魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
望「第24話だ……って、何で俺がタイトルコールを?」
レイ「だって今回、望さん出ませんから」
望「嘘ぉ!?」
シュウト達の世界
ある男女が、端末を使って通信をしていた。
?1
「へぇ、そんなことが」
シュウト
『お前も来てみるか? 楽しいぞ』
?1
「えっ!? ぼ、僕はどっちかと言うと行きたいけど、―――達は?」
?2
「私も行くよ!」
?3
「もちろん、私も行きますわ!」
シュウト
『なら決まりだな。お前等は中学生だから、転校の手続きとかをやっておくぞ。んじゃ』
ピッ
?1
「びっくりした……まさか僕達も向こうに行くことになるなんて」
?3
「楽しみですわ」
?2
「向こうでも、友達いっぱいつくろうね♪」
?1
「そうだね」
リリカルなのは(便宜上)の世界 私立聖祥大附属中学校
アリシアSIDE
エリオが来てから、もう一月が経とうとしている。馴染むこと自体はそんなに難しくはなかったけど、レヴィの遊び心(という名の悪ふざけ)に影響されないかがちょっと心配気味。様子を見てる限り、大丈夫だとは思うけど。
それと、最近のみんなの恋模様だけど―――
アリシア
「まだ言えてないの?」
フェイト
「だって、恥ずかしくて……」
はやて
「いざ言うとなると、尻込みしてまうんや……」
ごらんの通り、進展はない……はぁ。
シュテル
「でも、アプローチしても気づいてくれないんですよ?」
アリシア
「それもそれで問題あるかも……」
一緒に居てわかったことがある。望さんは―――鈍感だ。それも果てしなく。ストレートに言われれば気づくけど、それ以外では気づかない。……母さんとリインフォースさん、それにシグナムさんとシャマルさんから告白されてるから、『さすがにもうないだろう』て思ってるかも。ちなみになのはちゃんはユーノ君のことが好きらしいけど、こっちもまだ言えてないみたい。
え? 私の好きな人は誰かって? うーん、まだいないんだよね。
レヴィ
「あ、そういえば今日、転校生が来るんだった」
アリシア
「へ? 転校生?」
すずか
「私も知ってる。男子1人と女子2人だって聞いたよ」
アリサ
「どんな人達かしら?」
その転校生が、私の運命の人だったり……ってそんな訳ないか。
なのは
「早く会いたいな~」
ロード
「あまり期待しない方がいいかもしれんぞ?」
ユーリ
「でもどんな人かは気になるね」
その後少しして、先生が入ってきた。
先生
「はい。今日は知っての通り、転校生がいます。それでは、入って来て下さい」
ガラッ
茶髪の男子と眼鏡を掛けた女子とロングヘアーの女子が扉を開けて入って来た。
アリシア
「っ!?」
男子の顔を見た時、私の体に電流が走った。
先生
「それでは、自己紹介をして下さい」
未来
「剣崎未来です。この学校のことはまだよく知らないので、教えていただけたら幸いです」
剣崎未来……か。
アリシア
(胸がドキドキする……これ、一目惚れ……なのかな?)
私は恋愛に疎くはなかったから、すぐにわかった。まさか、さっき言ったことが本当になるなんて……
アコ
「初めまして、調辺アコです。これからよろしくお願いします!」
亜久里
「円亜久里です。皆さん、どうぞよろしくお願いします」
2人の挨拶も、私の耳には入って来なかった。
アリシア
「はぁ……」
放課後。帰りながら、私はため息をついた。
本当ならフェイト達と帰ってる道を、今日は1人で帰っていた。
アリシア
「何にも手につかなかった……」
朝から今まで未来君のことばかり考えてしまっている……すっかり、恋い焦がれて―――
ザッ
アリシア
「? 誰―――」
物音に気づき後ろを振り向いた私は、言葉を失った。
タイガーオルフェノク
「グゥゥゥゥ……!」
コーカサスビートルアンデッド
「ガァァァァァ…!」
アリゲーターイマジン
「オォォォ……!」
3体の異形が、私の前にいた。
アリシア
「あ……」
恐怖のあまり、動くことも声を出すこともできなかった。
コーカサスビートルアンデッド
「グォォォォォ!」
アリシア
「い、いや……!」
せめて私に魔法の才能があれば、勝つことは無理でも何かできたかもしれない……
アリシア
(何て言っても仕方ないか………ごめんね、お母さん、フェイト、望さん)
覚悟を決めた時―――
『SWORD VENT』
アビス
「危ない!」
ガギンッ!
