ネギまとかいっこうに始まる気配がないのだが   作:おーり

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ちなみにGespenstJägerとは、直訳すると『幽霊猟師』になるらしい


『蒼きフランメ』

 

レリーズ(凍結解除)、『マクロドライブ(突破する流星)』」

 

 

 ――さて。

 この場においてソラの先ずとった選択は、目の前の対象への攻撃では無かった。

 先ずは移動を。

 そうでなくては、対処した戦闘如何によっては『墓守り人の宮殿』そのものが崩壊する恐れもある。

 それを回避するために、縮地レベルの移動術で懐へと潜り込み、一撃で息の根を止めることも出来るはずなのに、『超長距離砲撃魔法』でガトウ“そのもの”を弾丸に換え『宮殿の外』へと放り出す。

 

 移動術それ自体は達人レベルに見られそうなのだが、それはあくまで『個人としての視方』という狭窄的な解釈レベルでの話であって、ソラの持論では全然大したことは無い技術だ。

 言うなれば、ガトウの使う『居合い拳』と同レベルか、そうでなくとも無拍子に近しい程度の反射的動作の真髄の一つ。

 体感時間のみでの成長と修業を、『前世』とをも含めれば都合20年とちょっと。

 “それだけ”に傾倒するような生き方をしている彼にとっては、その程度の技術の結実は出来て当たり前のことでもある。

 

 着地点が崩壊するが、それこそ近隣は『魔法世界還元魔法(リライト)』の真っ先な影響で火星の大地が見え欠けてきている。

 周辺は生物も建物も地形も一緒くたに片端から魔力素に変換され、アスナ姫の持つ術式核の『造物主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)』その媒体とされる世界樹・蟠桃へ、と既に集束されていた。

 最終的にはこの宮殿も崩壊そして回収されるし、壊されても実質的な被害はソラ自身にベクトルは向かない。

 だが、今回のこの事態に至っては、あそこは“最後まで”残っていてもらわないと困るのである。

 

 

「続けて、レリーズ、『ヨルムンガルド(氷輪丸)』」

 

 

 ――剥き出しになった火星に氷雪と雷霆の奔流が、竜巻となって顕現した。

 

 今回のこの事態に於いては、最優先される結末は『相手の討伐』では無い。

 例外として健在しているからといって、何もソラ自身は好き好んで大量虐殺を臨む嗜好などは嗜んではいないのだ。

 彼が所属する『赤き翼』には、個人的にはまあ思う処は有れど、進んで敵対しようなどという腹積もりも含むモノもソラの方には無いわけで。

 なので、今回は相手を無力化し、説得して、穏便に現実世界へと戻って貰えられればそれで構わないのである。

 あとは、ほんの少し“こちら”のやる『始末』に口を挟まなければ万々歳というわけで。

 

 が、氷の竜に身を任せ乍ら、ソラは思う。

 「俺ってそういう“穏便な無力化”が苦手なんだよなー」と。

 前世に於いても、烏丸そらの最大の弱点は『攻撃方法が大雑把すぎる』であったという点が、此処に来て露見してしまった瞬間でもあった。

 

 

「負け、るかぁ……ッ! 七条大槍居合拳!」

 

 

 しかし、ガトウもまたされるがままでは無い。

 大気の奔流を、力技で突破された。

 咸卦法で底上げされているガトウ自身の膂力が、居合い切りの要領でポケットからの拳で放たれる刹那の拳圧が、3時間は優に止まない筈の氷雪の竜巻を内部より破砕する。

 “そう”された現状に、ソラはしかしほほー、と内心喝采を送る程度の感想しか抱いておらず、悠々と次の“手”を解放する。

 

 

「レリーズ、『ゲプラーメギド(峻厳の雷火)』」

 

 

 それは、核熱反応を魔法の“余波”で構成し放射する、爆砕形式の術式であった。

 のだが、この程度なら大丈夫だろー、とソラの適当な裁量でぶっ放される。

 風系の術式で指向性を与えられたそれは、ガトウへと一目散に放射されていった。

 

