魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season   作:レイブラスト

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新暦72年

レイ「第33話です。今回は色んなことがあります」



第33話

クロノ達が仲間になってから一週間が過ぎた。この間に様々な変化が起きた。

ライオトルーパーの変身に必要な『スマートバックル』は既に何千という数が作られており、同じく結成された特殊部隊のメンバーに配布されている。そればかりか、サポートアイテムとして『ジャイロアタッカー』はもちろん、『サイドバッシャー』や『ジェットスライガー』、『フライングアタッカー』も量産されている始末だ。名目上は過剰犯罪の取り締まりということになってはいるが、俺達に影響が及ばないとも限らない。そこで、地球とミッドの魔導士(一部除く)と、シュウト達異世界からの来訪者の中から代表4人(シュウト、ユウキ、ユキナ、ミサキ)がスカリエッティの元に集められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカリエッティ研究所

 

スカリエッティ

「さて、こうしてみんなに集まってもらったのは他でもない。管理局のことだ」

 

真剣な様子で、スカリエッティが話し出す。

 

スカリエッティ

「彼らはどういう経緯かは知らないが、ライダーシステムを開発・量産させた。ここまではわかるね?」

 

ヴィータ

「いいから早くアタシ達を集めた理由を話してくれ」

 

ノーヴェ

「もったいぶるとそのうち怒るぞ」

 

望

(……この2人性格的に合いそうだな)

 

怖いことになりそうな気もするが。

 

スカリエッティ

「まあ慌てない。……管理局はライダーシステムを用いた専用部隊を作り上げ、専属隊員を募らせ適正検査を受けさせた。そこで特別高い能力を示した人物には特殊装備とライセンサーを与えるとしているが―――」

 

そこでスカリエッティは俺達の中の一部を見た。

 

スカリエッティ

「―――この中で既に、それらをを受け取っている人達がいる。済まないが、前に出て来て見せてくれないか?」

 

スバル

「いいよ」

 

彼の言葉で、スバル、ティアナが前に出た。

 

スカリエッティ

「他にもいるみたいだけど、任務中でこの場にはいないのが残念だ。まあそれは置いといて2人共、見せてくれ」

 

2人は頷くと、それぞれ懐から『特殊装備』を出した。見るのは俺達も初めてだが―――

 

ユウキ

「あ、アレは!?」

 

アリシア

「そんな……!」

 

シグナム

「あんなものまで作られていたと言うのか!?」

 

望

「冗談だろ……」

 

取り出したのは―――ティアナがギャレンバックルで、スバルがアックスのカードデッキだった。

 

プレシア

「アレって、話に聞いてたのとは違うわよね?」

 

トーレ

「そうだな……シュウト達が使ってるような、所謂『専用機』の要素が感じられる」

 

スカリエッティ

「実際に変身してもらえるかな?」

 

ティアナ

「わかりました」

 

スバル

「うん」

 

ティアナはギャレンバックルにラウズカードをセットし、スバルはカードデッキを正面に構えると、2人同時に腰にベルトが装着される。

 

ティアナ

「変身!」

 

スバル

「KAMEN RIDER!」

 

掛け声と共に同時に変身プロセスをとると、ティアナは体をオリハルコンエレメントが通過し、スバルは周囲を球体状のエネルギーが囲い、やがてそれぞれ『仮面ライダーギャレン』と『仮面ライダーアックス』に変身した。

 

望

(主役級のライダーか……)

 

はやて

「ええなぁ――って言ってる場合とちゃうか」

 

ユキナ

「ギャレンバックルもカードデッキも、ミッドの技術だけじゃ制作不能の筈よ」

 

ウェンディ

「じゃあ、誰か裏切り者がいるとか、別経路で情報を知った奴がいるとか?」

 

リインフォース

「後者の方が、確率としては高いでしょう」

 

スカリエッティ

「だね。……あ、もう変身解除していいよ」

 

ギャレンとアックスは変身を解除し、下がった。

 

チンク

「それで、どうするんだドクター? このままでは戦闘した時に不利になる」

 

スカリエッティ

「大丈夫、手はいくつか打ってある。まずは1つ目。実はさっき残りの娘達を全て目覚めさせたんだ」

 

ドゥーエ

「妹達を?」

 

スカリエッティ

「本来はもっと後で目覚める筈だったけど、状況的にそうは言ってられなくなったからね。教育は既にトーレにやってもらったから、後は呼ぶだけだ……さあ、入りたまえ」

 

