とある科学の超人(リミットバースト)   作:はらしょ。

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今回はタイトル通りあのシスターさんの登場回です!


とあるシスター

8月9日。

最初こそ色々あった俺の夏休みだが、あの一件以来特に何もない日常を送っている。

しかしこうも毎日何も無いと暇だなぁ。

不本意だがあの騒がしさが恋しくなってくるぜ。

家にいても電気代がかかっちまうし、外に出れば白井がいるんじゃないか、そんなことを考えながら今俺は第7学区の商店街をぶらついていた。

勘違いして欲しくないから言っとくが、別に俺はあいつに会いたいとかいう気持ちわりぃ理由でなんの用もないのに外をぶらついているわけじゃあない。

あいつといたら何かと退屈しないってだけだ。

一応銀行強盗の時に連絡先は交換したけど俺から連絡するのは絶対嫌だしな。

てかいねえなぁあいつ。

周りを見たら学生だらけ。

しかも必ず2人以上の複数人で行動してやがる。

大丈夫かな俺。

あぁ、なんかどっかからなんかあいつ1人でずっとブラブラしてるよー、ぼっちなんじゃね、とか聞こえてくる気がするんですけど。

…まぁぼっちなんだけど。

10分ほど歩いて、人通りの少ない公園までやってくると、そこには科学の街では普段目にすることがない、真っ白な修道服を着たガキがぶっ倒れていた。

「お腹すいたぁ…」

「お、おい大丈夫か」

なんも考えずに声掛けちまったけど大丈夫か?

てかこいつこんな暑ぃ日になんて暑苦しいかっこしてんだ。

「だれ?」

「俺の名前は貴船海翔。お前何してんの?」

「見て分からないの?お腹が空いて倒れてるんだよ?」

ますます怪しいな。

こんなガキが昼間に腹空かせて倒れてるなんて。

「親はどうした?迷子か?」

「子供扱いはしないで欲しいかも。家の場所だって分かるし私は迷子じゃないもん」

「じゃあ家に帰れ。じゃあな」

「ちょっ、ちょっと待って欲しいかもっ!」

「なんだよ?」

「ここであなたに会ったのも何かの縁。ここは私にご飯奢ってくべきかも!」

「いやだからぁ、そんなに飯が食いたいってんなら家に帰って食えばいいだろうが」

「冷蔵庫の中身は空っぽ。おまけにとうまはガッコーに行くって言ってたから当分は帰って来ないかも」

とうま?こいつの兄貴か?

まだ8月なったばっかりじゃねぇか。

もう冷蔵庫空っぽって、計画性のねぇやつだなぁ。

「このままじゃホントに死んじゃうかも…。あなたは今にも飢え死にしそうな女の子を放ってどこかに行っちゃうの?そんなことしたらこれから食う飯はきっとまずいかも!」

なんだよそのとんでもねぇ呪い。

「ちっ、分かったから少し落ち着け。しょうがねぇなぁ」

「いいのっ!?」

「あぁ。その代わり贅沢言うんじゃねぇぞ」

まぁ、こんなガキに昼飯奢るくらいなら別にいいか。

ほっといたらほんとに死んじまいそうだしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいしぃ〜!」

あれ、おかしいなぁ。

なんか鉄板がものすげぇ数重なってんですけど?

それなのにこいつの手は止まるどころかなんかさっきよりスピード跳ね上がってんですけど?

「やめてェェッ!それ以上食っちゃったら俺の財布空になっちゃうからッ!」

「えぇ…私なりに遠慮して注文してたつもりなんだけど」

「てめぇは遠慮の意味を辞書で調べてこい!」

くそ、小せぇガキだからって油断した!

