魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

23 / 51
新暦68年

望「また飛んだ」

レイ「今回はあの少年が登場する、第21話です。どうぞ」

望「何か波乱の予感がするな」



第21話

マンション

 

春輝

「……?」

 

なのは

「あ、今笑った!」

 

はやて

「いつ見てもかわええなぁ~」

 

レヴィ

「心が癒やされるよね~」

 

ロード

「気持ちはわからんでもないが、そろそろ昼食だぞ」

 

レヴィ

「はーい」

 

望

「さ、早く食べよう」

 

幾日が過ぎた頃。俺達は相変わらず平和な日々を過ごしていた。……平和と言っても、管理局の暗部を潰す仕事は終わってないが。はっきり言って多すぎだ。

それはともかく、今見てわかるように、最近じゃ一緒にご飯を食べることがある。士郎さん達には許可取ってあるし、はやて達は既に隣に引っ越して来たので問題はない。あ、そうそう、フェイト達が春から中学に上がったんだ。入学してから一月程経ったけど、もう馴染めたみたいだ。もちろん、シュテル達も同じ学校に通っている。ただ、ユーリだけは年下に見られることが多々ある。仕方ないと言えば仕方ないが。

 

ユーリ

「望。今何か変なこと考えなかった?」

 

望

「何も」

 

……洞察力も最近磨きがかかって来ている。

 

シュテル

「この味噌汁、おいしいですね」

 

フェイト

「望が作った味噌汁だから、当然だよ。ね、アルフ?」

 

アルフ

「…え? あ、そうだね……」

 

フェイト

「?」

 

時期は忘れたが、少し前からアルフは心ここにあらずといった感じだ。俺を見ては顔を赤らめ、目を逸らす。……本気で俺が何したんだ?

 

プレシア

(言わないアルフもアルフだけど、望もさすがに気づきなさいよ)

 

? 何か変なのが聞こえたが……気のせいだな、うん。

 

 

ピンポーン

 

 

なお

「ケーキ届けに来ました~!」

 

望

「あ、今行く!」

 

翠屋で予約しといたケーキが届いたようだ。

 

なお

「はい。みんなで食べて下さいね」

 

望

「ああ。持って来てくれてありがとな」

 

なのは

「やっぱり私、残ってた方がよかったかな?」

 

ユーノ

「大丈夫だよ。シュウトさん達がバイトしてくれたお蔭で、休める時間ができたんだから」

 

なのは

「そうだね」

 

シグナム

「だが、宿題もしっかりやらなければならないぞ」

 

なのは・レヴィ

「「うぐっ…」」

 

望・ロード

「「いや、お前もかよ!」」

 

思わずレヴィにロードとハモってツッコんでしまった。さ○ぁ~ず三○を意識してるのは内緒だ。

 

シュテル

「ちゃんと宿題をするんですよ?」

 

なのは

「小学校とは違って少し難しいの……」

 

フェイト

「……いや、当然だからね?」

 

思わずフェイトがなのはにツッコむ。そりゃハードル上がるから必然的に難しくなるだろ。

 

 

そうこうしてる間に昼食を終えた。

 

アリシア

「ごちそうさま!」

 

シャマル

「今度は私も作れるように―――」

 

望

「すまん、拒否していいか?」

 

シャマル

「やっぱり……」

 

リインフォース

「あ、あははは……」

 

落ち込むシャマルと苦笑いするリインフォース。何これ、俺が悪いの!?

 

 

ピピピッ

 

 

望

「ん? 通信?」

 

しかもスカリエッティからの緊急連絡だ。何かあったんだろうか?

 

望

「どうした?」

 

スカリエッティ

『望か! 実はさっき大変なことがわかったんだ!』

 

望

「大変なこと?」

 

口調からして相当なものだとわかるが、何なんだ?

 

スカリエッティ

『ミッド郊外にモンディアルという家族がいるんだが、その息子であるエリオ・モンディアルのことで―――』

 

望

「何っ!?」

 

スカリエッティ

『ってまだ何も言ってないよ!?』

 

望

「わ、悪い。続けてくれ」

 

エリオ・モンディアルと言う名に思わず反応してしまった。未来でストラーダを駆っていた、あの少年は今どうしてるんだろう。

 

スカリエッティ

『エリオ・モンディアルが、ある違法研究施設に連れて行かれるらしい。実験台として』

 

望

「はあっ!?」

 

何で実験台!? まだ子供なのに―――ってま、まさか!?

 

望

「そのエリオって子供、もしかして―――」

 

スカリエッティ

『君が想像してる通りだ。エリオ・モンディアルは、『プロジェクトF.A.T.E』の技術で生み出された―――クローンだ』

 

プレシア・フェイト

「「っ!!」」

 

望

「やっぱりか……!」

 

未来で聞いていたことだが、本当だったとは!

