ダンまち世界に迷い込むのは間違っているだろうか   作:レイジー

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 う~ん…自分よりも後に投稿された作品にお気に入り登録数で負けてるのちょっとショック~(そりゃ文字数少ないし)
 でも今回は少し増やしたよ?(少しな?他と比べりゃ微々たるものだ)
 自分でまとめた原作設定見に行くたびにページ更新でデータ吹き飛ぶからモチベ上がらん(お前ついさっきまで自動保存の使い方分かってなかったもんな)
 説明読まずに進めたから(…見た感じ平均文字数とお気に入り登録にはある程度関係性があるからこれからはもっと励め)
 うぃ~っす、頑張りまーす(うむ、苦しゅうない)


幼き心の緩やかな歩み
第八話 初陣


 僕がロキ・ファミリアに入団してから1か月が経過した。

 毎日、ティオナお姉ちゃんと特訓しては朝食を食べたらすぐにリヴェリアお姉ちゃんと冒険の勉強。

 確かに同じようなことをほとんど休むことなく繰り返しているけど、そうでもしないと心の弱い僕はきっとすぐに積み重ねたことがなくなるだろうから休んでいられるほど今はまだ余裕がないから。

 それにお昼になるとティオナお姉ちゃんかリヴェリアお姉ちゃん、たまにベートお兄ちゃんがオラリオの中を案内してくれたりおいしい食べ物を食べさせてくれるからそこまで苦しくはない。

 まあ、毎朝の特訓の時にティオナお姉ちゃんやたまに来るベートお兄ちゃんの攻撃がすごく強烈で意識が飛びそうになることはある。むしろ意識が飛びそうで飛ばないギリギリの攻撃をしてくるからわざと苦痛を味わわせてきているのかも……

 

「えっと、じゃあ……『遠征』で無茶しないでね?」

「遠征に無茶は付き物だが…必ず戻ってきて、またお前に知識を叩き込んでやろう」

「うん!気を付けて行ってくるねー」

 

 今日から『深層』に遠征に行く皆の姿が見えなくなるまで手を振り続ける。

 さっきベートお兄ちゃんにも声を掛けたんだけど僕の方を見ただけで何も言わなかったな、ベートお兄ちゃんならティオナお姉ちゃんと違ってあまり無茶はしないだろうから気が楽だけど…誤解されやすいらしいから心配だな

 

「……さて、僕も冒険者登録に行きますか!」

 

 気合を注入するとあまりの楽しみさに思わず足取りが軽くなるのがハッキリとわかる。

 抑えようとは思ってるんだけど思わずなっちゃうんだよな、少し恥ずかしい。

 

「あの~冒険者登録しに来たんですけど…あ、これファミリアの証明証です」

「あ、は~い…ロキ・ファミリア?!」

 

 やっぱり僕はロキ・ファミリアの団員には見えないらしく、桜色の髪をした受付の女の人に疑いの眼差しで見られたけど証明証が本物だと分かると渋々といった言葉が似合う様子で登録申請書の羊皮紙を差し出す。

 

「え~っと…」

 

 渡された羊皮紙に目を通す。

 書くことは名前や年齢、所属ファミリアなどの基本的なことらしい。

 止まることなく少し汚い字を綴っていると、一つの項目で手がぴたりと止まる。

 

「あの…」

「あ、終わりました?」

「いえ、そうじゃなくて…貴女のお名前を……」

 

 彼女からすればなんの前触れも無く唐突なことなのだろうけど少し頭上に疑問符を浮かべた後に『ミィシャ・フロット』という名前を教えてくれた。

 それを聞いて満足した僕は残っていたその項目を記入するとミィシャさんに渡す。

 

「はい、今確認を……ん?どうしてアドバイザーの希望の欄に私の名前が?」

 

 記入ミスではないかと登録申請書を見せてくるミィシャさん。

 

「その…僕知らない人と話すのが苦手なので、アドバイザーさんは受付の時の人にするって決めてたんです」

 

 少しでも話したことのある人ならばある程度は気が楽だと説明すると、ミィシャさんの隣にいたエメラルド色の瞳のハーフエルフさんが「よかったじゃないミィシャ、ご指名よ?」とからかうように微笑した。

 それに反応したミィシャさんは「えぇ~お仕事増えちゃう~」と小声で言っているにもかかわらず僕に聞こえるというあまり意味のない小声でハーフエルフさんに文句を言う。

 

「私なんかじゃなく…ほ、ほら、隣の彼女なんかはどうです?」

 

 よほど仕事が増えるのが嫌なのか隣のハーフエルフさんに仕事を押し付けようと躍起になり隣から「ちょっ!?ミィシャ!」と少し怒ったような声が聞こえてきた。

 だけど働いているくせに仕事から逃げようとしている悪いミィシャさんの仕事をあえて増やすべくこちらも譲らずにミィシャさんが良いと懇願する。

 

「もぅ…仕方ないなぁ~」

 

