秋の中頃、最近は異常気象で秋なんてほとんどなくなってしまったがこの季節が一番好きだ。でもね、
「お姉様に近づかないでください!」
「おい、私らはともかく駆逐艦連中には近づくんじゃねーぞ。」
「提督、バカは風邪をひかないと聞きますが、提督はアホだから風邪をひくのですね。」
風邪をひいて罵声をあびせかけられるのはくるものがあるよ。
◇◆◇◆◇
二時間ほど前
「んー、いい朝だな。」
「おはようございます、司令官さん。」
「おはよう、電ちゃん。」
ついこの間結婚カッコカリをした電ちゃんと朝の散歩中にばったりと出くわした。
「司令官さん、お顔が赤いのですよ?」
「え、電ちゃんの冗談にしてはたちが悪いんだけど。」
「司令官、電、こんなところで散歩かい?」
おっと響ちゃんも来たようだ。
「そうだよ。おはよう、響ちゃん。」
「おはよう、それとヴェールヌイだよ。」
「お、おう。」
それよりも、と響ちゃんが電ちゃんの方を一回見てから、
「朝から何をしていたんだい?顔が赤いようだけど。」
「あれ、そんなに赤いのかな。電ちゃんにも言われたよ。」
「そうなのですよ。冗談なんかじゃないのです!」
まさか二人に言われるとは思わなかったので驚きながら電ちゃんと響ちゃんをなでなでしようと手を伸ばす。
「あっれ〜、加賀さんどうしてこんなところにっていうか肩関節これ完全に入って肘関節はそれ以上そっちには「煩いですよ提督。」加賀さん俺の扱い雑じゃないかな!?」
「加賀さん、司令官はおそらく風邪を引いているんだ。そのくらいでやめてあげてほしいな?」
「そう…なら、ネカセマショウ。」
「ぴっ!」
「…綺麗に当身が入ったのです。」
「たまにはこのくらいのお灸が据えられてもしょうがないのかもしれないね。」
「いえ、この童貞もとい提督は風邪を引いていやがいらっしゃるのだからネカセテアゲナイト。」
「おい加賀本音漏れてるぞ。」
摩耶のツッコミを最後に記憶が途切れた。
◇◆◇◆◇
そうして気がついた時には最初のところだったのだ。
「加賀さんに至っては当身して暴言まで吐いてるから始末に負えないじゃないかよこのやろう。」
「一航戦だから仕方がないわ。」
「ワケガワカラナイヨ。」
そろそろ泣きたくなってきた。
「そういえば金剛と古鷹はどうした?」
「いや、ここにはいねぇけど…なんか用事か?」
「ここに呼んでもらってもいいか?」
「お姉様に風邪をうつすつもりですか!?」
「お前は帰れ。」
うるさい比叡である。
◇◆◇◆◇
「Hey!それでなんでしょうか、ていとくぅ〜!」
「どうかされましたか?」
摩耶に呼んでもらってすぐに二人は来た。
「君ら二人にはいつも通りのレベリングの随伴を任せたいんだけど大丈夫?」
「それはいいんですが…風邪を引いていらっしゃるんですよね。提督はちゃんと療養しなくてよろしいんですか?」
「そうだYO!看病しないとネ!」
「古鷹と電ちゃん、響ちゃん以外にボスにダメージ与えられる娘がいないからね。特に金剛、ボス前中破はやめれ。」
「Oh〜…それはsorryネ。」
「私もボス戦大破しちゃって申し訳ないです。」
あーっと、これはいかんことを言ってしまった感があるな。ここは男らしい提督としてかっこいいフォローをしないといかんな!
「問題ないさ。まだまだチャンスはあるし元は俺の判断ミスでE1に北上さんを突っ込んじまったことだしな。気にせずギリギリまで頑張ろう!」
「あの判断ミスは痛かったね〜。」
北上さんの登場と突然さと辛口で泣きそうです!
次回はイベント終了後に出してみたいですが、テストがそれを邪魔します。