魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦68年

レイ「第23話です。どうぞ」



第23話

エリオ

「っ、ここは……」

 

セイン

「あ、気がついたみたい」

 

スカリエッティ研究所の医務室のベッドで、エリオは目を覚ました。

 

エリオ

(僕はあの後、どうなったんだ……?)

 

状況把握の為に周りを見渡す。

エリオの傍にはセインの他、望や他のナンバーズ達、ゴーバスターズにシュウト達がいた。更に近くにあるモニターにはプレシア達が映っていた。

 

望

「知らない人達ばかりで、驚いたかな?」

 

エリオ

「(この声……もしかして)あの…貴方は、白い鎧の人なんですか?」

 

自分が戦っていた相手の声と今いる男性の声が同じだと感じ、問いかけた。

 

望

「そうだ。俺は平田望。君と戦った時の姿は、仮面ライダーエターナルだ」

 

エリオ

「仮面……ライダー……」

 

口にしながら、不思議な響きだとエリオは思った。

 

エリオ

「あ! そ、そういえば、他にいた人は!?」

 

ヒロム・トーレ

「「俺(私)のことか?」」

 

ヒロムとトーレが一歩前に出る。

 

エリオ

「貴方達は、何者なんですか? 仮面ライダー…とも違うようですし」

 

ヒロム

「俺は桜田ヒロム。ゴーバスターズの1人で、レッドバスターに変身するんだ。ゴーバスターズというのは、スーパー戦隊の中の1つだ」

 

トーレ

「トーレだ。便宜上、戦闘機人という存在だ」

 

エリオ

「スーパー戦隊……戦闘機人……」

 

仮面ライダー同様、エリオは不思議な響きを感じていた。

 

望

「さて、色々と聞きたいことがあるんだが、いいか?」

 

エリオ

「はぁ……何をですか?」

 

望

「率直に言う。君の中にある、『紫のメダル』についてだ」

 

視線をエリオの体に移し、そう言った。

 

エリオ

「紫のメダル………!?」

 

瞬間、彼の頭に痛みが走った。自分の体の中に、自分を狂戦士―――『仮面ライダー』へと変えた存在があるのを直に感じる。

 

望

「大丈夫か?」

 

エリオ

「は、はい。それで、そのメダルがどうしたんですか?」

 

望

「いつ頃から君の体に入っていたのかを聞きたいんだ」

 

エリオ

「…………」

 

その質問に、しばらく黙る。そして―――

 

エリオ

「……わかりません」

 

望

「何? どういうことだ?」

 

エリオ

「変身したのも、メダルの存在を知ったのも、全部アレが初めてだったんです」

 

望

「そうだったのか……」

 

望達は少し落胆の表情を見せた。コアメダルを埋め込んだ人物が誰なのかわかれば、もしかしたら『管理局の』ライオトルーパーについて何かわかるかもしれないと思っていたのだ。

 

望

「ま、知らないなら仕方ないか。じゃあ、メダルを今取り出すことは可能か?」

 

エリオ

「ちょっと待ってください」

 

断りを入れた上で、エリオは目を閉じた。そのまま少し時間が過ぎるが……

 

エリオ

「ダメです……出ません」

 

メダルは出て来なかった。

 

リュウジ

「感情が高まると出てくるかもしれないな」

 

ヨーコ

「もしくは、エリオ君の身に危険が迫った時とか?」

 

チンク

「いずれにせよ、不安定な力だということは間違いないな」

 

ウーノ

「そうね……」

 

エリオ

「あの……僕……」

 

不安がこみ上げてくる。自分がまた拒絶されるのでは―――そう考えてしまう。

 

望

「心配すんな。俺があの時言ったことは、本当だからな」

 

そんなエリオを知ってか知らずか、望は言った。

 

エリオ

「え……そ、それって―――」

 

望

「ああ。君は―――エリオ・モンディアルは俺達の新しい家族だ。みんなも、いいよな?」

 

全員に向かって話しかける。

 

プレシア

『もちろんよ』

 

フェイト

『私、仲良くなれるかな……?』

 

アリシア

『大丈夫だよ。あの子、優しそうだもん』

 

はやて

『私も友達になりたいなぁ』

 

ザフィーラ

『拒む理由などない』

 

かれん

『やっぱり、望さんって凄いのね』

 

ユウキ

「あの人も『仮面ライダー』だからな」

 

シュウト

「それもあるが、望さんの人柄が良いのもあるだろう」

 

全員一致で賛成だった。

 

エリオ

「……ほ、本当に…いいんですか……? 貴方の……望さんの家族になっても」

 

望

「もちろん。てか、もう家族なんだから、さん付けはしなくていいぜ―――エリオ」

 

エリオ

「! はい―――望兄!」

 

ベッドから起き上がると同時にエリオは望に飛びつき、望はそんなエリオを優しく抱きしめた。

 

陣

「ふっ、いい弟「いい弟分ができたな」かぶんなよ!!」

 

隣では陣がJにかぶられていた。

 

 

ちなみにこの場にスカリエッティがいなかったのは、ナンバーズの全員に『絶対怖がられる』と言われた為である。望は『格好が研究者っぽいから』だと解釈したが、実は『何かやらかしそうだから』だった(ちなみにこれを聞いたスカリエッティは、ショックで体育座りをしていた)。





望「望兄……か」

レイ「どうしました?」

望「何かいいなって思ってな」

レイ「へぇ」

望「んで次回は?」

レイ「次回は、満を持して彼の登場です!」

望「ほう。あ、ヒントは『弟』な(ヒントになってるかな?)」
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