魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦71年

レイ「第30話です。今回はあの人との邂逅やある事実が発覚します。どうぞ」



第30話

聖王教会

 

ティーダ

「ふぅ」

 

壁にもたれて休憩する。俺は仕事で聖王教会の手伝いに来ていた。手伝いと言っても、荷物運びとか修理のアシストとか、そういったものだ。ところで、最近気になることがある。前に来たときと比べて、預かってる子供達の数が凄く増えているんだ。騎士カリムに尋ねても『孤児達を助けてくれる人がいるんです』ってはぐらかされてしまうし、一体何があるんだろう? そう思いながら左を見た。

 

ティーダ

「……ん?」

 

遠くに妙なものを見た。

全身が白いバリアジャケットに覆われた戦士みたいなのが立っていた。

 

ティーダ

(まさか……あの時の!?)

 

一瞬見間違いかと思ったが、間違いない。以前俺を助けてくれた、仮面ライダーエターナルだ。

 

エターナル

「これがエターナルさ」

 

エターナルは腰にあるベルトのようなものを操作している。すると―――

 

望

「わかったか?」

 

キャロ

「はい。とても凄いです!」

 

ティーダ

「!」

 

バリアジャケットが解除され、変身者であろう男性が姿を見せた。更によく見ると、近くに女の子がいるのが見える。

 

望

「さて、仮面ライダーの話はここまでだ。行こう」

 

男は女の子を連れ、奥へと向かった。

 

ティーダ

「……彼が、エターナルの正体か」

 

見た目的には俺とそう変わりがなかったのは、意外だった。

 

ティーダ

「行ってみるか……」

 

彼のことをよく知りたい。そしてここで何をしているのかに興味が沸き、俺は歩を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望

「悪い、待たせたな」

 

シュウト

「遅いぞ望さん、クアットロ!」

 

クアットロ

「ごめんなさ~い」

 

真

「あれ、その子は?」

 

望

「ちょっと訳ありでな。エリオと同じく、預かることになった」

 

キャロ

「キャロ・ル・ルシエです。初めまして」

 

ユウキ

「初めまして。俺は相川ユウキ」

 

シュウト

「剣崎シュウトだ。他にも紹介するメンバーはいるけど、その前に腹ごしらえだ」

 

望

「そういえば、食べ物を持ってくるって話だったな」

 

シュウト

「ここにいるみんなの為に、豚汁を作ったんだ。一緒に食べようぜ」

 

望

「そりゃあいい! キャロも一緒に食べるか?」

 

キャロ

「いいんですか?」

 

望

「もちろん。みんなで食べた方が楽しいからな」

 

ガチャッ

 

カリム

「お待たせしました。さ、みんなで食べましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティーダ

「…………」

 

孤児院の子供達と、騎士カリム……それに、アレは仲間なのか?

 

ティーダ

(随分と慕われているみたいだ……)

 

ひょっとしたら、彼らが孤児達をここに? だとしたら―――

 

ティーダ

「文字通り、ヒーローって訳か」

 

尚更、話してみたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望

「ふぅ、ようやく片付けが終わったよ」

 

キャロ

「疲れました……」

 

望

「『遅れた人が片付けよろしく』はまだわかる。だがクアットロの奴、さっさと自分の分だけ片付けて帰りやがって」

 

いたずらの1つや2つしても文句はない筈だ。……いや、やっぱ1つにしよう。妹分相手に大人げない。

 

望

「んじゃ、俺達も帰るか」

 

キャロ

「はい」

 

立ち上がり、帰ろうとした―――

 

ティーダ

「待て」

 

―――ができなかった。何でティーダ・ランスターがここにいるの?

 

望

「……誰ですか?」

 

ティーダ

「俺の名前はとっくに教えた筈だぞ……仮面ライダーエターナル」

 

キャロ

「エ、エターナルって、どうしてこの人「キャロ!」」

 

ティーダ

「俺の間違じゃあ、なさそうだな」

 

望

「くっ……!」

 

まずい……正体がバレた以上、放っておけば管理局にマークされる!

 

ティーダ

「そう警戒しないでほしい。俺はお前の情報を流したりはしないさ」

 

望

「何…?」

 

何を考えて……

 

ティーダ

「お前は俺を助けてくれた。そのことに俺は感謝してるし、妹も感謝している。そんな奴を捕まえるなんて、バチが当たるよ」

 

望

「アンタ……」

 

意外といい人なんだな……さすがはティアナの兄さんだ。

 

ティーダ

「ところで、お前「望。俺は平田望だ」…望は、どこに所属しているんだ? あ、嫌なら構わないが」

 

さて、どうするか……俺が思うに、ティーダは信用に足る人物だ。全てを話せば、協力してくれるかもしれない。仮に信じてもらえなければ、その時は―――

 

望

「……いや、一緒に行こう」

 

ティーダ

「いいのか?」

 

望

「ああ。……キャロ」

 

キャロ

「?」

 

望

「また寄り道するけど、いいかな?」

 

キャロ

「いいですけど、どこに行くんですか?」

 

望

「なあに、ちょっとした秘密基地さ」

 

俺達はキャロとティーダと共に、スカリエッティの元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカリエッティ研究所

 

望

「よし、着いた。ここが俺達の―――」

 

スカリエッティ

「ぬおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ゼスト

「まだ負けんぞ!!」

 

ギンガ・スバル

「「はぁっ!」」

 

ノーヴェ

「えっと、こうかっ?」

 

