鬼夜叉と呼ばれた男   作:CATARINA

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ようやく1章?先が…長い……


特異点

さてと。カルデアに来てから大体二週間。

目下の仕事はまぁこなした。

爆発で吹っ飛んだ箇所の修繕やら何やら。

土木仕事もよきかなよきかな。城の再建した時以来か。

壊す方が得意だからなぁ。

 

ダ・ヴィンチ女史、こいつは?

 

「ああ、それは私の工房に運び込んでくれたまえ。」

 

了解。にしてもアンタの性別はどうなってんだ?

 

「ふふふ、気になるかい?まぁ、身体は女性体とだけ言っておこう。見たい?」

 

ダヴィンチは上半身を屈め、胸を強調しながら聞いてきた。

いや、止めとこう。それに身体は…って事はな。

野郎とヤる趣味は無くてね。

 

「ほう?確か君は同性愛者という話もあったが…」

 

それについては…あー俺から話していいのか分からんから詳しく話せんが

違ぇってだけ言っとく。色々あんだよ。

 

「夜叉様ー差し入れですよー!」

 

おお、ありがとう市。

いやぁ、英霊になるのも悪かない。

市を膝の上に座らせてわしゃわしゃする。

市にも会えたなら茶々とか初にも会えっかな?

まぁ問題は全員グレる(復讐者)可能性がな。こう。

親としては複雑な気持ちなんだよね。

 

「ふむ……成程君は幼児性愛者(ロリコン)だったか。」

 

違ぇ…と言い切れないから言い返せねぇ。

幼児じゃないから。この子裳着過ぎてもこのくらいだから。

どうしても並ぶと犯罪だって?

それがどうした。愛する嫁さんと並ぶ為なら犯罪でも構わんよ。

 

「ふぇぇぇぁ…」

 

可愛い。すると…

 

「…もふもふ。」

 

よぉ、首輪付きィ。カルデアにいつから居たのか分からんこの毛玉。

聞いたら名前も無いらしいので俺が付けてやった。

市が首輪付きを抱えてる。ヤバイ可愛い。

 

だがまぁ、平和ってのは続かないモンで。

 

 

 

「これより第一特異点の攻略を開始します!」

 

後七個も特異点あるのかよ…キッツ…

作者も疲れちまうよ『辞めとけ』アッハイ。

 

編成…立香ちゃん、マシュちゃん組 所長、俺、市組。

 

正直戦力が偏り過ぎな気もするけど俺の第六感が立香ちゃんは大丈夫だと告げた。

なら大丈夫か。

……心配だから念の為これ持っとけ。

 

「何これ?ナイフ?」

 

そうだ。刃先にカルデアに残った幾つかの劇薬を塗ったくって

鞘の内側に毒入りの脱脂綿を仕込んである。

サーヴァントに効くかは分からんが対人、対獣なら有効な筈だ。もっとけ。

ん?死なないのかって?大丈夫大丈夫。

半年くらい馬鹿になってもらう程度しか仕込んでないから。

 

じゃ、行ってらっしゃい。気を付けろよ?

 

立香ちゃんや所長を見送り、一度図書館に籠る。

サーヴァントは一緒に行けないからな。

さてと、今回の特異点はフランスだったか。

なら出てくる敵サーヴァントも限られる。

フランス王家辺りは間違いないな。

シャルルマーニュやらなんやら神秘の高い時代の英雄ってのは厄介極まりない。

皆が皆神話みたいな伝説があってふざけてるよ。

後は一般兵の存在だな。危険なら殺しても良いが殺しすぎるなと。

まぁ、その辺はテキトーでもごり押せるか。

……このランスロットってのが出たらヤバそうだが…まぁピンポイントで召喚される事も無いだろ。

 

武器の整備も欠かさずする。

刀を磨き、弦の調子を確かめ、槍の留め金を締め直す。

鬼丸のワイヤーも緩んでら。鎧は…問題なく動く。完璧だ。

ん…召喚されるなこりゃ。市ー!市は準備できたか?

 

まぁ普通は非戦闘員の市を戦わせるなんでアレだが…

 

………………?

 

ねぇ、市。

 

「何ですか夜叉様!」

 

その服なに?

 

「忍び装束です!着るのは久しぶりですね!」

 

偶に思ってたけどやっぱりかー。

 

「???」ペカー

 

ああ、可愛ければもういいや。

…ハハッ。

 

俺の意識が飛んだのか、召喚によって一度視界がフェードアウトしたのか。

それを確認するすべはなかった。

 

 

 

人理定礎値C+
第一特異点

 

 

 

 

A.D.1431 邪竜百年戦争 オルレアン

救国の聖処女

 

 

 

 

 




一番下作るのに30分かかった。難しい………
フォウ君は出ません。

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