魔法少女リリカルなのは 運命を変える者 2nd season 作:レイブラスト
レイ「第8話です。どうぞ」
約十分後
望
「……落ち着いたか?」
ユーリ・シュテル・レヴィ・ロード
「「「「はい/うん/ああ」」」」
やれやれ、何とか収まったか。
望
「話を戻すが、これから君達はどうするつもりなんだ?」
ユーリ
「……わかりません。どこへ行けばいいのか、何をすればいいのか……」
目的がないってことか。だったら―――
望
「俺達のところに来るか?」
レヴィ
「えっ!?」
望
「行くところがないなら、放ってはおけないからな。みんなも、いいか?」
プレシア
「ええ」
リインフォース
「もちろんです」
はやて
「友達が増えるんか。もっと楽しくなりそうやな!」
アリシア
「そうだね!」
フェイト
「あの子達と、友達になれるんだ」
なのは
「楽しそうだね、フェイトちゃん」
フェイト
「そう言うなのはも、嬉しそうだよ」
シグナム
「主が言うのであれば、私達も友となろう」
アルフ
「アタシは、フェイト達が楽しければいいよ」
ユーノ
「僕もそう思うよ」
望
「……全員賛成だな」
ユーリ
「み、皆さん……ありがとう、ございます……!」
ユーリの目からは、涙がこぼれていた。
ロード
「バカ者、泣く奴がいるか……」
レヴィ
「そう言う王様だって、泣いてるじゃんか……」
シュテル
「レヴィこそ、泣いていますよ……グスッ」
4人は顔に笑みを浮かべながら、涙していた。
数分後
望
「さて、次はこれからの予定だな」
ユーリ達が落ち着いたところで、俺はそう呟いた。
高田
「パーティのことだな」
レヴィ
「えっ! パーティがあるの!?」
す、凄い食らいつきようだな……目が輝いてるよ……
シュウト
「君達も参加するかい?」
シュテル
「い、いいのですか?」
シュウト
「もちろん」
ユーリ
「で、では……お言葉に甘えます……」
レヴィ
「パーティ♪ パーティ♪」
ロード
「お前は少し落ち着け」
ユウキ
「あはは……」
何はともあれ、ユーリ達が新しい仲間になった。……これからより楽しい日々になりそうだと、俺は期待を膨らませていた。
シグナムSIDE
シグナム
「ふぅ……」
ハガネの通路に出た私は、一息ついた。
シグナム
「今日は、色々なことが起きるものだ……」
闇の欠片と、それを利用したダークディケイドと呼ばれる者との戦いに、シュウト達異世界からの来訪者との出会い。それに―――
シグナム
「望にも、驚かされてばかりだな」
彼は、誰も傷つけることなく救うことを信条としている。彼のような人間は、そう多くはいないだろう。
シグナム
(そういうところに、惹き付けられるのだろう)
プレシア女史とリインフォースが惚れたのも、納得できる。
トクン……
シグナム
(っ……またか……)
最近どうもおかしい。望と模擬戦をしたり、彼のことを考えたりすると、胸が締め付けられるように痛む。
シグナム
「どうしてしまったのだ、私は……」
シャマル
「シグナム?」
顔を上げると、心配そうに見つめてくるシャマルがいた。
シャマル
「辛いことでも、あったんですか?」
シグナム
「……ああ」
シャマル
「……望さんのこと、ですね」
シグナム
「っ!? 何故それを……まさかシャマル、お前も―――」
シャマル
「ええ。……望さんのことを考えると、胸が痛むの」
シグナム
「いつごろからだ?」
シャマル
「……プレシアさんと、リインフォースの妊娠がわかった時よ」
シグナム
「そうか……私もだ」
本来なら喜ぶべきことだが、素直に喜ぶことができなかった。逆に胸が締め付けられ、苦しくなった。
シグナム
「シャマル……私達が抱いている、この気持ちは」
シャマル
「今までは漠然としかわからなかったけど、今ならはっきり言えるわ」
ようやく、気づけた……だが―――
シグナム・シャマル
「「私は……望(さん)のことが、好き(だ)」」
気づくのが……遅すぎた。
望SIDE
なのは
「あれ、シグナムさんは?」
フェイト
「シャマルもいない……」
そういえば……どこ行ったんだ?
はやて
「すぐ戻って来る言うて、どこかに行ってしもうたな」
ヴィータ
「なら、戻って来るんじゃねーか?」
望
「一応時間は知らせてあるから、大丈夫だとは思うが」
ユウキ
「まずは会場へ行こう。みんなが待ってる」
全員でパーティ会場へと移動する。すると―――
???
「あら? 貴方達もしかして、招待するって言ってたゲスト?」
望
「ん? この声は……」
聞き覚えがありすぎるが……
エクセレン
「は~い♪」
望
「やっぱりか……」
特徴のある声だと思ったら、案の定だよ。
シュウト
「よぉ、エクセレン。どうしたんだ?」
エクセレン
「早く連れて来いって言われちゃってね。みんな待ちくたびれてるわよ?」
ユキナ
「大変! 早く行かないと!」
プレシア
「そ、そんなに急かさないでちょうだい」
リインフォース
「走るのは、ちょっと……」
エクセレン
「ん? …………わお!」
望
「!?」
何やらエクセレンさんが驚いた声を出したが、何かあったんだろうか?
エクセレン
「こちらの2人の名前は?」
シュウト
「確か、プレシアさんとリインフォースさんで……望さんの恋人だぞ」
エクセレン
「てことは、色々と都合がいいわね」
望
「?」
何か目の色が変わったけど、どうしたんだろう。
エクセレン
「平田望……だったわね。ちょっと彼女さん達借りてくけど、いいかしら? パーティに必要なのよ」
望
「アシスタントでもやらせるんですか?」
エクセレン
「まあ、そんなところね」
望
「いいですけど、無理なことはしないで下さいよ? お腹の子に影響が出るから……」
ミサキ
「えぇ!? ひ、ひょっとしてプレシアさんとリインフォースさんって、妊娠してるの!?」
プレシア
「ええ」
リインフォース
「はい」
望
「あ、言ってなかったっけ……悪い」
驚くのも当然だわな……
エクセレン
「わお! そうだったの! でも安心して。運ぶのはキャスター付きの軽いものだから。……それにこの体型だったら、あの衣装を着ても違和感はないわよね(ボソッ」
望
「何か言いました?」
エクセレン
「ううん、何も。それじゃあね~」
プレシア達を引っ張って、エクセレンさんは去って行った。
ユウキ
「それにしても、プレシアさん達が身籠もってたなんてね」
ユキナ
「今回のパーティで盛大にお祝いしないとね」
望
「それは少し恥ずかしいな……」
アリシア
「ねえ。早く行かなくていいの?」
シュウト
「おっといけない! 急がないと!」
俺達は急いでパーティ会場に向かった。
望「エクセレンさんが何かやらかしそうな気がするんだが」
レイ「次回それが明らかになります。お楽しみに」