境を作り出すことができるの。今回は……これでっと』

 

望

「何を操作してるんだ……?」

 

ユウキ

「それは見てのお楽しみで」

 

慣多

「そういうこと」

 

なんだろう? 何が起きるんだ?

 

 

シュンッ!

 

 

望

「んっ!?」

 

い、一瞬何が起きたかわからなかったが……周りに建物のようなものが現れたぞ!?

 

ユキナ

『これがこの部屋の最大の特徴よ♪』

 

望

「つ、つまり……機動六課が使ってたのの更に凄い奴ってことか?」

 

ユキナ

『ちょっと違うけど、そんなところよ』

 

……ここの技術って凄いな。

 

望

「それで、ここで何をすると?」

 

ユキナ

『その前に、みんなジャイロゼッターは一台持って来てる?』

 

シュウト

「俺はライバードSEを持って来たぞ」

 

慣多

「俺はベルガーだ」

 

ユウキ

「今日はGT-Rを用意した」

 

望

「どれにするか迷ったけど、とりあえずマークX 250Gにしたよ」

 

他にもライバードSEとグレイドラの色違いがあったが、シュウト達とダブるのもアレだと思い、これにしたのだ。……俺自身が気に入ってるというのもあるが。

 

ユキナ

『準備は万端ね。それじゃあ説明するけど、まずみんなにはビークルモードでこのコースを走ってもらうわ』

 

すると、近くにあった野球場にあるような電光掲示板に全体図(おそらくこの建物)が映った。

 

慣多

「それって、競ったりするのか?」

 

ユキナ

『ビンゴ! このコースをレーシング感覚で競争してもらうのが1つ目よ』

 

ようするにジャイロゼッターでのレースと……って1つ目?

 

ユキナ

『2つ目は、レース後に全員ロボットモードで模擬戦をしてもらうわ』

 

……何ですと?

 

ユウキ

「判定は?」

 

ユキナ

『急所……人間で言う心臓や首等の部分に強い攻撃を当てた時と、相手に参ったと言わせた時が勝ちよ』

 

シュウト

「なるほど。それなら安全だ」

 

いやいやいやいや、ちょっと待てって。

 

望

「俺ロボットモードの操縦とかできないんだが?」

 

ユキナ

『大丈夫。マニュアルを読んでいれば簡単だから』

 

望

「ならいいが……」

 

一応頭に叩き込んでおいたんだが、イマイチ心配だ。

 

ユキナ

『では最初にレースから始めるけど―――その前にこれを見て♪』

 

シュウト・望

「「ん?」」

 

突如電光掲示板の映像が変わり、

 

キュアホワイト

『えっと、もう映ってるんだよね?』

 

プレシア

『だ、大丈夫かしら……?』

 

何故か初代プリキュアの2人とプレシア、リインフォース、シグナムさんにシャマルさん、ミサキが映った。

 

望

「みんな何してんだろ?」

 

ユウキ

「俺達の応援とか?」

 

キュアブラック

『あー、まあそんなところかな』

 

なるほど、それでプレシア達が―――

 

ミサキ

『望さん。プレシアさんとリインフォースさんが見せたいものがあるって』

 

望

「え?」

 

プレシアとリインフォースが? 何を見せるんだろう?

 

ミサキ

『ほら、2人とも早く』

 

リインフォース

『わ、わかってますが……いざとなると、恥ずかしいです……』

 

キュアホワイト

『私達がついてますから、心配要りませんよ』

 

キュアブラック

『それに、2人なら絶対似合いますって!』

 

プレシア

『そ、そうかしら……?』

 

シグナム

『私達としても、2人がどのくらい似合うかは気になるな』

 

シャマル

『是非見ておきたいわ』

 

そんなに大事なことなのか? ……そう言えば、プレシアとリインフォースの腰にあるのって、ロストドライバーだよな?

 

プレシア

『なら……』

 

しかも手に持ってるのは、ガイアメモリ?

 

『CUREBLACK!』

 

『CUREWHITE!』

 

あ……読めたかもしれない。

 

プレシア・リインフォース

『『変身』』

 

2人はガイアメモリをドライバーにセットし、斜めに傾ける。

 

『CUREBLACK!』

 

『CUREWHITE!』

 

音声が鳴り響き、プレシアはキュアブラックの衣装に、リインフォースはキュアホワイトの衣装に身を包んだ。そして―――

 

プレシア

『ひ、光の使者、キュアブラック・ツヴァイ!』

 

プレシアは左拳を右肩前に持っていき、

 

リインフォース

『光の使者…き、キュアホワイト・ツヴァイ!』

 

リインフォースは左拳を左肩前に持っていった。

 

