無限の剣製……?   作:流れ水

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第3話

 ——ヨークシン

 

 真っ黒なロングコートを靡かせながら、サクラはホテルの廊下を歩いていく。

 

「はあ……」

 

 面倒だ。

 そう思いながらも、これも戸籍を手に入れる為だと心を奮い立たせる。

 

 オーラが感知した微細な足音の振動から彼我の距離、こちらにやって来る護衛の人数は2人であることを把握。

 体重や重心から対象の骨格、筋肉量から男女一組であることを把握し、大まかな強さを予測。 

 

 手こずるほどの手練れでは無いと判断したサクラは、コートの下で握りしめていた全長31.5㎝、刀身17.7㎝の片刃のナイフを音もなく抜刀。

 護衛の男性が死角となる通路の角に足を踏み入れようとした、

 

 その瞬間——

 

 通路の角から一歩踏み出したサクラは、ナイフで護衛の男の首を切断。崩れゆく護衛の男の身体を横切り、何が起こっているのか分からないという表情で棒立ちの女性の首にナイフの刃を滑らせ、両断した。

 2つ分の肉塊が床に転がる前にサクラは、素早くオーラを円に広げ、肉塊を包み込む。

 

 そして——肉塊は床に倒れた。少しの音も立てずに……。

  

 高価な絨毯が血で赤く染まる中、サクラは、廊下を駆け抜けた。

 風を切る音、足で床を踏みしめる音、あらゆる音がサクラから消え去り、無音の暗殺者は足音や声などの振動から護衛の位置などを把握。護衛達を順序立てて効率良く殺していく。

 ようやく異変に気付いた最後の護衛の男が、大声をあげようとするが、背後に忍び寄っていたサクラが首を切断。ヒュー、ヒューと首から音を立てて、必死で叫ぼうとする男を円で包み、入念に音を消失させてからその脳天にナイフを突き刺した。

 

 危なかった。

 叫ぼうとする男に焦ってしまい、一刀で殺し切れなかった。

 こういう事が稀にあるからこそ、サクラは出来るだけ首を切断する手法を取っていた。

 

 安堵の吐息を漏らし、サクラは目標の居る扉の鍵を寸断。

 自分の護衛達が皆死んでいる事も知らずに暢気にベッドで寝ている男性の首を一振りで切断し、即死させた。

 

 仕事を終えたサクラは何事もなくホテルから離れ、人通りの少ない裏道に入っていく。

 それから幾ばくも無く、コートの下で携帯が震えた。

 

「…終わった」

「ああ、知ってるとも。ハッキングした監視カメラで見てたからね。カメラの記録は昨日のものとすり替えてるから安心してくれたまえ」

 

 電話越しに聞こえてくる恩着せがましい壮年の男の声に、サクラは苛立つがここは我慢する。

 

「契約は覚えてる?」

「勿論だよ。私が用意した10件の仕事を無事に終えれば、君に戸籍を用意するという契約をこの私が忘れるはずがないだろう」

 

 本当だろうか。

 

「契約は、次で終わり」

「その話なんだが、君、私と組まないかい?私達ならきっと上手くやっていけると思うんだが、どうだろう?」

「嫌……」

 

 本気で拒否を告げたサクラに、電話の主はくぐもった笑い声を漏らす。

 

「それは、それは、非常に残念だよ。まあ、気を取り直して、君に最後の仕事を告げるとしよう。電話の画面を見てくれ」

 

 電話の画面に一人の男性の写真とその情報が添付されて表示される。

 

「君の最後になるかもしれない仕事はその人物の護衛だよ。後の情報はそこに添付して、送っておいた。健闘を祈るよ」

 

 一方的に電話が切れる。

 

 

 事の始まりは、とあるマフィアから報酬金代わりに情報屋を紹介して貰った事にある。

 

 寂れた商店街にある古びたボロボロ時計屋。

 誰も居ないロビーの奥に続く薄暗い通路を、サクラは教えられた通りに進み、通路の一番奥の扉を押し開けて入る。

 

「ようこそ、お嬢様」

 

 部屋の中に入ったサクラに、明るい青年の声がかけられた。

 薄暗い蛍光灯が照らす部屋の棚には、膨大な本が立ち並んでいた。

 西洋東洋ジャンル問わず混沌とした様相で並べられた本棚に一瞬目を向けるが、すぐに部屋の主である金髪碧眼の美青年に顔を向き直す。

 

「…こんにちは」

 

 小さく返したサクラの挨拶に、情報屋の青年は人の良さそうな笑みを浮かべた。

 

「それで、一体何のようで?」  

「戸籍を作って欲しい」

「戸籍。戸籍か。そうだね、お嬢様はハートニ一家からのご紹介だからねぇ、割引して10億丁度のでどうかな?」

「……」

 

