魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「遅れましたが、第12話です。どうぞ」
一年前―――
『FINAL VENT』
『JOKER! MAXIMUM DRIVE!!』 『XTREME! MAXIMUM DRIVE!!』
リュウガ
「ハァァァァ!!」
エターナル
「おらぁぁぁ!!」
?1
『フフフ……素晴らしいね』
エターナルとリュウガの対決を、1人の男が金髪の女性を通じて見ていた。
?2
「情報収集を続けますか?」
?1
『いや、もう十分さ。きりのいいところで帰還してくれ』
?2
「わかりました。………また会いましょう、平田望」
金髪の女性はそう言って姿を消した。
場所は変わってどこかの研究室
?3
「ドクターは彼をどうするつもりなんですか?」
紫のロングヘアの女性が同じく紫の髪の男性に声をかける。
?1
「別に実験台にするとかはしないよ。彼の力を貸してくれたらなって」
?3
「彼は正義感が強いですから、無理なのでは」
?1
「そうとも限らないかもしれない。ま、どうなるかは実際会ってみないとわからないけどね。……それにしても、早く会いたいな―――平田望」
現在―――
前回より更に一週間が経過した。シュウト、ユウキ、ユキナ、ミサキは翠屋でバイトをしている。今では高町一家と仲良しだ。他のハガネメンバーもこっちでバイトしたり(住居はハガネだが)、向こうの世界と行ったり来たりをしたりと、楽しい毎日を送っている。後シュテル、レヴィ、ロード、ユーリがなのは達と同じ小学校に通うことになったな。4人共楽しそうでなによりだ。
そして今日は―――
ヒロム
「行くぞ、天○剣!」
月海
「危なっ!? ええい、これでも食らうのじゃ!」
ハルカ
「させないよ。それっ!」
望
「大乱戦だな……!」
俺達のマンションで、スマ○ラXをプレイしている。操作キャラはヒロムが蒼炎の勇者で、月海が伝説の傭兵で、ハルカが某電気ネズミで、俺はF-Z○ROレーサーである。
ヒロム
「今だ、行け―――」
望
「そこだ! ファル○ンパンチ!!」
ヒロムのキャラに当てようと放ったが、運良く他の3人が固まっていたので、纏めて吹っ飛ばした。
画面にGAME SETの文字が出る。
ハルカ
「あー! やられた!」
月海
「しまった……後ろの警戒が疎かになってた……」
ヒロム
「後一息だったんだが……」
望
「何かごめんな……」
どこか申し訳ない気持ちになってしまう。勝ったのに。
リュウジ
「まだやってたのか。そろそろ休憩したらどうだ?」
望
「そうだな。あ、誰かやりたい人とかいないか?」
フェイト
「私はいいかな」
アリシア
「私も」
望
「んじゃ切るか」
ゲームのスイッチを切った時だった。
ピンポーン
プレシア
「あら、誰かしら?」
望
「俺が行くよ。は~い!」
玄関に行き、扉を開ける。
???
「あ、こんにちは」
そこには、薄茶色のロングヘアでスーツを着た女性がいた。
望
「……こんにちは」
少し間を開けて返事を返す。
???
「あの、セールスの者ですが、ちょっとよろしいでしょうか?」
望
「別に構いませんよ。是非上がって下さい」
女性を招き入れ、みんながいる部屋に案内する。
リインフォース
「望、この方は?」
???
「あ、申し遅れました。私は―――」
望
「自己紹介しなくてもわかりますよ……No2・ドゥーエ」
???
「っ!?」
あからさまに驚いているな。当然だとは思うが。
???
「……何のことでしょうか?」
望
「とぼけんな。アンタの正体も、ドクターのことも、他のメンバーのこともとっくにわかってるんだ」
???
「……!」
俺の言葉に女性、いや、この場にいた全員がびっくりした顔をする。そして―――
???
