魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「最終回は二年後を舞台としてます。どうぞ」
江島裕太の逆襲、そしてダークザギとの戦いから2年が経過した。この間に何があったのかをざっくり話そう。
あの後ウルティメイトフォースゼロと別れた俺達はシュウト達の世界に移住し、告白してくれた全員と結婚した(アギトとフェイトに関してはどうしようか悩みに悩んだが、アギトは「アタシは望の傍にいられるだけで十分だ」と言ってくれたので安心した。フェイトは……何とプレシアから直々に許しを得た。てか『親子で攻めるのもありね……』とか言ってた)。重婚制度というのがこれほどまでありがたいと思ったのは始めてだ。
それで必然的に結婚まで至ったんだが、その際シュウトから「どうせならずーっと一緒にいたいよな?」と言ってきたので「できればそうしたいな~」と返したら、本当に延命された。え? 何を言ってるのかわからないって? 詳しく言うと、幻想郷にいる八意永琳という人物から貰ったという薬を受け取り、嫁さん達共々飲んだら延命した……らしい。実感がないからどうとも言えないのが正直なところだ。
ああそれと、ゼストさん達管理局組もシュウト達の世界に行き、防衛隊として活動している。管理局本局があんなことになった上に裏でしてきたことが晒されて、実質時空管理局が壊滅してしまったので居場所がなくなってしまったのだ(お蔭で後始末が大変だった……)。彼らとは今でも時折酒を飲み交わしている。でも壊滅はさせたくなかったなぁ……。
スカリエッティのことはその時のゴタゴタのせいですっかり有耶無耶になってしまった(これは素直に喜ぶべきなのか?)。ちなみに防衛隊の名前はそのまま『ディメンション・ガーディアンズ』だ。後、なのはがユーノと、慣多さんがヴィータと付き合っており、もうすぐ結婚するそうだ。なのは達のことはともかく、ヴィータは別の意味で問題があるのでは? と一瞬思ったが、同時に何とかなるか。とも思った。慎司さんは美由希達と無事ゴールインしたし……何はともあれ、俺達の新たな日々はとても充実している。子供も大勢だし……ん? 『また色々やったのか』だって? そう言うなよ。平和に過ごせてるんだからさ。……ま、全部が全部平和って訳じゃないけど。
ディメンション・ガーディアンズ本部
ビーッ! ビーッ!
スメラギ
「何が起きてるの?」
スカリエッティ
「どうやら運搬中のゲネシスドライバーとエナジーロックシードが武装犯罪者に強奪、変身されたみたいだ」
ウーノ
「こちらでも確認しました。目標は、『仮面ライダーマリカ』と『仮面ライダーデューク』です」
スメラギ
「迎撃チームは?」
ハルカ
「伊達さんと後藤さんが戦闘状態に入っていて、まもなく援軍として望さんとシュウトとユウキが到着する模様です」
スメラギ
「通信を繋いでちょうだい」
ハルカ
「了解!」
モニター画面に2人のバースが映る。
スメラギ
「そっちはどうなってるの?」
バース(伊達)
『ぐほっ! あ、あんまりよろしくねぇな……コイツ等、ただのゴロツキにしちゃあ戦闘に無駄がねぇ……!』
バース(後藤)
『身のこなしからして、元傭兵だと思います……くっ、はぁっ!』
スメラギ
「思った以上に苦戦してるわね……望達に繋いでちょうだい」
その頃、望達はバイクで現場に向かっていた。
ピピピッ
望
「ん?」
スメラギ
『みんな、急いで! バース隊が劣勢なの!』
望
「了解」
ピッ
シュウト
「……なんだかまずいことになってきたな」
ユウキ
「ゲネシスドライバーの力は、戦極ドライバーのそれを大きく上回るらしい」
望
「ただでさえ休みを返上してるってのに……これは今のうちに戦う準備をした方がいいな」
シュウト・ユウキ
「「ああ!」」
急ぐ3人に、横からゼクター達が接近する。望達はそれを手に持つと―――
望・シュウト・ユウキ
「「「変身!」」」
腰に巻き付けたライダーベルトに装着した。
『『『Henshin!』』』
音声の後、シュウトは仮面ライダーカブト・マスクドフォーム(以降、カブトMF)に、ユウキは仮面ライダーガタック・マスクドフォーム(以降、ガタックMF)に、そして望は狼をモチーフにしたライダー、仮面ライダーウルフ・マスクドフォーム(以降、ウルフMF)に変身した。
カブトMF・ガタックMF・ウルフMF
「「「キャストオフ!」」」
叫ぶのと同時に、カブトMFとガタックMFはゼクターホーンを、ウルフMFはウルフゼクターの狼の頭部を模したゼクターヘッドを可動(方法はカブトと同じ)させた。
『『『Cast Off!』』』
一斉にマスクドアーマーが弾け飛ぶ。
『Change Beetle!』
『Change StagBeetle!』
『Chage Wolf!』
それぞれ仮面ライダーカブト・ライダーフォーム(以降、カブトRF)、仮面ライダーガタック・ライダーフォーム(以降、ガタックRF)、仮面ライダーウルフ・ライダーフォーム(以降、ウルフRF)になった。
ウルフRF
「さあ、行くぞ!」
カブトRF
「おう!」
ガタックRF
「ようし!」
バイクの速度を一気に上げる。
???
