魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「第35話です。今回はユニゾンについて独自設定があります。どうぞ」
マンション
あの後、俺達はアギト、ヴィヴィオを連れて家に戻った。シザース―――リューヤについては、最高評議会のスパイで突然襲って来たので応戦したら、向こうが自滅して死亡した。と話しておいた。同僚がスパイだったことに、さすがのクロノもかなりのショックを受けていたな。彼の気持ちはよくわかる……
プレシア
「それで、この子達は何者なの?」
何者って…うーん、説明するのが難しいな。特にヴィヴィオが。しかも本人はまだ寝てるし。
望
「じゃあ、まずはアギトから説明する。彼女は、古代ベルカ式の融合騎―――ユニゾンデバイスだ」
アギト
「よろしくな!」
リインフォース
「ユニゾンデバイスということは、私と同じですね」
感心したように、リインフォースが言う。アギトも彼女を興味深く見つめる。
アギト
「へぇ。アンタも融合騎なんだ」
リインフォース
「はい。リインフォースと言います」
何だかいい感じだ。これは仲良くなれそ―――
アギト
「ところでさ、アンタは望とどういった関係?」
リインフォース
「私ですか? 私は……望の妻です…」
アギト
「つ、妻ぁ!?」
何故か驚くアギト。そんなに驚くことかいな?
アギト
「そ、そうなんだ……あ! アンタ、望とユニゾンしたか?」
リインフォース
「いえ……まだですけど」
アギト
「ふふん……アタシはユニゾンしたぜ!」
リインフォース
「なっ!? ほ、本当ですか望!」
望
「ああ、本当だよ」
リインフォース
「ど、どうしてユニゾンを……?」
望
「どうしてって、場の流れと言うか勢いと言うか」
人生初の試みだったが、アギト曰く相性は『超凄ぇ』だったらしい。ちなみに、ヒートメモリを使った時の相性は更に抜群だとか。
リインフォース
「流れでアギトとユニゾンしたのですか!? 私はまだしてないのにしてないのにしてないのにしてないのにしてないのに―――」
……あれ? 何かリインフォースの雰囲気が変わったんだけど!? しかも目のハイライト消えてるし! なんか怖っ!
望
「わ、わかった! ヴィヴィオの紹介が終わったらユニゾンしよう!」
リインフォース
「ホントですか!? 約束ですよ!」
表情が一気に明るくなった……別にユニゾンの一回や二回、そう変わらんと思うが。
アギト
「むぅ……」
アギトは何か頬を膨らませてるし……何でなの? さっきから様子が変だぞ? えーっと、確か『アギトの目が覚める→事情話してシュウトのとこへ行こうとする→相性がいいからとユニゾンを迫られる→ユニゾンする→アギトが恍惚し出した』ていう感じだったな。…………あれ? これ俺が原因?
シャマル
(確か、相性が特別高い異性同士とのユニゾンでは、強い快楽を感じるって聞いたけど……)
プレシア
(…アクエリオンのエレメントシステムみたいなものね)
シグナム
(加えて望の人柄があれば、落ちてしまうか……)
誰か変なこと言った? 言う訳ないか。
ヴィヴィオ
「う…ん……」
望
「あ、気がついたか」
色々と凄まじいタイミングで目が覚めるのな……
ヴィヴィオ
「……こ…ここはどこ…? 貴方達は…誰? パパとママは……」
望
「ここは俺達の家だ。俺の名前は平田望。他にもたくさんいるが、今は後回しだ」
ヴィヴィオ
「望…さん?」
望
「それと、君の両親だが……こんなことを言うのは凄い酷なんだが…………最初からいないんだ……」
ヴィヴィオ
「え?」
プレシア
「ど、どういうこと?」
望
「例えは悪いが、フェイトやエリオと同じ存在……と言えばわかるか?」
シャマル
「それって……クローン?」
望
「ああ」
それから、俺はヴィヴィオの元になった人、何の為に生み出されたのかを語った。
シャマル
「じゃあ、ヴィヴィオちゃんは、『聖王のゆりかご』を動かす為の生体コアってこと……?」
望
「有り体に言えばな」
ヴィヴィオ
「…私……生きてちゃいけないの……?」
望
「誰もそんなことは言っちゃいない。君がどう生きるかは、君自身が決めることだ」
ヴィヴィオ
「わ、私が?」
望
「君は生まれ方が少し特殊だっただけで、普通の人間と何ら変わりない。俺はそう思う」
生まれ方は重要じゃない。人が人でいたいと願うこと、それこそが大事なんだ。
ヴィヴィオ
「でも、私の家族は……」
望
「それなら大丈夫だ。俺達が家族になる」
ヴィヴィオ
「え?」
望
「だからさ、そんな悲しい顔するなよ。女の子は笑顔でいた方がかわいいよ?」
ヴィヴィオ
「あ…う……」
……何で顔が赤くなったの?