 アドバイザーになるのが決定したのとゴリ押しをされたからかミィシャさんのかしこまった業務用の口調から砕けた口調になる。

 ならもうこちらもかしこまる必要はないと判断し、僕も肩の力を抜いた。

 

「これからよろしくね、ミィシャさん」

「仕事は増やさないでよ?」

 

 可愛らしく睨みながらそう文句を言ってきたミィシャさんに僕は満面の笑みでこう言い放つ。

 

「それは保証しかねるッ」

 

 その返しは予想していなかったのか溜め息をついたかと思うと肩を震わせて「フフッ」と笑った。

 思わず釣られた僕も小さく笑いお互いに「よろしく」と言って手を組み交わす。

 

「それで探索なんだけど…ロキ・ファミリアだし事前情報は「バッチリです」だろうから、その恰好を見るに潜る気満々だね~」

「うん、基本的にはソロでやるつもりだけどパーティを組みたいって人がいたらその人の事を教えてね。その情報で判断するから」

「早速私の仕事を増やす気満々だね?」

 

 面倒くさそうな口調でニヤリと笑うミィシャさんに向かって「おうともよ」と少し格好をつけたポーズを向けて去って行く。

 ギルドから出た僕はプロテクターと腕の間に挟んだ短剣が抜剣出来るかを確認するとダンジョンに潜って行く。

 

 

『『『グルオァッッ!!』』』

 

 卑怯にも同時に襲い掛かってきた『コボルト』から距離を取って襲い掛かってくる方向を一方向に絞った僕は一体目防御が手薄な首の三割ほどを切り裂くと、続いて襲い掛かってきた二体目のコボルトの魔石を一突きして最後のコボルトも同様に魔石を一突きする。

 

『ギャ、ギャウッ!』

 

 初めに倒し切れていなかったコボルトが襲い掛かろうとしているところで首を再び切り裂いて首全体の六割以上を切り離した。

 するとそのコボルトたちの魔石を一突きした二体はそれが原因で全身を灰へと変貌させて風にさらわれるように跡形もなく消えていく。

 そして残った紫紺の欠片――『魔石』を手に握ると残ったコボルトの死体から魔石を摘出して腰巾着に三つの魔石を入れ、探索を再開した。

 

『『『『『シャアッ!』』』』』

 

 さっきよりも数の増えたコボルト。

 前後から同時に産み落ちたため逃げ道はなく、前3後2という危機に僕は前に並んだ三体のうち左のコボルトに攻撃を仕掛けると見せて後ろのコボルト二体を左側に引き寄せるとすぐに体を反転させ、作った隙間から抜け出て二体のコボルトを背中から一突きして魔石に変える。

 

『『『グ、グアッ!!』』』

 

 その様子を見た残ったコボルト三体は僕から逃げていく。

 

「ちょっ!?お前らモンスターだろ!」

 

 予想外の行動に声を荒げ、二つの魔石を回収すると逃げ去ったコボルトにすぐに追いつき首の後ろを三体同時に切り裂いた。

 痛みに動きが鈍ったコボルトの隙を見逃さず僕は、先にコボルトたちの脚をイヤになるほど食らった足払いで転倒させてその間に短剣を突き立てる。

 だが間に合わずに立ち上がったコボルトの攻撃を受けて少し吹き飛ばされながらもそれ以上の攻撃を何度も食らったことのある僕はモノともせずにコボルトの首前半分を切り離す。

 

「結構辛い……ティオナお姉ちゃんたちは手加減してくれてたから僕にも余裕があったけど、ふぅ、こいつら相手だと常に全力ださなきゃ行けないから、思ったよりも、早く体力が減るな」

 

 一気に消耗した体力を壁にもたれかかって回復させる。

 

「それに、特訓の時は受け流されてたけど…モンスター相手だと攻撃したときの負荷が比べ物にならないから…ふぅ、結構腕にくるな」

 

 疲労とダメージで僅かに痺れの生まれた腕を振って痺れを軽減させながら三つの魔石を回収した。

 その場で短剣を素振りしてまだ体がついてこれるかを確認するとそのままゆっくり歩きながらモンスターを探し回る。

 

「お、良い感じの発見」

 

 ちょうどよく相手にできそうな二体という数で固まっていたコボルトを壁に隠れて発見した。

 今コボルトは前を見ながらゆっくり歩いている、この距離ならば忍び寄ってから攻撃を仕掛けたほうがいいと判断するとそのまま音をたてないように忍び寄る。

 

『『グアッ!』』

 

 忍び寄る、そう決めて壁から体を出した途端にコボルト両方に気取られてしまった。

 

「そういえばティオナお姉ちゃんにも『気配を消すのが下手すぎ、むしろちゃんとやってる?』ってな感じの事言われたっけ、ハハハ……クソッタレェ!!!」

 

 自棄になった僕は短剣を握りしめて攻撃を仕掛け二体のコボルトを倒した。

 だけど今の事が少しショックになった僕はリヴェリアお姉ちゃんの言う通り潜りたての時期は早めに引き上げるという言いつけを守って帰る。

 結局今日狩ったのは帰路含めて一五体。

 そのうち二体は運よくドロップアイテムである『コボルトの爪』を落としたため換金額には期待が出来そうだ。

 