端末を使ってスカリエッティが呼びかけると、ドアが開き3人の人物が歩いてきた。

 

スカリエッティ

「自己紹介を頼む」

 

セッテ

「No.7・セッテです。よろしくお願いします」

 

オットー

「……No.8・オットー。よろしく」

 

ディード

「No.12・ディードです。よろしくお願いします」

 

上から順番に挨拶をしてくれた。けど……

 

望

「3人共、感情はあまり表に出さない性格なのか?」

 

見事に無表情だな。

 

スカリエッティ

「見た目はね。大事なのは心さ」

 

おお、スカリエッティが良いこと言ってる。ちょっと珍しい。ってあれ? 何か3人が俺をじっと見てる……

 

セッテ

「初めまして、望兄様。お会いできて嬉しいです」

 

望

「……兄様? 何で?」

 

スカリエッティ

「感情プログラムを少し弄ったら、何故か3人共こうなったんだ。嫌だったかい?」

 

望

「そういうことじゃなくて……俺妹とかいなかったから、何か新鮮でさ」

 

戸惑いもあるけど嬉しいみたいな、よくわからない気持ちだ。

 

フェイト

(望は妹系が好きなのかな……?)

 

レヴィ

(僕もお兄ちゃんって呼ぼうかな?)

 

何か変なことを思われてる気がするな。気のせいだとは思うが。

 

オットー

「これからよろしく、望兄」

 

望

「……ああ、よろしくな。かわいい妹達!」

 

ニッ、と笑顔で言う。笑顔でするあいさつは、相手にいい印象を持ってもらえる筈だ。

 

ディード

「かわいい……?」

 

……何か3人の顔がほんのり赤く染まった。何故に? 照れてるの?

 

シャマル

(こんなところでも発揮するんですね……)

 

ウーノ

(ある意味恐ろしい武器だと思うわ……)

 

ユーリ

(望のバカ……)

 

アルフ

(はぁ……)

 

ロード

(奴はいつもそうだ……)

 

どうしてか知らないが、呆れられてる気がする。気のせいだと思いたい。

 

エリオ

(何でみんな呆れてるんだろう?)

 

キャロ・ルーテシア

((さあ?))

 

ゼスト

(やはり鈍感だな、アイツは)

 

スカリエッティ

「ゴホンッ。全員が揃ったところで、2つ目について説明しよう。それは娘達の武装なんだが、よく見ると妙なところがあるだろう?」

 

なのは

「言われてみると、変な穴が開いてるね」

 

ユーノ

「この穴にはどんな意味が?」

 

スカリエッティ

「よくぞ聞いてくれた。その穴は―――ガイアメモリを使用する為の所謂マキシマムスロットさ!」

 

ザフィーラ

「ガイアメモリを……!?」

 

驚く者が多数いるが、俺自身はそんなに驚いてない。事前に聞いてたからだ。ただ―――

 

望

「ずっと言わなかったのに、何で今言うんだ?」

 

言うタイミングならいつでもあるのに。

 

スカリエッティ

「どうせなら、みんな揃ってから話したいと思っててね。だからドゥーエを呼び戻したんだ」

 

ドゥーエ

「そんな思惑があったんですか」

 

クアットロ

「ねえドクター。ガイアメモリを使うと、どうなるの?」

 

スカリエッティ

「これから、各々の相性の良いメモリと共に説明するよ」

 

ああ、俺と相談しながら決めたアレか。

 

スカリエッティ

「まずはトーレから。彼女はアクセルメモリを使用することで、更に加速することができるようになる」

 

シュウト

「……クロックアップ並になるだろうな」

 

トーレ

「そんなに早くなるのか?」

 

スカリエッティ

「そう思っていいよ。次にドゥーエとクアットロ。2人はダミーメモリとクイーンメモリだ。それぞれISに合わせて決めたんだ」

 

ミサキ

「ドゥーエは変装と分身。クアットロは見破られた時の対策ね」

 

クアットロ

「隠れてたのがバレたら対処のしようがないから、ありがたいわね」

 

スカリエッティ

「チンクのメモリはサイクロンメモリ。スティンガーの投擲速度を上げることができるようになる」

 

チンク

「となると、前にも増して正確さが求められるな」

 