 とてもサクラに払える金額では無い。

 そのことを情報屋の青年は、サクラの顔から読み取ったのだろう。

 その碧眼を輝かせ、人の良さそうな笑みからニヤニヤとした笑みに変えて、青年はサクラに告げた。

 

「払えないんだったら一つ、僕から提案があるんだけど、良いかな?」

「……聞くだけなら」

「それで構わないよ。これは僕の親切心からの提案だからね。君が10億を払う代わりに、僕の依頼を10件受けるっていうね」

 

 怪しむサクラの視線を真正面から受け止め、情報屋の青年は話しを続ける。

 

「別に断ってくれても構わないよ。僕としては、10億という資金を用意してくれれば、構わない訳だから。最後の選択は君が自分でしくれ」

 

 どうする?

 仮に他の情報屋に依頼したとしても、同じような事を言われるのは目に見えている。

 なら——

 

「……幾つか、条件をつけさせて欲しい」 

 

 サクラの答えに、情報屋は満面の笑みで笑った。

 

 

 送られてきた明らかに割に合わない最後の仕事に、今更ながら胸に苦い後悔が押し寄せる。

 だが、ここまで仕事を遂行してきたのはサクラ自身である。

 後一件。これで最後だと思う事で何とか気持ちを前向きに持っていく。

 

 ……頑張ろう。

 携帯で情報を確認しながらサクラは最後の仕事へと歩き始めた。

 

 

 

 

 サクラの念能力【無限の剣製】が持ちうる手数は膨大である。

 その強みはサクラも理解している。

 

 だが、【無限の剣製】を戦闘で用いることは自殺行為と言っても良かった。

 

 理由は幾つもある。

 念空間にストックされている武具を具現化する際、その武具の具体的なイメージを頭の中で思い描かなければならないという制約が、一秒一瞬で勝者が決まる戦闘において致命的な隙に繋がること。

 その制約を克服出来ても、具現化に精神を疲弊すること、具現化に多大なオーラを消費すること等々、戦闘で用いるには余りにも難関過ぎる問題が待っている。

 けれど、これらの問題のほとんどは、直接戦闘を行っている間に【無限の剣製】を使おうとするから生まれている問題であり、事前に手段を限定、選択する事が出来れば解決する問題なのである。

 

 これまでの暗殺依頼において、サクラは、暗殺対象の情報を調べ、【無限の剣製】で相手の能力の弱点を突ける手段、状況に沿った武器を幾つか選択、戦闘前に具現化、必要な時に必要な手段を用いることで対象を暗殺してきた。

 

 しかし、今回のサクラの仕事は、ヨークシンシティ五大マフィア、ルッケーゼ一家のボス、ヴィットーリオ・ルッケーゼの護衛である。

 

 これまで暗殺依頼ばかりしてきたサクラにとって護衛依頼は未知の領域。

 調べれば、暗殺対象の居場所、護衛人数、対象の状況や環境が手に入る暗殺依頼とは違い、護衛依頼は襲撃候補が多過ぎて、一体誰が襲撃してくるのか何人になるかも分からない依頼。情報屋から渡された情報の中にも襲撃対象の情報は全く載っていないとなれば、サクラにも手段の限定のしようがない。 

 

 故に、今回の依頼、サクラは自身の念空間にある武装の中でも最高性能のものを厳選し、予め具現化。

 刃渡り80㎝の刀を2振りを両脇に、刃渡り60㎝の一振りの刀を腰に、刃渡り150㎝の刃肉が厚い大太刀を背中に、全長31.5㎝のグリーンベレー・ナイフをコートの心臓の上に。

 些か過剰にも感じられる武装だが、何が起こるか分からない護衛依頼。

 サクラからすれば、これでも不安で仕方がなかったが、過剰な装備は機動力を損なう。

 それ以上の装備はサクラも断腸の思いで断念するしかなかった。 

 

 

 足元から地平線にまで広がる暗闇の彼方。

 夜空に浮かぶ星々と月は分厚い雨雲によって姿を隠している中、地上ではまるで夜空を彩る星々のように文明の光が煌めいている。

 

 ヨークシンシティでも屈指の高さを誇るホテル、ルッケンシュタイン。

 その36階、社交用の広間の窓際からサクラは地上の景色を見ながら、手に持った紙皿の上に乗ったお肉を頬張っていた。

 

 広間に集まっている全ての人間が念を使える有名な殺し屋かブラックリストハンターであり、そんな錚々(そうそう)たる顔ぶれが揃う場だからこそ、そこに平然とした様子で紛れ混んでいる無名の子供(サクラ)の存在は異様に目立っていた。

