命…それは全ての生命に一回きりしかないかけがえないもの…
俺もそう思っていた…あれを手に入れるまでは……………
「
何故か俺は休日の朝に母親に起こされていた。
「日曜日だぜ…」
「いいからねご飯たべなさい!!」
「はいはい」
俺は
俺が朝食をとっているとケータイが鳴ったのである。
最近はスマートフォンを持ってる友達が増えたが未だに俺はガラケーだった。
…俺の母さん買え変えるとかやたら厳しいからな…いい加減スマホに変えたいな…
「……ヤスか…」
この着信はヤスこと塾の友達のである
「ヤス…何のよう?」
俺は眠さから不機嫌になっていたのだ。
「おう、ダイ午後遊べる?」
ヤスは人の不機嫌に気づいていないようだ…いつもこいつは物事について鈍感すぎる、案外モテるのに女の子の想いに気づいた試しがない…罪な男だよな…全く…
ちなみに俺は彼女はいません!!見てろよ全国のリア充どもよ…爆発させてやる。
俺はヤスへの呆れを抑えて答えたのである。
「いいよ」
『よし、13時に南公園な』
「ああ、わかった」
『他も呼んだから』
「わかった、きるよ」
『ああ、また後で』
「ああ」
俺は通話を切ると朝食に戻り食べたのだった。
約束の時間、公園にはもうみんな揃っていた。
「ダイ、遅ぇーぜ」
「わりぃーなヤス、家のトイレの順番待ちで…」
「なんだそりゃ…ゴミレベルにつまんねぇジョークだな…」
知ってる…俺もそう思ったから…また意味の分からないジョークを言ってしまったのだ。
こう言うジョークは言ってしまった後にヤバさに気がつくものである。
俺は自己嫌悪を起こしかけてしまったのだった。
今、ここにいるメンバーは塾の仲のいい友達で構成されていた。
俺は学校の仲間とはあまり親しくはない、別に仲が悪い訳でもないが塾の面子の方が一緒にいて楽しい…ただ、それだけである……
「なぁ、何して遊ぶ?」
ヤスは暇そうに俺の肩に手をかけたのだ。
ハァ?こんな時はたいていリュウが……
「サッカーやろうぜ!!」
やっぱり…
リュウはめちゃくちゃサッカー好きなのである。
リュウこと本名、
いかなる場合でも遊びはサッカー…テレビゲームも携帯ゲームもサッカー系…ゲームはともかく公園でサッカーやりたがる…まるでこいつは小学生か…いいや…ただのサッカーバカだ…
「やろうぜ!!」
リュウはマイサッカーボールを取り出した。
もう一度言ってやる!!小学生か…間違っても高校生じゃないね…
ひとまず5人組になって公園にゴール代わりのラインを引いたのだ。
そして、俺達は戦闘モードになりサッカーが始まったのである。
俺らのサッカーはいつも荒っぽい…俺たちのサッカーをゲームにするなら題名は『大乱闘サッカーブラザーズ』とでも付けておこうか…
たしか前にヤスが熱中のあまりにサッカーボール蹴ろうとして人体ごと骨折したこともあったような気がした。
そうそうあと、話に聞いただけだけどもう1人怪我したのがいたな…
トシは中1の俺たちと知り合っていない時にサッカーでひっくり返って腕の骨が外れたらしい…
トシこと本名、
そうそう、こいつ昔1回だけど警察のお世話になってるんですよ…たしか…町の選挙ポスターを顔がムカつくとかの理由で破いて…アホだね…
俺が集中してない中、ヤスがシュートをして相手のゴールラインに入ったのだ。
「よっしゃっ!!」
俺は思わずヤスとホリ、オウさんに抱きつきみんな熱狂してたのである。
俺ら高校生なのに公園でサッカー…………ああ、近くで小学生が見てるよ…世間様の目が恥ずかしい…
もはや、俺らの中でこの有り様を気にしてるやつはいなかった。
そうだ…気にしたら負けなんだ…アハハハハ…
それで、今、俺が抱きついてるホリってのが本名、
オウさんは中国の人で名字を日本語を無理やり読むとオウだからオウさんになったんだ、別に偉いからオウさんじゃないからね!!
