後全くネタとかない感じなんで、面白くないです。
槍夜叉が幼年期の性格なんですが、今の狂、弓夜叉に歪んだ経緯の伏線です。
気がつくと道を歩いていた。
ああ、またこれか。
この道は知ってる。何十何百回と見た景色。
つまりこの後もきっと。同じ結論だ。
分かってる。なのに、続きを見る事を諦められない。
もしかしたら。そんな馬鹿な事を思い続けている
「風紀委員長!」
俺の事か。
「随分とガラの悪いお客さんが来てます!!!!!!」
「■■さんよ~おたく、ウチの若いのやってくれたって本当?」
「若いの?さぁ知りませんね。……ここは貴方みたいな人が来る所では有りませんので、お引き取りを。」
「あれ?いいの?お宅の妹さん、危ないかもよ?」
「……何をした?」
「いやまぁ?今のとこは何もしてませんけどねぇ!?アハハハハ!!!」
「お兄ちゃん!!!!!!」
「………■■を離してもらおうか。」
「いやいやいやまぁ、ゆっくりお話しましょうや。」
「離せ。」
「随分と偉そうな口だなオイ!状況分かってんのか?アアン?」
「五月蝿い、社会的離反者が。こっちとしては警察だって呼べるんだぜ?」
「いやぁー、それは困る。 オイ!」
ゾロゾロと出てくる。……二十人くらいか?
「オット、妹さん、傷物にしたくないだろ?分かるな?」
「オラァ!!!!!!」ベキィ
「ッ!!!!」
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」
「おっと、君が動いていいなんて一言も言ってないよ?」
「五月蝿い!この爪楊枝野郎!」
「ほほう…中々に気が強い!いい女じゃない。なぁ?」
「触らないで!」
「オイ、触れるんじゃねぇ。モヤシ野郎。」
「ああ?うっせぇんだよこのドグサレが!黙ってろ!」ザクッ!!!
「が!?は…!?」
「オイオイ、刺しちゃったら死んじゃうじゃん。何してんの。」
「あ~ゴメンゴメン。ついうっかり。」
コイツら……ッ!!!
「まぁい~や。その分、妹ちゃんに楽しませてもらうさ。」
「ッ!近付くな!お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
クソが。
「ギャハハ!じゃ、コイツやっちゃっていいすか?」
「好きにしろ。」
「ま、心配すんな、スグに妹もボロ雑巾みたいにしてそっちに送ってやるよ。」
「それじゃサヨナ『ザクッ!』え?」
頸動脈を切り裂いた。…死んだろ。
殺されかけた。
妹が巻き込まれた。
正当防衛だった。
どう言い訳しても、俺は今、自分の手で人を殺した。
ああ、最低な気分だ。
「お兄ちゃん!」
「クソッ!ジャックが殺られた!殺せ!殺せ!」
殺さなきゃ殺される。生き残るために、生き残らせるために。
殺さねば、生きられない。
2人目。頭をカチ割った。
3人目。銃を持ってたから腕を切り落として奪った。
4、5、6人目。銃で撃ち殺した。
7,8,9,10,11,12…
ああ、不思議だ。
気分は最悪なのに。
人を殺しているのに。
どうして俺は笑っている?
分からない。
解らない。
判らない。
まぁ、いいか。ハハッ。
一人殺す事に感じていた嫌悪感、罪の意識は薄れ。
殺した相手の体温を忘れていく。
何だか、心地良いな。
19,20……後はアンタだけだな。モヤシ。
「ど、どうなってんだよ!お前、本当に人間かよ!?」
知るか。死ね。
21。
自分のと返り血で全身紅に染まる。
ああ、全く。
これじゃバケモノみたいだ。
■■、大丈夫………いや、俺に寄るな。
俺はもう、お前の近くに居るべきじゃない。
「何言ってんの?お兄ちゃんは私を助けてくれたんでしょ?」
そんな顔で見るな。
俺は、唯の……
「ありがとう!お兄ちゃん!……それと…………怖かったよぅ……」
成程。この為か。
■■。俺は、お前を守るためなら、人でなくてもいい。
だから、お前が俺の存在する理由だ。
お前は、お前だけは俺が護る。
絶対にな。
ハハッ。
「夢か………」
随分と、懐かしい夢を見た。
走馬灯って奴か。
光秀は殺した。
立ってるのは俺だけ。
俺の勝ちか………間もなく死にそうだが。
尤も、生きて帰るワケにもいかねぇか…織田信長はここで死なないとな。
最期に思うのが、嫁さんでもなく、娘でもなく、親友でもなく。
「唯の妹か……ハハッ。悪くない。是非も無し!ハハッ、、。」
この話に関してはあまり面白くなくてもご勘弁を。
バッドエンドのおまけ的な?(愉悦)