二〇一九年某月某日。
その学校を卒業し、晴れて死神として護廷十三隊の十三番隊に配属になった
「今日だけはハメを外しても構わんぞ」
隊長の
「あ……いや、俺こういうの苦手で……」
「そうだったのか。それは知らなかったとはいえ、すまぬことをした。だが折角の宴だ。楽しもうではないか」
新一の歓迎会は、その日は夜遅くまで盛大に行われた。
その翌朝、新一はルキアについて現世にやってきた。
二人とも
「及川、お前は確か、空座町生まれだったな」
「ええ」
「親御さんに会ってきたらどうだ?」
新一の父親は尸魂界出身の死神だった。故に、新一にも死神の力があった。
「そうですね」
新一は歩き出す。
「じゃ、ちょっと行ってきます。隊長の方はどうするんです?」
「私は久々に旧友に会ってくる」
ルキアと別れ、現世で暮らしていた時の家に向かう新一。
塀に貼り付けられた
インターホンを鳴らす。
ドアが開き、父親が出てきた。
「新一? 新一なのか?」
「ただいま、父さん。真央霊術院、卒業したぞ。十三番隊に所属してる」
「そうか。こっちへは何で来たんだ?」
「手伝いだよ。ルキア隊長の」
「そうか。まあ、入れ」
新一は家に上がる。
「父さん、母さんはどうしたの?」
「母さんか……」
父親が暗い顔になる。
「え、まさか?」
「
「そう……なんだ……」
新一は泣きそうになるが、涙をぐっと堪えた。
その時、虚の霊圧を感じた。
「虚!?」
新一は家を飛び出す。
「月牙天衝!」
と、斬撃を受けた虚が、新一の上に落下してくる。
「うわ!」
ギリギリのところで
上空を見上げると、複数の虚と死神代行の
新一は義骸を脱ぎ、巨大な斬魄刀を手に助太刀に入った。
「なんだ、あんた?」
「及川 新一、護廷十三隊十三番隊の死神だ」
「じゅ……って、ルキアの?」
「知ってるのか?」
「ルキアとは腐れ縁だからな」
「それじゃ、ルキア隊長の旧友ってのはあんたか」
「そういうことだ」
と、ルキアが現れる。
「しかしきりがないな」
三人の死神は虚と応戦する。
「ていうか、おめえの斬魄刀でけえな」
「一護、無駄口叩いてないで
「へいへい」
会話しながら虚と戦う二人。
新一は身の丈ほどある斬魄刀を振り回して虚を切り裂いていく。
「何で虚がこんなに」
辺りを見渡すと、三人は既に囲まれていた。