アリシア
「……え?」
突然、目の前に水色の戦士が現れた。
アビス
「大丈夫?」
アリシア
「か、仮面ライダー……!?」
アビス
「エース! ミューズ!」
キュアミューズ
「うん!」
キュアエース
「はい!」
声と共に、新たに2人の人物が現れた。
アリシア
「こ、今度はプリキュア!?」
キュアエース
「ここは私達に任せてください!」
アリシア
「う、うん!」
頷いたけど、私は3人の声に聞き覚えがあるのを感じていた。
アビス
「さあ、勝負だ!」
仮面ライダーアビスはアリゲーターイマジンに、キュアミューズはコーカサスビートルアンデッドに、キュアエースはタイガーオルフェノクに向かい合った。
キュアエース
「はぁぁ!」
キュアミューズ
「たぁぁ!」
バキッ! ドガッ!
タイガーオルフェノク
「グゥッ!?」
コーカサスビートルアンデッド
「ガァッ!?」
持ち前の機動力を生かし、キュアミューズとキュアエースは相手の攻撃を避けながら確実に攻撃を与える。
アビス
「はっ! せやっ!」
ガギッ! バキィッ!
アリゲーターイマジン
「グァァ!?」
専用剣アビスセイバーを使い、反撃を与えずに連続攻撃を加えていくアビス。
アビス
「よし、そろそろ決める!」
アビスはカードデッキからカードを抜き、キュアミューズとキュアエースはそれぞれモーションに入る。
キュアミューズ
「シの音符のシャイニングメロディ!」
キュアエース
「彩れ、ラブキッスルージュ!」
『FINAL VENT』
アビス
「はっ!」
勢いよくジャンプするアビスの背後に、合体契約モンスター『アビソドン』が現れる。そして―――
キュアミューズ
「プリキュア・シャイニング・サークル!!」
キュアエース
「ときめきなさい、エースショット! ばきゅーん!!」
アビス
「だあああああああああ!!」
2人のプリキュアの必殺技と、アビソドンの水流に乗ったアビスの必殺キック、『アビスダイブ』が炸裂した。
コーカサスビートルアンデッド・タイガーオルフェノク・アリゲーターイマジン
「「「グァァァァァァァァアアアアアアアアアア!!」」」
怪人達は、一斉に爆発した。
キュアエース
「何とかなりましたね」
アビス
「うん」
戦いを終え、3人は変身を解除した。
アリシア
「う、嘘……未来君!? それに、アコちゃんに、亜久里ちゃんまで!」
まさか、転校生が仮面ライダーやプリキュアだったなんて……
アリシア
(そういえば剣崎って名字、シュウトさんと同じだ……兄弟か何かかな?)
未来
「黙っててごめん。びっくりすると思ってたんだけど、余計に驚かせちゃったかな?」
アリシア
「そ、それはいいんだけど、でも……」
助けてくれたのが、好きな人なんて……どうしよう! 余計にドキドキが止まらない!?
未来
「それにしても、訓練用のプログラムが暴走するなんて……って、どうかしたの?」
アリシア
「な、何でもないよ!」
ば、バレてないよね…?
亜久里
「……もしかして貴女、未来のことが好きではないのですか?」
えっ!?
アリシア
「そ、そそそそ、そんなことは―――」
アコ
「うん、もうわかった……」
アリシア
「あぅ…」
ああもう、どうしたらいいんだろう!?
未来
「アリシア…ちゃん」
ぎゅっ
アリシア
「へ? み、未来君?」
な、何で私、抱きしめられてるの?
未来
「嬉しいよ……僕のこと、好きになってくれて」
アリシア
「え」
それって……もしかして……
未来
「僕も、アリシアちゃんのことが……好きだ」
アリシア
「み、未来君…!」
う、嘘……!? 凄く嬉しい…!
未来
「僕のことは未来でいいよ」
アリシア
「うん…! 大好きだよ、未来!」
未来
「好きだよ……アリシア」
その日、私は初めてのキスをした。
後から知ったことなんだけど、アコちゃんと亜久里ちゃんは私の気持ちに既に気づいていたらしい。女の子同士だからかな? それと帰った後で話を聞いた望さんや母さん達にお祝いされたけど、ちょっと恥ずかしかった。
……だけどまさか、同世代の中で私が一番に恋人を見つけるなんて、自分でもびっくりだ。フェイト達もうかうかしてると、他の人に先越されるかもしれないよ?
望「やっぱいいものだな……恋愛成就とは」
レイ「それより、ちゃんとうまく書けてたかが不安です……苦手なんで」
望「まあまあじゃないのか?」
レイ「そうですかね…? あ、次回は、ていうか次回も新たなキャラが出ます」
望「誰だ?」
レイ「ヒント:男勝りな娘 です。お楽しみに!」