「やれやれ、アイツ等を追いかけにきたら、まさかライダーになるとはな……面倒だが、やるしかねぇか」
ダブルバースとゲネシスライダーとの戦闘をビルの屋上から見ている謎の影は、そう言うとガイアメモリのようなものを取り出した。
『DARKDECADE!』
???
「これで十分か……変身!」
スイッチを押し起動させると、自身の右腕に刺した。直後、その姿が変わった。
???
「行くか……」
変身が完了すると、彼らのもとへ飛び降りた。
デューク
「はぁっ!」
バキッ!
バース(伊達)
「ぐあ!? こんの野郎……! いい加減に―――」
ガッ!
バース(後藤)
「ん? あれは……!?」
突如少し離れたところに1人の戦士が舞い降りた。その姿は―――
バース(伊達)
「おい後藤ちゃん……あれってまさか!?」
バース(後藤)
「間違いありません……でも何で―――」
バース(後藤)
「―――何でダークディケイドが……!?」
―――ダークディケイドだった。
ダークディケイド
「……」
ダークディケイドはデュークとマリカを見据えると、ゆっくりと歩を進めた。
マリカ
「っ!? たぁっ!」
強烈な威圧感を覚えたマリカは、ソニックアローを放つ。が、
ダークディケイド
「その程度か?」
何と無傷であった。
マリカ
「なっ!?」
デューク
「はあっ!」
動揺するマリカを余所に、デュークが再度攻撃を仕掛ける。
ダークディケイド
「無駄だとわかってるのに……面倒な奴らだ」
ため息をつきながら、歩み寄るダークディケイド。
デューク
「くっ!」
マリカ
「はっ!」
デュークとマリカはゲネシスドライバーのシーボルコンプレッサーを2回押し込んだ。
ギュィィィン! ギュィィィン! 『『ソーダ!』』
『レモンエナジースパーキング!!』 『ピーチエナジースパーキング!!』
ダークディケイド
「ったく……」
うんざりした様子で、ダークディケイドはドライバーにカードを挿入する。
『FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE!』
デューク・マリカ
「「はぁぁぁぁあああああああああ!!」」
ダブルライダーキックを放つゲネシスライダー。
『ATTACK RIDE ILLUSION!』
ダークディケイド
「「たぁっ!」」
対するダークディケイドはディケイドイリュージョンで2人に分身すると、ダブルライダーキックを放った。そして―――
ドガァァァン!
互いのキックがぶつかり合う。その勝者は……
ダークディケイド
「フン……」
ダークディケイドであった。デュークとマリカは変身解除して倒れており、ゲネシスドライバーは2つともダークディケイドが持っていた。
バース(後藤)
「す、凄い……!」
圧倒的な強さにバース(後藤)は感嘆の声を出す。
ダークディケイド
「……これはお前等のだったな。返すぜ」
そういうと、ダークディケイドはゲネシスドライバーを投げ渡した。
バース(伊達)
「おっとと……サンキュ」
バース(後藤)
「……援護してくれたことには感謝する。だが、どうしてお前がいるんだ? 何故俺達を助けた?」
ダークディケイド
「別に助けた訳じゃないんだがな……」
ブォンッ!
