インゴット[調合][金属] 材料:[原石]x2+[燃料]+中和剤
鉱石を熱して焼けなかったものを冷やして固めたもの。
主成分は金属のつもりなんだけど何なのかは謎。
強度も低いので、本格的に使うにはあまりにも頼りないけど
加工もそこそこできるから、鍛冶の練習をするにはぴったりだよ。
このインゴットの強度や性質は、錬金術師の腕によって大きく変動して、
腕がいい錬金術師が作るインゴットは、他の金属とほとんど変わらなかったりする。
最初に作ったインゴットで武器を作ると、多分半年せずに壊れるダメなものになるけど、
たくさん作り続けていれば、使い道がいくらでも思いつく一級品もきっと作れるよ。
──これで一級品を使う頃にはインゴットの使い道もわかるようになってて、
武器や防具の本体として使うことはなくなっていても
使い道はたっぷりある。 そんな感じになると思うよ。
鉱石を熱して溶かして、それを固めたもの。 主成分は何だろう。
とりあえず石を溶かしたものだから、実は二酸化ケイ素だったりするのかもね。
本格的に鍛冶をやるなら、当然ちゃんと材料を単離した方がいいに決まってるけど
インゴットに関しては、どれを分離したらどうなるのか誰も知らないから単離できていない。
そもそも、調べる意味もない。 練習用だから。
そんな理由があってこれからもずっと謎の金属でい続けるこのインゴット、
適当な鉱石を金属として使うことができるから、結構有用よ。
──インゴットは主に金属製品の微調整に使われるわ。
単純な金属だと折れやすかったりする金属に、粘りを与えたりとかしたりするのに使う。
どういう武器を作りたいというイメージがあればあるほど有用な金属ね。
それを扱えるように、一回これだけで練習してみましょう。
クロース[調合][布] 材料:[糸]x2+[中和剤]x2
適当な糸を使って作った布。 布は縦糸に横糸を交互に通すことで作るのだけど、
その過程はとても面倒。 魔力を使ってもやっぱりすごく面倒。
このレシピは、そのとてもめんどくさい糸を織る処理を大量の中和剤の魔力を使って行うもの。
当然魔力が大量に必要で、繊細なコントロールが必須だからとっても疲れるけど
その繊細な魔力のコントロールを学ぶためのレシピだから、頑張って慣れてね。
失敗してもそんなに爆発しないレシピだから何度もやって、
意識しなくても繊細な魔力のコントロールができるようになるくらい練習しましょう。
──動物素材を追加で入れると糸が動かしやすくなって調合しやすくなるよ。
魔力のコントロールが大事だからそういうレシピは使わないけどね。
糸を縦横に組み合わせて作るものの総称。
これはそのうち、適当な糸から普通の平織りで作るもの。どうあがいてもただの布。
材質指定もないので、着心地などもそんなによろしくない。
まあ、正直値段の問題で決めるモノ。
本来、織機と言うものを作って、さらに糸を用意して手間暇かけて作る。
その手間暇を錬金術を使うことで大幅に短縮可能。
魔力はガンガン消えるけど数日休めば回復するのでコスパが非常に良い。
魔力の使い方、疲れた時の休み方、体調が悪い時にどうするか、
そういった錬金術を仕事にする際の基本を学べるいいレシピよ。
これらは仕事するなら一番大事なところだから、
息を吸うようにできるようになっておきなさいね。
──そのために大量の布を作るんだけど、それを売りに出すと市場が壊れて
錬金術師が迫害される。 された。 これをラッダイト運動と呼ぶわ。