大食いの女ってのはアニメとかで見るのは微笑ましいが、実際体験するとクソ腹立つな。

「だいたいよぉシスター。お前さっきから肉ばっか食ってるけど宗教的に大丈夫なの?」

「確かに嗜好品や食欲への執着は禁じられてるけど私はまだ修行中の身。だから仕方がないんだよ!」

「修行だからこそそーゆーのはしっかりしなきゃいけねぇんじゃねえの?絶対お前神から見捨てられてるよ?」

「いちいちうるさいなぁ。そんなことばっか言ってると友達出来ないよ?」

「うっ、うるせえ!友達とかめっちゃいるしィー!本当はこの後も友達と遊びに行く予定だったんだしィー!」

「おかわりお願いしまーす!」

「人の話を聞けェェ!」

ぞろぞろと運ばれてくる料理たち。

やばいっこの前大金使ったばっかだってのに!

いくら高い支給金が貰ってるからってこのペースだとこいつが満足する頃にはマジで全財産が無くなっちまう!

「いや、今日のところはほんとに勘弁してくれ!」

「むう〜。そこまで言うならしょうがないかも…」

「分かってくれたか…。まぁ食後のデザートぐらいなら頼んでもいいから」

「ほんとっ!?」

「まぁそれくらいなら」

「すいませぇーんっ!チーズたっぷりトマトピザ4つ!それと鮭雑炊3つにカルボナーラ2つ!あとそれとカレードリアとカツカレーを2つずつで!あっ、あと…」

「すいませェェんッ!今の全部なしでお願いしますゥッ!」

この人全く日本語通じてないよっ!

こんな時だけ外国人キャラ引っ張ってくんじゃねぇっ!

「どういうつもりなのかなぁ…?」

「それはこっちのセリフだボケッ!さっきデザートだけって言ったじゃねぇかっ!」

「だからそのデザートを注文してたんだけどっ!」

「デザートにカレーとか雑炊とかは含まれません!」

とうまってやつには同情するぜ。

今度会った時はこいつが食った分全部全額請求しとかねぇとなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうキフネ!そろそろとうまが帰ってくるから私は帰るね!」

結局好き勝手食いやがって今月どうやって生活していけばいいんだちくしょう。

「あーそのとうまってやつに伝えといてくれぇ。今度飯奢れって」

「うん分かった!またね!」

「おー。またはねぇけどなー」

よーしそのまま帰れ二度と振り返るな。

「ついに本性を現しましたわね。このロリコン」

「ロリコンじゃねえよ」

またこいついきなり現れやがって。

いい加減慣れたけどそれでもちょっとはひびんだよ。

「小さな女の子を連れ回している変質者がいるという通報を受けて見れば…、まさかまたあなたでしたとは」

「違っげーよバカやろぉ!人の苦労も知らないでよぉ」

「人助けも結構ですが、せめて勘違いされないように気をつけてみては?」

「なんだ?お前にしては優しいじゃねぇか」

ちょっと意外。

きっとまた罵倒されると思ってたからなんか変な感じだ。

これがギャップ萌え?

「通報云々は嘘ですので安心して下さいまし。用があってあなたを探していたのですわ。私の能力は人探しには便利なので」

「お前が俺に用事?珍しいなぁ」

「この前お話した風紀委員の件ですわ。あくまで自主的に行うべきですので強制しないと言いましたが、入るとなると色々と手続きがいりますので、やるなら早いに越したことはないですわ」

「あぁ言ってたなぁそんなこと」

「それで、今の時点ではどうお考えになって?」

「んー、微妙だなぁ。確かに退屈しなさそうだけど面倒くさそうだし」

「はぁ、ハッキリしない方ですわね」

「まぁ夏休みが終わる頃には決めとく」

風紀委員かぁ。

実際別に入っていいんだけどなぁ。

でもあれだけは嫌だ、あの決めポーズ。

なんかちょっと恥ずかしいよな、あれ。

白井がやるとカッコつくけどなぁ。

「用ってのはそれだけか?」

「えぇ。では、夏休みだからといって羽目を外し過ぎないように!」

あぁ、行っちまった。

んー、今度近くの支部にでも寄ってみっかなぁ。

 

 




今回も読んで頂きありがとうございます!
そういえば自分とあるシリーズは禁書目録しか読んでないんですよねぇ。
設定がおかしかったりしたら心配なので今度漫画全巻買って読もうと思います!
感想を書いてくれたら作者のモチベも上がるので良かったらコメントしてやって下さい!

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