「ダイっ、キモい」
「わりぃーなヤス」
そして、真ん中にボールがセットされタケがボールを蹴って再開したのだ。
タケこと本名、
こいつはね体小さいのに柔道が強いんだよな…あとは足も速いしちょっと羨ましいな…
再開されたサッカーでは今回はあっちが有利でユウがボールを蹴りながら独走しゴール目掛けてキックしたのだった。
ユウこと本名、
こいつは塾の中でも成績トップで独走してるんだよ、しかもシュートの威力が半端じゃない。
しかし、そのシュートもリュウに弾かれてしまったのである。
「どわぁぁ!!」
ユウはショックで地面を叩き始めた。
「リュウ最高!!」
俺を含めの味方から歓声がリュウに上がったのだ。
リュウは最高のキーパーだ!!……たぶん…
しかし、リュウの弾いたボールが近くの段ボールに当たったのだった。
キャウン…
「…………えっ、なんだよ…今の…」
段ボールから犬の鳴き声みたいなものが聞こえたのである。
俺たちはサッカーを中断して段ボールを恐る恐る開けてみた。
「………クゥン…」
そこにはちっちゃな柴犬が入っていたのだ。
「かわいいな…あっ、紙が入ってる」
ホリが段ボールの中の紙をタケに渡したのである。
「『誰か貰ってください』」
誰か貰ってくださいってアニメかよ…ひでぇな
「みんなっ、飼わない?」
仔犬を見てとっさに俺はその言葉を発してしまった。
勿論、仔犬を助けてやりたいし可愛いから飼いたい…でも、皆にヤバいこと言ったかな……
「いいんじゃない」
「俺も」
ヤスとトシが賛成したのだ。
「いいのか!?」
「ダイ、自分で言ったんだろ」
「ヤス……まぁ、そうだけど…」
ヤスに冷静に突っ込まれて俺は言葉を返せなくなってしまったのである。
意見が決まり誰の家で飼うか帰ってから決めることにした。
ひとまず今日は小遣い出し合って近くのペットショップに犬猫用のミルクとドックフードをヤスと一緒に買いに行くことになったのだ。
ペットショップは塾への道で俺とヤスは慣れているのでどんどん進んで行ったが途中で立ち止まってしまったのである。
「……………」
「やべぇな…」
道の隅っこに血だらけになった鳩が1羽死んでいた。
恐らく猫にでも殺られたんだろう…首が裂けてるし…猫に襲われたとかで間違いないだろうな…
「……野良猫だな」
「多分な…………ダイ、もう行こうか」
「ああ」
俺はヤスとペットショップでドックフードと犬猫用のミルクを買うとそれを公園に持って帰って仔犬に与えたのだ。
今日は仕方がないが公園に置いていくことにしたのである。
恐らくいきなり連れて帰っても家族が困ってしまうからね…
取りあえずオスだったのでみんなで考えて名前はタロウになったのだった。
俺が名付け親だよ…よろしくねタロウ。
そして、みんな今日は解散してそれぞれの家に帰った。
その日の17時頃、俺は恐る恐る母親に聞いたのだ。
もしや、アホなことを言うなとキレられるかもしれない…
しかし、
「いいわよ」
あっさりタロウのこと許可されたのである。
「えっ!?いいの……」
「いいよ、可哀想だし、お父さんもわかってくれるよ」
「……ありがとう…」
お母さま…貴女は女神ですか!!もう、一生付いて行きます!!
お父さん?何をおっしゃるか~この家であなた様に逆らえる者などおりませぬ!!
その時
ケータイが鳴りメールが届いた。
発信者はヤスだ、多分、タロウのことを聞きたいんだろう…
えっと、何々…
『みんな飼えないって、ダイは?』
「みんなダメか…」
ハッハッハッー!!みんな俺のお母さまは世界一寛大なお方だ!!
