放浪の悪夢   作:ムメイ

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コイツの願望は正直ふわふわ


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どうでもいいことだけど思考が変わっている気がする。

 

「食べ方だってこんなお上品な事しなかったのにねぇ」

 

無造作に食べようかと思えば幾分小さくなった口に合わせて可愛らしくちびちびと食べてしまう。

もっと豪快に口元が汚れることを厭わずにガツガツ食べていた。

座り方だってそうだ、こんなに脚を閉じて座っていただろうか?

その答えはNOだ。最期にまともに座ったのが何年前かはさておいてね。

もっと脚を広げて座っていたのは確か、というか気にしたこと無かった。

 

「服も困ったわね……破かれちゃってボロ布」

 

犯されぬいた際に私の一張羅はボッロボロに引き裂かれた。

豊満すぎるきらいがある胸やシミひとつ無い肌を隠すにはもう役不足。

人間の衣服はというと男性用ばかりでとてもじゃないが合わない。

 

「それに私の趣味じゃないわ、ダサい」

 

ゴテゴテとくっついた金属や意味のない革製品。

無駄に入ったダメージやらどこぞの国の言語……

 

「これならボロ布製のビキニがまだ良いわね……」

 

そしてどうにも人間の肉はマズい、筋が多すぎる。

盗賊だからかしらないけれど旨味も少ない。

そもそも肉の旨味っていうのも私は詳しく知りはしないけど。

6歳くらいに食った安物の牛肉の方が何倍も美味い。

 

「取り敢えずはこれで良いかしらね……」

 

腹拵えはした、ボロ布ビキニとボロ布パレオで最低限の守りは固めた。

ヘレボルスは分離させた状態で……いや、バックパックとして保持しておきましょう。

しかし残念ねぇ……女の方は男のコイツらと違って器用に逃げおおせたらしい。

ヘレボルスのキルカウントは増えては居なかった。

FCSなどは私の頭脳に依存しているみたいで行動はとてもお粗末だった。

ただ振るわれる暴力は一撃一撃が重たく逃げる表情はとっても愉快ねぇ♪

この映像記録だけでも2時間は笑い通せるわねぇ。

 

「でもこれじゃない……私を満たしてくれるのは……何?」

 

一番近かったのはあの乱雑で私をものみたいに扱う輪姦……

 

 

 

 

「キヒヒ……よぉ嬢ちゃんそんな格好で彷徨いてちゃ犯してくださいって言ってるようなもんだぜぇ?」

 

そう遠く歩いてはいなかったけれど廃村にたどり着いて風雨をしのいで一夜明かそうとしたときだ。

先客が居たみたいだ、ヘレボルスを室内に置いた後寝室を探していたところ背後から強襲された。

もう楽しんだ後だけれどこれはこれで良いのかもしれない。

 

「怖くて何も言えねぇのか?じゃあ……ちょっとオレの為に……」

 

思案中だったのがそのまま恐怖と勘違いされたようだ。

おぉおぉカチャカチャとベルトを緩めて……五体満足な男はヤることしか考えてないのか?

なるほど、ならば私はまだ幸運だったのかもしれない。

こんな性欲ばかりの猿に成り下がるならば……

 

「がっ……!?」

「キヒッ……こうやって殺しながらヤるのが……一番なんだよな」

 

男の腕が私の首を掴んで締め上げてくる。

原始的な殺し方、絞首……

 

「クヒッ……」

「ぉ?なんだ嬢ちゃんスキモノかぁ?」

「ぃ、ィわねぇ♪」

 

ゾクゾクとしてくる、満たされていく感覚だ。

どんな愉快な殺し方でもここまで興奮しただろうか?

かなり興奮したほうのあの輪姦陵辱でもここまであっただろうか?

まぁ、男に首を絞められて死ぬほどこの身体はヤワじゃなかったのだけど。

 

 

 

 

男の筋肉はどれもマズイみたいね。

太った男の腹の肉はどうかしら?ちょっと試しに食ってみたい気がするわ。

 

「ぉご……こ、ロセ……」

「まだ生きてるのぉ?活きが良いわねぇ♪」

 

しかし焼くのも何も無かったので生で食ったけどなかなかね。

そこらの腐ったものを食うよりはまだマシね。

いやぁしかし面白かったわねぇ……一方的に犯していると思った女がいきなり豪腕で腕をへし折ってくるなんて思ってなかったでしょうねぇ。

調子に乗って私も演技をしてみたものだけど……苦しがるのも面白かったわねぇ。

そして男ども皆言えることだけど胸が好きねぇ……どいつもこいつも犯してる最中に胸を揉んだり吸ったり……

私の胸が頭ほどにバカでかいのもあるでしょうけど……

 

「等価交換でしょぉ?アンタは私で楽しんだ……私はアンタで満たされる、でしょ♪」

「コロ……」

「はいはい、じゃあ止めを差してあげる♪」

 

痛覚が一番集中してるところってどこかしら?

今食いちぎったのは腹だしぃ……肺とか心臓とか美味しそうよねぇ。

そう言えば心臓って痛覚が存在してたらしいわね。

 

「ぉ……やめ……ロ……」

「あーん♪」

 

あはっ♪生きたままの解体食いは楽しいわねぇ♪

でも、それより良いのを見つけた……私は殺されたいのかも。

殺されるあの感じがたまらなく私のツボに入った。

ELIDだったかしら……あれとやり合うのも良いかもしれないわねぇ……




取り敢えずコイツの欲望その1が判明な。
他殺願望
死を振りまくコイツが一番殺されたがってるなんてのは滑稽だろう?
まぁぶっちゃけコイツは超弩級のマゾだから

どっかの基地の部隊総出でとっ捕まえてくれても良いんやぞ
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