「……わかったわ」
女性はその姿を、ライダースーツのようなものを着た金髪の姿に変貌させた。
アルフ
「っ! コイツは!?」
ユキナ
「まさか、敵なの!?」
シュウト
「落ち着け! まだそうと決まった訳じゃない」
シュテル
「だとしたら、一体……!?」
ドゥーエ
「……どうして私の正体がわかったのかしら?」
望
「ちょっとした偶然さ」
パーティが行われた少し後、俺は今後の為にキーメモリを使って『地球の本棚』に接続し、ジェイル・スカリエッティ一味について洗いざらい調べた。その最中にドゥーエが俺を調べて、近い内に接触することを偶然知った。
望
「そこで俺はこれを使った」
右手にデンデンセンサーを持つ。だがこれは、普通のデンデンセンサーではない。ステルス性を持ち、センサーの色が出ないようシュウト達に作ってもらった特製品だ。
ここまで説明すると、全員が納得と同時に驚愕したような顔になった。
ユウキ
「まさか、あの時依頼してきたのはこの為だったなんて……」
陣
「恐ろしく先をy「恐ろしく先を読んだ奴だな」ってかぶるなJ!」
……何か一部漫才してるが、気にしない。
ヨーコ
「じゃあ、この人は何の為に来たの?」
望
「それは俺にもわからない。どうなんだ?」
レヴィ
「戦いに来た……とかじゃないよね?」
警戒心むき出しにするな、レヴィ。
ドゥーエ
「心配要りません。私は、ドクターからのメッセージを伝えに来ただけです」
プレシア
「……スカリエッティからのメッセージなんて、信用できないわね」
表情を曇らせるプレシア。大方、ミッドにいた時にニュースを見て知っているんだろう。
望
「信用するかしないかは、見てから決める」
ドゥーエ
「では」
ドゥーエは端末らしきものを操作し、空間にモニターを出現させた。そこには1人の男が映っていた。
スカリエッティ
『諸君、初めまして。私がジェイル・スカリエッティだ』
望
「……平田望だ」
スカリエッティ
『知ってるよ。君の情報はドゥーエを通じて見ていたからね。……最も、異世界からの来訪者達には気づかなかったけど』
そう言って、スカリエッティはシュウト達を見やった。
望
「で、俺に何の用だ?」
スカリエッティ
『おっと、そうだった。時間がないから単刀直入に言わせてもらうけど、君の力を貸してほしい』
望
「何?」
プレシア
「ふざけてるの!? 望を、犯罪者に協力させるなんて!!」
リインフォース
「そんなこと、させませ「待て」望!?」
望
「どういうことか詳しく聞こう。ただし…アンタには悪いが、犯罪関係ならお断りだ」
スカリエッティ
『犯罪を手伝わせるつもりはないよ。君の力……ガイアメモリの技術を見せてもらえればいいさ』
望
「それだけでいいのか?」
スカリエッティ
『できればこっちに来てほしいんだけど』
望
「そうだな……今日は無理だから、明日ならどうだ?」
月海
「な、何を言っておる!?」
陣
「正気か!?」
スカリエッティ
『ありがとう、感謝するよ。さて、伝えることは伝えたし、もう帰って来ていいよ』
ドゥーエ
「わかりました。それでは皆さん、今日はさようなら」
空間モニターを消すと、ドゥーエは再び変装し去って行った。
ヒロム
「望……さっきの話はどういうことなんだ?」
フェイト
「ちゃんと説明して」
望
「わかってるさ…………俺は、彼らの運命を変えたいんだ」
ハルカ
「運命を?」
望
「ああ―――」
俺はみんなに、自分が考えていることの全てを話した。
望
「―――ということなんだ」
ミサキ
「そうだったんだ……」
リュウジ
「なるほど、納得したよ」
アリシア
「望さんは、やっぱり凄いね」
いや、そんなに凄くはないと思うが。
望
「それと、シュウト達にはダークディケイドの捜索と行動の監視もしてほしいんだが」
シュウト
「任せてくれ」
陣
「俺達も「俺達も手伝うぞ!」だからかぶんなって!!」
プレシア
「望が何を考えていたかはよくわかったわ。でも、これだけは忘れないで頂戴……絶対、無茶はしないで」
リインフォース
「死んだら、ダメですからね?」
望
「心配ないさ。俺は大事な人達を残して死ぬような奴じゃない」
こうして、今日は終わった。後、このことをシグナムさん達に伝えたら、自分達だけ遅れて知るのは何か悔しいとかで、俺達がいる部屋の隣に引っ越すとか言ってたな。……声色からして、本気だと思う。
望「俺あっちに行くんだが……何もされないよな?」
レイ「特に何かされるということはありません。次回はスカリエッティとの話し合いです。お楽しみに」