「一体なんだあれは……」
俺がそう言ったその時には変化後の化神が刀で隊員を惨殺した。
「…………え……」
隊員たちは直ぐ様に我に返り化神銃やその他の武器で攻撃したのだ。
しかし、
「効いてないのか!?」
「ダイ、なんかやばくないか?」
変化後は変化前に比べて体力、耐久力、スピード、パワーなど全てにおいてパワーアップしていたのである。
「素早いぞ!!みんな気をつけ……でぇ……」
そう忠告したその隊員の首は喋り終わる頃には地面に転がっていたのだった。
なんて強さだ、このままだとみんな殺られる。
そして、その後も数人が斬られ辺りに血が飛び散っていた。
「クソォォ!!」
俺は化神銃をがむしゃらに発砲し続けるも奴の刀がが俺を斬りつけようとしてきたのだ。
「あ……」
その時
「大貴!!危ないっ……」
殺られそうになった俺を伊達さんは庇い剣で首を斬られてしまったのである。
「伊達さん!!」
首はかろうじてつながっているも伊達さんはピクリとも動かなかった。
「くそぉぉ!!」
俺は今度は集中して発砲し続けようやく謎の化神を倒すことに成功したのだった。
「やっとか……」
そして、俺はすぐに命の玉で伊達さんや戦死した皆を生き返らせたのだ。
「伊達さん!!大丈夫?」
「ああ、この化神は一体何なんだ?」
伊達さんは倒した謎の化神の死骸を見ていたのである。
そこへ、
「それは化神ではありません」
声と共に麗子さんが姿を現した。
「化神には変化のパターンが2通りあって個体により差はありますが一定期間活動すると突然変異を起こします、そして、それは鬼神と呼ばれています」
「鬼神!?」
「はい、化神に比べて能力が高いです、さらに体内で武器を生成しその武器を使用します」
「どうやって戦えばいいの?」
「化神銃で一応戦えます」
一応かよ、しかし、今は化神銃しかないのか。
「……分かりました」
その時
学が周囲を見回していたのだ。
「学、どうした?」
「なぁ、ダイさん、警察や自衛隊が見当たらないんだけど…」
「そういえばそうだな」
「あ!!」
すると伊達さんが何かを思い出したようだった。
「そうそう、ついさっきさ、秋葉原の自衛隊からトランシーバーに連絡があってこっちの自衛隊に緊急の応援要請があったらしい」
その時
俺のケータイに新宿チームから制圧完了のメールが届いたのである。
新宿は終わったのか。
「伊達さん、新宿も終わったらしい、こっちに来るそうですよ」
「そうか」
「さてと……」
俺は命の玉で鬼神の死骸を人間に戻した。
しかし、その人はなんと薩摩藩のリーダー黒田だったのだ。
「……!!お前っ……」
黒田は目を覚ますと学を見て血相を変えたのである。
「大神田ぁぁ!!」
その時
薩摩藩のメンバーが数名走ってきた。
「黒田さんっ!!」
「お前ら何してるんだ?」
黒田は薩摩藩のメンバーに問い詰めるも薩摩藩のメンバーは口を閉じたままだった。
「あのさ……黒田」
仕方がなく俺は黒田に現状を説明したのだ。
最初は信じてもらえなかったが化神の生き残りなどが現れてようやく信じてもらえたのだった。
その後、新宿チームの電車が池袋駅のホームに到着したので俺たちはホームに向かったのである。
「どうする、ヤス、秋葉原行く?」
「ああ、そうだな」
「長州潘も薩摩潘も行くし、黒田さんも行こうよ」
俺はあえてさん付けで黒田を誘ってみた。
「長州藩と組めるか!!」
「てめぇ!!状況考えろよ、子供が争ってる場合じゃねぇんだぞ!!」
黒田が拒否すると学は黒田に取っ組み合いになったのだ。
「とりあえず黒田、ご覧の通りこうゆう状況だ、この場は組んでもらいたい」
「なんで俺がおめぇと組まないとならねぇんだよ」
「俺も本来ならこんなことしたくねぇよ、つうか、おめぇ本当に自己中だな!!」
この押し問答が暫く続いたのである。
そして、
「………………しょうがねぇな……」
黒田は相当暴れたが組むことを決めてくれたのだった。
黒田……とんだじゃじゃ馬だな。
「これって薩長同盟ってやつだな、歴史の方はよく知らないけど」
「ダイさん、確かに」
俺は笑い話にしようとし学は乗ってくれたが黒田の表情は険しいままであった。
