魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
新暦71年
望「また飛んだのな」
レイ「第27話です。どうぞ」
ティーダ・ランスターとの邂逅から2年後。
ハガネ シミュレーションルーム
シュウト
「行くぜ、ディスカッター!」
ユウキ
「なんの! フレイムカッター!」
望達は、シミュレーションルームで擬似的に機体に乗って模擬戦をしていた。今はシュウトが駆るサイバスターとユウキが動かすグランヴェールが拮抗している。が、そこに望の機体の姿はない。
ユウキ
(望さんはどこに行ったんだ?)
サイバスターと戦いながら、ユウキは思考する。
バシュッ!
シュウト
「おわっ!?」
そこに、どこからかビームライフルの弾が飛んで来た。
クロ
「シュウト! 大丈夫ニャ!?」
シュウト
「な、何とかな……」
ユウキ
「何があった―――」
ランシャオ
「ご主人様、来ます!」
バシュッ バシュッ バシュッ
ランシャオの発言の直後、ビームライフルの連続射撃が2人を襲った。
ユウキ
「危なっ!? ええい、どっから撃ってるんだ!」
シュウト
「いたぞ! あそこの岩陰だ!」
サイバスターが指差した方には、岩陰からビームライフルで狙っている望機―――デスティニーガンダムがいた。
ユウキ
「望さん、それ汚いんじゃないの?」
望
「戦いに汚いも何もないと思うけどな……」
シュウト
「ま、そりゃそうだ。てな訳で…頼むぞ、クロ! シロ!」
クロ・シロ
「「わかったニャ!!」」
掛け合いと同時に、サイバスターから2機のハイファミリアが放たれた。
ユウキ
「こっちも行くぞ。ランシャオ!」
ランシャオ
「お任せください!」
グランヴェールからもハイファミリアが放たれる。
望
「だったら、これで!」
デスティニーは両肩のフラッシュエッジ2・ビームブーメランを投げると同時にスラスターを噴かす。フラッシュエッジはハイファミリアに避けられるが、その隙を突いてデスティニーはアロンダイトを構え、接近した。
ユウキ
「そうは!」
シュウト
「いくか!」
望
「いっけぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!」
3機の剣が交差する―――
ビーッ! ビーッ!
―――寸前で、強制終了の合図が入った。
望
「おいおい、これからがいいところなのに」
シュウト
「何があったんだよ」
ユキナ
『シュウト、聞いて!』
シュウト
「どうした?」
ミサキ
『スカリエッティさんが呼んでるの。新しいナンバーズがどうとかって』
ユウキ
「新しいナンバーズ?」
ゴジョー
『早く来てほしいそうでっせ』
望
「行くしかないな」
ユキナ
『あ、でもシュウトには手伝ってほしいことがあるんだけど』
シュウト
「わかった」
ゲリ
『恐れ入ります』
望達はシミュレーションを終え、(シュウトを除き)スカリエッティの元へ向かった。
スカリエッティ研究所
望
「―――で、新たなナンバーズは?」
スカリエッティ
「ああ、もうすぐ来るよ」
どんな子なんだろうか。セインが教育係だって言ってたけど……何か少し不安だ。
セイン
「ドクター、入っていい?」
スカリエッティ
「来たみたいだ。いいよ」
部屋にまずセインが入って来る。次に後ろから桃色の髪を後ろで纏めた少女が入って来た。
彼女は満面の笑みを浮かべると―――
ウェンディ
「初めまして、ウェンディっス! これからよろしくっス!」
元気よく挨拶をした。
望
「随分と感情豊かだな」
ユウキ
「すぐに仲良くなれそうだ」
ウェンディ
「あ、そこの人達は確か―――」
スカリエッティ
「そう。平田望と相川ユウキだ。本来なら剣崎シュウトも呼ぶ筈だったんだが、諸事情で来られなくてね」
ウェンディ
「…………」
どうしたことか、ウェンディはスカリエッティの話に上の空で俺達……特にユウキをじっと見つめていた。
ユウキ
「何なんだ?」
望
「俺に聞くなよ」
こういうのはあんまりわかんないんだから。
ウェンディ
「……」
何故かユウキの近くに行き、もじもじとし始める。……言っちゃ悪いが、トイレか?
ウェンディ
「あ、あの」
ユウキ
「何?」
何かを言おうとするが、顔が真っ赤になって口ごもる。少ししてから言った。
ウェンディ
「わ、私は……貴方の、相川ユウキのことが―――好きっス!!」
とんでもない爆弾級の発言を。
望・ユウキ
「「え…えぇぇぇぇぇぇええええええええ!?」」
マジで!?
ウェンディ
「参考映像で見た時、一目惚れして……本人を見たら止まらなくなって……た、確か重婚が可能だと聞いたんスけど、私じゃ………ダメっスか?」
若干涙目+上目遣いでユウキを見つめる。
ユウキ
「(ズギュゥン!)……そんなことないよ」
ウェンディ
「え?」
ユウキ
「俺も今君に―――ウェンディに惚れた。だから……付き合ってくれないか?」
ウェンディ
「あ…ありがとうごさいますっス! 大好きっスよ、ユウキ!!」
ウェンディは勢いよくユウキに飛びついた。
スカリエッティは「これは赤飯だな」と言っており、セインは「また先こされた……」とか言ってる。スカリエッティはわかるけど、セインは謎だ。
望「またカップル誕生したな」
レイ「ここまでは順調です」
望「そうか。それで次回は?」
レイ「次回は空港火災事件の回となります。お楽しみに」