 

望

「この際生み出された経緯は後回しにするとして、施設に運ばれるのはいつだ?」

 

スカリエッティ

『後2時間後だ。それまでに、何としても彼を助けるんだ』

 

望

「わかった。必要なメンバーを呼んでもいいか?」

 

スカリエッティ

『もちろんだ。では、一旦切るよ』

 

そこで通信が切れた。

 

プレシア

「望……今の話は」

 

望

「……今のって?」

 

フェイト

「とぼけないで。プロジェクトF.A.T.Eのことだよ」

 

だと思ったよ……さっき聞いた時、2人共表情が変わったからな。

 

望

「……その技術を使って生み出された子供がいるんだが、おそらくプロジェクトの成功体として人体実験するつもりなんだろう」

 

フェイト

「……その子も、オリジナルが死んだから?」

 

望

「多分な……」

 

プレシア

「何とかして、助けないと!」

 

望

「そのつもりだ。子供を実験台扱いされてたまるか……!」

 

俺は準備を整えると、一旦ハガネへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理局本局・技術部

 

技術主任

「そろそろだな」

 

男はPCを操作した。画面には、モンディアル家の様子が映っている。

 

技術主任

「クローンに埋め込んだ『アレ』がうまく作動すればいいが」

 

そう言って、薄ら笑いを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後 モンディアル宅前

 

俺はヒロム、トーレ、クアットロを連れて物陰で様子を見ていた。

 

望

「見るからに怪しい奴らが家の前にいるな」

 

黒服にグラサンって怪しさ抜群過ぎると思うのは俺だけか?

 

ヒロム

「それはそうと、何でこの面子なんだ?」

 

望

「高速戦法で素早く行動する為だ。俺はアクセルメモリのマキシマムで、トーレはライドインパルスで、ヒロムは超スピードでエリオを保護あるいはそれのサポートを行ってくれ」

 

トーレ

「了解した」

 

クアットロ

「待って。私の役目は?」

 

望

「クアットロは万が一の保険だ。追跡されそうになったら、シルバーカーテンで俺達ごと隠すんだ」

 

クアットロ

「了ー解」

 

望

「じゃあ、各自指示を出すまで待機だ」

 

再びモンディアル家の方を見る。

少しすると、エリオ・モンディアルとその両親らしき人物が現れた。黒服を着た奴らがエリオを連れ去ろうとするが、当然ながら両親が止めに入る。

 

ヒロム

「音声は拾うことが出来ないのか?」

 

望

「5秒待ってくれ。すぐにできる」

 

よし、つなげた。

 

エリオ

『放して! 何で僕が連れてかなきゃいけないの!?』

 

エリオの母

『そうですよ! 息子が何をしたと言うんですか!』

 

エージェント1

『彼はプロジェクトF.A.T.Eの数少ない成功体です。それがどういう意味を示しているのか、あなた方はよくわかっている筈でしょう』

 

エリオの父

『……!』

 

両親の動きが、止まった。

 

クアットロ

「え…まさか、納得したって言うの?」

 

トーレ

「クローンだから―――自分の本当の息子ではないからか?」

 

望

「おそらくそうだろうな」

 

ヒロム

「何て奴らだ! それでも親なのか!?」

 

望

「落ち着け。手筈通り、俺とトーレとヒロムで行く。準備しろ」

 

エターナルメモリを取り出して起動させる。

 

『ETERNAL!』

 

ヒロム

「……ああ」

 

浮かない顔をしながら、ヒロムはモーフィンブレスを操作した。

 

『It's morphin time!』

 

望

「変身!」

 

『ETERNAL!』

 

ヒロム

「レッツ、モーフィン!」

 

俺とヒロムの姿が仮面ライダーエターナルとレッドバスターに変化する。

 

エターナル

「一気に行くぞ」

 

『ACCEL! MAXIMUM DRIVE!!』

 

ヒロム

「任せろ!」

 

トーレ

「IS発動、ライドインパルス!」

 

同時に高速移動能力を発動し、一気に接近する―――が、この時俺達は気づいた。エリオの体が『変化』したことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリオSIDE

 

何で……何でなんだ? 僕が実験台にされるって言うのに、お父さんもお母さんも引き留めてくれない。……『クローン』だからなの? 僕がクローンでなければ、こうならずに済んだの!? 誰か、答えてよ!!

 

???

『力が欲しいか?』

 

……今の声は、何?

 

???

『力が欲しいかと聞いている。この状況を打破できる、何者にも負けない力を』

 

そんなの……欲しいに決まっている! 僕を連れてく奴らに、僕を否定したお母さん達に利用されてたまるか!!

 

???

『お前の願い、聞き届けよう』

 

気がつくと、僕の腰に変なベルトが巻いてあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシュ、バシュゥン!

 

レッドバスター

「何だ!?」

 

突然エリオの体から3つの紫色のメダルが現れた。そしてそれは、いつの間にか腰に巻かれていたベルトの3つの窪みに1つずつ入ると、斜めに傾いた。

 

エターナル

「あれは……バカな!?」

 

俺はそれに見覚えがあった。いや、ありすぎていた。

右側の円盤状の物体『オースキャナー』が外れ、バックル部を通過する。

 

『プテラ! トリケラ! ティラノ! プ・ト・ティラーノザウルース!』

 

エリオ

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

軽やかな歌と凄まじい叫び声と共に、エリオの姿が変わった。

 

エージェント2

「な、何だこれは!?」

 

体格が大人のそれになり、全身が紫のアーマーで覆われる。

 

トーレ

「望……これは一体!?」

 

エターナル

「何で……何でコイツが……」

 

無の欲望を糧とした、最強の恐竜系コンボ。その名を―――

 

エターナル

「仮面ライダーオーズ…プトティラコンボ……!」

 

 

 

 

 





望「……またもや予想の斜め上を行きやがった!?」

レイ「予測でk「いる訳ないって!」」

望「これ次回どうなんの!?」

レイ「次回はオーズ・プトティラコンボとの戦闘になります。お楽しみに」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定