魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦68年

レイ「第22話です。どうぞ」



第22話

オーズ・プトティラコンボ(以降、オーズPC)

「うがぁっ!!」

 

オーズPCは背部に『エクスターナルフィン』を展開すると、高速ホバー移動で黒服の1人に掴みかかった。

 

エージェント2

「がっ…! な、何…を―――」

 

オーズPC

「がぁ!」

 

黒服の男を別の黒服へと投げつける。受け止めようとするが、勢いがついていたせいで倒れ込んだ。

 

エージェント1

「な、何をしてる! 早くコイツをどうにかしろ!」

 

エージェント3

「は、はい!」

 

リーダー格の黒服が指示を出し、起き上がったエージェント1人が近づく。

 

エターナル

「止めろ! 生身でどうにかなるような相手じゃない!!」

 

エージェント3

「っ!?」

 

突然割り込んできた声に動きを止める黒服。

エターナル、レッドバスター、トーレが近づいて来ていた。その様子を見ていた彼は、オーズPCの動きに注意してなかった。

 

『スキャニングチャージ!』

 

エージェント3

「え―――」

 

彼がそれ以上言葉を発することはなかった。

オーズPCの両肩から伸びた『ワインドスティンガー』が彼の肩を貫き、間髪入れずにエクスターナルフィンから発生した冷気で氷付けにされた。そして腰部の『テイルディバイダー』を巨大な尻尾に変形させ、大きく振るい黒服の男を粉々にした。

 

トーレ

「なん…だと!?」

 

レッドバスター

「生身の相手を……!?」

 

オーズPC

「うごぁ!」

 

右腕を地面に突っ込むと、オーズPCは専用武器『メダガブリュー』を作り出した。

次に腰の『オーメダルネスト』から『セルメダル』を1枚取り出すと、メダガブリューに入れ操作する。

 

『ガブッ! ゴックン!!』

 

エターナル

「まずい! 止めるぞ!」

 

ヒロム

「ああ!」

 

エターナル達が急いでオーズPCの体を押さえ込もうとするが、

 

オーズPC

「うがぁぁぁぁぁ!!」

 

トーレ

「うわっ!?」

 

エターナル・ヒロム

「「うおっ!?」」

 

テイルディバイダーで吹き飛ばされた。オーズPCはメダガブリューをバズーカモードに変形させると、黒服達に向けた。

 

エージェント1

「ひっ…! に、逃げろおおおおおおおおお!!」

 

黒服が生き残ってる他の黒服と共に逃げていく。だが、

 

『プ・ト・ティラーノヒッサ~ツ!』

 

オーズPC

「はぁっ!」

 

必殺技『ストレインドゥーム』を発動させ、黒服達を断末魔も上げさせずに消滅させた。

 

オーズPC

「……!」

 

全ての敵を倒したオーズPCは、今度は両親の方を向いた。

 

エリオの母

「ひ、ひぃっ!」

 

エリオの父

「く、来るな、化け物!」

 

オーズPC

「…! うがぁぁぁぁぁ!!」

 

自分へと投げかけられた言葉に咆哮を上げると、ゆっくりと歩を進めた。

 

レッドバスター

「まさかアイツ、自分の親まで!?」

 

エターナル

「それだけは何としても阻止する! 行くぞ!!」

 

トーレ

「わかった!」

 

3人はオーズPCを止める為に動き出した。

 

エターナル

「あのパワーに対抗するには―――」

 

レッドバスター

「これが最適だ!」

 

エターナルはゾーンメモリを、レッドバスターはGBカスタムバイザーを取り出した。

 

『ZONE!』

 

『Set! Are you ready?』

 

ニック

『こっちはいつでもいいぜ、ヒロム!』

 

通信を通して、チダ・ニックが応える。

 

『ZONE! MAXIMUM DRIVE!!』

 

『Powered custom! It's morphin time!』

 

『ACCEL! BIRD! CYCLONE! DUMMY! FANG! GENE! HEAT! ICEAGE! JOKER! KEY! LUNA! METAL! NASCA! OCEAN! PUPPETEER! QUEEN! ROCKET! SKULL! TRIGGER! UNICORN! VIOLENCE! WEATHER! XTREME! YESTERDAY! MAXIMUM DRIVE!!』

 

レッドハスター

「パワードモーフィン!」

 

