鬼夜叉と呼ばれた男   作:CATARINA

66 / 128
玉葱「結果発p…「貴方を詐欺罪で訴えます!!!」ファッ!?」

夜叉「理由はもちろんお分かりですね?あなたが皆を「本編は何時になるか分からない」という妄言で騙し、信頼を破壊したからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は犯罪者です!もはやこのネタの鮮度も下がり、俺が若干滑っているのも貴方のせいです!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!」

玉葱「………いや、知らんがな。」


老獪……老いてずる賢く、強かな様子。


老獪なる紳士

「ふむ、これは困りましたな。」

 

西洋風の街の中、一人の老人は呟く。

見るからに齢六十は超えているだろうか?

しかし、そのガッシリとした体躯や、身の丈。

何より一切曲がる事無い腰を満ち満ちたる体幹で支える姿は、

老いてなおこの老人に隙が無い事を物語っている。

 

「奥様より表の見回り、掃除を頼まれ、やっと仕事終わりかと思えば…」

 

老人の鋭い眼光の先には夥しい数の人形。

それは人形(オートマタ)と呼ばれる殺人人形であり、

その数は優に三十は超えるであろう。

霧の影響か、人形はそれまで老人に気付かなかったようだが、一体が視認すると同時に

情報を共有、新たな獲物を得た喜びにうち震える。

 

「飛翔する魔導書、人造人間(ホムンクルス)人形(オートマタ)。なんともキナ臭い雰囲気となって参りましたなぁ…」

 

そんな中、老人は一人呑気に呟く。

…まるで後ろから迫るホムンクルスに気付いていないかのように。

 

「…おっと。少々はしたないのでは有りませぬかな?」

 

しかし、老人はホムンクルスを全く見ることさえ無く、いつの間にか取り出していたナイフをホムンクルスの腹に突き立て、傷口に反対の手を捩じ込み、内臓を抉り出す。

 

「脆い…所詮ヒトの成り損ないというわけですか…残念です、少々興味があったのですが……む?まさか人形にも驚きの感情が有るとでも?愚かな、かような枯れた老人が丸腰で出歩く訳有りますまい。」

 

……もし、人形達に声を発する機能が有れば言っただろう。「嘘をつけ」と。

よく見れば___人形達のスキャンならより鮮明に__理解出来る。

見た目の齢に似合わぬ体躯。

無理矢理燕尾服に包み込んだはち切れんばかりの肢体。

優に80…否、90kgは超えているだろう。

それを枯れていると?全く、笑えない。

 

とはいえ、人形達も殺すことしか能がない。

即座に連携を取り、包囲する事で状況を好転させようと試みる。

 

リーダー格の個体の鋭い一撃を間近に躱し、側面からの同時攻撃を紙一重で流す。

見た目には人形側の優勢。しかし、知能の高いリーダーは気付いていた。

『当たらない。』人など優に屠れるこの腕が。どんな動きも先読み出来る頭脳が。

どちらも致命的な程に無力だった。

今も、ただ躱すだけに非ず、返す徒手や拳銃の一撃は人形を鉄屑へと還していく。

一体、また一体と数を減らしていく同胞に、リーダーは密かに逃走を決意した。

自分さえ生き残れば、また数は揃えられる。

そう断じ、スペックの全てを動員して駆ける。

 

「ッ…!…さて、これで王手(Check)。最後の一人は……」

 

馬鹿め。

我々が人のように仲間を守ろうとすると思ったか?

この距離なら、拳銃さえ届かない。

 

「……おっと、失念しておりました。」

 

そして視界から老人が消える刹那、とてつもない速度でナイフが飛来する。

しかし、そんなもの当たる筈もない。

軽々と避けたナイフがリーダーを追い越した刹那____

 

「……では、これで詰み(Checkmate)ですね。」

 

え____なんで___

 

そこで人形の思考は断ち切れた。

何故って、既に考える頭を刻まれていたから。

 

 

 

 

「ふぅ………老骨には応えますね……」

 

老人は腰から引き抜いた()()を納刀し、あたりを見まわす。

少なくとも見える敵は殲滅しただろう。

 

帰還しよう…そう思い立った瞬間に感じた。

魔術師の気配。

此度のイレギュラーな世界と何か関係があるのだろうか?目的は?

否、そもそも味方なのか?

疑問も、疑念も絶えない。

しかしながら分かるのは残業ということだ。

仕方あるまい、今の自分は執事なのだ。

相手がどうあれ、客人をもてなすが仕事、ならば。

 

老人は拠点に向かう足を返し、先程感じた気配の方向に短剣を投合すると音も無く消え去った。

 

 

 

 

 

 

 

人理定礎値A+
第四特異点

 

 

 

 

A.D.1888死界魔霧都市 ロンドン

 

ロンディニウムの騎士

 

ロュデウ繝�ウ繝九え繝ノ縺ョ騎主」ォ

 

閠∫根縺ェ繧狗エウ螢ォ

 

 

 

 

 


 

ErrorーErrorー

何者かが世界に侵入しました。

深刻なエラーが発生。特異点が変質しました。

直ちに特異点から退去して下さい。

 

繰り返します。

 

ErrorーErrorー

深刻なエラーが発セイ、特イ点変シツ

ナニモノかがセ界に侵入

直ちに特異t退去

ただち、ただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだだだぢにだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだただちただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだだだぢにだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだただちただだだだだだちだだだだだだぢだだだだだだだぢにだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだだだぢにだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだただちただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだだだぢにだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだただちただだだだだだちだだだだだだぢだだだだだだだぢにだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだちだだだだだぢにだだだだだただだだだだだちだだだだだだだぢにだだだだだちだだぢにだだだだだぢにただ

 

 

 

 

 

 

異界からの侵入者を観測しました。

レイシフト先の情報を更新します。

世界の修正力により特異点は世界から切り離されました。

これにより特異点が修正されるまで退去は不可能です。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人理定礎値Error
第IV特異点

 

 

 

 

A.D.1888死界魔■都市 ロンドン

老獪なる紳士

 

 

 




半ばオリジナル特異点なんだよなぁ…

ええー身長190近くで老いてなお筋肉ムキムキマッチョマンの変態だってぇ?(マスオボイス)
一体誰なんだろうねぇ~(すっとぼけ)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。