マルールはオリジナルの夢を見る   作:フナ少佐

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この作品の登場人物である「マルール」と「オリジナル」は私のPSO2内でのキャラクターです。
詳細はTwitter『@funa_syosa』にてssを投稿しておりますので、良ければそちらのほうも見ていただけると幸いです


研究日誌No.001

これは、研究所を掛けた深遠なる闇対策の研究日誌である。遂に我々のクローン技術が日の目を見る日が来たのだ。

Malheur project とは

フォトン適正の高い人間のクローンを大量に造り、尻尾型戦闘デバイスを装着。人造兵器の軍隊で深遠なる闇を破壊する。

 

2/4 適任者を選定、フォトン適正問題無し。血縁者…無し。最高の人材だ、彼女のクローン製作に着手する。孤児は言いくるめやすい、なにより金もかからん

 

2/11 クローン2000体及び尻尾の生産完了。たったの7日でこれだけのクローンを造れる研究所は我々のみであろう、やはりこの研究所こそ今後のフォトナー界を率いていくにふさわしい。

 

2/16 クローンは今後「マルール」と総称する。マルールの戦闘訓練は順調だ。オリジナルとも仲が良いそうだ、呑気なことだ。

 

2/18 負荷に耐えきれず発狂、処分されたマルールは全体の76.6%との報告。想定を大きく越える損害だ。しかし追加で造る予算も無い、訓練内容を苛酷なものへと変更し、一人辺りの戦闘力上昇を期待する。

 

2/25 多少の犠牲は出たものの、戦闘訓練は順調。一人辺りの戦闘力は大幅に上昇した。

オリジナルの体調が悪化している、どうやら憔悴しているようだ。何があったのだろうか。気になるが、今はそれどころではない。

 

3/5 また脱走個体だ、これで238体目。従順な人格を第二尻尾に埋め込んでるはずだが…故障だろうか。とにかく、マルールで全て処分する。実戦形式の訓練にもなる、一石二鳥だ。

 

3/13 そうだ…最初からこうすれば良かったのだ!何も全てのマルールに訓練を施す必要も無い、お互いを戦わせれば充分訓練は出来るじゃないか!少し遅くなったが今からやろう、一匹になるまで絞りこむのだ!

…オリジナルが自殺だと?今さら奴に何の価値がある、適当に処分しとけ。

 

3/14 最後に残ったのはNo.1984だった、後は奴を深遠なる闇に向かわせればよい。破壊を終え、帰ってくる頃には我々はフォトナーを救った英雄となっている。後は不都合な物を全て隠蔽するだけだ。

オリジナルの死体はどこだ?…まさか、奴が隠したのか?早く見つけて処分しておかなくては…!1984を呼べ!奴に問いただすのだ!おい、誰か居ないのか!

なんだ、居るじゃないか…ってNo.1984!?どうしてここに居る!?他の研究者はどうした!?

…おい、その尻尾の血は…!

やめろ!おい! 私を誰だと…!

やめ…たすけ…

 

ここで日誌は途絶えている

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