それぞれ音声と掛け声と共に、ブルーフレア最強形態とレッドバスター・パワードカスタム(以降、レッドバスターPC)に強化した。そして―――

 

エターナル・レッドバスターPC・トーレ

「「「うおおおおおおおお!!」」」

 

オーズPC

「っ!」

 

オーズPCを、全力で押さえつけた。

 

オーズPC

「うぐがぁぁぁ…!」

 

ニック

『何てパワーだ! パワードカスタムでも互角だなんて!』

 

レッドバスターPC

「いや、これでも僅かに押されている……!」

 

トーレ

「純戦闘型の私が、力負けしてるだと!?」

 

エターナル

「ぐっ、最強コンボの名は伊達じゃないな……!」

 

オーズPC

「うがぁぁぁ!!」

 

必死で押さえつけるエターナル達を、オーズPCが少しずつ押していく。その時だった。

 

オーズPC

「は…なせ……」

 

エターナル

(っ! 今、言葉を!?)

 

オーズPC

「放せぇ……!」

 

エターナル

「ぐぅ…! 放す訳にはいかない! 親殺しなんて、させるものか!」

 

オーズPC

「あんな奴ら、僕の親じゃない……! 僕を否定した、化け物呼ばわりしたアイツらが……僕の親なもんかァァァァァアアアアアア!!」

 

レッドバスターPC

「う、ぐ……!」

 

オーズPCのパワーが上がり、押さえ込むギリギリのラインになる。

 

オーズPC

「僕は誰にも必要にされてなかったんだ! 僕は1人ぼっちで……いらない子だったんだ!!」

 

エターナル

「そんなこと……ない!!」

 

エターナルが、オーズPCを真っ直ぐ見つめる。

 

エターナル

「いらない命なんて、ある訳がない! 誰かに必要にされないことなんてない!」

 

オーズPC

「でも僕は―――」

 

エターナル

「俺が必要としている!」

 

オーズPC

「……え?」

 

思わず動きを止め、エターナルを見つめ返す。

 

エターナル

「俺が、君の家族になる! だから必要だ!」

 

オーズPC

「貴方が……僕の……?」

 

エターナル

「だから自分を否定するな! 君のことは、俺が……俺達が受け止める!!」

 

オーズPC

「!! あ……ぁ…」

 

完全にオーズPCの動きが止まると、メダガブリューを落としてよろめいた。

 

オーズPC

「あり……がとう……」

 

それを最後に、変身が解除されエリオに戻り倒れ込む。

 

エターナル

「っと」

 

優しく受け止め、抱きかかえる。

 

トーレ

「何とかなったか……」

 

レッドバスターPC

「さすがに今回はヤバイと思ったな」

 

エターナル

「だな……じゃあ、連れて行くか」

 

エターナル達はその場を後にしようとした―――

 

エリオの父

「ま、待て!」

 

―――が、止められた。

 

エターナル

「何だ?」

 

エリオの父

「そいつをどうするんだ?」

 

エターナル

「安全なところで生活させる」

 

エリオの母

「気は確かなの!? そいつは化け物―――」

 

エターナル

「ふざけんな! この子を化け物にしたのは誰のせいだと思ってる!? アンタ達が最後まで引き留めてくれてたら、クローンだからって拒絶しなければ、こんなことにはならなかったんだ!!」

 

エリオの母

「そ、それは……」

 

それ以上何も言い返すことができず、押し黙ってしまった。

 

エターナル

「……アンタ達に、親を名乗る資格はない。この子は―――エリオ・モンディアルは俺達が責任を持って育てる。そこで自分達の愚行を悔いるんだな。…クアットロ!」

 

クアットロ

「もう、このまま出番がないのかと思ったわ」

 

エターナル

「最後に大事な仕事があるが、その前に確認したいことがある」

 

小声でクアットロに尋ねるエターナル。

 

クアットロ

「監視カメラの映像なら、既に偽物とすり替えておいたわよ」

 

エターナル

「さすがだ。なら、後は俺達が追跡されないようにしてくれ」

 

クアットロ

「任せて。IS発動、シルバーカーテン!」

 

シルバーカーテンによるステルス能力で、エターナル達は文字通り姿を消した。





望「一先ずなんとかなったな」

レイ「まだ問題はありそうですけども……」

望「エリオが無事なことだけでも、御の字だ」

レイ「次回は話し合いとなります。お楽しみに」
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