 しかし、これまでの人生のほとんどを流星街で暮らしてきた世間知らずなサクラに、裏世界の有名人達がこの場に勢揃いしている事など分かるはずがなく——

 壁際のキッチンで待機している料理人達に様々な料理を頼み、窓から見える景観と食料を楽しむ事で気を紛らわせるしかなかった。

 

 

「どうしてあんたみたいな子供がこんなところに居るのかしら。此処は子供の遊び場じゃないんだけど」 

 

 背後から浴びせられた甲高いその声にサクラは振り返る。

 

「何よ、何か文句でもあるの」

 

 鴉色の長髪を靡かせ、綺麗な顔立ちの女性は眉をひそめる。

 

「何も…」

 

 苛立ちをぶつけてくるその女性に対し、特に興味がないサクラの深蒼の瞳が感情に揺れ動く瞳を見つめ返す。

 そんなサクラの態度こそが女性の怒りを増幅させるのだが、それをサクラは理解出来ない。いや、理解しようとしない。

 流星街で何の理由も無く怒り、何の意味もなく暴力を振るうゴミ達と同じものとしてその女性を見つめるサクラの瞳には、女性の怒りも苛立ちもよく見慣れたどうでも良いものとしか映らなかった。

 

 仮に女性がサクラに殺意を抱けば、サクラの身に刻まれた経験と技が女性を殺すだろう。

 見る限り、ほとんどあって無いような可能性だが、目の前の女性に返り討ちに合いサクラが殺される可能性も確かに存在している。

 けれど、サクラは自身の技を信用していた。

 返り討ちにあい、自身が死んでしまっても納得できる程度に、サクラは先人たちの経験と技に身を預けていた。

 だから、サクラは身に刻まれた経験が危険を囁くまで身構えない。

 ただ、自然体で、リラックスした態度で女性の前に立っていた。 

 

「何もってあんた、言い返す口がないわけ?何のために人に口がついているのか知ってるわよねぇ。まさかそんなことも……」

 

 ふと、違和感を感じ、サクラは窓に目を向けた。

 窓を震わせる風とは少し違った感じのする振動、リズム。

 キャンキャン喚く女がうるさい。

 

「ちょっとうるさい、黙って」

「はあ、どうしてあんたみたいな子供に指図——」

「黙れ」

 

 焦りと圧力を滲ませたサクラの言葉に、女性は黙り込む。

 

 静かになった女性を前にサクラは流れるように耳にオーラを集中し、聴覚器官を強化。

 コートの下のナイフを握り締め、微細な振動を増幅。周囲の物体を立体的かつ正確に把握。

 違和感が確信に変わる。

 

 ……来る。

 ホテルの壁を駆け上がるように、誰かが登ってくる。

 

 その驚愕の事実に、無意識にサクラが左腰の鞘に手を置き、警戒態勢を取った、その瞬間。

 

 ビルの外から膨れ上がる気配。

 肌に刺さる冷たい殺意の刃がサクラの背筋を怖気となって駆け抜け——サクラは爆発的な速度で鞘から刀【雷切】(レールガン)を抜刀。

 鞘と刀が生み出す磁力の反発力がサクラにも制御しきれない圧倒的な速度の斬撃を生み出し、ビルの壁と大理石の床を両断。

 明確な指向性を持って刀から放たれた扇状の衝撃波の嵐がビルの壁を崩壊。

 周囲に散った衝撃波が余波としてガラス窓や天井のシャンデリアを一瞬で粉々に砕き、広間が暗闇で閉ざされる中、サクラは、ビルの壁から空中に放り出された敵の姿を視認した。

 

 特徴的な腰まで伸びた銀髪。肉食獣の瞳を連想させる冷たく鋭い蒼眼。

 丸太のように鍛え上げられた手足。服の上から見ただけで分かる全身を包む鎧のような筋肉。

 その異形染みた身から漂う咽びかえるような血の臭い。

 そこまで視れば、前世の知識からその敵が誰か分かってしまう。

 ——シルバ・ゾルディック。伝説的な暗殺一家ゾルディック家の当主。

 

 そんな化物の視線が、サクラを冷たく捉えていた。

    

 空中で体勢を立て直したシルバはビルの壁だった瓦礫を踏みしめ、フッとその姿を掻き消す。それと同時にサクラはバックステップで滑るように後退。抜刀した刀の刃をまるで勝手に左腰の鞘に引き寄せられるように納めながら、胸のコートからナイフ【静刃咆震】を引き抜き、その能力をフルで発動。常時、微細に震えるナイフから放たれる微弱な高周波が、さながらイルカやコウモリが行う超音波反響索敵のように機能し、サクラの耳を通して暗闇の中の情報を正確に伝えてゆく。

 

 暗闇の中。

 サクラの視界での認識では追いつかない速度で移動するシルバが、棒立ちになったままの人間の首を掴み、骨をへし折り、まるでブーメランの如く一人の人間を剛速球でぶん投げてくる。