「俺のところはOK」
俺はそう返信したのだ。
するとすぐに返信がきたのである。
きっとあいつすんなり俺のところOK出てビックリしてるだろうな~
『まじか!!やった、じゃまた明日!!』
「ああ」
俺はそう一言返信してケータイをポケットにしまった。
それから丁度、晩御飯を食べてる最中に家の電話が鳴り俺が出ようと思ったが母親が電話を取り対応していたのだ。
「そうですか…はい、わかりました失礼します…」
誰からだろう…俺は嫌な予感がしたのである。
そして、母親から死の宣告をされた。
「大貴、塾から……水曜日の英語のその日、
最悪だぁぁぁぁ!!
てか、あの塾、人の都合って物を考えたことねえのかよ…
俺は渋々チャリで塾に向かったのだった。
たが、俺はあることを思い出したのだ。
そして、塾へ行く途中に死んでいる鳩のところに辿り着きあまりにも残虐すぎて思わず俺はそこで立ち止まったのである。
「酷いな…」
その時
空から何かが降ってきて俺の目の前に落ちた。
「え……」
よく見ると箱ではあるがこの辺には高速道路や高層ビルもないしそれに小さな建物から降ってきとは思えないぐらい真っ直ぐに落ちてきたから確実におかしい。
「どっから降ってきた?」
なんだこれ?
その箱にはプレートが貼ってあり英語で何か書いてあったのだ。
「なんて読むんだ?」
俺は翻訳サイトを開こうとケータイを開いたがケータイの時計が目に留まったのである。
「ヤバい……遅れるっ!!」
俺はその箱をかばんに入れて塾に急いだのだった。
たしか、箱のプレートにはこう書いてあった筈……
塾でずっと箱のことを考えていた。
しかし、
「こら、大貴く~ん、ぼんやりしない」
塾の英語の先生の
突然、塾に来させておいてなんたるこの言われよう…不服だ…
「すいません…」
そんな俺の姿を見てトシとタケとクラとワカがクスクスと笑っていたのである。
この野郎…お前らぶっ飛ばすぞ…
クラとは本名、
悪趣味だよな…
そして、ワカこと本名、
こいつはたまに他人に毒舌で発言したこともあったのである。
因みによくワカとクラとリュウの3人で結構秋葉原に行ってるようだった。
「こら、健、俊明、斗真、義夫、笑わない」
4人は先生に注意された。
ざまぁみろ!!
……そうだ!!英語の先生なんだから聞いてみよかっな…
「先生」
「ん?なんだ?」
「『ジュエル オブ ライフ』ってどうゆう意味ですか?」
「ジュエル オブ ライフ…え~と、ライフは命かな、で、ジュエルが宝石か宝玉、直訳で命の宝石もしくは宝玉ってところかな…で、なんだ、急に?」
「いえ、別に…」
授業が終わって帰る途中、俺はあの箱のことが気になっていたのだ。
「やっぱあの箱…落ちてきた場所に置いて来るのがいいかな」
俺は鳩の死骸のところまで行き箱を開けてみると箱の中には紙が数枚入っておりその中の1枚の紙を見たら全て英語でJEWEL OF LIFEと書いてあったのである。
そして、その下には説明文らしき文章があった。
「『
他の紙は他の外国語で中国語、韓国語、他にも…………
そして、とうとう日本語を見つけたのだ。
えーと…命の玉…日本語では命の玉って言うのか…玉…命の宝石…命の宝玉…命の玉っで感じかな…おっと、使い方…
俺は説明文を読み始めたのである。
「『この玉は一部を除く全ての生命を甦らせることができ、まず、死骸にこの玉をあてると甦らせることができます、しかし、稼働中の生命にあてると化神化します。使用上の注意として直接、玉に触れないでください危険です。念のためゴム手袋を付属します。植物、細菌類、細胞には効果がありません。したがってアメーバなどの単細胞生物にも効果はありません』」
悪ふざけのイタズラにして割に設定、高クオリティだな…設定の言葉はなんか下手くそだけど…
「…………おもしろい…生き返るだと?実にくだらない…よし、試してやる」
俺は念のためゴム手袋をして箱の中のボールケースに入った玉を取り出し鳩の死骸に乗せてみた。
何も起こらないだろう…どうせ、イタズラ…
しかし、緑色だった玉は突然赤色に変色したのだった。
エブリスタで小説を掲載している中2病人間Mです。私がエブリスタで掲載している小説の命の玉をこちらても投稿します、よろしくお願いします。