魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦71年

レイ「空港での大規模火災が起きる、第28話です。どうぞ」



第28話

ウェンディが目覚めてから2日後

 

ミッドチルダ臨海空港

 

普段なら大勢の人で溢れるこの場所は、まったくもって誰もいない。未曾有の大災害に見舞われているからだ。

事の発端は最高評議会にある。彼らはスカリエッティへ『レリック』と呼ばれるロストロギアを送る筈だった。だが、スカリエッティはガイアメモリによるナンバーズの武装を強化させることにかかり切りであり、最高評議会の申し出を突っぱねた。これに怒ったのか、彼らはレリックを無理矢理送りつけた。その結果がこれだ。レリックの暴走により、空港は灼熱の炎に包まれている。

そしてその中を、1人の少女が歩いていた。

 

スバル

「グスッ……お姉ちゃん……! どこなのぉ……!」

 

スバル・ナカジマだ。両親の休暇を利用し、ギンガ・ナカジマと共に来ていたのだ。が、途中でギンガとはぐれ、探している最中にこの惨状に巻き込まれた。

ちなみに、本来なら彼女は火災による高温で耐えきることができない。管理局の魔導士がバリアジャケット無しで立ち入ることができない程だ。それを可能にしているのは、彼女が『タイプゼロ』という『戦闘機人』だからである。

 

スバル

「……ひっく…はぁ……」

 

さすがに疲れが出たようで、地面に座り込んだ。そこでふと、上を見上げた。

 

―――石像が、倒れて来ていた。

 

スバル

「いや……! 誰か……助けて!!」

 

少女が目を閉じた瞬間―――

 

『ACCEL! MAXIMUM DRIVE!!』

 

「はぁっ!」

 

―――何者かが高速で接近し、スバルを抱き上げ安全な場所まで離脱した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エターナル

「大丈夫か?」

 

助けたのは、エターナルだった。

 

スバル

「う、うん……あなたは?」

 

エターナル

「エターナル。仮面ライダーエターナルだ」

 

『仮面ライダー』という単語に、スバルは大きく目を見開いた。

 

スバル

「それじゃあ、あなたがお母さんが言ってた……?」

 

エターナル

「そうか、クイントさんから聞いているのか。なら話は早いな」

 

ロストドライバーからエターナルメモリを引き抜き、変身を解除する。

 

望

「俺が、平田望だ」

 

スバル

(この人が、望さん……)

 

彼女の視線は、望に釘付けとなっていた。母から何度も話を聞いてはいたが、こうして助けられるとは思ってなかった。

 

スバル

(それに…カッコイイ……)

 

その直後、スバルは思い出したように身を乗り出した。

 

スバル

「お、お姉ちゃんが! ギンガお姉ちゃんがまだあそこに―――」

 

望

「大丈夫」

 

慌てるスバルに優しく接する。

 

望

「仲間が助けに行ってる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギンガ

「スバル! どこなの!?」

 

炎の中を、ギンガ・ナカジマが妹を捜す為に走る。彼女は捜しながら逃げ遅れた人達を助けていたが、体力は限界に近くなっていた。それでも、大切な妹を必死で捜し続ける。階段を駆け上がり、上に向かった―――その時だった。

 

バキッ

 

ギンガ

「え…?」

 

火災で脆くなった階段は、ギンガを支えられずに崩れた。自らを支えるものがなくなり、ギンガは落下し始める。

 

ギンガ

「(そんな! 誰か……誰か……)助けてぇぇえええ!!」

 

必死で叫んだ、その時だった。

 

『Start up!』

 

誰かがギンガを抱きかかえると、超スピードで一気に走り抜けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Three・Two・ One・Time Out! Reformation!』

 

安全な場所まで来ると同時に、助けた者―――仮面ライダーファイズ・アクセルフォーム

の姿が通常のファイズに戻る。

 

ファイズ

「ケガはないか?」

 

ギンガ

「は、はい。その、ありがとうございます。……あの、あなたは?」

 

ファイズ

「仮面ライダーファイズだ」

 

ギンガ

「仮面ライダー? それって、母さんが言ってた……」

 

ファイズ

「(話は聞いてるみたいだな)そう。俺が―――」

 

ファイズフォンを外し、変身を解除する。

 

シュウト

「―――剣崎シュウトだ」

 

ギンガ

「っ!?!?」

 

彼の顔を見た瞬間、ギンガの顔が赤くなった。

 

ギンガ

(ど、どうしよう……想像してたより、カッコイイ……!)

 

シュウト

「向こうで望さんがスバルと待ってる。行こう」

 

ギンガ

「ス、スバルは無事なの!?」

 

シュウト

「ああ。かすり傷はあるが、骨折等はしてないそうだ」

 

ギンガ

「よかったぁ……!」

 

安堵の声を出す。

 

その後、ギンガはスバルと合流し、互いにしっかりと抱きしめ合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望

「そろそろ収まって来たな。じゃ、俺達はもう行くよ。またいつか会おう!」

 

シュウト

「この事は、クイントさん達以外には内緒で頼むぜ!」

 

それだけ言い残すと、望とシュウトは転移した。

 

スバル

「……お姉ちゃん」

 

ギンガ

「……何、スバル?」

 

スバル

「私……好きな人ができたみたい」

 

ギンガ

「奇遇ね……私もよ」

 

2人は顔を見合わせると、先ほどまで望達が居た場所を見た。

 

スバル

(望さん……)

 

ギンガ

(シュウト……)

 

その顔は、火災によるものとは別で、赤くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分後

 

マンション

 

プレシア

「望……」

 

ユキナ

「シュウト……」

 

プレシア・ユキナ

「「貴方またやらかしたわね」」

 

望達の話からスバル達の様子を聞いて、プレシアとユキナは同時に呟いた。

 

シュウト

「俺が一番びっくりしたよ」

 

望

「何の話だ?」

 

……反応は対極であった。

 

リインフォース

(とことん鈍感ですね……はぁ……)

 

ロード

(呆れるばかりだな……)

 

彼を想っている女性達は、揃ってため息をついた。

 

エリオ

「何でみんなため息ついてるんですか?」

 

その様子を見て、エリオは不思議そうに首を傾げていた。





望「危ないところだったな……」

レイ「そして安定の鈍感スキル発動」

望「だから何それ?」

レイ「はぁ……次回は竜使いの少女が登場します。お楽しみに」

望「テンション低くないか?」
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