望

「……………………」

 

プレシア(キュアブラック(以降、CB)ver)

『ち、ちょっと! 黙りこくってるけど!?』

 

リインフォース(キュアホワイト(以降、CW)ver)

『や、やっぱり失敗だったのでは?』

 

ミサキ

『望さん、感想は?』

 

シュウト

「望さん?」

 

望

「……一言だけ言わせてもらうわ…………こんなにかわいいとは思ってなかった」

 

もう俺、滅茶苦茶ドキドキしてる。某軍人じゃないけど、『抱きしめたいなぁ!』って言いたい。そんでもって抱きしめたい。

 

プレシア(CBver)

『……あ…そ、そうなの……?』

 

リインフォース(CWver)

『よ、喜んでいただけたのなら……はぅぅ……』

 

……あれ? 俺何かミスった? 様子がおかしいぞ。

 

ミサキ

『(やっぱりこの人、ナチュラルで落とすこと言うのね……)じゃあ望さん。シグナムさんとシャマルさんには、これを着てもらってもいいでしょうか?』

 

新たにミサキが出したのは、とある服だった。どんな服かと言うと―――

 

シグナム

『何だ、このヒラヒラした服は?』

 

ミサキ

『チアガールの服です♪』

 

シャマル

『さ、さすがにこれはちょっと……』

 

……何ともまあ凄い服を出してきたものだ。

 

ミサキ

『で、どうですか?』

 

望

「折角だが、遠慮しとく。一瞬想像してみたんだが、あまりのかわいらしさにバトルそっちのけになる可能性が高い」

 

プリキュアコスチュームのプレシア&リインフォースと、チアガール服のシグナムさん&シャマルさん……何このかわいい組み合わせ?

 

シグナム

『そ、そうか…………可愛いって言ってくれた(ボソッ』

 

シャマル

『私が……かわいい? ふふ……♪』

 

何か有頂天になってません? 俺何かやった?

 

ユキナ

『(いけない、このままじゃ色んな意味でダメージ受けそう)そ、それじゃあレースを始めるから、みんな各マシンに乗り込んで!』

 

望

「? おう」

 

シュウト

「わかった(ありゃ更に落としそうな気がする)」

 

ユウキ

「よっと(大変な人生になると思う……)」

 

慣多

「よっ(砂糖が出かけた……)」

 

全員が乗り込み、同時にエンジンをスタートさせる。それぞれが持つ独特なエンジン音が鳴り響く。

 

ユキナ

『カウントを始めるわよ。……5! 4! 3! 2! 1―――GO!』

 

望・シュウト・ユウキ・慣多

「「「っ!!」」」

 

ブォォォン!!

 

横一列に並んだマシンが一斉に走り出す。最初のコーナーを曲がり、順番はトップからシュウト、望、ユウキ、慣多であるが、その差は僅かなものであった。

 

シュウト

(コースは今の右コーナーに、数十メートルの直進、その後に左コーナーと最後の直進と短い……ここは一気に飛ばす!)

 

望

(さすがはライバードSE、追いつくのがやっとだ!)

 

ユウキ

(スピードでは勝てない。なら、次のコーナリングで勝負をつける!)

 

慣多

(追い抜きをかけるなら……やはり次コーナーだ!)

 

各々の狙いと共に、左コーナーに入り追い抜きにかかる。コーナーを抜けた時、順位はシュウトと望が並んでトップ、ユウキと慣多が並んで2番手となっていた。

そしてそのまま、ゴールした。

 

ユキナ

『結果が出たわ。えっと、シュウトと望さんが同率一位。ユウキと慣多さんが同率二位よ』

 

シュウト

「並んだか……」

 

望

「もう少しだったんだけどなぁ」

 

ユウキ

「あー! 悔しい!」

 

慣多

「ドライビングテクニックを磨いた方が良さそうだな……」

 

レースを終え、一息入れる望達。その後再び各ジャイロゼッターに乗り込んだ。

 

ユキナ

『じゃあ、ロボットモードに変形して』

 

シュウト

「了解!」

 

シュウト・望・ユウキ・慣多

「「「「超速変形!」」」」

 

掛け声と共にマシンを操作し、4台のジャイロゼッターがロボットモードに変形する。

 

ユキナ

『試合開始の合図はなし。自由に始めていいわよ!』

 

慣多

「ようし、だったら!」

 

ズガガガッ!

 

慣多の操るベルガーが、マークX 250Gにライフルを放った。

 

望

「うおっ!? ええい!」

 

咄嗟に腰の日本刀を構え弾丸を弾きながら横へ飛んだ。

 

慣多

「初心者なのに、中々やるじゃないか」

 

望

「偶然さ……そう、偶然……」

 

 

一方シュウト達は―――

 

シュウト

「おりゃあああああああああああああ!」

 

ユウキ

「はああああああああああああああ!」

 

ガギッ ガギンッ!

