魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「やってもうたあああああああああああああ!!」
望「ど、どうした?」
レイ「上の年号、全部思いっ切り間違ってたああああああああああああああ!!」
望「それ致命的すぎるだろ!?」
レイ「読者の皆さんすいませんでした! そして第15話です、どうぞ!」
スカリエッティ側に来て、最初の一週間が過ぎた。俺は一旦プレシア達のところへ戻っている。この一週間の間に様々な調査が始まったが進展は難しそうだ。管理外世界にある研究施設は正規のものだけでごまんとある。それらを除外し、違法研究所を見つけるのにはシュウト達の協力があっても時間がかかるだろう。
俺がこうして戻ってきているのは、それらの情報を伝える為でもある。もちろん通信で伝えたりもするが、戻った方が話しやすいんだ。え? そういう話をしているかって? いやいや。プレシア達には、ナンバーズ達の衣服・食事等改善しなければならないことを伝え、どうすればいいか相談している(彼女達の身体データは、これから生み出すのも含めてスカリエッティから手渡しでもらった。俺は見てない)。風呂については既にスカリエッティにリフォームさせることで決定してるから問題ない。
とにかくそういう話をしたら、早速買った方がいいと言われ、買い物に来ている。
望
「服はこれくらいでいいか?」
プレシア
「まだよ。女の子はたくさんおしゃれをするものだから、これくらいじゃ足りないわ」
望
「でもさ、もう50着は買ってるぞ。多過ぎやしないか?」
リインフォース
「これから何人か増えるんですよね? だったらたくさん買っておいた方がいいです」
望
「服なんざ1人3着でいいと思うけどな……」
ほのか
「甘いですね、望さん」
なぎさ
「女の子はこういうものなんですよ?」
望
「男の俺にはわからんよ……」
ユウキ
「俺も何度苦労したことか……」
ちなみにこの場にはシュウト、ユウキ、なぎさ、ほのかもいる。手伝いたいということらしい(その割には、誰が行くか随分揉めていたが)。それと俺達は衣服班となっていて、食材班はシグナムさん、シャマルさん、ユーリ達4人組となっている。
望
「ていうか、プレシアとリインフォースは手伝わなくてもよかったんだぞ?」
プレシア
「いいのよ。好きでやってるんだから」
リインフォース
「お腹に負担はかけないので、安心して下さい」
望
「なら、そうさせてもらうよ……」
シュウト
「そういえば、ナンバーズってどんな感じだったんだ?」
望
「え?」
シュウト
「ほら、性格とか。変化あったかなって」
そんなこと言われてもな……これといって変化は―――
望
「……あったことはあったな」
なぎさ
「どんな感じ?」
望
「変化と言えるかわからんが、俺を見たら急に余所余所しくなったり、何故か顔を赤くしたりするんだ。……何か悪いことでもしたかな?」
プレシア・リインフォース
「「…………」」
なぎさ・ほのか
「「…………」」
望
「あれ?」
何、この空気? 俺変なこと言った!?
ユウキ
「望さん……本気で言ってるんですか?」
望
「いや、俺がいつ冗談を言ったんだよ?」
ほのか
(……恐ろしいまでの鈍感ね)
プレシア
(望は何人落とせば気が済むのかしら……)
リインフォース
(はぁ……)
シュウト
(苦労しそうだなぁ……)
何で呆れた様な目で見るの? 意味がわからなすぎるんだが。
この後買い物を終え、食材班と合流した。その際同じ話を言ったら、「お前という奴は……」「どこまで落とすんですか……」「さすがに呆れるよ……」「鈍感という奴ですね……」「望って鈍感だね」「ああ。鈍感すぎるな」と揃って言われた。……俺が何したんだよ?
そんでもって他のハガネメンバーに言ったら、『この鈍感』と一斉に言われた…………泣いていい?
一週間後。スカリエッティアジトにて。
望
「んじゃ、着替えてもらうからな」
チンク
「これにか?」
俺は買ってきた衣服を渡したんだが、案の定というかなんというか、戸惑われた。
セイン
「私達、このままでいいと思うんだけどな」
望
「それじゃあダメだ。同じのを毎日着るってのは衛生的によくないし、ファッションがうまくないと、男にモテないって―――」
セイン
「わかった、着る!」
ドゥーエ
「仕方ないわね……!」
みんなが一斉に他の部屋に移動した。
望
「……変わり身早くないか?」
正直驚いてるんだが……何が変えたんだろうか? 全然心当たりがない。
5分後
ディエチ
「お待たせ」
着替え終わったのか、次々に部屋から出てきた。
望
「おお……!」
思わず驚嘆の声を出してしまった。各々で上着やズボン・スカートの違いはあるが、どれも似合っていた。
ディエチ
「…似合う?」
セイン
「あまり自身ないんだけど……」
ウーノ
「どうかしら……?」
ここは正直に答えた方がよさそうだな。よし―――
望
「みんな似合ってるよ。やっぱりこの方がより美人に見えるって」
クアットロ
「お、おだてても何もでないわよ?」
……あれ? 何か反応がおかしいような……
望
「まあいいや。次に食事だが、準備はできてるから冷めない内に食べてくれ」
トーレ
「いつものだけではダメなのか?」
望
「勿論。食事というのは家族団欒という、所謂みんなで楽しくしゃべりながら過ごす時間を作る為に必要なことなんだ。……俺はみんなと楽しく過ごしたい。ダメか?」
ドゥーエ
「い、いいに決まってるわよ……ね?」
チンク
「そ、そうだな」
納得してくれたのはいいが……何で様子が変なの? 今度誰かに相談した方がいいかも―――あ、また訳わかんないこと言われるか。
望
「ほら、席について」
俺が促し、スカリエッティを含めた全員が席に座った。
トーレ
「では早速―――」
望
「待った。食べる前にいただきますを言うんだ」
スカリエッティ
「何だい、それは?」
望
「食材となってるものに、感謝の気持ちを込めるんだ。食べ終わった後は、ごちそうさまって言うんだ」
ディエチ
「そうなんだ」
望
「じゃあみんな、手を合わせて」
セイン
「こう?」
望
「ああ。せーの―――」
全員
『『『いただきます』』』
こうして、こっちに来てから初めての『食事』をした。料理は俺が作ったんだが意外に好評で、おかわりが何回か出た。おいしいと言われるのは素直に嬉しかったので、笑顔でありがとうと言ったら、何故か顔を真っ赤にされた。そんでもってスカリエッティにはニヤニヤされた。何でなの?
望「どうして俺はこうも言われなきゃならんのだ……?」
レイ「鈍感だからです(キッパリ)」
望「…………」
レイ「次回は聖王教会との接触等があります。お楽しみに!」