クイント

「その調子よ。さすが私の娘達ね」

 

ノーヴェ

「それってアタシもか?」

 

スバル

「え、違うの?」

 

ノーヴェ

「そういう訳じゃないが……」

 

ルーテシア

「ディエチお姉ちゃん、遊ぼ」

 

ディエチ

「いいよ。何して遊ぼうか?」

 

メガーヌ

「私もいい?」

 

ルーテシア

「うん!」

 

……あー、順番に説明していこう。

まずスカリエッティとゼストさんが『ウルトラマン figh○ing evolu○ion 3』をガチプレイしていて、ギンガ、スバル、ノーヴェがクイントさんにシューティングアーツの指導を受けていて、メガーヌさんとディエチがルーテシアと仲良く遊んでいる。

 

望

「……最初だけ何かおかしいぞ!?」

 

何でゲームで汗だくになってんの!?

 

ゼスト

「今だ、ゼペリオン光線!」

 

スカリエッティ

「ああっ! ダイナがぁぁぁ!!」

 

ゼストさんが操作するティガが、スカリエッティのダイナに勝利した。

 

ゼスト

「約束通り、今日の晩飯はお前の奢りだ」

 

スカリエッティ

「わかってるよ……」

 

望

「って賭け事してたんかい!!」

 

子供かこの2人は!

 

スカリエッティ

「おや、帰ってたのか望」

 

望

「帰ってたのかじゃねぇ! 2人して何賭けゲームしてんだ!?」

 

スカリエッティ

「暇つぶしかつ余興にね」

 

望

「何の余興だよ……」

 

パーティでもしたのか?

 

ゼスト

「ん? そこにいるのは……ランスター一等空尉か?」

 

ティーダ

「……はっ!(い、いかん、一瞬呆気に取られていた)ど、どういうこと何だ!? 何故ジェイル・スカリエッティがここに!? それに、ゼスト隊のエース魔導士まで……!」

 

望

「順番に話すから、一旦落ち着こうな」

 

ティーダ

「あ、ああ……」

 

 

ティーダを落ち着かせると、望はゼストやカリム達に話したことに加え、ゼスト達と協力関係にあることを話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティーダ

「……管理局が裏でやってきたことも驚きだが、貴方達の素性の方がもっと驚きだ」

 

スカリエッティ

「フッ、それほどでもないさ」

 

望・ゼスト

「「褒めてないだろうが」」

 

ダブルツッコミを受けたスカリエッティは少し落ち込む。

 

望

「……で、お前はどうするんだ?」

 

ティーダ

「俺は……決まってる。管理局員として、悪を裁く為に協力させてもらうよ」

 

スカリエッティ

「決まりだね」

 

ゼスト

「これからよろしく頼むぞ、一等空尉……いや、ティーダ」

 

ティーダ

「はい、グランガイツ……ゼストさん」

 

2人が握手を交わした―――直後、

 

ピリリリッ

 

望

「通信だ。失礼」

 

ピッ

 

望

「もしもし?」

 

春輝

『お父さん!』

 

望

「え、春輝? 電話掛けられたっけ?」

 

優奈

『お母さん達に教えてもらったんだよ。ね?』

 

春輝

『うん』

 

望

「優奈もいるのか。それで、どうして電話を?」

 

優奈

『シグナムお姉さんとシャマルお姉さんから大事な話があるって。今代わるね』

 

望

「大事な話? 何だろう……」

 

うーんと頭を捻ったが、何も出て来ない。

 

シグナム

『私だ』

 

望

「シグナムさん。大事な話って?」

 

シグナム

『それなんだが……』

 

言いかけて言葉を濁すシグナム。

 

シグナム

『実は、私とシャマルが…その……妊娠したんだ』

 

望

「あ、何だ妊娠か――って妊娠!? マジで!?」

 

シャマル

『ええ。お蔭で昼間から宴会状態よ』

 

望

「……アイツ等ならやりかねんな」

 

騒ぎまくってるユキナ達の姿を安易に想像した望だった。

 

望

「っとそれよりすぐ帰って祝わないと!」

 

シャマル

『まだお腹は目立ってないから、祝うのは―――』

 

望

「これが祝わずにいられるか! キャロ、行くぞ!」

 

キャロ

「え!?」

 

シグナム

『キャロ? 誰だそれは―――』

 

望

「後で紹介する!」

 

言うが早いか端末を切ると、転移してしまった。

 

 

 

 

 

 

ティーダ

「……今妊娠がどうのって言ってたけど、結婚してるのか?」

 

ゼスト

「4人とな」

 

ティーダ

「何だそれ!?」

 

スカリエッティ

「彼はモテまくりでね。うちの娘達も、ノーヴェとウェンディ以外は彼に惚れてるのさ」

 

ティーダ

「羨ましい……」

 

スカリエッティ・ゼスト

「「その気持ちはよくわかる」」

 

3人の心が1つになった瞬間であった。

 

 

 

ちなみにこの後、望は帰ってから陣とJらと共に騒ぎ立て、プレシアとリインフォースに叱られた。また、キャロのことは流れと勢いで受け入れられており、早速エリオと仲良くなっていた。





望「時をっ、超えろっ。空をっ、駆けろこのほっしのため~!」

レイ「テンション高いですね……歌いながら来るとは」

望「そりゃこうなるに決まってるだろ! まあ怒られたけど…」

レイ「気持ちは大いにわかりますよ。次回は彼の妹が登場します。お楽しみに!」

望「かめ~んラ~イダ~、ブラック!!」
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