 

ライバードSEの轟雷剣とGT-Rのナイトブレードがぶつかり、火花が飛び散る。

 

慣多

「おらおらあああああああ!」

 

望

「くっ、まだまだあああああああ!」

 

ガキンッ ガキッ!

 

近くではサーベルを構えたベルガーと二刀流のマークXが戦っている。

 

どちらも隙を見せず、なかなか攻撃が決まらない―――が、ついにそれが破られた。

 

ユウキ

「一気に決める! ナイトスラッシュ!!」

 

シュウト

「ならば! ライトニングスラッシュ!!」

 

慣多

「行くぞ望さん! タイガースラッシュ!!」

 

望

「食らってたまるか! Xスラッシュ!!」

 

ライバードSEとGT-Xが、ベルガーとマークXが同時にぶつかる。必殺技同士の衝突の末、立っていたのは―――

 

ユウキ

「急所を突かれたか……」

 

慣多

「俺の負けだな……」

 

―――ライバードSEとマークXだった。

 

シュウト

「どうにか勝ったが」

 

望

「機体に無理をさせてしまったようだ。満足に動かない」

 

が、どちらとも戦闘続行できるコンディションではなさそうだ。

 

ユキナ

『じゃあ試運転を兼ねたバトルはここでお終い。みんなそれぞれ休憩に入っていいわよ』

 

ユウキ

「なら、ゆっくり休もっと」

 

望

「俺はプレシア達のとこに行くか……」

 

実はバトル中、望は電光掲示板をちらちらと見ており、その際応援してくれたプレシア達の姿を目に焼き付けていた。

 

望

(応援してくれたお礼言わないといけないし、それに運がよければあのかわいい衣しょ……ゲフンゲフン)

 

煩悩を振り払い、望は訓練場の外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望

「さて、確かこの辺りの筈だが……」

 

ミサキからプレシア達がいる部屋を聞いた俺は、すぐに向かった。

 

望

「お、あったあった……っと、入る前にノックをしないと」

 

入ったら着替え中とかだったらマジで洒落にならんからな。

 

コンコン

 

シーン……

 

望

「?」

 

誰もいないのか?

 

コンコン

 

シーン……

 

念のためにもう一度ノックするが、返事はない。

 

望

「(もう家に帰っちゃったのか?)入るぞ~?」

 

ガチャッ

 

あれ? 鍵が開いてる……誰かいるの―――

 

シグナム

「んっ……く……! の、望……?」

 

シャマル

「はぁ……はぁ……え?」

 

望

「……………ん!?」

 

い、一旦落ち着こう。部屋にはプレシアとリインフォースはいなくて、シグナムさんとシャマルさんがいる。うん、ここまでは普通だ。次に2人の様子だが、風邪を引いたように顔が真っ赤で潤んだ目(+上目遣い)でこちらを見ている……何があったの!?

 

望

「おや?」

 

足下に紙が置いてあるのに気づき、拾って見てみる。それには―――

 

『まだ2人とはしてないんでしょ? 取り計ってあげたから、優しくシてあげて。プレシア&リインフォース PS、今2人には発情効果のある薬を飲んで貰ってるから、うまくやるのよ?』

 

望

「……………………」

 

何してんのあの2人ィィィィィイイイイイイイイイ!? ていうかこれ、プレシアとリインフォースとした時と似てr―――

 

シグナム

「望っ!」

 

望

「むごっ!?」

 

意識を余所に向けてたせいで、シグナムさんが俺を抱きしめるのに気づかな―――って抱きしめ!?

 

望

「な、何をもごぉ!?」

 

シャマル

「わ、私も……その……」

 

シャマルさんまで便乗して抱きしめて(というか抱きついて)きた。……あの、早く離してくれないと……り、理性が弾け飛びそうなんだが……

 

シグナム・シャマル

「「望(さん)……シて、くれないのか(くれないんですか)……?」」

 

プツッ……

 

望

「だー、もう! 結局こうなるのかよ! ええい、ヤるからには容赦―――いや無理矢理っていう意味じゃないけど、しないからな!!」

 

結局理性が吹っ飛び、俺は2人を押し倒した―――

 

 




望「ジャイロゼッターとプリキュアメモリの登場回だと思ったら、最後にやらかしてしまったでござるの巻」

レイ「大丈夫ですか望さん? 色んな意味で」

望「……まあな」

レイ「次回はついに彼らとの接触になります。お楽しみに!」
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