 

 

      ×     ×     ×     ×     ×

 

 

 

 ボロボロに焼け焦げた状態で、一見満身創痍に視得るガトウを遠目に、

 

 

「……っ、まだ動くよ……。元気なおっさんだなー……」

 

 

 彼が動こうとするその数瞬を縫って、呆れたように呟いた。

 腐っても英雄未満、多少痛めつけた程度では直ぐ様陥落とは為ってはくれないらしい。

 

 ややげんなりと、灼熱に焼け焦げた大地から、ぎろり、と睨み上げてくる彼に、ソラは己の采配を数え直す。

 完全消費に至るにはまだ4つほどあるが、実質ストックしてある中では『適当な』ダメージを期待できる術式はもう無い。

 しかし、そこに件の術式を使えば、今度は本気で命を絶つ恐れもあるのだ。

 尚、そこまで思考したところで、此処までやっておいてその懸念に至るのは如何な判断力か、ともゴーストは囁いた。

 

 囁いたその隙間を縫ったわけではなさそうだが、ガトウが瞬動術で飛び掛かる。

 が、ソラの反射速度からしたらワンランク遅い。

 達人を凌駕するのが基本レベルの人間相手に何を、と彼を知る者たちの彼の中の虚像が、ガトウの行為を洟で嗤う。

 

 

「ッ!?」

 

 

 ――次の瞬間には、ガトウは何故か諸手をポケットから外して万歳の形をとっていた。

 自分でも、何故そうしてしまったのかがわかっていない表情で。

 そのガトウに、正面に立つ少年は、

 

 

「――『(こぶし)』って字と『()げる』、似てるよなぁ」

 

 

 そう告げて、舌を出し、嗤う。

 ソラのその舌には、歪んだ『漢』の文字が、いつの間にか這っていた。

 

 漢字遣い。

 行動を現状を『漢字』に変換して、状況へと昇華させる『言葉遣い(スタイル)』の一つ。

 例えば、膨大な『炎』でも『(みず)』を加えるだけで『淡』く掻き消すことが出来たり。

 例えば、『石』を『九』と『十』投げるだけで鎧すらも『砕』くことが出来たり。

 また、漢字に変換し直してから状況を改竄する、『誤読』も可能性の一つだ。

 

 この世界線に来る以前、彼に備わっていた独自の能力は『スタンド』であった。

 それは『傍らに立つ者』と呼ばれる、生命エネルギーが形を成した異能の発現。

 そもそもの世界でも数少ない異例であったその能力は、彼が己で成長するに能って“彼自身”に『潜り込む』ことで『別の可能性』へと昇華していた。

 それが、『体言遣い』というスタイル。

 そして、スタイルとは一説に寄れば『能力』では無い。

 状況によって流動し、変動し、共感し、共振する。

 それは『言葉そのもの』の『可能性の姿(パターン)』なのである。

 そして“そういう”非常識な現象を『実現』させるのが、言葉遣いの真骨頂。

 今迄は遣えなかった、わけでは無い。

 遣う必要が無かった、ただそれだけだった。

 

 戸惑い、動けなくなったガトウに、ソラは悠々と詰め寄り、

 

 

「――なぁガトウ、ガトウ・神楽・ヴァンデンバーグ。あんた、なんで怒ってる? 俺は全てが始まる前に、これは移民の為の計画だ、と説明したはずだよな?」

 

 

 と、優しく問いかけた。

 此処までボロボロに痛めつけておいて優しくも糞もないとは思うだろうが、彼個人としては充分に『手加減した』レベルである。

 実際に『叩き潰す』としたら、彼は敵方に容赦は一切しない。

 それは今までのこの世界での身の振り方からも垣間見えてくる内情だが、そういった機微を推し量れるのはあくまでも近くに居た彼の弟子などの非常識集団くらいのものであって、其処とは一線を画しているガトウにとっては与り知らぬことでしかない。

 そして、そんなことも最早関係ない。

 

 次の瞬間には、ソラは顔面から殴り飛ばされていた。

 