 だが、サクラの瞳に先程までの焦りは存在しない。

 

 筋肉の動き、骨の軋み、呼吸音、微細な癖、殺意。その全てを高周波で把握しているサクラは未来予知の如き読みで、右腰の鞘から居合いの要領で抜刀。

 【貧者の薔薇】(ガンマレイ)。光熱を纏った刀身から光熱の斬撃が放たれ、飛んできた人体を両断。

 

 更に、光熱の斬撃は人体の後ろに張り付くように、距離を詰めていたシルバにまでその牙を剥こうとする。

 

「——ッ‼」

 

 息を吞むシルバ。

 前進の加速から急速な背後への加速の切り替えという人体的に有り得ない挙動を行い、追いすがる光熱の斬撃を地を這うように身を下げかわすが……サクラはナイフ【静刃咆震】の能力、オーラを介した振動操作能力を用い、足先に極小の地震地雷を生み出し、さっき両断して地に転がっていた肉塊を蹴り飛ばす。

 

 クルクルと回りながら飛んできた人間の上半身を、シルバは地を這うような体勢から放つ剛拳で迎撃。

 サクラがその肉塊に込めた振動が拳から腕を通じて身体に伝播、肉体を中から破壊する……はずが……シルバは肉体を操作、筋骨を蠢動させることで、あろうことかサクラが念能力によって生み出した振動を、筋伸縮によって生み出した振動で真っ向から相殺、粉砕してみせた。

 

 爆散する肉塊。飛び散る肉片と骨の欠片。

 激しく飛び散った血しぶきの一滴が仮面のように表情を変えないサクラの頬を赤く濡らし——感情の見えない冷たい深い闇に閉ざされた双方の視線が静かに交錯した。 

 

 

 ……え……え?

 表面上、表情は微動だにしていないが、サクラの脳内は盛大に混乱していた。

 余りにも化け物染みたシルバの肉体の挙動を、常時放っている高周波によって正確に知覚、理解してしまっただけにサクラの心中の衝撃は大きかった。

 

 けれど、そんなサクラの精神状態をおいて、時は刻々と流れてゆき、戦況は静から動へと急激に変容を遂げる。

 

 サクラの視力では、もはや掻き消えたようにしか見えない速度で距離を詰めるシルバ。

 重戦車でも目の前に存在しているような威圧感を放つその巨躯が、サクラの間合いに入ろうとしたその瞬間には、サクラの刀は空間を切り裂き、切先から光熱の斬撃を放っていた。 

 

 圧倒的な先読みによる先の先。 

 僅かな身の動きから次の動きを予測。

 次の動きを潰すように放たれる光熱の攻撃を、シルバは全て回避する。  

 

 先手を潰すサクラに対し、シルバが取った手段は単純だった。

 自身の次の動きを潰そうと先に行動するサクラの動きを読み取り、後からそのサクラの動きに対応した動きを行う。それだけ。

 極限の領域まで鍛え上げられた身体能力と反射神経、肉体操作技術。

 その3つが歯車のように噛み合わさり、シルバは化物染みた芸当を成し遂げていた。

 

 カチリと鳴った微細な音にサクラは足に地震地雷を生み出し、床を粉砕。

 床から足に伝播した振動により一瞬硬直したシルバを置いて、サクラが下の階層に逃走したその瞬間、銃弾の嵐がシルバを襲った。

 

 サクラの光熱の斬撃が、闇の中を照らし、襲撃者であるシルバの姿を浮き彫りにしたのだ。

 

 

 だが……普通なら穴だらけになるはずの致命の多重攻撃は……シルバの皮膚とオーラによって悉く弾かれ——

 次瞬、一方的に攻撃をしていた射手達は身体に拳大の穴を空けて崩れ落ちた。 

 

「は……?」

 

 ポカンとした表情で状況が呑み込めず辺りを見渡した護衛の男は、次の瞬間にはその頭を360°回転させ、ただの骸と化した。

 

 

 

 シルバの念弾に反応すら出来ず、棒立ちのまま貫かれる射手達。

 次々と量産されていく骸。

 

 闇に乗じて動く銀髪の暗殺者が、鮮やかな手付きで広間の護衛達を一方的に虐殺するのを、サクラは下の階ではっきりと認識していた。

 

 サクラが下の階層の床に着地してから約3秒。銃撃を開始してから5秒。

 

 ——護衛達は全滅した。  

 

 その事実に顔が引きつりそうになる中、広間の護衛を殺し終えたシルバが穴の開いた天井から飛び出し、音もなく着地。

 その冷たい蒼眼を向けるシルバに、サクラは刀とナイフを持った手を翼のように広げて真正面から見据え、……言葉もなく突撃を開始した。

 

 


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