リインフォース
(今のセリフ、普通に女性を口説けますよね……?)
プレシア
(見てるこっちが恐ろしいわ……)
最近妙に噂される気がする。俺何かやったか?
望
「ともかく、今日からヴィヴィオは俺達の新しい家族だ」
ヴィヴィオ
「……はい。ありがとう…望さん!」
満面の笑顔を浮かべてくるヴィヴィオ。それを見てると、こっちも自然と笑顔になってくる。
リインフォース
「解決したところで……望。忘れてませんよね?」
……あー、あれがあったか。
望
「もちろん覚えてるさ……ユニゾンだろ? やるよ」
何でこうなったのやら。
望
「アギトの時は咄嗟にやったんで覚えてないけど、立ち位置どうすればいいの?」
リインフォース
「えっと、私の真後ろに立ってください」
望
「こうか?」
言われた通りにする。
望
「この後は知ってるぞ。同じタイミングで『ユニゾン・イン』って叫べばいいんだな?」
リインフォース
「はい。ではいきますよ」
もうやるんかい。早いな。
望
「んじゃ、せーのっ」
望・リインフォース
「「ユニゾン・イン!!」」
叫ぶのと同時にリインフォースが消えた……いや、俺の中に入っていった。そして、俺の髪が銀色に、目の色も赤くなったことに感覚で気づいた。
望
「ユニゾンッ、コンプリート!!」
ポーズを取ってノリノリで叫ぶ。……いや、何かテンション上がってな。
アギト
(か、カッコイイ……)
シグナム
(様になってるな……)
あれ? 褒められた気がする?
望
「それよりリインフォース。相性はどうだ?」
リインフォース
『……これが…』
望
「は?」
リインフォース
『これが望の……中……』
望
「おーい、リインフォース?」
リインフォース
『気持ちいい…です……あぁ……』
望
「何色っぽい声出してんだよ。相性はどした?」
リインフォース
『だ、だって、望と1つになれて……』
望
「1つて、いつも夜中に1つ―――はっ!?」
慌てて周りを見る。ヴィヴィオはよくわからないといった顔をしているが―――
望
「……全部言わなくてよかった」
子供の前で不謹慎すぎること言ったら社会的に死ぬわ。
望
「てか、もうそろそろ解除したら」
リインフォース
『嫌です! もう少しこのままでいたいんです!』
望
「すげぇわがまま……」
どうしてこうなったの? あ、俺が原因?
アギト
「むぅ…! アタシもユニゾンしたい!」
望
「さすがに同時ユニゾンは無理だろ。他に相性がいい人とか探したら?」
アギト
「そんな都合よく―――ん?」
シグナム
「む?」
何故か見つめ合うシグナムとアギト。やがて、アギトがシグナムに軽く触れる。
アギト
「お前……アタシと相性いいな」
望
「触れただけでわかんのか」
アギト
「大体はな」
シグナム
「しかし、今の私は妊娠している身だ。ユニゾンはできない」
アギト
「そりゃそうだろうな」
プレシア
「そう言えば、赤ちゃん達の名前ってもう決めた?」
望
「言ってなかったか? シグナムさんとの子が
今回は2人共女の子だ。絶対春輝達の時のように、かわいい赤ちゃんだと確信してる。
望
「……リインフォース。そろそろユニゾン―――」
リインフォース
『やです!』
望
「まだ全部言ってないのに……」
結局解除してくれたのは、2時間後だった。……長い!!
望「ヴィヴィオとアギトが新たな家族になったな」
レイ「途中で色々ありましたけど」
望「ユニゾンの時って確かに気持ちよくなるけど、後はどうなるんだ?」
レイ「(気づかんのかこの人は……)次回は皆さんのとある一日を書きますが、あるスペシャルゲストが登場します。お楽しみに!」