 

「なんで、だと……! ふざけるな! これが! これが移民だと!? 魔法世界の総てを粒子レベルに分解し、逃げ場も失っているこの黙示録のような災害を、よくもまあ平然と実行できるな!? 貴様に人の心は無いのか……ッ!?」

 

 

 が、

 

 

「――………………あれ?」

 

 

 返事の無い状況に、身体が自由となったガトウは首を傾げる。

 その放物線を描いて吹っ飛ばされた殴り飛ばされた少年は、たったの一撃で沈黙していた。

 

 

「………………は?」

 

 

 勝ったの、か? と、ガトウ自身思いもかけない結果が付いてきており、その呆気なさ故に次の行動が立てられなかったのである。

 

 一見、万能且つ自在に視得る『言葉遣い』だが、最大にして唯一と言ってもいい『弱点』が存在する。

 それは、言葉の通用しない相手には通じない、という一点。

 要するに、本気で『怒った』ガトウには、漢字遣いの拘束も意味を為さなかったのだ。

 

 ピクリとも動かない少年に、どうしたものかとガトウは悩む。

 が、其処はそれ、相応の魔法使いらを相手取ってきていた人生経験の為せる直観に従う。

 ガトウは、この『術式』を阻止すべく、墓守り人の宮殿へと足を向けた。

 

 

 

     ×     ×     ×     ×     ×

 

 

 

 ――その、数十秒後。

 

 

「っ、レ、リィ、ズ、ぅ……、『完全、回、復術、式(ベホマ)』っ……」

 

 

 折れた骨が接ぎ直され、気道を確保し、破裂した血管が繋がり、千切れた筋肉繊維が編み治され、皮膚が貼り直され。

 体液と血液が増幅し、全身に循環し、体調も万全となって、烏丸そらが勢い良く起き上がる。

 

 

「っあ゛ーーー……っ、死ぬかと思った……」

 

 

 例え瀕死であったとしても、一息で完全に万全に十全に、全力で『戦える身体状況』へと復活させる、起死回生の術式である。

 だが、当然のことながら一回限り。

 ゲームのように、魔力の許す限り何度も繰り返せるわけでは無い。

 ちなみに、一気に細胞の循環と回転を促す為に、何気にちょっとした後遺症が寿命とかその辺に出るのであるが。

 具体的に言うならば、一昔前のクローン体の器官劣化並みの弊害が。

 

 それはともかく。

 

 

「本気でやるとは……、大人げない大人め、子供をよくもまあぶん殴れるな……。

 で、何処に行ったんだ……?」

 

 

 と、現状を認識し直して、はた、と気づく。

 

 

「――まさか、」

 

 

 墓守り人の宮殿へと、その首を向けた。

 

 

 

     ×     ×     ×     ×     ×

 

 

 

「……っ、悪夢か、これは……っ」

 

 

 ゴォォォ……! と、魔法世界中の構成物質が全て魔力素へと変換され、墓守り人の宮殿を目的地として目に見える濃度で集束してゆく光景を再度目にして、ガトウは息を呑んだ。

 自分でも先ほど口走ったが、これだけのことをしでかしたトリガーが、あの少年のどの心境に隠れているのであろうか、と恐ろしくも思う。

 しかし、とガトウは思考を止める。

 思うことは思う事、先ずは現状を回復してからが第一歩である。

 

 彼がやろうとしていることは至極簡単、この術式の集束点である『墓守り人の宮殿』の破壊だ。

 

 戦う前、場所を移すべくソラがガトウを移動させたのは明確に彼にも理解できた。

 此処に実際あるのは、麻帆良世界樹の真下へと繋がるゲートのみ。

 要するに、この状況になった火星から脱出できる、唯一の出口でもある。

 つまり『此処を破壊されては困る事態』が、ソラの方にもあるということだ。

 出口が無くなれば、彼が避難することも不可能となる。

 

 

「――よし、いくぞ……っ!」

 

 

―千条閃鏃無音拳ッッッ!!!