速いもの程狙いが付けづらいと聞く。練習がいるかもしれないな。

 

スカリエッティ

「セインはオーシャンメモリ。液状化からのディープダイバーはほぼ無敵になる筈だ」

 

セイン

「い、色々と凄いのはわかった……」

 

……何だそのチート。特殊回避満載のリアル系か。

 

スカリエッティ

「ノーヴェにはバイオレンスメモリ、ウェンディにはロケットメモリを使ってもらう。効果は腕力のアップと誘導ミサイルの発射能力だ」

 

ノーヴェ

「なるほど、確かにピッタリの相性だな」

 

ウェンディ

「頑張るっスよ~!」

 

スカリエッティ

「ディエチはトリガーメモリが良い。イノーメスカノンの最大射程を伸ばすことが可能になる」

 

ディエチ

「わかった」

 

スカリエッティ

「最後にセッテ、オットー、ディードだ。順番にルナメモリ、ウェザーメモリ、スカルメモリだ。それぞれスローターアームズ、レイストーム、身体能力のグレードアップが目的だよ」

 

オットー

「うまく使いこなす」

 

セッテ・ディード

「「必ず使いこなして見せます」」

 

スカリエッティ

「本来ならウーノ用も考えたかったけど、彼女は戦闘タイプではないからね……」

 

ウーノ

「気持ちだけで十分です、ドクター」

 

とにかく、これで一通りの紹介が終わった訳だが―――

 

プレシア

「ちょっといいかしら?」

 

スカリエッティ

「何だい?」

 

プレシア

「そのガイアメモリって、望が使ってるのをそのまま使用するのかしら? だとしたら、色々と困るんじゃ―――」

 

スカリエッティ

「心配無用。該当メモリが必要な時は、投げて渡せばいい」

 

望

「ゴーカイジャーの武器みたくか」

 

なのは

(大胆なの……)

 

望

「ところでスカリエッティ。肝心の計画決行時期は―――」

 

これが一番大事なことなので、聞いておく。

 

スカリエッティ

「おっとそうだった。えーっと、ナンバーズの特訓に、妊婦の出産時期を計算すると……来年の今ぐらいになるな」

 

リインフォース

「そんなにかかるんですか……」

 

スカリエッティ

「何かあった時に、妊婦を戦わせる訳にはいかないからね」

 

シャマル

「ごめんなさい……」

 

望

「シャマルさん達が謝る必要はない。ここは俺が謝るべきだ」

 

スカリエッティ

「別に謝らなくていいよ。逆に祝福してあげた方が、赤ちゃんも喜ぶ筈だ」

 

シグナム

「……そうだな」

 

確かに妊娠は喜ぶべきことだ。悲しんだり、恨んだりすることなんて普通はあり得ない。

 

スカリエッティ

「私からの話は以上だ。各自、解散して―――」

 

望

「あ、ちょっといいか?」

 

スカリエッティ

「どうしたんだい?」

 

望

「実はさ、チーム名を考えたんだけど…言っていいか?」

 

スカリエッティ

「チーム名? それなら『ナンバーズ』が―――」

 

望

「俺が言ってるのは、シュウト達を含めた全体の名前だ。今更とは思うが、決めておきたいと思ってな」

 

スカリエッティ

「ふむ……私は構わないが」

 

シュウト

「俺達もいいぞ」

 

はやて

「どんな名前か、早ぅ教えてな」

 

望

「では。……チーム名は―――『ディメンション・ガーディアンズ』だ」

 

アリシア

「ディメンション……」

 

クイント

「ガーディアンズ……」

 

望

「どうだろうか?」

 

これでスベったら恥ずかしすぎる……!

 

エリオ

「か、カッコイイ……!」

 

スバル

「名前の響きがいい!」

 

ユウキ

「燃えてくる名前だな!」

 

シュウト

「帰ったらハガネのみんなに伝えるか」

 

これ……採用ってことでいいのか?

 

スカリエッティ

「いい名前だね。よし……私達は今日から、『ディメンション・ガーディアンズ』だ!!」

 

『『『おう!!』』』

 

何はともあれ、こうして俺達『ディメンション・ガーディアンズ』は準備を整えていくことになった。





望「今日も疲れたな…」

レイ「新たなナンバーズの誕生とか、色々ありましたものね」

望「ああ」

レイ「次回は違法研究所に最後の叩き潰しをかけます。お楽しみに!」
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