 

「一一〇〇ヴァリス…駄目だコリャ」

「そんなことないよ?今日が潜るの初めてでしょ、だったらソロの初めてでこの金額は結構すごいんだよ~」

 

 そう言ってミィシャさんが慰めてくれるけども僕としては教えてくれたティオナお姉ちゃんとベートお兄ちゃんに合わせる顔がないです……

 

「明日以降も頑張って潜ったらすぐに強くなれるよ!」

「本当ですか?」

「……多分?」

 

 そんな頼りにならない言葉に僕は情けない言葉を出しながら屋台で売っている『ジャガ丸くん』を三種類ほど買って本拠(ホーム)、『黄昏の館』に戻る。

 

「ただいまです…」

「おかえり、その顔見るとよほど散々な結果と見える」

「ええ…戦果はたったのコボルト一五体の一一〇〇ヴァリスでした」

 

 項垂れながらそう告げると門番の人は無言で愛想笑いを浮かべた。

 その事により衝撃を受けながら僕は自室に装備一式を置くとロキの神室(しんしつ)に入りステイタスの更新をお願いする。

 

「てかなにげにミストのステイタス更新て初めてやな。これまでずっと特訓と勉強で疲れてすぐ寝てたもんな」

「そうですね…【経験値(エクセリア)】が消失してたりしませんよね?!一か月も更新してないからとかで」

「そんなことないて」

 

 上半身裸になるとその上にロキが馬乗りになって僕の背に血を落とした。

 変な感覚に襲われながら更新されたステイタスを楽しみにしているとロキが僕の上でなんだかよくわからない類の呻き声を上げている。

 

「ステイタスの伸びは微妙なのに探索一度目で魔法が発現するなんてな…変わったこともあるもんや」

 

 どの分野を取っても他種族に劣っていると言われるヒューマンにも関わらず突然魔法が発現したことに少し驚いた様子のロキが背中の【神聖文字(ヒエログリフ)】を共通語(コイネー)に書き換えた用紙を手渡してくる。

 

 ミスト・グリージョ

 Lv.1

 力:I0→H105 耐久:I0→G235 器用:I0→G238 敏捷:I0→H184 魔力:I0

《魔法》

【ファンタム・リアリティ】

 ・霧幻(むげん)魔法

 ・対象に幻覚を引き起こす。対象の数に応じて精神力《マインド》を消費。

 ・抽象的であれば合致する効果をランダムに引き起こす。具体的であれば効果を増す。

 ・詠唱式【望みし影、望みし姿。我の望む形へ至れ】

 ・解呪式【それは全て叶わぬ幻想であった】

《スキル》

【】

 

「~~~ッ!」

 

 夢見た魔法を手に入れた僕は歓喜のあまり声にならない声で喜びを表した。

 

「毎日ティオナにボコボコにされとったらもっとステイタスが上がっても言い思ったねんけどなぁ」

「アハハ、ボコボコにはされてませんよ…ところでこの魔法ってどんな効果何ですかね?」

 

 ステイタスの伸びなどよりも魔法の方が僕には重要だ。

 この心をくすぐる魔法という甘美な響きはその他の事をすべて話を忘れさせてしまいそう。

 

「初めて聞く魔法やからなぁ…火魔法とかやったら字面からすぐわかんねんけど、霧と幻いわれてもよく分からんわぁ、魔法は本人の心を映すゆーし心当たりでも探ってみたらどや?」

 

 心当たりと言われてもよくわからない。

 特訓と勉強の一か月はずっとそれの事を考えていたし…あるとすれば今日の探索。

 記憶を探っても戦っている光景(シーン)ばかりが脳をよぎって手がかりになりそう記憶が思い出せそうにない。

 

「うぅむ」

 

 雑念を減らしたら思い出せないかとお風呂に入ったり中庭をウロウロ徘徊してみたりしたけれど霧というのも幻というのも身に覚えがなかった。

 ならば幻覚の部分かと記憶を探ってみたが幻覚を見た覚えはないし第一階層にそんな事をするモンスターがいるとは聞いたことがない。

 

「考えててもキリない!」

「【望みし影、望みし姿。我の望む形へ至れ】」

「【ファンタム・リアリティ】」

 

 一か八かと詠唱を唱えてみた。

 

「…ん?なにも起きない?」

 

 自分の周りを見渡してみたが幻覚など一切感じず、そこには今までと一切変わらない光景が広がっているだけ。

 失敗したかと頭を掻きむしった瞬間、その違和感に気が付いた。

 

「腕が…薄くね?」




 う~ん、流石に一か月は飛ばしすぎ?(でも延々と続く訓練回って余計読者減るぞ)
 だよな…永久八月みたいなのはいかんよな?(お前は訓練回を約六十話も書く気か?)
 むり!(ならよし)
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