その時、ダークディケイドの背後から3台のバイクが接近した。乗ってるのはウルフ達だ。
ガタックRF
「待たせたな、2人共!」
カブトRF
「今助け―――ってそいつは!?」
3人はダークディケイドの姿を見るのと同時に、驚愕した。
ウルフRF
「お前、生きてたのか……!」
ダークディケイド
「何の話だ?」
ウルフRF
「とぼけるなぁ!」
怒りに任せ、ウルフRFはバイクから降りると接近しパンチを放つ。ダークディケイドはそれを左手で掴む。
ダークディケイド
「おいおい、何で攻撃するんだ?」
ウルフRF
「お前はあの時完全に倒したと思ってたのに! また俺達を苦しめるのか!?」
スメラギ
『落ち着いて、望!』
ウルフRF
「これが落ち着いてられるか! アイツが―――江島裕太が生きてたんだぞ!?」
ダークディケイド
「江島裕太? 誰だそいつは?」
ウルフRF
「何……!?」
ダークディケイドの言葉にウルフRFは驚き、一旦距離を取る。
ウルフRF
「お前まさか……江島裕太じゃ……ないのか?」
ダークディケイド
「だから、誰だよそいつは?」
バース(後藤)
「……どうやら俺達は、とんだ人違いをしてたみたいだな」
カブトRF
「そうらしいな……」
事情を理解したカブトRF達は、警戒を一応解いた。
ウルフRF
「……済まない、いきなり攻撃して。以前俺達が戦った敵と外見が同じだったからな……」
ダークディケイド
「そうだったのか。ま、気持ちはわからんでもないが」
カブトRF
「ところで、アンタは何者だ? 何が目的でここに?」
ダークディケイド
「だから俺は、そこにいる2人を倒しに―――」
そこまで言うと、倒れた2人を見やる。だが―――
バキバキバキ……!
「「グゥゥゥ……!」」
立ち上がると同時に、それぞれドラゴンオルフェノクとゼブラファンガイアに姿を変えた。
ガタックRF
「ファンガイアに、オルフェノクだと!?」
ダークディケイド
「俺が前いた世界から逃げ出したんだ。俺はその処分をするためにここに来た」
バース(伊達)
「そういうことだったのか」
ウルフRF
「だったら俺も手伝うぜ」
ダークディケイド
「1人で十分なんだが……まあいい。俺は灰色の奴を倒すから、お前は馬面を頼む」
ウルフRF
「わかった!」
ガタックRF
「俺達はどうする?」
カブトRF
「ここはあの2人に任せてみよう」
そして―――戦闘が始まった。
ウルフRF
「一気に決めてやる!」
『Clock UP!』
バキッ! ドガッ!
ゼブラファンガイア
「グァッ!?」
クロックアップを発動したウルフRFは、目にも止まらぬ速さで攻撃を加えていく。
ダークディケイド
「さて……めんどくさいから、これでやるか」
ダークディケイドはラッパ型アイテム―――ラッパシューターを出すと、いくつかのライダースイッチをセットした。
『カイザ!』 『デルタ!』 『キックホッパー!』 『オーディン!』
その内のカイザとデルタのスイッチをオンにする。
『カイザ・オン!』 『デルタ・オン!』
そしてラッパシューターを口元にあて、吹いた。
~♪
すると、仮面ライダーカイザと仮面ライダーデルタが召喚された。
バース(後藤)
「ライダーを召喚できるのか!」
ダークディケイド
「削り役は任せたぜ、お2人さん」
カイザ・デルタ
((コクッ))
小さく頷くと、カイザとデルタはドラゴンオルフェノクに向かっていく。
ドラゴンオルフェノク
「ガァッ!」
2人に攻撃を加えるドラゴンオルフェノクだったが、
シュンッ!
カイザ
「はぁっ!」
カイザは高速移動でかく乱しながら攻撃し、
デルタ
「せやっ!」
デルタは黄金の羽を撒き散らしながら瞬間移動しつつ、攻撃を仕掛けた。
カブトRF
「アレは、クロックアップにオーディンの瞬間移動!?」
ガタックRF
「他のライダーの能力を付与できるのか!」
驚きの声を上げるカブトRF達。
ドラゴンオルフェノク
「ガァァァッ!?」
ゼブラファンガイア
「グォァッ!?」
カイザ達の攻撃を受けたドラゴンオルフェノクは吹っ飛び、そこにウルフRFの攻撃を受けたゼブラファンガイアが吹っ飛ばされた。
ウルフRF
「そんじゃ、決めるか」
『One! Two! Three!』
ウルフRFはウルフゼクターの後部にあるスイッチ・フルスロットルを連続で押し、ゼクターホーンを戻した。
ダークディケイド
「とどめといくか」
『キックホッパー・オン!』 『オーディン・オン!』
全てのスイッチをオンにすると、ラッパシューターのトリガーを引きドラゴンオルフェノクに向ける。
ウルフRF
「ライダーキック!」
『Rider Kick!』
『シューター・リミットブレイク!!』
