魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「第14話です。どうぞ」
翌日の昼過ぎ。
朝起きてから今の時間まででこっちの暮らしを体験したんだが、はっきり言ってツッコミどころがありすぎる。まずご飯。チンク達ナンバーズは俺達が普段食べてるようなものではなく、携帯食料のようなものを普段食べている。本人達曰く、『必要な栄養素は入ってる』らしいが、見ていて寂しいなんてもんじゃない。次に着替えと風呂だ。彼女達の服はあのスーツ1つしかなく、しかも体を洗う時は専用カプセルに入っての洗浄作業らしい。……人らしく生きる為にも、何としても改善しなければならない。向こうに戻る時が来たら、必要なものを持ってくるか。
それで今は何をしてるかというと、戦闘ルームでトーレと模擬戦を始めるところだ。
データを取るのと、互いに実力を把握させるのが目的らしい。
ウーノ
『記録装置の準備ができました。2人共戦闘準備を』
トーレ
「ああ」
望
「じゃ、いくか」
『ETERNAL!』
エターナルメモリを出して起動させる。
望
「変身!」
『ETERNAL!』
ロストドライバーに装填して倒すと、俺の姿が仮面ライダーエターナルに変わる。
トーレ
「それがエターナルか……映像で見たことはあったが、実際に見ると雰囲気が違うな」
エターナル
「違うのは雰囲気だけじゃないぜ?」
スカリエッティ
『ウーノ、開始の合図を』
ウーノ
『はい。では、始めて下さい』
トーレ
「はぁっ!」
開始の合図と同時に、トーレが手足にエネルギーブレード、『インパルスブレード』を展開し、接近してきた。
エターナル
「おらっ!」
対する俺も、エターナルエッジを使い攻撃を弾いていく。
トーレ
「まだまだ! たぁぁぁ!!」
トーレが攻撃の手を強くする。弾いていくが、すぐに間に合わなくなるだろう。
エターナル
「よっと! ……コイツを使うか」
一旦後ろに下がると、一本のガイアメモリを出した。
エターナル
「目には目を、剣には剣をってね」
『SWORD!』
ソードメモリを腰のスロットに差す。
『SWORD! MAXIMUM DRIVE!!』
マキシマムドライブの発動と同時に、両手にソードビッカーが出現した。
エターナル
「行くぞ! だぁっ!」
トーレ
「はぁぁぁぁ!」
再びトーレと接近し、格闘戦に入る。互いに攻撃を出しては弾き飛ばしを繰り返し、その合間に攻撃を当てていった。
エターナル
「ぐっ!? はぁ…はぁ…」
トーレ
「はぁ…はぁ…っ……!」
互いに全力を尽くした為、息が上がっている。攻撃も、後一撃が限界だろう。
エターナル
「こうなったら、一気に決める!」
ソードビッカーのスロットにガイアメモリをセットしていく。
『CYCLONE! MAXIMUM DRIVE!!』
『HEAT! MAXIMUM DRIVE!!』
発動と同時に、構えをとる。
トーレ
「ならばこちらも! IS発動『ライドインパルス』!!」
トーレの移動スピードが一気に速くなり、目では追えなくなる。俺はその場から動かずにじっとしている。
トーレ
「貰った!」
死角に当たる位置から急接近をしてくる。だが―――
『NASCA! MAXIMUM DRIVE!!』
それの解決法は、既に考えてある。
トーレ
「な、何!? どこへ行った!?」
いきなり姿が消えたことにトーレは動揺している。必死に探しているところを悪いが―――
エターナル
「ファイアーウインドッ!!」
―――攻撃させてもらうぞ。
トーレ
「なっ―――」
ソードビッカーから炎と風の斬撃が飛び、直撃する。そして、
ウーノ
『勝負あり、ね』
トーレ
「くそ……」
ウーノの声と共に、ダメージを負ったトーレが現れた。俺は地上に降りると変身を解除し、近づく。
望
「大丈夫か?」
トーレ
「心配するな。これくらい何とも……っ…!」
そう言うトーレだが、足下がフラフラしていた。
望
「たく、無理すんなよな」
俺はトーレの隣に行くと、彼女の手を自分の肩にまわした。
トーレ
「な、何の真似だ!? 何ともないと言っただろう!」
望
「さっきふらついていたじゃないか」
トーレ
「だからアレは―――」
望
「トーレは女の子なんだから、無理はしたらダメだ」
トーレ
「んなっ!?」
ん? 何で顔赤いの? あ、もしかして怒ったのか?
望
(早く戻ろう)
怒られるのはさすがに嫌なので、急ぎ気味に戻る。
一応怒られることはなかったが何故かトーレの顔が赤いままだったのと、他のナンバーズからムッとした顔をされた。……俺何かした? スカリエッティはニヤニヤして助けてくれないし、どうしたらいいんだろう?
望「俺なんかしたかなぁ?」
レイ「しましたよ……大変なことを」
望「?」
レイ「次回は日常パートになります。お楽しみに」