「ところでダイ、秋葉原までどうやって行く?」
「ヤス、それならばあそこに停車したままの電車がある、あれは山手線だしあれなら秋葉原に行けるだろ」
俺達は電車に乗り込み池袋及び新宿チームに黒田を始めとする薩摩藩と学の率いる長州藩といつものメンバーで秋葉原へ向かったのだ。
てか、これ、ただの満員電車だな。
そして、俺達は秋葉原駅に到着したのである。
しかし、
「…………これは」
俺はあまりの光景に言葉を失った。
秋葉原には衝撃の光景が広がっていたのだ。
辺りには無惨に転がる人々の遺体があったのである。
「ヤス、あれ……」
「あっ!!」
その中にワカ、クラ、リュウの遺体があった。
俺は急いで命の玉で3人と死んだ人々を生き返らせたのだ。
なんでこんなことになっている。
「ダイ!!」
ワカは目を覚ますと俺に気がついたのである。
「ワカ!!大丈夫か?」
「ああ……生き返ってるからな」
その時
「大貴っ!!」
伊達さんが大慌てで声をあげた。
「伊達さん、どうしま………!!」
俺は途中から言葉を失ったのだ。
そこには数え切れないほどの鬼神の大群が押し寄せていたのである。
「はぁぁぁぁぁぁ!?」
「嘘だろぉ、ダイ」
「ヤス、やるしかねぇ」
「ああ」
いや、でも普通に考えて無理でしょ。
俺はダメ元で化神銃を発砲した。
そして、その発砲音を聞いてみんなも戦闘を開始したのだ。
しかし、どうにかなる数ではなかったのである
そしめ、1人また1人と殺されていったのだった。
何とか俺たちは3体だけ倒すことができた。
「クソォォ!!倒せたのはたった3体だけかぁ!?」
「大貴、どうする?」
もう、無理だ、これ以上は保てない。
「……引き返しましょう、死者の体と白色化した鬼神の死骸を電車に運んでっ!!」
攻撃と運びに分かれて何とか遺体と鬼神の死骸を運び込むのを完了したのだった。
「伊達さん、出発してください!!」
「了解!!」
電車は生きている人間と死体でいっぱいになったのだ。
ひでぇ光景だ、まるでホラー映画。
そして、池袋に着いたら俺は死亡者を生き返らせ3体の鬼神を人間に戻したのである。
「で、どうする?」
「しかも、ダイ、警察や自衛隊現地に置き去りだしな」
「壊滅するな」
「だよな」
「いや、警察は護送車があるし自衛隊は戦車があるから何とか平気だ」
「伊達さん!!詳しい」
「だから、大貴、俺は自衛隊だから……」
「そうでしたね」
「ちっ……」
「舌打ち禁止ですよ、伊達さん」
そして、
「殺すよ……」
「ふぁ!?」
伊達さんは俺にライフルを向けていた。
「伊達さん!!ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさい」
「はい、それでよろしい」
てか、ここは日本だよ!!高校生にライフル向ける自衛隊がどこにいんだよ、総理大臣?防衛大臣?この人免職にしてください。
その時
自衛隊隊員が汗だくで息を切らしてやって来たのだ。
「伊達さん、大変です!!」
「どうした?」
「自衛隊本部に鬼神の件を報告した直後に航空自衛隊から秋葉原にいた鬼神の大群が秋葉原を離れた各地にバラバラに散ったと言う報告が無線で入ったんです」
「なにっ!?」
まさか、ここら辺にまで来るんじゃねぇだろうな。
そして、どうやら隊員はまだ報告があるようである。
「さらに渋谷など他の人の多い場所に化神がいなかったのは上空に翼を所持した化神が潜伏していたらしくその化神の群れが一斉に活動を開始しました」
「なんだとっ!?」
「伊達さん、化神が少なかったのはそのせいですね」
この後の展開は……お先真っ暗だな。
こうして順調に進んでいた筈の東京制圧に大きな影が現れたのだった。
現在、命の玉は最初から書き直しています。理由は明白です!!読めないからです、ハーメルンの命の玉は現在、エブリスタの命の玉と新・命の玉の内容が混合しています。じきに新・命の玉の内容に統一しエブリスタの旧版は削除します。そして、削除後には新・命の玉を命の玉に改名し旧版はなかったことになります、暫くご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。