鬼夜叉と呼ばれた男   作:CATARINA

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さらば書きだめよ!


竜殺し

殺った。

そう確信した一撃は防がれる。

相手の返す一撃を防ぎつつ切り結ぶ。

強い。かなり場馴れしてやがる。

 

「……強えぇなぁ、アンタ。意外だよ。アンタの方がよっぽどあの黒聖女より強そうなのに。」

 

「貴様こそ。良くぞ後ろのを庇いながら戦えるものだ。」

 

見破られてたか。俺も歳かねぇ。

全力で戦いたいが、そうなるとフォローは出来ねぇ。

ちょいと足止めしてくれる奴がいりゃ…

 

………ガラスの薔薇?

 

…………サーヴァントか。一瞬ランサーの目が逸らされる。

此処だ。

 

「卑怯とはいうまいな!ハハッ!!!」

 

大太刀をランサーに突き立て、引き抜き、傷口に手を突っ込んで内臓を抉る。

…まじかよ。これでも死なねぇか。

吸血鬼。ドラキュラのモデルとされた串刺し公。

戦闘中に分かった事だが予想以上だ。驚いたぜ。

 

……今は逃げさせてもらうぜ。

 

「勝負は預けた。串刺し公。___浅井長政だ。この続きはいずれ。」

「ぐぬ…良かろう。我が名はヴラド・ツェペシュ。確かに預かった。」

 

さて、新しく現れたサーヴァントに黒聖女が気を取られてる。

うぉっ………!?この爆音………宝具か…!

好都合だ。コイツも持ってきな。Flashban!!!

 

逃げるぞお前ら!

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ貴女達は日ノ本の英雄なのね!こんな異国の地で会えるなんてなんて幸運なのかしら!」

おおう。市が王女さまに押されてタジタジだ。

乱入したサーヴァントはマリー・アントワネット、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの二人。

中々に高名な方々の用で。

救援に感謝する。俺は浅井長政。そこで目を回してるのが俺の嫁さんの市だ。

 

「藤丸 立香です!」「マシュ・キリエライトと申します。」「オルガマリー・アニムスフィアよ。」

 

さて。俺達の状況だが____カクカクシカジカ

 

「シカクイムーブ 話はわかりました。フランスはおろか、世界の危機なのですね。」

 

話が早くて助かる。取り敢えず、野営とするか…

おっと市ちゃん。貴女は料理しちゃだめだよ。

 

「皆を私の料理で元気づけてあげたいです!」フンス!

 

うん。可愛いんだけどさ。

戦いの前に皆消滅しちゃうからね。うん。

止めて?

 

 

さて、見回りにでも行くかね。

 

…………ああ、市。女子会でもしてな。何ならマシュちゃんも。

ほら、行くぞアマデウス。

 

「おかしいな、そんなに君と親しくなったかい?」

 

手前が色んな音盗み聞きしてんのは勘で分かんだよ。

バラされたくなきゃ手伝え。

 

(あの会話に男が入るのは無粋だろうが。)

(ふむ、それも悪くないと思うけどね。)

(オロスぞ。)

 

 

 

ちなみに…俺達が居ない間にライダーが来て戦闘になったと。

残念だ…竜ってのを見てみたかったんだが…

あわよくば戦って見たかったり。

ほら、俺ってば英霊としての格が足りないからさ。

竜殺しとかやってみたいんだよね。

ライダー最期の抵抗で目的は定まった。

次の目的地はリオン。

……………何処?

 

 

 

 

『つまりリオンってのは____』

 

『~~~~~~~~』

 

『成程、感謝する。』

 

『~~~~!』

 

 

と、いうわけだ。まさかもう滅んでいるとは。

 

「まあ、凄いわ!ご褒美をあげます!」チュッ♡

 

………唐突だな。あ、ごめん市ってか俺悪くないよね今の。

ちょ、やめ、立香ちゃんたちの情操教育に良くない、あっあ。

あーお止め下さいお客様!あー!困りますお客様ー!

 

「んー!!!」ズキュウゥン!!!

 

「むぉ……」ズキュウゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!

 

ズキュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!

落ち着け。

流石に長いから。※この間なんと数分。

 

「」(立香)シラー「」(マシュ)////「」(所長)ドンビキ

 

ああ、そこの三人。そんな目で見ないで。辛い。

 

「駄目です!夜叉様はあげません!!!」

 

うん。可愛いけど止めてね?

大丈夫だから。

 

この後、リオンにてアサシンと遭遇。

これを撃破。竜殺し(ドラゴンキラー)ジークフリートと合流した俺たち。

しかし…

 

凄く…大きいです…

コイツは……強いな。

何とかジークフリートの力で追い払えたが……

肝心のジークフリートは何らかの呪いでダウン中。

つまり次は防げない。

邪ンヌが気付かないのを祈るばかりか。

加えて__

 

「何だその構え。人の真似か?似合ってねぇぜ?」

 

「■■■■■■■■ーーーェ!!!」

 

あーあ。厄介なのに絡まれちまった。向こうはアサシン二人に。

仕方ない。こっちは一人でやるしかないか。

右手に太刀。左手に小太刀。

何だ、俺に似た構えだこと。

だか膂力が足りん、なぁ!!!

 

右手に大太刀を抜き、左手で槍を構える。

刀って事は日本の英霊か?

ハッ。落ちるに落ちたな。まぁいいさ。

…折角だ。日本人らしく名乗っておこうか。

 

「我、近江国が将の一人。浅井長政なり。さぁ、いざ参られい!!!」

 

「………■■■■ーーーェ!!!!!!」




プロローグに出たバーサーカーの登場です。
ランスロットは犠牲となったのだ。

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