 

 

 と、無数の迫撃砲並みの射線が宮殿を襲う直前に、

 

 

「――レリーズ、『大波濤解放術式(ティブロン)』」

 

 

 ――大量の水が津波となって、その大体の拳圧を防御した。

 

 

「っ! やはり此れを壊されるのはまずいみたいだなっ!」

 

 

 その現れた大量の水はともかく、誰が防いだのかは理解できる。

 声のした方向へと、急ぎ身体を傾ければ、其処には万全のソラが片手に三叉矛を掴んで現れていた。

 

 

「……肉弾戦がお望みなら相手してやるぞ、但し丸腰じゃねーけどな」

 

 

 掴んでいるのは『帝釈廻天』。

 傾ければその方向へと自身にかかる重力を変更できる、重力魔法の凝縮具現した『術式』であった。

 

 先ほど一撃で沈んだ本人が言うには、酷く荒唐無稽な暴言を吐く。

 が、何某かを用意すれば『赤き翼』全員すらも手玉に取れる少年の言である。

 それが冗談では済まないことは、ガトウにも理解できていた。

 出来ていたので、

 

 

「……いいや、先にこちらが手を得る番だ……!」

 

 

 状況を打破出来得る、起死回生の一手を。

 避難が不可能となった彼が魔法世界の崩壊を阻止する方向へ、行為を向けられるための状況を成立させるためにも。

 それを望み、再び先ほどと同等の一撃を、宮殿へ向けて放射していた。

 

 

「っ、させるかよっ!」

 

 

 どうやら、解放された大量の水はある程度は彼の自在に出来る代物らしい。

 再び盾のように蠢いて、宮殿を取り囲む。

 だが、

 

 

「所詮は水、数の前では無力だ!」

 

 

 防ぎきることは出来ない。

 

 ――数合も撃ち合わない内に、宮殿はガトウの拳によって瓦礫へと解体されてしまった。

 

 

 

     ×     ×     ×     ×     ×

 

 

 

「――さぁ、これで、どうなる……?」

 

「あんた……、なんってことを……」

 

 

 絶望に歪んだ、ように見える表情の少年を見、これで何かしら状況を変えられるかもしれない。

 ガトウはそう思っていた。

 そう、願っていた、の間違いかもしれないが。

 

 

「これで、キミも逃げることは出来なくなったろう。さあ、この術式を止めるんだ!」

 

 

 子供に言い聞かせるように、やってはいけないことを咎めるように。

 術式の阻止を、ソラへと促すガトウ。

 そんなガトウの目には、これで上手くいくと、すべて戻ってくると、そう思えていた。

 ゲートが崩壊したことで、術式の核は消え去り、魔力素の流出も止まった筈だ、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――そんなわけはなかった。

 

 

「!?」

 

 

 魔力素の流出は止まらない。

 むしろ、ゲートと言う箍が崩壊したのか、先ほどよりも濃度の濃くなった魔力素が、勢いを増してゲートの在った『穴らしきもの』へと吸い込まれていった。

 

 

「……安定した移動が出来なくなっても、繋がっていた航路が消失したわけじゃない。『そのまま』じゃもう無理だが、破壊だけで終わるほど安い術式なわけねーだろ。仮にも造物主の作ったモノだぞ……?」

 

 

 剥き出しになった火星の大地に、共に降り立つ2人。

 ソラは、手にしていた帝釈廻天をそこらへと適当に放棄する。

 彼が掴むことで維持されていた術式は、手放されたことで極小の重力子となって消失自壊していた。

 

 

「これであんたを連れ帰ることはもう無理だ。もういいよ、勝手に死ねよ、回復の手段もねーし、邪魔さえしなけりゃそれで全部上手く行っていたのに」

 

「なん……、い、いやまて、何かできるだろ、せめて星が消えるとかいう術式を止めるくらい……」

 

「……今から火星中回ってボーリングして術式探すか? 一時間以内に? 大気もそのうち消えるぞ?」

 

 