ダークディケイド
「ライダードリームシュート!」
ウルフRFはゼクターホーンを再び倒し、ダークディケイドはラッパシューターのトリガーを再び引いた。
ウルフRF
「はぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!」
ダークディケイド
「はぁっ!」
必殺のライダーキックと、ラッパシューターから放たれたライダー型エネルギー弾がゼブラファンガイア達に向かう。
ドラゴンオルフェノク・ゼブラファンガイア
「「グァァァァァァァァァァァァ!!」」
まともに食らったゼブラファンガイア達は爆発した。
ウルフRF
「ふぃ~」
ダークディケイド
「終わったか……」
敵を倒したのを確認すると、ダークディケイドはため息をついた。
ガチャッ
望
「さっきは悪かったな。ごめん」
ウルフRFは変身を解除し、彼に近づく。
ダークディケイド
「……何の真似だ?」
望
「いや、折角一緒に戦ってくれたのに、素顔を見せないのは失礼と思ってな。あ、俺の名前は平田望だ。よろしく」
カブトRF
「望さんが自己紹介してるのに、俺達がしない訳にはいかないな」
ガタックRF
「だな」
それを見ていたカブト達も変身を解除する。
シュウト
「俺は剣崎シュウトだ」
ユウキ
「相川ユウキだ」
伊達
「伊達明だ。よろしくっ」
後藤
「俺は後藤慎太郎だ。援護してくれたことに、改めて礼を言う」
ダークディケイド
「…………」
その様子を見たダークディケイドは少し間を開けると、ふぅ、と息を吐いた。
ダークディケイド
「お前らの様な奴に会うのは久々だな……いいぜ。俺も教えといてやる」
そう言うと、腕の部分からガイアメモリを排出し、変身を解除しブラッドカラーの髪をした男性になった。
怨
「俺は怨。塵咲怨だ。こことは違う世界から来た」
望
「通りでな」
怨
「あんまり驚かないのか?」
望
「色々体験してるからな……」
少し遠い目をする望。
シュウト
「さて、一段落着いたんだし、よかったらうちで休んでくか?」
後藤
「話は俺達がつけておく」
怨
「……悪いが、他にも逃げた奴がいて、それを追いかけててな。全部終わったらまたこの世界に来る」
ユウキ
「じゃ、その時まで待ってるぜ」
怨
「ああ……必ず行くからな」
そういうと、怨は文字通り姿を消した。
伊達
「別の世界に行ったみたいだな……で、どうやって上に説明するんだ?」
後藤
「一部始終は映像で向こうに行ってますから、ある程度は話しやすい筈です」
伊達達がそんな話をしてる中、望は怨がいた場所を見つめていた。
望
(塵咲怨……アイツとは仲良くなれそうだ。優しそうだし、何より―――信頼できる)
そう考え、笑みを浮かべた。
彼らの日々はこれからも続いていく。その途中で出会いと別れがあり、今回みたいに新たな敵が襲って来るかもしれない。しかし、彼らは戦い続けるだろう。彼らの進むべく
魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season
完
レイ「という訳で最後のゲストは、Dr.クロさんの塵咲怨さんでした!」
望「まさかクロさんから直々に出演依頼が来るとは……」
レイ「昨日メッセージを見た時は度肝を抜いたぜ……」
望「そもそも1st seasonを投稿してた時点でここまで大事になるとは予想してなかっただろ?」
レイ「はい…せいぜい感想が来ればいいかな? と思ってたので」
望「その感想が、まさか名だたる作者さん達から来るとは……しかもコラボまでするわで……」
レイ「自分で怖いぐらいだ」
望「それで、今後の活動はどうするんだ?」
レイ「しばらく投稿はしません。今年から受験シーズンなんで。まあでも時折プロットは書いていきたいなと」
望「どんな内容だ?」
レイ「『運命を変える者』の18禁verみたいな」
望「ファッ!?」
レイ「望さんがプレシアさん達とくんずほぐれつ、いやんばかんうふん! ってなったり―――」
望「それ見て誰が得するんだよ!?」
レイ「……慎司さん辺り?」
望「名指ししやがったぁぁぁぁぁぁあああああああああ!! てかする訳ねーだろ!!」
レイ「まあ投稿するのはいつになるかわかりませんけどね。感想返しもそろそろ厳しいし……」
望「眠いのを我慢してるんだったな」
レイ「やっと、やっと寝不足から解放される……!」
望「まーそれは置いといて……読者のみんな。こんな拙作に今まで付き合ってくれて、ありがとう!」
レイ「しばらくは読み専になりますが、これからもどうぞよろしくお願いします! それでは皆さん―――」
望・レイ「「さようなら!!」」