 魔法世界が支えていたオゾン層も崩壊しているしな、と『現代の』知識では理解できないことを語る少年。

 そんな自暴自棄な様相を見て、本当に取れる手段は無いのだ、とガトウは理解した。

 

 

「つーわけで、この勝負はアンタの勝ちだ。俺はアンタを『生きたまま』引き摺ってでも帰るのが目的だったのに、それを阻止しきったからな、あーあー、最後の最後でこんな負け方かよー」

 

「か、勝ち負けじゃないだろ! キミの命までかかっているんだぞ!」

 

「命程度は何とかなる。最後の一手は勝ちじゃなくて、自決用の一手だったからな」

 

 

 これ、アンタには効かないから、本当に最後の切り札なんじゃよ。

 と、何処かの黒幕っぽい博士みたいな口調で、最後の圧縮術式を指でなぞる。

 そのまま、その指先を、己の米嚙みへと少年は向け、

 

 

「――それじゃあな、ガトウさん。『また勝てなかった』」

 

 

 何か意味深な台詞を、舞台のように呟いて、その指をトリガーのように傾けた。

 

 

「レリーズ、『リ ラ イ ト(・ ・ ・ ・)』」

 

 

「――っ! 待っ、」

 

 

 ニヒルに嗤うその少年は、その姿勢のまま、花弁のように粒子となって掻き消えたのであった。

 

 

 




『烏丸そらはもっと評価されてもいいと思う』
実際、魔力総量はネギとかこのかよりずっと下なのよ。
生成器官とかを備えているけれど、精々そこらの魔法生徒よりもワンランク上程度の常人レベルで、しかもその魔力が普段は一切自由に出来ないっていうハンデ付。
その成長の過程から生成するに至った最強の拒絶タイプレベルのATフィールド並みの精神系魔法障壁。
それへの生成がオートで発動するので、認識阻害が大々的に掛けられている麻帆良じゃ実質役立たず。
障壁以外へと転用できる魔力が足りなくってねー、そうなった成長の結果が原因だから矯正も難しいし。
エヴァの修業で障壁からの更なる転用も出来るようになったけれども、これって要するに自分で作った魔法を自分に掛けてマホトラ使うみたいなとてつもなく効率の悪い転用だからねー。
まあスタンドっていう能力があったからなんとかなったけど、それも実際攻撃力がねー。
パワーがEランクよ?コイツのインストールドットって?
成長したら成長したでスタイルに進化して、余計に扱い辛くなったし。
間違いなくスタンドバトルじゃ主人公張れない。
むしろジャンプ大戦でラスボス気取る方。
使っているオリジナル術式も、細々とした小さい効果のものを掛け合わせて創り出した詠唱に時間がかかるからストックしているっていう理由だし。
大魔法系?1、2発唱えたら魔力切れ起こすよ?
ネギみたいに魔法の射手1001とか無理無理。
ようやく半分行って、ってレベルの常人ですよ。
だからこうやって体術系のレベル上げたんじゃねーかよ。
時間圧縮で精神体だけで反復練習。
作中で言ってたけど、20年だよ?常人でもそれだけに傾倒したら達人レベル凌駕出来るよ。
ネテロの爺様だって50を過ぎて開花する、とか言ってたけど、其処に至る前段階があるだろ?
別に飲まず食わずで6年間正拳突きばっかしてたわけじゃねーだろ?
そう考えるとやっぱ凄くねこの子?
あとは発想力かな。
一応前世持ちっていう優位性があるけど、その知識を総動員して『自分を造り上げる』っていうのはそこらのチートオリ主にも出来ることじゃないと思う。
だってそういう人たちって神様特典持ってるもんね?
コイツの特典って結局何なのよ?
俺は『主人公連中に巻き込まれるレベルの因果』かと睨んでいるけど?
それくらい絡まれてるもんね?
そんで結局負け続けている人生送っている気もするけど。
まあそこは気の持ちようだよね!頑張れ烏丸!

そんなわけで次回最終回
終わったら何か同世界線上で色々書いていこうかと思うけど、まあ終わったらってことで
あ、感想とか希望とか期待してますー

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